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献血のメリットとデメリットとは?健康チェックやイベントに出て社会貢献を

献血のメリットを知っていますか?もちろん一番のメリットは、人助けをした、社会貢献をしたという気持ちでしょうが、それ以外にも献血をすることで得られる5つのメリットがあるのです。こちらでは献血を受けることによるメリットやデメリット、献血後に注意したいことや、献血にまつわる噂を検証しています。



献血はメリットだらけってホント?

あなたは最近献血を受けたことがありますか?そういえば献血なんて学生時代に学校行事で受けたことしかない、という方は献血によるメリットをご存知ないかもしれません。こちらでは、献血を受けることによるメリットとデメリット、献血後の注意点などを紹介しています。

献血はどういった趣旨で行われるの?

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献血は多くの方が経験していたり、街灯で献血のお願いを見かけたこともあると思います。献血はなぜ、またどういった趣旨で行われているのでしょうか?最初に確認しておきましょう。

血液の提供をするため

献血の目的は、健康な血液を提供することにあります。献血で採取された血液は手術や治療などで使用されますが、実は少子高齢化もあり常に不足している状態だと言われています。今後も少子高齢化が進むことが予見されており、不足時のピークで献血者の不足人数は85万人にも上ると予想されています。

献血できる年齢は16~69歳、献血の種類は200ml献血・400ml献血・成分献血となります。成分献血は血液の中から血小板や血漿などの決まった成分のみを取り出し、体内での再生に時間がかかる赤血球は再び体内に戻されます。

その為時間はかかりますが、献血する人の体の負担は少なく、また一人の人からたくさんの血小板や血漿を摂取することができるので、副作用などのリスク低減につながります。

ボランティア活動の一環として

献血というとボランティアで行うものですが、実は過去にはお金で血液のやり取りが行われていたそうです。ただ、その制度だとお金を稼ぐために一定期間内に何度も頻繁に献血をし、その結果血液の質が低下するという事態が起こってしまったようです。そのため現在では有志による無償ボランティアとなっております。また一定期間内で可能な献血の回数なども決められています。

実はこんなに!献血の5つのメリットとは

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献血は人工的に作れない大切な身体の中の一部を提供するので、「差し出している」イメージが強いのですが、実は献血をすることによって得られるメリットも存在するのです。もちろん一番のメリットは、人助けができるということでしょうが、こちらではそれに加えて得ることができる献血のメリットを5つ紹介します。

献血ルームで開催されるイベントに参加できる

献血ルームに行ったことがある方はご存知かもしれませんが、全国にある献血ルームでは様々なイベントが行われています。献血ルームに限らずどんな施設でもそうですが、お客様を呼ぶためにお客様に喜んでもらえる催しをしようという考えたのでしょう。

実際に筆者が行ったことがある献血ルームでは、曜日ごとに希望者はアロマのハンドマッサージが受けられたり占いをしてもらえたりと、献血+おたのしみタイムが設けられていました。その他にも、ネイルサービスや、肌診断、バルーン体験教室など献血ルームによって様々なイベントが行われているようです。因みにこのイベントもボランティアで行っているそうです。

自分の健康状態をチェックできる

健康診断にいかなきゃ…とは思いながらも、なかなか実行に移せないものですよね。ところが献血に協力することによって、自分の健康状態をチェックすることができるのです。

もちろん健康診断ではないので細かな部分までは無理ですが、血液検査が無料で行えるという考え方もあるようです。これは通常病院などで行うと1万円相当だそうです。

献血をすると健康診断で行われる血液検査と同じ項目の血液成分の数値を知ることができます。普段から会社や勤務先で健康診断がある人は必要ないのでしょうが、健康診断を受ける機会があまりない方は血液検査だけでも受けられるのは十分なメリットではないでしょうか?

老廃物を出すデトックス効果がある

献血によって定期的に血を抜くことで、体内に存在する老廃物やドロドロの血液を排出することができるそうです。また、血液量が一時的に減ってしまうので、その後減った分の新しい血液を作ろうと体も頑張るので、新陳代謝が活発になると言われています。

お菓子が無料で食べられる

献血ルームに行くと、別にそれを目当てに行ったわけではなくてもお菓子が籠に盛られていたり、お金を入れなくてもボタンを押すだけでジュースが飲み放題のベンダーがあったりとワクワクすることもあるでしょう。

献血前には体を温めるために、暖かい飲み物を飲んでくださいと言われることもありますし、献血後には水分補給のため沢山飲み物を飲んでくださいと言われます。

これは「飲んでいい」というよりも「飲んでください」なのです。また空腹時に献血をすると体調不良になる可能性もあるため、お菓子も自由に食べることが可能です。

記念品やお土産がもらえる

献血に協力すると献血回数に応じて、全献血センター共通の記念品が貰えます。これは、10・30・50回の倍数や、60歳で50回以上、68歳で50回以上をそれぞれ迎える、トータル70回やトータル100回以上などで品物や感謝状が貰えます。

また、献血ルームや献血バスなどで献血に協力した場合も、帰りにお土産をもらえることが多いです。内容はクリアファイルやボールペン、洗剤、レトルト食品、グラノーラ、タオルなど様々ですが、生活に役立つものが多いい印象です。

しかも一人につき複数個貰えることが多いので、人助けをしたという満足感に加えて「なんだか得しちゃったなぁ…」と感じることもあるでしょう。

ちょっと怖い?献血の2つのデメリットとは

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人助け以外にもたくさんのメリットがある献血ですが、人によってはデメリットもあるのです。こちらも献血に協力する前に、しっかりチェックしておきましょう。

針を刺すので痛い

当然と言えば当然ですが、血を抜くためには針を刺さなければいけません。血管が太く丈夫でわかりやすい人なら問題ありませんが、普段の注射もかなり痛く感じる人や、血管がわかりにくくて普段の採血でも手間取る人にとっては苦痛に感じるでしょう。

全血献血の場合は10~15分程度、また成分献血の場合は40~90分程度針が刺さったままになります。このため注射が苦手な人や、注射で強い痛みを感じる人は難しいかもしれません。

中には気分が悪くなる人も…

その日の体調や献血を受ける人の状態によって、献血中や献血後に体調が悪くなることもあるようです。実際に筆者の隣で成分献血を受けていた方も、急に体調不良になられたようで看護師さんたちが対処されていました。

またそれほどではなくても、気分が悪くなったりめまいを感じたりすることもあるようです。その場合は座るか横になると良いようです。できるだけ頭の位置を低くして30分程度安静にすることで回復するようです。

ただ、何度献血を経験しても、献血後には気分が悪くなるという方もいらっしゃるようですので個人差があるようです。また、水分不足で献血をすると、献血後気分が悪くなるということがあるようです。

残念ながら…献血出来ない人の条件ってあるの?

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これだけのメリットがあるなら、人助けにもなることだし献血に協力したいと思う方も多いでしょう。でも、残念ながら献血ができない人もいらっしゃるのです。こちらでは、献血できない人の条件をチェックしてみましょう。

歯科治療後3日以内の人

歯を治療中に出血することはよくあることです。出血により口腔内の菌が血液中に入り込むと、輸血後に菌血症という副作用が出る可能性があります。そのため、抜歯や歯垢除去後3日以内の献血はできません。

海外から帰国後4週間以内の人

血液を介して感染する病気があります。輸血によるこれらの感染リスクを軽減するために、海外に旅行した方は帰国後(日本に入国後)4週間以内は献血をすることができません。

また、マラリア流行地を旅行した方は帰国後1年間、マラリア流行地に1年以上滞在した方は帰国後3年間は献血をすることができないなど、病気によっても細かな規定があります。

不特定多数との性的接触をもった人

日本赤十字社による「献血をご遠慮いただく場合」に中に、過去6ヶ月以内に「不特定の異性または新たな異性との性的接触があった。」と言うものがあります。この他にも、「男性どうしの性的接触があった。」「麻薬・覚せい剤を使用した。」「エイズ検査(HIV検査)の結果が陽性だった。(これは6ヶ月以上前も含む)」「上記に該当する人と性的接触をもった。」というものもあります。

何故これらの方々が献血に協力できないかと言うと、これらの方々はいずれも、エイズウイルス(HIV)やB型肝炎、C型肝炎ウイルス感染の危険性が高いからです。また、これらの感染初期は、感染力が非常に強いにも拘わらず、検査では発見できないウインドウ期と言うものが存在します。

万が一これらの疾患に感染している血液が輸血に使用されれば、輸血が原因で新たな感染が起こることになります。

また、「不特定多数との性的接触」はないから大丈夫だと思われるかもしれませんが、本人が不特定多数と性的接触をしていなくても、相手が不特定多数との接触を持っているとすれば同じ事となり献血をすることはできません。

守ってほしい!献血後の3つの注意点とは

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健康な状態で献血に「協力」したので、献血後はどう過ごしても問題ないと思われるかもしれませんが、血液や成分を抜くということは、少なからず体に負担のかかる行為です。

その為献血後に守ってほしい3つの注意点が設けられていますので、こちらで確認しておきましょう。

その1:激しい運動は控える

献血当日に激しい運動をすると、気分が悪くなることがあると言われています。またスポーツの中でも、特に腕を激しく動かすことがあるテニスやバレーボールは、内出血を起こしやすくなると言われていますので、やはり控えたほうが良いでしょう。

また、泳がなくても付き添いなどでプールに入ると、針の穴から菌が入ることもあるので注意が必要です。献血の当日中はできるだけ安静に過ごしましょう。

その2:2時間以内の入浴・飲酒は控える

献血後の入浴は、献血後2時間以上経過してからにしましょう。またお風呂で体を洗う際に、針あとをゴシゴシこすらないように注意が必要です。

また飲酒も献血後2時間は避けましょう。さらに献血当日は酒量も控えめにしなければいけません。もし飲み会の前に時間が空いたから献血でも…と思っても、待ち合わせ時間が迫っていたり、お酒をたくさん飲む方はその日は辞めておいた方が良いでしょう。

その3:1時間以内の喫煙は控える

成分献血などで長時間喫煙できない状況にあった場合、献血終了後「とりあえず一服」と思う方も多いでしょう。しかし、献血後1時間は喫煙を控えるようにしましょう。

たばこを吸うと血管が収縮するため、献血後に喫煙するとめまいがしたり気分が悪くなることが考えられます。献血後は水分補給をしながらしばらく安静に過ごし、体調が戻ってから喫煙するようにしましょう。

ウソ?ホント?献血にまつわる噂の真相とは

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献血をすれば○○らしい。このように実しやかに囁かれる噂があります。こちらではその真相に迫ってみたいと思います。

献血ではダイエット効果はほぼ無い?

献血をすれば痩せるらしい!ダイエット中の方なら、人助けになってダイエット効果も得られるなんて、一石二鳥ですよね。でも実は、献血によるダイエット効果はほぼ無いと言われています。

この噂について日本赤十字社では、400mlの献血をすれば400ml分の重量は減ることになりますが、水分補給をすれば元に戻るので、ダイエット効果があるとは言えないのではないかとの見解のようです。

ただ、カリフォルニア大学の研究によると、500mlの献血をすると新しい血液を作るために新陳代謝が活発になり、約650kcalを消費するということが分かったそうです。そういった意味ではダイエット効果がゼロではないでしょう。

エイズ検査はできません!

病気と言うのは不安なものですが、特に他人に相談しにくい病気の一つにエイズがあるのではないでしょうか?エイズ検査を受けるのは怖い…献血をすればわかるんじゃない?と思う方もいらっしゃるようです。

しかし、献血ではエイズ検査はできません。万が一エイズであることが判明したとしても、日本赤十字社の事業としては告知を行っていないと公表しています。

また、「人道的な配慮から告知することがあるらしい」とネット上でささやかれていますが、いずれにせよ検査目的で献血をすることは許されることではありません。エイズ検査は保健所などで無料匿名で検査することができます。

献血ってメリットがいっぱい!

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こうやって見てみると、献血による体調不良さえ起こらなければ、献血はメリットだらけであることがわかりました。今までなんとなくやったことがないという方や、学生時代以来やってなかったな、という方でも今回の記事で興味を持たれたのなら、一度お近くの献血ルームやバスを訪れてみてはいかがでしょうか?