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【血糖値が低い!】低くても注意が必要!?症状や原因・対処法を徹底解説!

血糖値が高いことを気にする人は多いかと思いますが、「血糖値が低い」場合はどのような問題があるのでしょうか?疲れやすい、眠い、寒気がするといった体の不調は、実は血糖値が低いことが原因かもしれません。血糖値が低くなる様々な原因とその対処法を徹底解説します!



血糖値は「低い」ことも問題だった!

健康診断などで血糖値を気にする人は多いと思います。血糖値が高いと糖尿病や肥満などに繋がるということは、ご存じの方も多いかと思います。

実は血糖値は高いことだけでなく、低いことが問題となる場合もあるのです。血糖値が低い状態が続くと様々な体の不調を招くことがわかっています。血糖値が低いとどのような状態になるのか、またどんなことが原因になるのかを解説します。

あなたも気付いていないだけで、気になる不調の原因が低血糖だった?!とういうこともあるかもしれません。血糖値についてもう一度知識を整理して、食生活などを見直すきっかけになることを願っています。

そもそも血糖値とは?

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血糖値とは、体内を流れる血液の中のブドウ糖の濃度のことで、1デシリットルの血液に何ミリグラムのブドウ糖が含まれているかを?/dlという単位で表します。私たちが食事から摂取する栄養の一つに「糖質」と呼ばれるものがあります。「糖質」とは米やパンなどの穀類や、イモ類、果物や砂糖などを指します。

これらは体に入ると消化されてグリコーゲンという多糖類になり、肝臓や筋肉に蓄えられます。エネルギーが必要となると、グリコーゲンはブドウ糖に姿を変えて、血液に乗って全身へ運ばれ消費されるのです。

血液中にはたえずいくらかのブドウ糖が含まれています。食事の後はブドウ糖のもとが多く体内に入ってくるので、血糖値は上がり、運動の後はブドウ糖が消費されるので血糖値は低い状態になります。

血糖値が低いとどうなる?

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眠くなる

血糖値が低い時に起こる症状は、血糖値が60?/dlを切ったあたりから現れます。忙しくて食事を抜いてしまった時や激しい運動の後などに、まず「眠くなる」というも症状が現れることが多いです。頭がボーッとしたり、集中力がなくなったり、イライラしたりすることもあります。空腹感を伴う場合も多いです。

頭痛がする

さらに血糖値が低い状態が進むと、頭痛や吐き気、ひどくなるとめまいなどの症状が出てきます。低血糖で頭痛が起こるしくみは、脳で必要な血糖量を何とか補おうとして、脳内の血流を増やそうとするので、血管壁が圧迫されるためだと言われています。

ガタガタと震えが来る

血糖値が低い状態のまま、適切な処置をせずにいると、更に症状が進み、ガタガタと震えが来る場合があります。これは、下がった血糖値に対して体がそれ以上下がり過ぎないように、血糖値を増やすホルモンを出します(カテコールアミン)。

これは、交感神経系のホルモンのため、震えや動悸、冷や汗といった症状を引き起こすのです。これ以上血糖値が低いと危険ですよ、という体のサインでもあるのです。

寒いと感じる

血糖値を上げるために出されるホルモンは、交感神経の働きによるものです。交感神経が高ぶることによって、体内の体温調節が上手くいかなくなり、寒いと感じることがあります。震えや寒さなどの症状が出ているのに、適切な処置をせずにいると、意識が混濁したり、さらには昏睡状態に陥ったりといった危険な状態になります。

糖尿病で血糖値が低い場合とは?

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糖尿病なのに低血糖?

糖尿病といえば、血糖値が高くなることが問題となる病気ですが、糖尿病の治療中にはしばしば低血糖になることがあります。初期症状としては「あくび」や「不快感」「冷や汗」などですが、適切な処置をしないと「意識障害」や「糖尿病性昏睡(こんすい)」という危険な状態になることもあるそうです。

一般には低血糖の基準は60mg/dl以下と言われていますが、普段から血糖値が高めの人や、急に血糖値が下がった時などは、100?/dl程度でも低血糖の症状が出ることがあると言われています。

糖尿病の治療で低血糖になるわけ

糖尿病の治療では高くなった血糖値を下げることが主な治療になります。人の身体では血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されているのですが、そのホルモン増やすための薬や、インスリンというホルモンそのものを投与する治療をすることになります。

ただ、普通の投薬治療と違い、インスリンホルモンというのは、身体が絶えず一定の量を必要としているというわけではなく、そこに治療の難しさがあります。食事の量や食事と食事の間隔、運動した量などによって、必要とされるインスリンの量は変わってきます。そこに一定量のインスリンを投与した場合、インスリンが効きすぎて血糖値を下げすぎてしまう、という事態が起こってしまうのです。

血糖値が低いのと食事の関係

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血糖値が低い状態は食事の摂り方に大きく関係しています。食事を抜いたり、食事の量が少なすぎたりすると、低血糖を起こすことがあります。また、下痢・嘔吐で食事が十分に摂れない時も、血糖値が低い状態になることがあります。

また、食事時間を遅らせることも、空腹時間を長くしてしまうので血糖値を低くする可能性があります。忙しいからといって、食事を抜いてしまうことがあるかと思いますが、その後に不調が出た場合、血糖値が低いことも考えられるのです。

糖尿病の治療をしている人は、インスリン注射を打った後やインスリン分泌促進剤を飲んだ後、直ぐに食事が摂れなかった時に血糖値が低い状態になることがあります。

貧血だと血糖値が低い状態になりやすい?!

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血糖値が低い状態と貧血はどのような関係にあるのでしょうか?貧血の症状には頭痛や疲労感、めまいなどがあり、血糖値が低い時の症状と似ていますね。

血糖値が低くなる要因は様々ですが、食事の摂取方法や、運動の量、糖尿病の薬の影響など後天的な要因と、「血糖値が低くなりやすい」体質のような先天的な要因があります。

貧血は血糖値が低い状態を作りやすい体質の一つなのです。貧血によって腸粘膜の細胞は酸素不足となるため、粘膜の再生能力や食物の消化吸収にも悪影響を及ぼしてしまうのです。このように、貧血は少なからず血糖値と関係があるといえるでしょう。

子どもは血糖値が低くなりやすい?!

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子どもの血糖値が低くなる原因

子どもも大人と同じく、血糖値が低い状態になってしまうことがあります。考えられる原因は以下のとおりです。

・おやつなど甘いものの食べ過ぎで、一度にたくさんの糖分を摂ってしまうと、血糖値が急激に上がり、それを下げるためにインスリン過剰に分泌されて血糖値が低くなってしまうことがあります。

・子どもは胃が小さく、食の細い子どもなどは、一度に食べられる量が少なすぎる場合があります。その場合も血糖値が低い状態になってしまうことがあります。

・食事の間隔が開きすぎると血糖値が低くなることがあります。子どもの場合は一度に食べられる量が少ないので、その間に血糖値が下がってしまうのを防ぐために間食(おやつ)が必要になります。

・その他運動量が多すぎる場合や、好き嫌いなどによるビタミンやミネラル不足なども影響します。

子どもがよくかかる、ケトン性低血糖症とは?

ケトン性低血糖症は、幼児期から学童期に最も多く見られる低血糖症で、12~18時間くらいの絶食で起きます。特に、小柄でやせ気味の筋肉量の少ない幼児に起きやすいといわれています。

遊び疲れて夕食をとらずに寝てしまった夜や翌日に、嘔吐を繰り返したり、顔色が青白くなったり、意識が下がってうとうとしたりという症状が出ます。ひどくなるとまれにけいれんを起こすこともあります。

食事をとらない状態が続くと、肝臓のグリコーゲンや筋肉のアミノ酸からブドウ糖を作るのですが、それが付呪分だとさらに血糖値が低い状態が続きます。すると、緊急避難的に肝臓で脂肪からケトン体という物質が合成されるのです。ケトン体は脳のエネルギー源になりますが、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こしてしまいます。

治療にはブドウ糖と塩分水分を補う点滴を行います。軽症ならば、自宅で吐き気止めの坐薬を使った後、糖質の多いイオン飲料をのませる対応でよいでしょう。

子どもが夕食を抜いてまま疲れて寝てしまい、よく朝吐き気を訴えて、ぐったりしている…という場合、ケトン性低血糖症である可能性があります。放置しておくと、血糖値が低い状態が進んでしまうので、医療機関を受診するようにしてください。

血糖値が低いのを改善する食べ物や食べ方

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血糖値が低いと感じたら、まず何か口に入れる!

昼食を抜いてしまった、なんだか頭がクラクラする…もし「血糖値が低いかも」と感じたら、緊急的に何か糖分を含むものを食べましょう。オススメは素早く摂取できて、吸収しやすいジュースなどが適していると思われます。ジュースが無ければ砂糖をぬるま湯などで溶かして飲むのも良いでしょう。

また、血糖値を上げるものとして携帯しやすくて日持ちがする飴玉やチョコレートを選ぶことが多いですが、これらは意外と体内への吸収が遅いので血糖値が低いのをすぐに上げることは出来ないそうです。緊急時に持ち歩きたい場合は、ブドウ糖の顆粒などを持ち歩くと良いでしょう。

血糖値が低くならない食べ方とは?

血糖値の低い状態を作らないために気をつけるべきことは以下の通りです。

食べ過ぎに気をつけ、食事は少量を数回に分けて食べるほうが良いと言われています。また、食後2時間位にナッツ類やヨーグルトなどの間食を摂のもよいでしょう。

食事の時は落ち着いた雰囲気の中でゆっくりよく噛んで食べることが大切です。噛むことによって、ブドウ糖の急激な吸収を抑え、満腹中枢を刺激するので食べ過ぎを防ぐことが出来ます。

肉、魚などのたん白質は消化に塩酸を必要とするので、空腹時にはたん白質、サラダ、炭水化物の順で食べるといいでしょう。インスリンを分泌する 膵臓を休ませ、保護するために、糖分の多い食物、脂肪の多い食物は多食しないように気をつけましょう。

アルコールは、カルシウムやマグネシウムなどインスリンの分泌に必要な栄養素を尿の中に排泄してしまうのでなるべく摂らない方がよいでしょう。また、アルコール,タバコ,カフェインはビタミンCを枯渇させ、血糖値も上昇させるので摂り過ぎに注意しましょう。

なかなか難しいことも多いですが、出来ることから改善していきましょうね。

血糖値が低い時、食べ物について気をつけること

食べ物について、 血糖症が低い状態になりやすい人が気をつけるべきことは以下の通りです。血糖の調節機能が弱っている可能性があるので、急激に血糖値を上げたり、下げたりしないように、以下の点に気をつけるとよいでしょう。

ビタミン摂取が大切なので、なるべく新鮮なものを摂るようにしましょう。血糖症が低くなりやすい人はアレルギー性皮膚炎が起きることが多いので、亜鉛やビタミンB群の摂取を心がけましょう。

未精製の穀物(玄米、胚芽米、全粒粉の小麦粉)を食べると、ブドウ糖の吸収はゆるやかになるため、ビタミンミネラルも摂取しやすくなります。お米を炊く時に麦などを入れるのも良いでしょう。

白砂糖は急激に血糖値が上がった後、インスリンが過剰に分泌して血糖値が急に下がるので摂り過ぎに注意しましょう。なるべく天然の調味料(粗製糖、粗製塩、昆布、煮干など)を使って、人口甘味料、香料、化学調味料などの添加物は避けほうが望ましいです。

冷凍食品、レトルト、インスタント食品はミネラルが欠乏しているので控えるほうがいいです。 食用油で最も良いのはオリーブ油と胡麻油です。

穀物、種子、ナッツ類は、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウム、クロム、マンガン、鉄、銅、セレン、フッ素などを含み、糖代謝をスムーズに行なわせてくれますので、オススメです。

穀物では、ソバとキビがオススメです。ソバにはマグネシウム、マンガン、亜鉛が豊富で、その中に含まれるルチンは血糖のゆるやかな上昇に役立ちます。

血糖値は低い場合にも注意!放置すると危険な状態になることも!

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血糖値は高過ぎるのもいけませんが、低い場合も様々な問題を引き起こすことが分かっていただけたでしょうか。初期症状は疲労感や頭痛、寒気など単なる体の不調と間違われそうな軽いものですが、適切に対処せずに放置すると、意識が混濁したり、昏睡状態に陥ったりと命が危険にさらされることもあるのです。

血糖値は自分ではなかなか自覚することは難しいですが、上に挙げたような症状がある場合で、食事を抜いたなど思い当たる節がある人は、血糖値が低い状態にならないように気をつけてみてください。

また、子どもは大人よりも血糖値が低い状態になりやすいといいます。お子さんがおやつを欲しがる訳も分かってもらえたでしょうか?お子さんの機嫌が悪いのも血糖値が低い状態である可能性もあるのです。

血糖値の急激な上げ下げは体に負担をかけるばかりか、糖尿病や、低血糖を招きます。食べ物の内容や食べ方でそれらは防ぐことが出来るので、もう一度食生活について見なおしてみるのも良いですね。