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リスペリドンの副作用とは?放置すると危険!4種類のタイプに分けて紹介!

みなさんは「リスペリドン」という名前の薬をもらったことはありませんか?調べてみると「統合失調症」という名前が出てくることがありますが、実はそれだけではありません。この記事ではリスペリドンがどんな薬でどんな副作用があるか詳細に解説します。



リスペリドンにはどんな副作用がある?

薬の名前を詳細に調べてる方は気づく可能性がありますが、病院でしばしば「リスペリドン」という名前の薬をもらうことがあると思います。このリスペリドンとは別名「リスパダール」とも呼ばれることがあり、抗精神病に効果のある薬だと言われています。

また、統合失調症にも効果があると言われていて、「オランザピン」「エビリファイ」「セロクエル(クエチアピン)」と並んで使用されていると言われています。統合失調症の中でも副作用が少ないと考えられています。

しかし、リスペリドンは精神科以外でも出されるケースがあります。今回はリスペリドンの基本的な効果や使い方、また考えられるその副作用についても解説します。

リスペリドンについて

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リスペリドン錠1mgの薬価

リスペリドン錠1mg当たりの単価は各製薬会社、リスペリドンのタイプによってバラつきがありますが、参考までにデータを挙げます。あるデータによると、「東和薬品」が作っている錠剤タイプものだと「10.10円」となっています。また、「ファイザー」と呼ばれる会社が作っている内容液のタイプは「25.30円」となっています。

リスペリドンの大きな特徴としては「半減期が短いこと」が挙げられます。この「半減期」とは「服用した薬の血中濃度が半分になるのにかかる時間」のことを指しています。この半減期が分かると薬が効果のある時間がある程度推測できると考えられています。リスペリドンはおよそ4時間だと言われていて、他の薬たとえば「エビリファイ」は半減するのに61時間かかると言われています。

薬の剤型が豊富

リスペリドンは薬の剤型が豊富で様々な使い方ができると言われています。薬の中には「錠剤」「液剤」「注射剤」があります。値段はこの剤型によって大きく変動すると考えられています。

内用液の味は苦い

内容液の味は基本的に苦いと言われています。しかし、内溶液なので制限はありますが、ジュースなどに混ぜて飲むことも可能だと考えられています。

代表的なリスペリドンの内用液を作っている会社として「アメル」や「ヨシトミ」「MEEK」が挙げられます。薬価はそれぞれのメーカーによって違いますが参考までデータを挙げると、アメルのものが「36.50円」、ヨシトミのものが「56.70円」、MEEKのものが「36.50円」だとされています。

効果がある症状

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統合失調症

リスペリドン、またはリスパダールは1996年に販売された抗精神病薬、特に統合失調症に有効とされている薬の一つです。副作用は少ないと考えられていて、現在の統合失調症の治療薬として最も使われているとされています。

統合失調症の中でも「陽性症状」と「陰性症状」どちらにも効果があるとされています。「陽性症状」とは統合失調症の中の本当には実在しないものが見える幻聴作用や妄想作用のことを指します。一方、「陰性症状」とは感情の起伏がなくなるなど、本当はなければいけないものが現れなくなる症状のことを指します。

統合失調症かどうかをチェックするには信頼できるサイトから診断してみても構いませんし、もし不安でしたら、病院に行って診断してもらいましょう。

不安定な精神状態

リスペリドンは統合失調症の治療薬としてではなく、別の用途にも使われることがあります。その理由はリスペリドンには興奮や怒りなどを抑える力があると考えられているからです。

主に三つのタイプの患者さんに使われると考えられていて、「躁状態にいる患者さん」「認知症で怒りやすくなっている患者さん」「自閉症スペクトラム障害やパーソナリティ障害で気分が高揚しやすい患者さん」に出されることがあると考えられています。特に認知症は高齢者がかかりやすいと言われています。

診断された後にリスペリドンを処方されて、調べてみると「統合失調症」と書かれていることが多いと思いますが、統合失調症の患者だけに処方されるわけではないので安心してください。

副作用1(錐体外路症状)

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統合失調症の患者は脳に含まれる「ドーパミン」と呼ばれる物質が過剰に分泌されていることから発症すると考えられていいます。このドーパミンとは何らかの動機が発生を促すと考えられている物質です。

しかしリスペリドンを服用してドーパミンの分泌が減ってしまうと「錐体外路症状(すいたいがいろしょうじょう)」と呼ばれる副作用が発生することがあります。この錐体外路症状は別名「EPS」と呼ばれることもあります。

アカシジア

「アカシジア」とは別名「静座不能症」と呼ばれることがある病気で、ゆっくりと座ることができず、その周りを動き回ってしまうという病気のことを指します。

一般的には原因となる薬を服用し始めて数日経ったときに発症することが多いと言われています。アカシジアが進行した場合、自殺願望や自分を傷つけたいという気持ちまで持ってしまうこともあります。この症状が確認された場合は直ちに病院に行くようにしてください。

震えや筋肉の硬直(パーキンソン症状)

リスペリドンを服用するとドーパミンの減少から手先のふるえを覚えたり、筋肉が硬直することがあります。遺伝的な原因だと考えている方も多いと思いますが、この場合は薬の副作用によってドーパミンが減少したことにより発症すると考えられています。この場合は抗パーキンソン病の薬が処方されることがあります。

副作用2(高プロラクチン血症)

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「高プロラクチン血症」とは脳下垂体と呼ばれるところから分泌される「プロラクチン」と呼ばれるホルモンが過剰に分泌されることにより発症する病気です。副作用が少ないタイプに分類されるリスペリドンですが、この副作用が発症する可能性は他の薬よりも高いと言われてい。

原因は「副作用1」の記事と少し関係がありますが、リスペリドンを服用することによってドーパミンの分泌が減少することにより、プロクラチンが過剰に分泌されてしまうことが挙げられます。

このプロラクチン血症の数値の基準ですが、基本的には血中濃度が「30ng/ml以上」の場合がそれにあたります。検査の際はTRHテストと呼ばれるホルモンの付加検査が行われることが多いと言われています。

不妊や生理不順

プロラクチンとは授乳中に基本的に分泌が活性化されるホルモンだと言われていて、胸の張りや乳汁の分泌が促されること、月経不順や性欲の低下などが挙げられます。さらに、妊娠している人でこの病気にかかると流産の可能性が高くなるというデータもあります。

男性の機能障害

高プロラクチン血症は男性もかかる病気だと言われていて、発症すると様々な機能障害が現れると言われています。主な症状としては「女性化乳房」や「乳汁分泌」などが挙げられ、さらに「精力の低下」なども挙げられます。

乳がんになる危険性

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高プロラクチン血症を放置すると乳がんの原因になるとも言われています。そのため、できる限りはやめの治療を行うことをおすすめします。

副作用3(抗コリン作用)

考えられる副作用の三つ目として「抗コリン作用」が挙げられます。この症状が発生する原因はリスペリドンによって「アセルコリン」と呼ばれる物質が機能するのを防いでしまい、さらに薬の成分がアセルコリンを分泌する部分に結合してしまうことから起こると考えられています。

この副作用を改善する方法としては「リスペリドンを少なくする」「抗精神病薬の種類を変える」「抗コリン作用を軽減する薬を使う」という三つがあると言われています。しかし、リスペリドンは抗コリン作用が弱いとも言われています。

眠気や不眠症

抗コリン作用の副作用の中には眠気や嘔吐を感じることがあります。さらにはリスペリドンにより夢を見る時間である「レム睡眠」の時間を伸ばしてしまい、悪夢を引き起こすこともあると言われています。

便秘

抗コリン作用の症状の代表的な症状として「便秘」が挙げられます。あまりにも便秘がひどくなってしまっている場合は下剤が追加で処方されることがあります。

口の乾き

抗コリン作用の症状のもう一つの代表的な症状として「口の乾き」が挙げられます。この場合も同様に症状がひどい場合は適宜漢方薬が処方されることがあります。

副作用4(その他)

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倦怠感やめまい

リスペリドンを服用することにより、低血圧になることがあります。低血圧になると体がだるく感じたり、ふらつきやめまいなどを感じる可能性があります。錐体外路症状などと症状が重なる場合は直ちに医師のところに行くようにしてください。

頭痛や吐き気

リスペリドンを服用することで様々な原因から頭痛や吐き気を催すことがあります。頭痛や吐き気による重大な副作用として考えられるものとして「麻痺性イレウス」「抗利尿ホルモン不適合分泌症候群」「肝機能障害」「脳血管障害」が挙げられます。脳血管障害に関しては頭痛も併発すると考えられています。

皮膚がかゆい

リスペリドンを服用することで皮膚がかゆくなる可能性もあると考えられています。重大な副作用として挙げられるのは「肝機能障害」が挙げられます。

太る

リスペリドンの副作用として「体重増加」も挙げられます。原因はリスペリドンを服用することでヒスタミン1受容体やセロトニン2C受容体という部分の働きを抑えてしまうことが考えられます。さらに代謝を抑えたり、コレステロールの値も上昇させることも原因の一つだと考えられています。

リスペリドンによる体重増加は治るとも言われています。一つの方法は「食生活の改善」で、もう一つは「薬の量を減らして1mgのリスペリドンを0.5mgにすること」が挙げられます。

使用上の注意

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添付文書、機序を読み守る

リスペリドンは副作用が少ないと言われている薬ですが、強い薬の一つなので、添付文書や機序は必ず読むようにしてください。そして飲む量は一般的には医者と一緒に決めるので、言われたことを必ず守るようにしてください。

気になることは医師に相談する

妊婦の人や糖尿病の人はリスペリドンを服用することで副作用が出やすいと言われています。

そのため、必ず何か不安があったら医師と相談するようにしましょう。特に高血糖や糖尿病の人は症状が悪化する可能性があります。症状が悪化したら直ちに飲むのを止めて病院に診察するようにしてください。

使用用法を守って正しく使おう

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統合失調症や興奮を抑えるのに有効だとされているリスペリドンですが、やはり効果がある薬には副作用も様々あります。この薬は基本的には医師の診断がないと処方されないので、医師と話して服用量をしっかり守り、それから副作用が出た場合は直ちに医師のところに戻るようにしてください。また、興味本位で他人のリスペリドンを服用することも絶対にしないようにしてください。