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ひょうそは自然治癒に頼らない!日常で出来る2つのケアと治療法

ひょうそ(爪囲炎)は、指や爪の傷口から細菌が侵入して、痛みや腫れを引き起こす感染症です。症状が軽い場合は自己免疫力で自然に治ることもありますが、放っておくと症状が悪化するケースもあります。ひょうその原因や予防法。もしかかってしまった場合の治療などについてご説明します。



放置しておくと怖い!爪の感染症「ひょうそ」について

「ひょうそ」という名称、皆さんは聞いたことはありますか?感じで書くと「瘭疽」。どちらも見慣れない漢字ですが、「瘭」は「腫れ物」という意味で、「疽」も同じように「悪性の腫れ物」という意味です。

ひょうそは、「爪囲炎(そういえん)」とも呼ばれています。爪の脇などを傷つけてしまったり、指のささくれなどから細菌が入り込み、痛みを伴って腫れたり化膿するなど、手足の爪や指のまわりに起こる感染症のことを指します。

初めは指先が少し赤くなり、ズキズキとした痛みが出てきます。症状が進むと、腫れとともに熱をもつようになり、激しい痛みを感じるようになります。大した事はないだろうと放置してしまうと、指がただれたり、膿が出たりします。さらにひどくなると、関節痛が出たり、指を折り曲げることができなくなったりするので注意が必要です。

なぜ「ひょうそ」になるのでしょうか?

通常、皮膚は角質と表皮の脂肪酸の膜で外界からの刺激物を防御していますが、乾燥でささくれや小さな切り傷ができると、そこからウイルスや菌が入って炎症を起こすことがあります。また、手足の指が湿った環境にさらされると、雑菌が繁殖しやすくなります。

原因となる細菌は、主に黄色ブドウ球菌です。ささくれ、小さな傷、爪の切りすぎや爪の甘皮を剥すこと、刺し爪や巻き爪などによって細菌が入り込み、感染することで腫れや炎症を引き起こすひょうそとなります。

ひょうそを防ぐ2つの方法

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ひょうそを予防するためにできることとは?細菌を寄せ付けないように、普段から手洗いや消毒をすること。そして傷口をつくらないようにすることです。

爪周りを清潔にしましょう

ひょうそは、傷口から細菌が入り込んで感染症を引き起こすため、普段から清潔にしておくことが大切です。普段からの手洗い・消毒を心がけ、手指や爪の周りに傷ができてしまった時は消毒をしましょう。

手荒れを防ぐためのスキンケア

手の細かい傷がある状態など、手が荒れているとそこから細菌に感染する可能性が高くなります。そのため、食器などの洗いもので水に触れる機会が多いと、手荒れが起こりやすくなり、ひょうそも発症しやすくなります。

手荒れは皮膚表面に傷があり、細菌が感染しやすい状態です。その状態にならないようにするために、日頃から傷を作らないように気をつけたり、保湿を心がけたりするようにしましょう。手荒れをケアし、細菌の侵入を防ぐことが、ひょうその予防にもつながります。

病院での「ひょうそ」の治療はなにをやるの?

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ひょうそになってしまった時の治療についてご説明します。症状が軽い場合は自然に治ることもありますが、痛みが続くようでしたら早めに病院に行って診てもらうことが大切です。

症状が軽い場合はいつの間にか治っていることも

症状が軽い場合は、いつの間にか自然に治ることもあります。人間の身体には、自己免疫力と自然治癒力が備わっていますので、体内に侵入した細菌をやっつける働きがあります。体内に侵入した細菌に感染することでひょうそを発症しますが、悪化する前に自然治癒するケースもあります。

ただし、寝不足や健康不良で体力が落ちている場合など、免疫力が低下して自然治癒ができない場合もありますので、注意が必要です。ひょうその症状が悪化すると、痛みや腫れだけでなく、骨や関節まで炎症を起こし、指を曲げられなくなることもあります。悪化する前に、軽度のうちに皮膚科を受診し、治療を受けるのが良いでしょう。

民間療法としてクエン酸を使った自己治療もあるようですが、それがクエン酸の効果によるものなのか、自己免疫力のためなのかは、わかりません。

ひょうそは何科に行けばよい?

指先がずきずき痛んだり、化膿して腫れているような場合は、自然治癒に頼らず早めに皮膚科を受診すると良いでしょう。膿を排出する治療は、外科や整形外科でも行っています。痛みを我慢していると、症状が悪化して治療しにくくなりますので、早めの受診が大切です。

病院での「ひょうそ」の治療例

ひょうそは、主に黄色ブドウ球菌が原因で起こります。その他には、カンジダ、緑膿菌、プロテウスなどの細菌も原因となり得ます。細菌感染の多くは、自己の免疫力で治癒することもできますが、少しでも悪化しそうだと感じたら、専門家のお医者さんの治療を受けることが大切です。

軽度の症状でしたら、抗生物質で処置をすると治ることがあります。抗生物質には、飲み薬と塗り薬があります。また、抗生物質に加えて、痛み止めを処方される場合もあります。感染症が悪化して、膿がたまっている場合は膿を出さなければなりません。

麻酔無しで太めの針で膿を出す方法や、局所麻酔で皮膚を切開する手術など、症状によって治療の方法も異なります。また、同じ部位で再発したり、他の部位に症状が現れたりすることもあります。手術なしで治癒するためにも、早めに病院を受診するようにしましょう。

治療にかかる期間

ひょうその治療にかかる期間や費用は、症状によっても様々です。自己免疫力が強く、症状が初期段階であるなら、抗生物質で治る場合もあります。抗菌薬を内服したり、抗菌効果のある塗り薬を併用する場合もあります。

膿がたまっている場合は、自分で針などで患部に小さい穴を開けて、中から膿を出す方法もありますが、悪化する場合もあるので、痛み止めの処方など、お医者様と相談して治療を受けるのがいちばんです。

「ひょうそ」は放置したら危険です!早目に病院へ…

http://gty.im/881196156

ひょうそは、指や爪の傷から細菌が侵入し、痛みや腫れを引き起こす感染症です。軽い症状の場合は自然に治ることもありますが、痛みを放っておくと症状が悪化し、膿がたまったり、指が曲げられなくなる場合も。痛みが治まらないようだったら、早めに皮膚科や整形外科に行って、診てもらってくださいね。