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三半規管がめまいの原因!?病気なの?5つの治し方や対処法についてご紹介!

三半規管がめまいに関係していることは、なんとなく知っていることと思います。では、三半規管にはどういった働きがあり、そして、なぜめまいと関係してくるのでしょうか?三半規管に関連するめまいの代表的なものと、その対処法について説明していきたいと思います。



三半規管はめまいの原因!?

めまいの原因は、現代医学をもってしても良く分かっていないのが現状です。めまいの自覚症状があるのに、病院で各種画像診断や、神経学的な検査を受けても「異常なし」で済まされることもよくある話です。

三半規管が原因のめまいの場合、内耳のリンパが増えてむくむことであったり、耳石と呼ばれるものが三半規管に入り込むことで起こると言われていますが、それらはいずれも、めまいのメカニズムを説明しているだけで、原因とは言えません。

ただ、三半規管が原因と思われるめまいの要因については、医師によってもいくつか指摘されていますので、その説明をもって、「三半規管が原因」という解説に代えさせて頂きたいと思います。

三半規管ってどんなところ?

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3つの半規管があります

三半規管は内耳にある前庭器官であり、その名の通り、3つの半規管からなっています。その3つとは、前半規管、外側半規管、後半規管です。耳石器とともに平衡バランスを持つ働きをしています。

耳石とともに平衡感覚を司っています

三半規管はチューブ状の構造をした、中がリンパ液で満たされた器官です。外側半規管は水平方向の回転を、前半規管と後半規管は、垂直方向の回転を感知しています。

頭が傾くと、三半規管のなかのリンパ液が移動します。そのリンパの移動を感知する部分(膨大部と言います)が電気信号に変換し、脳へと送ることで、身体の平衡バランスを保つようになっています。

三半規管のめまいの原因とは?

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ストレス

現代社会においては、「ストレスは万病のもと」と言われています。環境変化や、精神的な要因などさまざまな形でストレスは我々の体をむしばみ、病気へとつながると考えられています。

ストレスと病気の因果関係については、いまだに多くの謎が残されてはいますが、ストレスにさらされ続けることで、身体の免疫力が低下することは分かってきています。

性格

ストレスが体に及ぼす影響について先ほど述べましたが、では、どういった人がストレスの影響を受けやすいかというと、「几帳面」な人や「完璧主義者」の人です。

また、「ストレスなんて感じたことないよ」とか、「自分はストレスに負けるような弱い人間じゃない」などと言って、バリバリ仕事をこなしている人も、無自覚にストレスがたまっているケースが見られます。こういった性格や、それがもたらす過度の緊張状態が続くことによって、動脈硬化や高血圧、糖尿病と言った、いわゆる生活習慣病を惹き起こすリスクが高くなります。

睡眠

睡眠中は自律神経のうちの副交感神経が優位になり、身体を修復したり、ストレス耐性を増す作用のある成長ホルモンが、体の隅々まで行き届く状態となります。睡眠不足や、眠りが浅い、なかなか寝付けないなどの睡眠障害があると、こういった身体を修復する機能が低下してしまうので、さまざまな疾患になりやすく、また治りにくくなりという結果が生じます。

特に眠れないからと言って寝酒を習慣にしている人の場合、睡眠の質が低下しやすくなり、睡眠時無呼吸症候群や生活習慣病になるリスクが高まります。原因不明と言われるめまいも、睡眠不足や、それによる疲労の回復が遅れることで出やすくなるようです。

三半規管のめまいの代表的な病気

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メニエール病

三半規管とめまいというキーワードからすぐに連想されるのが、メニエール病といっても過言ではないかもしれません。それくらいよく知られた疾患です。内耳の中にあるリンパ液が何らかの理由によって増え、むくむことによって起こります。ハッキリとした原因は分かっていませんが、疲労や睡眠不足、ストレスなどがその要因に挙げられることが多いようです。

特徴的な症状は回転性のめまいと言って、グルグルと天井が回るかのようなめまいがするのが特徴です。耳閉感(耳が詰まったような感じ)や耳鳴り、音が反響するような感じがあらわれることもあります。

メニエール病の診断には非常に厳格で、耳閉感や難聴、耳鳴りなどをともなうめまいが「繰り返し起こる」ことを要件としているので、めまいが起こったからと言って、すぐにメニエール病と言う訳ではありません。

良性発作性頭位めまい症

有名な割には、実はそれほど症例数の多くないメニエール病に対して、良性発作性頭位めまい症は、以前はあまり知られていない疾患でした。ところが2012年に当時の女子サッカー「なでしこジャパン」の中核メンバーだった澤穂希さんが、同疾患を罹患したことで、にわかに有名になったのは記憶に新しいかと思います。

めまいを訴えて耳鼻科を受診する大半の人がこの疾患だと言われています。内耳にある耳石が何らかの原因で剥がれおちて、三半規管の後半器官に入り込むことによってめまいが起こります。症状は、ベッドから起き上がろうと頭をもたげた時や、上にあるものを取ろうとした時、下に落ちた物を取ろうとしてかがんだ時などに、短時間(通常60秒以内)の回転性のめまいが生じます。

一番症状が出やすいのが朝起きた時で、その場合には、その日一日はめまいが和らぐ傾向があるようです。吐き気や嘔吐をともなうことがありますが、メニエール病と違って耳鳴りや耳閉感、難聴などが出ることはありません。

自律神経失調症

三半規管のめまいが続くようなストレスかにあると、不眠や不安など、自律神経失調症の症状も現れてきます。そもそも、三半規管のめまいが現れる原因がストレスや疲労、睡眠不足であってみれば当然といえるかもしれません。

三半規管のめまいの治し方

http://gty.im/891198440

投薬治療

メニエール病の場合には、めまいを抑える薬や、むくみを取るための利尿剤などを服用します。睡眠に影響が出ていたり、強い不安感がある場合には、睡眠導入剤や抗不安薬などを併用します。また、ビタミン剤や血液の循環を良くする薬などが用いられることもあるようです。

良性発作性頭位めまいの場合には、薬による治療は効果が上がらないことがほとんどのようなので、基本的には投薬が治療手段に選択されることはありません。ただ、吐き気があまりにもひどい場合には、吐き気を抑える薬が処方されるようです。

耳石置換法(エプリー法)

良性発作性頭位めまいの場合、移動してしまった耳石を、頭の角度を一定にすることで元に戻す方法が取られます。他にはセモント法というやり方もあるようです。

カウンセリング

三半規管のめまいに自律神経系の症状がともなう場合には、投薬治療にあわせてカウンセリングもおこなわれます。自律神経失調症は完治に時間がかかるので、いろいろな治療法を組み合わせて治療が行われます。

三半規管のめまいの自分でできる対処法

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休養

三半規管のめまいは今のところ原因がはっきりしていませんが、疲労や睡眠不足、ストレスなどがその要因となると医師の口からも言われています。なので、薬によって症状をおさえつつ、そういった生活習慣を改善して、めまいを根本的に解消していくことが肝心です。

ツボ押し

鍼灸などの東洋医学の施術では、めまいを押さえるツボというのもあります。自分でできる一番簡単なツボは、風池(ふうち)と呼ばれるツボです。眼精疲労の回復や、自律神経を整える効果もあるそうですよ。

三半規管のめまいは何科で診てもらうの?

http://gty.im/760159777

耳鼻科

三半規管のめまいの症状が出たら、通常は耳鼻科を受診しましょう。耳に原因がある場合は、そのまま耳鼻から治療という流れになります。精神的な要因が疑われる場合、心療内科を紹介されるケースもあります。

三半規管のめまいが出たらすぐに病院へ!

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めまいが起きると、転倒をしたりしてケガにつながることもあります。放っておけばすぐに収まるから、と自己判断せずに、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。また、めまいの原因の多くが、生活習慣に起因しています。めまいをきっかけに、食事や睡眠を見直して、生活習慣病にならないようにしたいものですね。