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痔の手術の費用はどれくらいかかる?必見!日帰り手術の体験談2選!

痔には大きく分かれて3種類、いぼ痔、切れ痔、痔ろうがあります。どれも治療が必要ですが、最も多い症状としてはいぼ痔があげられます。デリケートな場所であることや手術の費用のことを考えると、なかなか病院に行きたくないと思いがちです。しかし、早期の治療を心がけるほうが手術にかかる日数や費用の負担も軽くなります。今回は痔の手術の費用やその治療法、おすすめの病院についても紹介していきます!



痔の手術の費用はどれくらいかかる?

痔とは、いぼ痔、切れ痔、痔ろうといわれる肛門付近にできる病気のこと。長時間の同じ姿勢や、排便の際に硬い便をした時などになりやすく、肛門周りに痛みや違和感、出血などの症状が見られます。肛門周りというとてもデリケートな場所であることも原因で、怖かったり恥ずかしかったりして病院に行きづらいと思う人も多いでしょう。

中には、痔だと思っていても違う病気だったり、放置しておくと症状がひどくなったりする場合もあるので早めの治療が必要です。でも、いざ治療をするといっても、手術の方法や費用はどれくらいかかるのか心配になりますよね。今回は、痔の手術やその費用について紹介していきます!

痔の日帰り手術とは?

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最近は、痔の日帰り手術を行う病院も多くなったようです。日帰りだと安静は必要ですが、すぐに日常生活に戻れ、入院するのに比べて費用を抑えることが可能です。

しかし、症状の度合いによっては、日帰りで済まず1日から4日前後の入院が必要と医師が判断する場合もあります。ここでは最新の治療方法で、日帰りも可能なPPH手術とジオン注入法、その費用についても見て行きましょう。

PPH手術

痔で治療が必要が多いものの1つが、いぼ痔です。いぼ痔とは、直腸の粘膜がずり下がり、それが肛門からイボ(痔核)が突出してしまった状態のことです。便秘や下痢、座り仕事など長時間同じ姿勢をしていること、お腹に力を入れて強くいきむことが原因で起こるといわれています。

昔は痔の手術をすると、術後の痛みがひどく、長期間の入院が必要でしたが医学が進歩したことで、術後の痛みを小さくし、日帰りでも可能になりました。このPPH手術は、特殊な機械を使用して、垂れ下がった直腸の粘膜を切除し、奥の方へ吊り上げて縫合することで痔核をなくす方法です。切除する部分の粘膜は痛みを感じないので、従来の痔核切除方法よりも痛みが少ないのがメリットです。

術後は処方された痛み止めを服用します。歩行時間や入浴にも制限がありますが、抜糸や傷の消毒が必要ないので、日常生活とそれほど変わらず過ごすことが出来るようです。

PPH手術の費用

PPH手術は先進医療として健康保険適応外だったのですが、平成20年4月から健康保険が適応され、3割負担では2万円から4万円前後が目安です。一泊入院の場合は、5万円から6万円程度になります。また、イボ痔は生活習慣病の1つとされているので、生命保険の手術給付金の対象になることもあります。

ジオン注入法

ジオン注入法とはアルタ療法とも呼ばれ、メスを使わないで治療する最新の方法です。ジオンという痔核を硬化できる強力な治療薬を患部に注射して、飛び出したイボ痔や出血を改善します。痛みが少なく、治療時間も短いため体や心にも負担が軽くなるのがメリットです。

しかし、すべてのイボ痔に適応するわけではなく、比較的軽い症状のものに効果があるようです。痔の大きさや症状の度合いなどを総合的に医師が判断したうえで治療が開始されますが、再発の可能性や治療後の痛みの強さなどは個人差があるようなので、注意が必要でしょう。

日帰りが可能ですが、治療後は2日ほど安静にし、注射された治療薬に含まれる硫酸アルミニウムカリウムを排出するため、水分摂取量を多くし、尿をたくさん出すことが重要です。

ジオン注入法の費用

ジオン注入法の費用は、健康保険が適用され、3割負担なら2万5千円前後が目安です。PPH手術に比べて費用が抑えられる点がメリットですが、症状によってこの治療が適応されるかどうかは医師の判断によります。また、このジオン注入法による痔の治療は、根治を目的とした痔核手術に該当しないため、生命保険適用外になるので注意が必要です。

痔が原因で一週間入院が必要な場合は?

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重度の痔の場合や、長年患っているものを根本的に治療するためには痔核切除手術が必要になります。この場合は、体の安全のことも考えて一週間ほどの短期入院をして、術後の経過や排便の際の痛みの具合などの様子を見ます。

痔核切除手術

痔がひどくなると、内痔だけにとどまらず外痔にまで大きくなり、指で戻しても肛門内に戻らなくなることや、肛門から痔核が飛び出したままになってしまう場合があります。やはり、この痔核をなくすには切り取る方が根治しやすく、再発の可能性も低いです。

手術は、外痔核と内痔核を切除し、奥から肛門のふちの皮膚までを縫い合わせます。これは、昔から確立された治療法で、いろいろな痔の症状にも対応できる安全性の高い方法です。症状や術後の経過によっても変わりますが、だいたい一週間から二週間の入院が必要になります。また、術後は痛みがありますが、痛み止めを服用したり、体をあたためたりなどして痛みを和らげることは可能です。

昔の痔の手術では、肛門の粘膜にできた内痔核ごと切り取り、直腸側と皮膚を縫う手術が一般的で、術後の痛みが激しく、患部がひきつれる感覚や、感染症を起こすことがありました。しかし、医学の進歩によって、できるだけ腸の粘膜を傷つけないように温存する方法がとられ、縫合糸も抜糸を必要としない合成吸収糸を使います。

術後は、排便の良し悪しや痛みなどの様子によって、入院期間も変わります。うまく排便が出来ない場合や、肛門括約筋の状態、年齢、病院から自宅までの距離、術後6日から14日頃に突然出血する「晩期出血」の可能性のことも考慮すれば、遅くても2週間前後の入院が必要と考えて良いでしょう。

費用

手術と一週間程度の入院だと、だいたい7万~8万円前後が目安です。しかし、個室の場合や、薬、痔の専門グッズやアイテムなどの購入を考えるとさらに費用がかかると考えた方が良さそうです。

いぼ痔の手術体験談

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日帰り手術でイボ痔を切除した人の体験談をまとめてみたので、術後の注意や手術前の心得などを見て行きましょう。

イボ痔切除の日帰り手術の体験談

便秘の症状や、硬い便を無理やり出すためにいきむことが多く、そんな日々を繰り返しているうちに肛門周りに違和感や痛み感じ、そしてイボ状のものを鏡で確認したのがきっかけで病院へ。受診の際は、医師による視診と触診、肛門鏡で内部を見ることもでき、医師の判断で痔を切除することになりました。

手術前の2日間は、食物繊維の少ないものやうどんやお粥などの低残渣食を食べるようにとの指導を受けます。手術当日は、下半身のみの手術着に着替え、貴金属はすべて外し、いざ手術台へ。局所麻酔を4~5ヶ所ほど打ちますが痛いのはすぐに終わり、痔の切除が始まりました。

手術時間は30分も足らないほどで終わり、簡易ベッドで一時間ほど休憩をとります。出血がないかなどの確認や、薬の処方を受けてタクシーで帰宅しました。術後の注意点として、翌日までよく安静にし、食事は低残渣食で固形の便をしないように注意することです。固形の便をした場合、下痢や大出血の恐れがあります。排便後はシャワーで流し患部を清潔にします。

患部につけるガーゼは一日に数回は軟膏をつけて取り替える必要があります。排便があった日からシャワーができ、ウォッシュレットを使用する場合は5日後ぐらいから弱めにして使っても良いようです。

この人の場合、手術代は3割負担で2万4千円、その後の通院6回で1回につき1千円、合計で3万円程度の費用がかかりました。当初は手術費用は1万円台で済むと言われていたそうですが、症状の重さによって金額の変動があったようです。

イボ痔の手術をした女性の体験談

こちらは、いぼ痔をジオン注入法と痔核切除を日帰りで行った女性の体験談です。初期段階では、肛門あたりが切れたように痛み、ティッシュペーパーに少量の血が付く程度でしたが、トイレの水が鮮血に染まり、指で押し戻せないくらいの脱肛になったため病院へ。

診療を受けてステロイド性の軟膏を塗ることで出血を抑えますが、内外痔がひどいため手術を受けることになります。この人の場合は、ジオン注入法でいぼ痔を小さくし、レーザーで脱肛部分を切除する方法で手術が行われました。

術後3~5日は安静にする必要や通院の可能性もあるため、あらかじめ休暇をとっておくほうが良いようです。手術の前日は腸内に便を残さないようにするため、病院から低残渣食の一日分のレトルトセットをもらい、腸内を整えます。

手術は全身麻酔をかけて行われるので、手術中の痛みなどの心配もないようです。術後の気を付けることは、消化の良いものを食べて肛門に負担をかけないことが大切です。特に香辛料などの刺激物は避けましょう。

手術当日の入浴は出血がある場合は避けた方が良いですが、肛門周りを清潔に保ち、座浴をして温めると早期回復を期待できるそうです。術後の再発を防ぐためにも、痔の原因の一つである便秘にならないように、生活習慣や食生活などにも気を配ることが大切です。

おすすめの病院と手術費用は?

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痔で悩む人たちにとって、病院選びや費用はとても気がかりなことです。肛門科の病院の中には健康保険が適用されていない病院もあるため、あらかじめネットで調べる必要もあるでしょう。ここでは、健康保険が適用されるおすすめの病院を紹介していきます。

大阪

天神橋筋六丁目駅から歩いてすぐの場所にある篠原肛門科は、30年近い実績を持つ老舗の病院です。痔の根治を狙う手術で、日帰りも可能。気さくで優しいベテランの医師による痔核切除手術により、痔の完璧な治療を期待できそうです。切除手術専門のため、PHH手術やジオン注入法などは行われていません。健康保険適用の3割負担で2~4万円程度を目安に考えて良いでしょう。

http://www.shinoharadoctor.com/index.php

札幌

じょうてつバス南14条西11丁目を下車して徒歩1分の場所にある札幌いしやまクリニックは、昭和52年の開業から年間5万人の痔の治療を行う実績のある病院です。痔を切らずに治すジオン注入法の最新技術をはじめ、肛門形成術(肛門クッション挙上手術)で痔の治療を行います。健康保険適用で、3割負担の場合日帰りで1万5千円程度から、1週間の入院の場合は約8万円程度を目安に考えましょう。

http://ishiyama.or.jp/

東京

日本で初めての女性の痔の専門医の病院マリーゴールドクリニックは、スタッフ全員が女性ということもあり、病院に行くのが気恥ずかしいと思う女性にとっては、受診しやすく安心して治療を受けることが出来るのがメリットです。

手術方法も症状を見て医師の判断により変わりますが、ジオン注入法など体に負担をかけないものや日帰りの手術も行われています。健康保険適用で3割負担の場合、治療法によっても違いが出てくる場合もありますが、だいたい2~5万円程度を目安に考えて良いでしょう。

http://www.marigold-clinic.com/

痔の治療は早期の治療を心がけましょう

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痔の手術の方法や費用、体験談についてもご紹介しましたがいかがでしたか?痔は良性の疾患であるため治療を先延ばしにしがちなことが多いですが、症状がひどくなってからだと費用や治療にかかる日数が増える可能性もあります。

病院選びの際も、治療法をはじめ、日帰り手術が可能か、健康保険が適用されるのかもしっかり吟味する必要もあります。痔の自覚症状があれば、早期の治療を心がけることが大切です。