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逆流性食道炎は食事で改善できる!?注意したほうが良い飲食物9選を大公開!

最近、若い人の間でも増えている逆流性食道炎。不快な症状に悩まされている方は少なくありません。この逆流性食道炎は、食事によりある程度改善を図ることができるとされています。具体的にどのような食べ物や飲み物を避けるとよいのかをご紹介していきます。食事をするたびに辛い症状がある方は、ぜひ毎日の食事の時の参考にしてみてくださいね。



逆流性食道炎を悪化させてしまう食事があるの?

体に良いからとか、ダイエットに効果的だからと思って食べているものが、実は、逆流性食道炎を患っている方にとっては、症状を悪化させてしまう食べ物だという場合があることをご存知でしたか?

逆流性食道炎の原因は、食べ物だけには限りませんが、少しでも症状を和らげて快適な生活を送るために、どのような食事が良いのか、逆に悪いのかを知っておき、意識して改善することをおススメします。また、食事の内容だけでなく、おすすめの食べ方や生活習慣の中で気を付けると良いことをご紹介していきます。

そもそも逆流性食道炎とは?

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逆流性食道炎とは、そもそもどのような病気なのでしょうか?テレビのCMなどでもお馴染みではありますが、実際にどのような原因で生じるのか、具体的にどんな症状が出るのかは良くわからない事が多いですよね。そんな疑問を解決するべく簡単にご説明していきます。

胃酸が食道を炎症させる

食道は食べたものを胃に送るための通り道で、本来は一方通行になっています。これが、なんらかの原因で胃の内容物が逆流して、食道に炎症を起こす症状を「逆流性食道炎」といいます。胃の中にある消化のための胃酸は非常に強く、胃は胃の粘膜を守る機能がありますが、食道にはないため胃酸が逆流してくると、炎症が起きてしまいます。

いままでは、加齢によって胃の内容物の逆流を抑えている”下部食道括約筋”の筋力が衰えることで起きやすくなると言われていましたが、食文化の中で脂質、高たんぱくのものが増加し、嗜好品の増加(コーヒー、アルコールなど)により、若年層にも症状を訴える患者さんが多くなってきました。

原因

逆流性食道炎の原因は、様々な要因が関係していますが、暴飲暴食、肥満などが原因と考えられています。食生活の変化により、胃酸が多く分泌される肉や脂肪分の多い食事を摂ること、便秘や肥満により腹圧がかかり胃酸が逆流しやすくなるのではないかと見られているのです。

また、他にも加齢によっても胃と食道のつなぎ目の筋力が低下したり、ストレスにより食道を異常に過敏にさせるのも原因として挙げられています。

症状

逆流性食道炎の症状としては、胸やけ、不快感、嘔吐、胃酸が上がってきてゲップが出る、のどがイガイガしたり声がかすれる、のどの痛みが出る、ひどくなると咳や喘息などを引き起こすなど、多岐にわたります。中には、全く症状のない方もいます。食後2時間以内にこうした症状が起きたり、前かがみの姿勢になったり、食後すぐに横になったりすると不快感が増す場合、逆流性食道炎の疑いがあるでしょう。

注意するべき食事には何があるの?

では、ここからは逆流性食道炎を悪化させてしまうことがある注意するべき食事には、どのようなものがあるかを挙げていきます。ご自分の食生活と照らし合わせながらご覧ください。

ただし、注意するべき食事の中には、健康を保つのに必要な栄養が含まれたものがあります。ですから、逆流性食道炎の症状に悩まされている方が、症状があるときに少し控えた方が良いというものです。健康な方は、ここでご紹介する食事をバランスよく取り入れることをおススメします。

脂肪の多いもの

逆流性食道炎の症状を悪化させることがあるものとして脂肪の多いものが挙げられます。脂肪分の多い食事は胃酸が多く分泌されるためだと思われます。脂っこいもの、揚げ物、生クリームたっぷりのケーキなどを食べた後にむかむかと胸やけがすることはないでしょうか?

タンパク質の多いもの

タンパク質の多いものも注意が必要とされています。ハムやベーコン、ソーセージ、脂身などの肉類や大豆や小豆、卵やたらこなどの食品にはタンパク質が多いとされているので、こうした食品が好きな方は気を付けましょう。

消化の悪いもの

逆流性食道炎の症状があって胃の調子が悪い時は、胃酸の分泌を高めてしまう消化の悪いものは避けましょう。甘味の強いもの(煮豆やまんじゅう、チョコレートなど)や食塩の多いもの(漬物や塩辛など)、食物繊維の多いもの(生のキャベツ、レンコン、ゴボウ、きのこや海藻など)は控えた方が良いかもしれません。

香辛料を使った料理

刺激の強い香辛料を使った料理も逆流性食道炎の症状がある時には、おすすめできません。こしょうやトウガラシなどを使ったものやカレーライスなどのスパイシーな料理には注意しましょう。

酸っぱいものや柑橘類

さらに注意が必要なのは、酸っぱいものや柑橘類です。梅干しや酢の物などの酸っぱいものや、ミカンやオレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘系のものは逆流性食道炎の症状がある時には、避けた方が賢明かもしれません。

トマト

意外なことにトマトも逆流性食道炎を悪化させるとされている食品です。トマトというと体に良い成分が含まれているので、ダイエットや健康のために意識して食べておられる方も多いかもしれません。

しかし、逆流性食道炎に関して言えば、避けた方が良いと考えられています。妊婦さんの中に、トマトを食べると胸やけを起こすという方がおられるのも、これと関係があるのかもしれません。

注意すべき飲み物には何があるの?

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逆流性食道炎の症状がある時に注意が必要なのは食べ物だけではありません。飲み物にも症状を悪化させる可能性があるものがあるので、いくつかご紹介しましょう。

カフェイン

まずは、カフェインが入っている飲み物が胃酸の分泌を促すとされています。カフェインと聞くとイコール、コーヒーとのイメージを持たれるかもしれません。確かに、コーヒーにもカフェインが多く、特にブラックで飲むのは避けた方が良いでしょう。

さらにカフェインは、お茶にも含まれています。緑茶やウーロン茶、抹茶、ほうじ茶などにもコーヒーと変わらない量のカフェインがあるとされていますし、紅茶もそうです。カフェインが入っていないのは、麦茶や杜仲茶やルイボスティーなどですから、お茶を飲む時は、よく選ぶようにしてくださいね。

アルコール

さらに、注意した方が良い飲み物はアルコールです。アルコールを摂取すると、胃と食道のつなぎ目の筋肉が緩みます。ですから、逆流しやすくなるでしょう。特に、ビールを飲むとげっぷが出ますよね。なぜかというと、胃の中でビールは炭酸ガスを発生させるため、胃が膨らむのです。逆流性食道炎の症状があるときには、アルコールを控えるようにおススメします。

炭酸飲料

炭酸飲料も逆流性食道炎の症状を悪化させることがある飲み物です。コーラなどシュワッとして胃がすっきりしそうに思うかもしれませんが、炭酸飲料は胃酸を分泌させるので注意が必要なものの1つと言えるでしょう。

食事の仕方を改善することも大切!

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逆流性食道炎は、食事の内容だけでなく、食事の仕方も改善することが症状の緩和に関係してきます。では、具体的にどのように行えるかを見ていきましょう。

食事制限

逆流性食道炎の症状を悪化させる食べ物を控えていても、暴飲暴食をしていては、胃への負担や刺激が大きくなり胃酸を多く分泌させてしまうことがあります。ですから、症状があるときには、食事回数を減らしたり、もしくは食事抜きにして胃を休ませたり、食事量を減らすなどして、食事制限を加えると良いかもしれません。食事の時間も規則正しくし、腹八分目にするように心がけましょう。

おすすめの食べ物

逆流性食道炎でお悩みの方に、症状を和らげるおすすめの食べ物があります。EPAという胃の粘膜を保護したり、消化を促す働きをするビタミンBが多く含まれている成分がありますが、これを多く含む食品がお勧めです。

あじやいわし、さけ、かつお、まぐろの赤身などに多く含まれています。他に、胃酸の濃度を薄めさせる効果がある牛乳やヨーグルトもおすすめです。また、消化の良い白身魚、鶏のささみ、豆腐や豆乳、湯葉なども摂り入れてみましょう。

おすすめの献立、食事メニュー

逆流性食道炎におすすめの献立は、レシピ本などにも載っていますし、クックパッドなどで検索しても多数載せられていますから、ご自分の好みのものを探してみましょう。

調理の際は、消化を良くするためにやわらかいもの、細かく切ったものにするように意識すると良いかもしれません。おすすめの食事メニューの一例として、朝はヨーグルトとバナナ、お昼は釜揚げうどん(薬味なし)、夜はミルク雑炊と湯豆腐などがあります。揚げ物などは避け、煮るとか蒸すといった調理方法もおすすめです。

食事以外の改善・治療方法とは?

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食事以外にも逆流性食道炎を改善するために行えることがあります。また、本来は、病院での診察をまず受けることをおススメしますが、病院にすぐにいけない場合、応急処置的に市販薬で症状を和らげる方法もあります。

禁煙、禁酒

症状の改善に役立つこととして、禁煙と禁酒をおすすめします。アルコールとたばこは、逆流性食道炎を悪化させる要因となります。逆流性食道炎でお悩みの方で、アルコールを飲む習慣のある方は、その症状で辛い期間だけでもお酒を控えるのはいかがでしょうか?そして、たばこをよく吸われる方は、この機会に禁煙を試みられると良いかもしれません。

ストレスをためない

逆流性食道炎は、ストレスによっても生じることがあると見られています。ですから、ストレスをためないようにすることも改善の方法の1つです。ストレスをゼロにすることは難しいですが、ストレスを解消する方法を自分なりに見つけて行ってみると良いでしょう。

軽い運動をしたり、お風呂にゆっくり入ってみたり、映画を見たり、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いてみたり、本を読んでみたり、リラックスできる自分の好きなことをする時間を少しでも持つのはいかがでしょうか?

市販薬について

逆流性食道炎は、食事や生活習慣の改善である程度の症状を和らげられるとされています。しかし、本来は、病院での治療が必要な病気です。市販薬についても、根本から治すわけではないので、市販薬を使う場合は、一時的な症状を抑えるものであることを踏まえて服用されることをおススメします。

例えば、ロート製薬のパンシロンという市販薬があります。この薬には、胃酸の分泌を抑え、出すぎてしまった胃酸を中和させたり、荒れた胃の粘膜を保護したり修復させたりするという効果があるとされています。あくまでも一時的な使用として、早めに病院での診察を受けましょう。

逆流性食道炎は日々の食事で改善を図ろう!

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逆流性食道炎を食事で改善する方法についてご紹介してきました。胃の不快感で食後などによく悩まされている方、ぜひご自分の食事の内容や、食事の摂り方などを見直してみるのはいかがでしょうか?

逆流性食道炎には注意した方が良い食品も、健康のためを考えると摂取したほうが良い食品がありますから、症状が改善されたなら、バランスよく食事に含めるようにすると良いかもしれません。

また症状に悩まされているものの、病院での診察を受けたことがないという方は、まずは病院でしっかりと検査を受けましょう。本当に逆流性食道炎なのかどうかを見極め、その上で薬による治療や、適切な指示を仰ぎ、それに従うようにしてくださいね。