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噛むと歯が痛い!これって虫歯?痛い時にしてはいけないNGなこととは?考えられる理由と対処法!

食べ物などを噛むと歯が痛い、こんな時にすぐに思いつくのが虫歯ですよね。でも本当に虫歯なのでしょうか?他にも噛むと歯が痛いという症状が起きる可能性があるのです。今回は物を噛んで歯が痛い時に考えられる原因について、そしてその対処法をお伝えいたします。



痛い!物を噛むと歯が痛い時って

歯の痛みって、突然襲ってきたりしますよね。普段きちんと歯のケアをしているつもりでも、物を噛んで痛みが走る、という経験をした事がある人もいると思います。この痛みは虫歯なのか、それとも違う原因なのか、すぐに歯医者さんに行けない環境にいる時は不安になります。物を噛むと歯が痛い時に考えられる原因や処置方法にはどのようなものがあるのでしょうか。順番に見ていきましょう。

物を噛んだ時に歯が痛くなる原因として考えられる事

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物を噛むと痛いという症状に対して、多くの人はまず、虫歯かな?と思うでしょう。でも歯の痛みの原因は虫歯だけではありません。痛みの原因として考えるられる事を以下に挙げていきますので、症状がある場合は照らし合わせてみて参考にして下さい。

虫歯

歯が痛い時に真っ先に疑うのは虫歯ですね。虫歯は口の中にいるミュータンス菌等の虫歯菌が出す”酸”によって、歯が溶けている状態なんだそうです。食べ物に含まれる糖分は私たち人間にとって大事なエネルギー源ですが、虫歯菌にとっても栄養源となっています。

虫歯菌がこの糖分を栄養として吸収する際に、虫歯の原因となる酸が排出されると考えられています。お口の中に食べかすなどが残っていると虫歯菌に餌をあげているようなもので、どんどん虫歯菌は元気になり繁殖すると言われています。そうならないためにも毎日のブラッシングを頑張りましょう!

一方で甘いものや歯を磨かない事が虫歯になる、という科学的根拠は無いそうなんです。フッ素が科学的に証明された唯一の予防法であり、鍵となります。虫歯は虫歯菌だけが原因ではなく、口の中にいる虫歯菌の割合・唾液の量や質・歯の質・食事・フッ素の使用などいくつもの要因が重なって虫歯になるのです。

歯根膜炎

歯の治療をした後に噛むと歯が痛い、という症状が現れた時は歯根膜炎の疑いがあります。歯根膜炎とは歯の周りを覆う膜が炎症することを言うそうです。歯根膜は歯のセンサーのような働きをしていて、歯に触れた食べ物の硬さなどの感触を判断するためにとても敏感にできている器官だと言われています。

歯根膜炎の原因は様々です。虫歯から歯根膜への細菌感染のケースが多く、他にも歯ぎしりによる物理的刺激や根の治療によ刺激などが原因になることもあるそうです。その原因に合った治療をすることが必要だと考えられています。注意しなくてはならないのは歯根膜炎は他に歯にダメージが起こった時のサインである可能性があります。放置してしまうと歯の周りの骨にまで悪影響が及ぶ危険もあります。

歯ぎしり

歯ぎしりでも痛みが生じる事があるのです。歯ぎしりは睡眠中に無意識に行っている事が多く、癖のようなものです。ですから、寝ている間に自分が歯ぎしりをしている事に気がつかない人もいるかもしれません。歯ぎしりが強い場合は強い力が歯の根元にかかり、歯のエナメル質と象牙質の間に力が集中します。象牙質は歯の根元で神経とつながっている管があります。

歯ぎしりでこの神経に触る事で知覚過敏を起こす事もあります。歯ぎしりは歯だけでなく歯茎・顎の関節等にも大きな負担をかけています。歯の表面が削れて知覚過敏になったり、顎の骨が溶け出すのが早く歯茎もやせてしまい歯周病になりやすくなります。顎に違和感を感じたりする事もあります。また、歯ぎしりによって歯根膜に刺激が伝わり、噛むと歯が痛い事もあるのです。

歯周病

歯周病は自覚症状が現れにくく、気が付いた時にはかなり重症化していることも多い病気です。このことからサイレント ディジーズ、「静かなる病気」と呼ばれ、歯を失う原因第一位とも言われています。歯周病になると歯の周りの骨が溶けて、ひどい場合には歯が抜けることもある怖い病気です。初期の段階で適切な処置をすれば進行を止めることも可能なので、歯を磨いていて血が出る等のサインに気づいたら放置しないで治療やケアをしっかりとする事が大切です。

歯周病は進行すると骨が溶けてその周りにある歯茎が下がってきます。見た目で歯が長くなったように感じたら要注意です。歯茎が下がると歯の象牙質の部分が露出するようになり、神経と繋がっている管が知覚過敏を引き起こします。ですから、物を噛むと歯が痛い時は歯周病の進行も疑う必要があります。

親知らず

親知らずが生えてくる時に痛い思いをした人はたくさんいらっしゃるでしょう。なぜ痛みがあるのか、理由は幾つか考えられます。歯茎を突き破って生えてくる痛みももちろんあります。

でも物を噛むと歯が痛む時の痛さはこれとは別のものです。原因として考えられるのはまずは虫歯です。奥にある親知らずは磨くのが難しく、磨き残しが多くなりがちになるので注意が必要です。

虫歯以外にも磨き残しによって、親知らずと前の歯との間に食べカスが詰まることで起きる圧迫も考えられます。歯と歯茎の間(歯周ポケット)に食べカスが入り込むと圧迫されて痛むだけでなく、歯茎の炎症にもつながります。成人の場合すでに歯周病にかかっている場合が多く、炎症も起こしやすい考えられます。歯周ポケットの磨き残しによって雑菌が繁殖すると、腫れたり膿が出る事もあります。

この他にも親知らずが新たに加わることで噛み合わせのバランスがくずれたり、歯がぶつかることですり減って痛みが出ることもあるようです。この場合、歯の痛みだけでは治まらず、体のゆがみや肩こりなど全身に症状が出ることがあるようです。

上顎洞炎

上の歯と目の間、鼻の横辺りにある空洞は”上顎洞”(じょうがくどう)と呼ばれてます。この上顎洞が細菌等に感染して炎症を起こしている状態を上顎洞炎と言います。歯そのものが原因であれば、歯性上顎洞炎と区別して呼ぶ事もあります。

歯性上顎洞炎は上の奥歯の歯根と上顎洞が近接しているため、虫歯や歯周病が進んだ時に歯根の先の骨が溶けて菌が上顎洞に達する事で起こります。痛む側の目の下の方が腫れていたり、疼くような痛みが症状として表れたり、周りの歯が痛いと感じる事もあります。鼻が詰まった感じがある時は上顎洞炎かもしれません。

しみないのに痛い

何もしていないと痛くないのに、物を噛むと歯が痛い、でも冷たい物でも温かい物を口にしてもしみない。

こんな症状の時に考えられるのは噛み合わせの問題かもしれません。歯の治療で上からかぶせ物をした時など、噛み合わせが高いとその歯に強い力がかかる事になります。

また、歯の治療をした際に歯の根っこの先まで薬が届いておらず、根の先で最近が繁殖している場合も考えられます。そのために歯根膜が炎症を起こしている可能性もあります。

ストレス

時にはストレスのせいで寝不足や疲れが溜まり、間接的に歯の痛みに関係する事もあります。

・ストレスがたまって歯ぎしりが続く

・ストレスで免疫力が落ち、口の中のプラーク(歯垢)が炎症を起こす

・緊張などのストレスにより唾液の分泌が減る

→唾液は細菌を洗い流してくれる役目もあるのです。

・体の抵抗力が落ちる事で一部神経などに達している虫歯菌が活動を活発にする

などなど…。ストレスによって免疫力の低下を引き起こし、それまでなんとか抑えていた口のトラブルの原因が力を盛り返して痛みに繋がる事があります。

ただし、痛みや腫れが繰り返す場合、放っておいて良いことは1つもありません。ストレスのせいにして、もっと重症になってしまうだけです。1つの一因としてストレスがある事を頭の隅に置いておく程度にして下さいね。

これをしてはNG!歯が痛い時にしてはいけない事

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物を噛んで歯が痛い時は結構突然起こります。すぐに歯医者さんに行けない時や、すぐ治るかと思ってしまった時、痛みが酷くなってついついやってしまう方法。中には絶対にやってはいけないNGな事もあるのですが、意外と知られてい事もあります。

熱いお風呂に入る

熱いお風呂に長時間浸かると血圧が上がります。大量に汗をかいて気持ちがいいかもしれませんが、血圧が上がるとそれだけ血の巡りが早くなっているという事で、痛みを酷くする可能性があります。ですから歯が痛い時は軽くシャワーを浴びる程度に留めましょう。

激しい運動をする

激しい運動もお風呂と同様に血圧を上げ、血行を良くして歯の痛みが増す事に繋がります。また、重い負荷のトレーニングなど、力を入れた時に歯を食いしばる事はさらに歯にダメージを与える原因となりかねません。歯の痛みが引くまでは激しい運動も控えるようにしましょう。

歯をいじる

痛む歯をつい指で触ってみたり、舌で撫でてみたりしていませんか?これは多くの人がほとんど無意識のうちにやってしまう事です。痛む歯を触ると、そこからばい菌が入ってしまったり、余計に患部を刺激して酷くしてしまう事があるので絶対にやらないようにしましょう。

アルコールを飲む

アルコールを飲むと歯の消毒になる、というのは昭和の都市伝説です。歯が痛い時にアルコールを飲むと血流が早くなり、さらに炎症が進んで痛みが増す恐れがあります。アルコールを飲むと痛みが一瞬なくなるという人もいますが、それはほんの一瞬の事。その後は悪化させるだけなので、歯が痛い時はアルコールは我慢しましょう。

喫煙

喫煙者には辛い事かもしれません。でもタバコの刺激も痛みを酷くしてしまったり、歯周病の場合は症状が悪化して治りが遅くなってしまいます。歯が痛くて何も手につかない時はついついタバコに手が入ってしまいがちですが、歯が痛い時だけはタバコを吸わないように努力しましょう。

飛行機に乗らない

水平飛行中の機内気圧はおよそ0.8気圧程度で、富士山の5合目と同じ位です。飛行機は離陸後の上昇時と着陸前のそれぞれ15分~30分は気圧の変化が起こります。気圧が低下すると体の中のガスは膨張して患部や血管を圧迫し痛みを増す事があります。ですから歯が痛い時は飛行機も避けた方が無難でしょう。

歯医者さんに行く前に、一時的に痛みを緩和する対処法

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歯が痛い時にすぐに歯医者さんに行ければ良いのですが、実際は仕事中であったり、診療時間外だったり、なかなかうまい具合にはいかないですよね。ここでは一時的に痛みを抑える対処法をご紹介します。でも完全な治療にはなりませんのであくまでも応急処置として考えてください。

痛み止めを飲む

市販の痛み止めを速やかに飲みましょう。ロキソニンやドラッグストアでも売っているロキソニンSは痛み止めとして強い効果が期待できます。歯の痛みというものはあらゆる痛みの中でも強い方なのだそうです。一時的ではありますが痛み止めは痛みを抑えてくれます。もちろん、歯の痛みの根本の治療ではありません。また、体質的に合う痛み止めと合わないものがある人は薬剤師に相談して薬を選ぶようにしましょう。

正露丸を詰める

お腹が痛い時にお世話になった事がある人もいるでしょう。正露丸にはその効能に歯痛止めが記されています。それは正露丸の主成分である木クレオソートは鎮静作用・根幹の消毒用としても使用されているものだからです。歯痛の場合は内服せずに、痛い部分に正露丸を詰めるようにして使用しましょう。でもこれは一時的なものです。正露丸で歯痛を完全に治すことはできません。

手のツボを押す

東洋医学のツボを刺激することで一時的な痛みの緩和が期待できます。手のひらにある歯痛点(しつうてん)と手の甲にある合谷(ごうこく)というツボは歯の痛みを和らげることができると言われています。

・歯痛点

手のひらにあるツボです。中指と薬指の付け根の間を親指と人差し指で挟むように押すといいようです。爪を押し込むくらいやや強めに、左右交互に何度も押すと効果的だと言われています。耳の後ろにも歯痛点と呼ばれるツボがあります。耳の後ろの丸い骨の先端の少し下あたりにあるそうです。こちらも強めに押してみてくださいね。

・合谷

親指と人差し指の根元の間にあるツボです。ちょっと強く押すと痛みを感じる所です。合谷は肩こりや疲れ目など色々な症状に効く万能なツボとして有名です。お疲れの時などにも試してみてくださいね。

どちらも気持ちいというよりは、痛いと感じる位の力で強めに押し揉むと効果的だと言われています。爪楊枝を束にしてつくようにするのもいいそうです。歯が痛んでどうにかしたい時にはまず合谷の方を押してみましょう。それでも治らなくて辛い時には歯痛点の方を押してみてください。ただし、あくまでも応急処置です。血がにじむほど刺激するのはやめて、できるだけ早く歯科を受診しましょう!

歯を冷やす

歯の痛みは歯や歯の周りの血液が増えて神経を圧迫することで痛みを増すのです。冷やすことは血流を穏やかにして痛みを和らげる効果が期待できます。頬に冷却シートを貼ったり、保冷剤にタオルを巻いて当てると効果的に冷やせるそうです。氷を口に入れるのも直接歯を冷やせるのでおすすめですが、知覚過敏や虫歯がある場合にはしみたり痛みが増加する場合もあるので注意して行ってください。

虫歯はどのような治療をするの?

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虫歯の治療はその進行具合によっても変わってきます。当然進行すればするほど、痛みも増しますし、治療も大変です。放っておいて治るものではありませんから虫歯かな?と思ったら早めに歯医者さんに診てもらうのが良いのはもちろんです。ここでは虫歯の進行によってどのような治療をするのかをご説明します。

初期の虫歯の治療

歯の表面に出来た浅い虫歯を初期虫歯と言います。歯の表面はエナメル質という、体の中でも最も硬い組織で覆われています。エナメル質は食事の度に酸で溶かされ、唾液によって修復されるという事を繰り返しています。このバランスが崩れた時、初期の虫歯になるのです。

初期の虫歯は口の中を虫歯になりにくい環境にする事で進行を止めます。最新の治療では唾液を検査する事で虫歯ができた原因を知る事ができます。今後虫歯をつくらないようにするのに役立ちます。歯磨きの改善をしたり、今まで付いていた歯石を取り、フッ素湿布や必要に応じたメンテナンスで歯の再生を図ります。

痛みは無くても広がってきた虫歯の治療

初期から虫歯が進行するとエナメル質の下の象牙質にまで達します。歯には虫歯になっても歯の神経近くまで進行しないと自覚症状が無い事も多いのです。歯が黒ずんだり、透明感の無い白さがある時は虫歯である可能性があります。

虫歯がまだ小さくて歯の神経をとらなくても良い場合には、歯を削る量は最小限にすませて”コンポジットレジン”という硬化プラスチックを詰める治療を行うことが多いようです。コンポジットレジンというのは詰めるときには柔らかくペースト状で、入り口が小さい部分や削った部分の細かい隙間にもピッタリと詰めることができます。光を当てる事によって硬く固まります。

治療時間も15~30分と短く保険がきく治療で、何といっても見た目が白く目立たないのが嬉しい治療方です。できるだけこの治療で済むように、虫歯に気がついたら早めに受診しましょう!

歯の神経近くまで進行した虫歯の治療

小さかった虫歯も放置してしまえばだんだんと大きくなり神経の方に進出していきます。虫歯が歯の神経近くまで進むと、歯がしみるなどの症状が出始めると言われています。ここまで虫歯が進んでしまうと、神経に虫歯菌が感染してしまっていると考えられ、一昔前は感染した神経をすぐに抜いていたようです。しかし最近では、医療の進歩によってなるべく神経を抜かないで残そう!という治療が広まっているそうです。

歯の神経を残すためには、神経に感染している菌を殺し神経を元気に再生させる必要があるそうです。そこで最新治療として注目されているのが”MTAセメント”と呼ばれる材料です。MTAセメントは使うのに高い技術力が必要な上に値段も高価だと言われていますが、抗菌力が高く根の治癒促進作用もあることから、最近では根の治療に使われることが多くなっているそうです。

根の治療後に根の穴を埋めるために充填剤というものが使われるのですが、今までの充填剤だと菌が住みつきやすいという欠点がありました。せっかく根の治療が完了しても、この菌だらけの充填剤がもとで再び根の炎症が起きて再治療になることも多いそうです。そこで、充填剤の代わりに抗菌力のあるMTAセメントが使われるようになっているそうです。神経を残す治療の後には、削った部分の大きさに合わせてプラスチック、セラミックや銀歯を被せて終了となるようです。

歯の神経まで虫歯が達してしまった虫歯

しみていた歯に痛みが出てきた場合は、歯の神経がすっかり虫歯菌に汚染されてしまっている可能性が高いそうです。また、痛かった歯が突然何もなかったかのように痛くなくなった、という場合はもっと深刻です。それは歯の神経が炎症に耐えられず死んでしまったことで、痛みを感じなくなった可能性が高いようです。こうなってしまうと神経を残すことは難しく、感染した歯の中をきれいにするために神経を抜かなければいけないそうです。

このような症状の時には、歯の根の治療である根幹治療や、歯の神経を抜く抜髄と呼ばれる治療を行うそうです。歯を根の近くまで削り、感染してしまった歯の根を細い針のような器具で抜くそうです。神経が抜けた後はきれいに中を洗浄消毒し、再び残された根が感染しないように薬を詰めるようです。ここで上記で説明したMTAセメントが使われることもあるようです。痛みのある歯や神経が死んでしまった歯の根の先に、”歯根嚢胞(しこんのうほう)”と呼ばれる膿の袋が出来る事もあるそうです。この歯根膿疱は根の先を菌から守るために防衛本能によってできると考えられていますが、放置すると周りの骨が溶けてしまう事もあるそうです。

この膿を取り除くためにも根の治療が行われますが、なかなか改善されなければ歯茎を切開して直接膿の袋を取り出すこともあるようです。歯の神経は歯の新陳代謝を行う大切な器官だと言われています。きれいな歯を残すためにも、痛い思いをしないためにも虫歯は小さいうちに治しましょう!

歯根膜炎の治療法は?

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激痛が走るような歯根膜炎は虫歯菌が歯根膜に感染して起こることが殆どです。以前治療して詰めた金属の下で起こっている場合もあります。虫歯が原因でない歯根膜炎も含め、歯根膜炎での一般的な治療法をご紹介します。

神経の処置

歯の神経が細菌に感染しています。そこで感染している神経を取り除き、神経が入っている管を消毒して他への感染を防ぎます。麻酔が効きにくく、痛みが強いときは処置に強い痛みを感じる事もあります。痛みが強い場合は一度中止して、数日間を空けて痛み止めで痛みを抑えてから神経を取るようにします。

歯ぎしり対策

歯ぎしりによる歯根膜炎では歯ぎしりが落ち着けば痛みが軽減する事も期待できます。そこで、硬いものを噛むことは控えてなるべく柔らかい食べ物を摂るようにします。そして日中は歯ぎしりをしないよう意識するようにしましょう。夜間の無意識下での歯ぎしりに対してはマウスピースで対応ができます。

歯を固定する

歯周病によって歯の周りの骨がなくなってしまったために歯に揺れが生じ、歯根膜炎になる事があります。このようなケースでは歯周病の治療として歯石除去や外科的な再生療法が必要になります。その後に前後の歯を接着剤で固定して揺れを防いで歯根膜炎を防止します。

また、前歯を強くぶつけたり、外から強い力が加わると歯根膜にも刺激が伝わり、歯根膜炎を起こす事があります。言ってみれば歯が脱臼したような状態です。正しい位置に歯を戻して歯を固定して安静にする処置が必要になります。

歯の亀裂を接着剤で固定する

歯ぎしりの癖があると、歯の根がひび割れることがあるそうです。噛んだ時に鈍い痛みが出るのが症状の特徴ですが、根の亀裂に細菌感染することで激痛を伴うこともあるようです。一度ひびが入ってしまうと食べ物を食べたりする時の噛む動作が刺激となって、亀裂は広がり歯根膜炎につながる危険性もあると言われています。

歯ぎしりによる歯への負担は大きく、根のひびだけでなく歯自体がひび割れることもあるそうです。そこでマウスピースでの保護に加えて、歯の亀裂に接着剤を塗って固定し、割れが大きい場合は銀歯などを被せる治療が行われるようです。

歯周病の治療法は?

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歯周病は前でも述べたように知らないうちに症状が進行してしまう怖い病気です。歯周病治療において大切なのはプラークコントロールです。それでは歯周病の基本的な治療をご紹介いたします。

正しい歯磨きを

歯周病の原因と言われるプラークは磨き残しによってできます。プラークは細菌の住処で、プラークの中で細菌は繁殖し続けます。せっかく歯科で治療を受けていても、このプラークがまたついてしまっては細菌とさよならできず、歯周病の改善も難しくなってしまいます。

歯磨きやデンタルフロスを使ってプラークを歯につけないようにケアする事を”プラークコントロール”と言うそうです。歯周病治療の90%はこのプラークコントロールを完璧に行う事だ、と言っていいほど重要だと言われています。

歯周病を治すには歯医者に通うことも大事ですが、食べ物を口にした後きちんと歯を磨く事がとても大事になってきます。歯の表面だけでなく、歯の隙間や歯周ポケットのプラークも取り除くように念入りに歯磨きをしましょう。デンタルフロスなどを使って歯と歯の間の掃除も効果的です。

歯石を取る

歯医者さんで歯石を取ってもらった経験があると思います。磨き残しによるプラークがだ液と混ざり、硬くなってしまったものを”歯石”といいます。歯石は軽石と特徴が似ていて小さな穴がたくさんあり、その穴は細菌の住み心地のいい家となっていることがわかっています。

歯石に入り込んだ菌にはブラシは届かないので、歯石ごと取り除かなければ細菌は繁殖を続けてしまいます。しかし、歯石は硬くて歯磨きでは取れないので、歯医者さんで超音波の振動などで砕いて取ってもらう必要があります。またディープスケーリングと言って、歯周ポケットの中の歯石をとってもらうことも重要です。超音波の振動の他に、スケーラーと呼ばれる細長い鍵のような器具で削り取ることもあるそうです。深さが4mm以上の歯周ポケットは歯石を取るために歯茎を切開して、歯石を取り除くという外科的処置が必要になります。

ざらざらしている歯石の表面にはプラークが付きやすく、またそれが歯石になってしまうという悪循環が起きやすいと言われています。一度歯医者さんで歯石をとってもらうことで、プラークのつきにくいツルツルの歯にすることができます。菌のついた歯石がなくなり歯ぐきの炎症も治まることで、見た目や口臭改善にもつながりますよ!

溶けた骨を再生させる

歯周病は悪化するにつれ歯を支えている骨が溶けてしまう病気でもあります。もちろん歯周病自体の治療を行うことも重要ですが、それに加えて溶けてしまった骨を再生させる治療法もあるそうです。骨を再生させることは深い歯周ポケットがなくなりプラークが溜まりにくくなるという、歯周病には嬉しい効果にもつながるそうです。

ただし、全体的にかなり骨が溶けてしまっている場合は治療は難しいそうです。特定の歯の周りの骨が極端に溶け始めている、という初期段階で治療を受ける必要があるそうです。

骨を再生させるには2つの方法があるようです。一つは人工の骨を移植する保険治療(1か所3割負担で約15,000円)。もう一つは、エムドゲインという歯が生えるときに使われるたんぱく質を使うことで、骨の再生を促すという保険外治療(1か所約150,000円~)です。どちらも局所麻酔をした上で歯茎を切開して行われ、1時間ほどでできるそうです。

定期的な歯のクリーニング

歯周病治療は歯科通院が終わった後も、家で毎日行うプラークコントロールが大事な治療の一部と言えます。どれだけ丁寧に歯磨きを頑張っても、磨き方に癖があったり歯並びによって磨きにくい箇所があるはずです。そういったところは磨き残しになりやすく、またプラークがついてしまいます。それが原因で歯石になったり細菌が繁殖して、また元の症状が出てしまいかねません。

そこで重要になってくるのが歯医者さんでメンテナンスをしてもらう事です。メンテナンスに行って磨き残した所をきれいにしてもらったり、歯茎の状態をチェックしてもらうとお口の中を良い状態でキープできるそうです。

歯周病の度合いや歯周ポケットの深さ、プラークコントロールの出来具合や体質によって、メンテナンスの期間に違いが出てきます。歯科で案内してくれるところも多いですが、プラークコントロールが上手で歯茎の状態がいいと半年に1度、歯周病が重度で外科的処置を行った場合には毎月などそれぞれ症状に合わせてメンテナンスに通った方がいいようです。

プラークコントロールのコツなども教えてもらえるので、お口の健康のためにぜひメンテナンスに通ってみてくださいね!

まとめ

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物を噛むと歯が痛い、と言っても色々な原因が考えられます。そしてその処置の方法も痛みが何の病気から来るものなのかによっても全然違います。ここでは一時的な痛みを緩和するための対処法や、やらない方が良い事もご紹介しましたが、歯の痛みはそのような対処法では完治しません。

もちろん放置しておいてもダメです。自分で判断せずに、物を噛んだ時に歯に痛みや違和感を感じた時は早めに歯医者さんに行って処置するようにしましょう。