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頭痛に吐き気やめまいが起こる5つの原因や症状は?さまざまな疑問を解決!

頭痛・吐き気・めまい、身体の不調が連続して起こると、つらいだけでなく不安になってきますよね。一体何が原因なのでしょう?「頑固な肩こりのせい?ちょっと熱っぽいのも気になる。本当はお腹もつらい。耳鳴りがずっとしてる」頭痛・吐き気・めまいに加えて起きている症状によって、異なる病気の可能性が出てきます。受診する際に、何科に行くべきかも変わってきます。ここでは症状別に考えられる病気を解説していきます。



「頭痛・吐き気・めまい」これって何の病気なの?

頭痛・吐き気・めまい、3種類の不調が同時に、或いは入れ替わり立ち替わりやってきたら、つらくて堪りませんね。これは体に何か起きていると考えるのが普通ではないでしょうか。「頭痛・吐き気・めまい」と揃えて書くと、意外や実に多くの病気に共通してみられる症状なのです。

そこで重要なのが、あなた自身の感覚です。他の症状があるのであれば、それを交えて考えます。生活で思い当たる節がないかも考えます。原因を突き止めれば改善策が導き出されるからです。症状が重い場合は、病院を受診しましょう。その際にベストな科を受診するためにも、症状や原因を整理することが有用です。

「頭痛・吐き気・めまい」と言っても実は色々ある症状とは?

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頭痛・吐き気・めまい、が主症状の場合

頭痛・吐き気・めまいが主な症状という場合でも、頭痛のタイプによって、分けて考えることが出来ます。また、慢性的にいつも3点セットのように起こる場合と、今までなかったのに突然に痛みだした場合では、同じには考えられませんよね。

頭痛には、多くの方が悩む緊張型頭痛、女性に多い偏頭痛、頻度は少ないけれど激烈な痛みの群発頭痛などがあります。めまいに着目すると、めまいにも種類があります。

ふわ~と浮いているようなめまい(浮動性)、自分がぐるぐる回っているようなめまい(回転性)、目の前が真っ暗になるめまい(失神性発作)などです。それぞれ、関連する部位や病名も違ってくるので、自分の症状を把握することが重要です。

+耳鳴り、の場合

3種類の症状に加えて耳鳴りがすることもあります。耳鳴りにも色々な症状があります。急な耳鳴り、めまいを伴う耳鳴り、聴力低下を伴う耳鳴りは内耳の疾患の他に、聴神経や脳の疾患が原因ということもあります。また自分自身にしか聞こえない耳鳴りの他に、外からも聞こえる血管雑音という耳鳴りもあります。

+寒気、の場合

頭痛・吐き気・めまい、加えて寒気がする場合、慢性的なものは考えにくいですね。寒気というのが、風邪の引き始めや、インフルエンザなどで高熱になる初期症状であることが多いからです。この場合、病院に行く頃には、風邪やインフルエンザらしい症状が出て来ていると思われます。

また、アレルギー症状や、女性特有の月経前後の症状として、妊娠時、更年期障害などでも寒気がすることがあるので、一概には診断できますん。酷い肩こりでも寒気を伴います。自律神経に問題が生じていても、寒気が起こります。

+下痢・腹痛、の場合

頭痛・吐き気・めまいに腹痛や下痢などの胃腸の症状まで加わるなんて、本当につらいですよね。まず主たる症状が何なのか、どの症状が最初に現れて、次はどんな症状が出たのか、時間経過と一緒に把握しておきましょう。

例えば頭痛がまず起こり、下痢や腹痛が現われた頃には頭痛は治っていたのか、なども医師に伝えられるといいですね。また、日によって朝から下痢の日もあれば、頭が重くて頭痛と吐き気の日…などと、症状が混ざった状況の場合も、メモをしておくといいです。

残病の翌日は頭痛、研修の翌日は下痢、など実は生活に根差していることも考えられます。もし下痢や腹痛が悪化してくるようでしたら、胃腸に重大なトラブルがあるのですから、すぐに病院に行きましょう。

+熱なし・微熱、の場合

3種類の症状に加えて、熱はないのになぜこんなにつらいの?あるいは熱がある気がするのに測ってみると微熱がやっと、これは何?と思うことありませんか?私たちの体は、実際の不具合と、本人の感じる不具合が通常ならば一致するようにできています。

でも、ストレスに晒されていたりすると、自律神経の抜群のバランスが崩れてしまい、実際の体の状態と感じ取る体の状態にズレが生じてしまうのです。外気温に合わせて体温を調節してくれる機能が調子を崩すと、自分が発熱している意識はあっても実際に高熱と呼べるほどには発熱していない、ということになります。

+眠気、の場合

頭痛・吐き気・めまいに加えて眠気がつらい場合も、いくつかのパターンがあります。たとえば、日中の眠気がひどいけれど、夜には目がぱっちり冴えて眠れない場合もあれば、日中夜間問わずに眠気がひどくて起きているのもしんどいような場合もあります。

頭がぼーっとして眠気に圧倒されているようなら、生活に支障が出てしまいます。自動車の運転なども気をつけなくてはなりません。頭痛などのために必要な睡眠が取れていないことも考えられます。睡眠の質を考え直して、疲労が蓄積しているようならば、やはりすぐに受診した方がいいでしょう。

また、頭痛薬や吐き気を抑えようと飲んでいる薬が原因かもしれません。添付の説明文書に副作用として「眠気」と書かれていればそのためかもしれません。自己判断で市販薬を併用するのは成分が過多になることも考えられますし、眠気の原因になっている可能性もあります。医師に相談してみましょう。

「頭痛・吐き気・めまい」を起こす原因とは?

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頭痛がすべての元

頭痛には大きく分けて3種類あると書きました。頭痛自体が疾患である一次性頭痛(慢性)です。緊張型頭痛は精神的・身体的ストレスが誘因になりますが、肩こりと一緒になることが多いです。肩こりは吐き気を伴う場合もあります。女性に多い偏頭痛は脈打つような強い痛みで、吐き気を伴うことも多いです。

二次性頭痛(症候性)は他の病気の症状として出てくる頭痛です。くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、脳梗塞などです。頭痛は症状の一つですから、他にもさまざまな症状が出るので、合わせて総合的に診断されます。

めまいが原因の場合も

人は自分の周囲の空間や位置を眼、内耳(半規管・耳石)および手足の関節などで感知しています。その情報が脳に伝えられ、統合されて体のバランスを微妙にコントロールしています。これらの機能の具合が悪くなると、めまいや平衡感覚の障害が起こるのです。

めまいを起こす病気には良性発作性頭位めまい症、メニエール病、突発性難聴など耳鼻科系の疾患があります。また、脳の血流が不足して、小脳、脳幹の機能が悪くなりめまいが起きることがあります。脳循環障害、脳腫瘍などが考えられます。

耳鳴りが起こしていることも

耳鳴りは他の器官の不具合に伴う症状のことが多いです。耳鳴りという症状を伴う疾患ということが診断のヒントとなることがあるのです。耳鳴りですから内耳の疾患が考えられますが、脳の血管と関連した症状であることも考えられます。

また、ストレスの影響を受けて、聞こえにくくなったり、血流が悪くなったせいで耳鳴りがしたりということも考えられます。その場合は自律神経の不調和のために頭痛・吐き気・めまい以外にも多くの症状が出ていることがあります。

自律神経の乱れが原因かも

自律神経は、その時々の体の状況に応じて意思とは無関係に自動的に、体の状態をベストに保ち続ける神経です。例えば、運動時に心臓の鼓動を早くして筋肉に大量の血液を送る、などです。この自律神経がバランスを失うと、安静にしているのに心臓の鼓動が早くなったりなど、多くの不快な症状が引き起こされます。

不快な症状は胃腸の弱い人には胃腸に出るといった元々の弱い所に出がちです。しかも複数の症状が重なることもあります。病院で調べても、身体的には異常がないので、「どこも悪いところはありませんね」となってしまうことが多いのです。頭痛、吐き気、めまい…このような症状が起こることも稀ではありません。

女性特有の、月経・妊娠・更年期が原因かもしれません

女性に特有の症状のこともあります。月経開始直前から、下腹部の痛みと共に、頭痛・吐き気・嘔吐・めまい・たちくらみなどの症状が出ることがあります。妊娠においても、ホルモンが不安定になるために頭痛や吐き気など様々な不快な症状に見舞われます。貧血でめまいや立ちくらみも起こります。

また更年期には、女性ホルモンが減少する影響で自律神経のバランスが崩れることが多く、年齢的にもストレスが多いため、頭痛・めまい・吐き気などの症状が出ることが多いのです。

「頭痛・吐き気・めまい」にどんな病気が隠れているの?

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緑内障かもしれません

緑内障は視神経が傷む病気です。慢性と急性があります。慢性緑内障は初期症状が穏やかなために、頭痛や肩こり、眼精疲労くらいなので、発見されにくいのです。「街灯や蛍光灯の周りに虹がかかる」という症状が出たことがある方は眼底検査を受けることをオススメします。

急性緑内障の場合、主に夕方から夜半にかけて、急激な目の痛み、充血、視力低下、吐き気、頭痛が起こります。吐き気が強く内科や外科を急患で受診する方もいるそうです。いずれも早期に治療を開始することが重要です。放置することで失明する危険も起こりうるのです。

うつ病や自律神経失調症など

うつ病の症状には、精神症状と身体症状と2種類あります。精神症状だけでなく身体の調子も悪くなるのがうつ病の特徴です。精神的には、感情・意欲・思考いずれもが落ち込みます。身体的には、疲労感、めまい、耳鳴り、頭痛、腹痛などが起こります。

また、自律神経失調症も頭痛・吐き気・めまいなどが起こります。多種多様の症状が出てきます。倦怠感もあり、周囲の無理解からよりストレスを受けてしまうこともあります。生活習慣も発症の原因になります。

メニエール病、突発性難聴かもしれません

メニエール病とは、内耳のリンパが増えて水ぶくれになっている状態=内リンパ水腫のことです。その根底には、ストレス、睡眠不足、疲労、気圧の変化、几帳面な性格などがあると考えられています。水ぶくれの出来た位置や強弱によって、現われる症状が違います。

難聴、耳鳴り、耳が詰まった感じやめまい、頭痛、吐き気といった症状があります。めまいもふわふわとした浮遊性からグルグル回って感じる回転性まで幅広く出現します。めまいの時間は10分~数時間程度であるようです。メニエール病の特徴として、難聴・耳鳴りなどの聴覚障害とめまいが繰り返し起こります。

1回限りでめまいや難聴が起きたものをメニエール病とは考えません。メニエール病には厳密な診断基準が存在します。メニエール病の初回発作はめまいを伴う突発性難聴との鑑別は容易ではありません。眼底検査なども行い、診断します。

治療はめまいを止める薬などの薬剤治療になりますが、ストレス、睡眠不足、疲労などの関与が根底にあります。薬で症状を止められるのだ、と気持ちに余裕を持って、根本的な問題を解消していくように生活習慣などを見直していくといいでしょう。

くも膜下出血、脳腫瘍など脳の病気であることが

頭痛・吐き気・めまいといった症状が、二次性頭痛として現われている場合、どのような病気を考えればいいのでしょう?強い頭痛と嘔吐、痙攣、意識消失などが起こるくも膜下出血は脳の血管の破裂です。突然の頭痛が特色です。

くも膜下出血と症状の似た脳出血も危険ですが、頭痛がないこともあります。脳腫瘍も頭痛と吐き気、手足のしびれや麻痺、言語障害などが起こります。この場合突然の頭痛ではなく数週間から数か月かけてじわじわと痛みが強くなってくるのが特徴です。

髄膜炎は感染による髄膜の炎症が原因です。首筋の硬直が特徴で、頭痛、吐き気、高熱、意識障害を起こすことも。命に係わる病気です。また脳梗塞の前兆であることもあります。どの病気もすぐに受診する必要があります。

「頭痛・吐き気・めまい」は何科を受診すればいいの?

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まず内科で風邪・胃腸炎か否かはっきりさせましょう

病院に行くとして、何科を受診したらいいのでしょう?つらいのですから、出来れば「ここではなく○○科に行ってください」は避けたいですよね。これまで述べてきた、頭痛・吐き気・めまいという症状が出る病気で比較的シンプルなものは、風邪や胃腸炎などの内科の病気でした。

自分の心象として、喉や鼻などに風邪のような手ごたえがあればもちろん、下痢や腹痛を何とかしたいと考えた場合、まずは内科を受診するといいでしょう。風邪や風邪からくる胃腸炎、となれば、処方された薬を飲んで医師の指示を守って安静に過ごすうちに3種類のつらい症状は治まっていくでしょう。

もし、医師が耳鼻科や脳神経科を紹介してくれた上で受診を勧める時は、日を開けずに必ず受診するようにしてください。医師には他の科を受診すべきと考える根拠があるからです。

めまいがつらい場合、耳鳴りなどもする場合は、耳鼻科へ

めまいを伴う病気には、メニエール病などの内耳の疾患や、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、慢性中耳炎などが知られており、これらは耳鼻科領域の疾患です。しかし、それ以外にも脳循環障害や脳腫瘍など、脳神経領域の疾患も見受けられます。

ふらふらする、自分が揺れているような気がする、嘔気を伴う、頭が重いなどの症状は、脳の病気を見つける手掛かりになることもあります。耳鳴りも同様で、めまいを伴ったり聴力低下を伴う耳鳴りは内耳の疾患の他に聴神経や脳の疾患が原因で起きていることがあります。めまい、耳鳴りがつらい場合は、まず耳鼻科を受診して、どのような疾患なのか診てもらうといいですね。

頭痛が強い場合は脳神経外科へ

頭痛治療の第一歩は専門医による診断から始まります。日常生活に支障をきたすほどの偏頭痛・群発頭痛、くも膜下出血などは似た頭痛なので、検査と専門医による慎重な診断が大切です。また、慢性的な頭痛と、吐き気や嘔吐、めまい、視力低下などを伴う脳腫瘍も、早期の適切な診断が重要です。

また、始めに内科を受診したものの、納得のいく説明のないまま風邪などの薬を処方され、服用したものの一向に改善の兆しがない場合、自分で脳神経外科を受診するという方法もあります。めまいが強く、気になる場合は脳神経外科よりも耳鼻科がよいかもしれません。

時間は掛かってしまいますが、医師に内科を受診した件といまだに症状に苦しんでいる旨を説明すれば検査をしてくれるはずです。特に脳あるいは内耳の疾患ではなかったにしても、医師から納得のいく説明を受けられると思います。「本当は脳の病気では?」という不安から解放されるのはいいことだと思います。

「身体に異常がない」と言われたら心療内科・精神科へ

内科や耳鼻科を受診しても、各種検査をしても「どこにも異常はありませんね」と言われてしまい、自分の体の不調の説明も解決もつかないというのはとてもつらいものです。しかも周囲から「大げさに考えすぎるのでは?」「病気じゃないんでしょ?」と無理解な態度を取られれば、治る糸口すら見つかりません。

めまい、肩こり、頭痛、手足のしびれ、吐き気、動悸、下痢、便秘…自律神経失調症の症状は人それぞれで、多様です。自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスをうまく保ちながら、体のベストな状態を保とうとしていますが、生活習慣の乱れやストレスで、バランスを崩してしまうことがあるのです。

自律神経失調症は治せる病気です。医師の指導の下で、薬を服用したり、運動をしたり、趣味を持ったり、メリハリのある生活を心掛けたり、リラックスタイムを設けたり、生活を少しずつ工夫して変えることが治療の一環となります。

「頭痛・吐き気・めまい」で困っていたら、病院に行きましょう!

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頭痛・吐き気・めまいが続くと、日常生活を送るのも大変です。なるべく早く治したいですね。3種類もの不調が起こっているのですから、「食べ過ぎ」のような単純な原因と結果ではない、症状・病気の症状が出ていると考えた方がいいでしょう。ですから、早期に病院で診察を受けた方がいいです。

3種類の症状に加えて特徴的な不調が起こっていれば、それを手掛かりに病気を絞り込むことが出来ます。内耳に病気があるかもしれませんし、脳神経や眼の病気の可能性も考えられます。早期の診断で、専門医の治療が開始されると回復も早くなります。

もしかすると、思っていた以上にストレスや疲れが溜まっていたのかもしれません。病気の症状を改善するのはもちろんですが、少し自分の時間を持って、のんびり過ごすことが出来るといいですね。自分の体をいたわる時間を日常に持ちたいものですね。