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アズノールうがい液の効果とは?市販してるの?イソジンとの違いも解説!

アズノールうがい液とは、現在では市販薬も増えたため、ドラッグストアなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。今回はこのアズノールうがい液の効果や効能から、使用方法、副作用、市販薬との違いやイソジンとの違いなどを詳しく調べてみました。これからアズノールを使用したいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。



アズノールうがい液の効果と類似薬との比較

アズノールうがい液を使いたいと思っているものの、医療用と市販薬の違いや使い方などがよく分からない、という人もいるのではないでしょうか。アズノールうがい液とは、基本的には医療用として処方されるうがい液であると言われています。

現在では、市販のアズノールうがい液もたくさん販売されていることから、医療用と市販薬とどちらを選べば良いか分からない人も多いはずです。今回は、このようなアズノールうがい液について、詳しく調べてみました。

アズノールの効能や効果、使用方法、副作用や注意点、イソジンとの違いや市販のアズノールうがい液との違いなどを詳しく解説していきます。

アズノールうがい液の使い方や選び方などを知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

アズノールってどんなもの?

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喉の粘膜の炎症組織に作用

アズノールは、炎症をおさえ、さらに治りを早くする効果があります。そのため、喉の腫れや咳のしすぎで喉が切れてしまった、口の中を噛んでしまった…といった時にアズノールうがい薬を使うと、その傷や腫れを沈めて早く治してくれます。

一般名は、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物含嗽剤で、薬価は1mlあたり43.5円です。商品名はアズノールうがい液4%というものが多く、濃青色の液剤のうがい薬になります。

何に効くの?効能・効果

アズノールうがい液は、一般的には喉の炎症や扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎などの口の中の傷の治療に用いられます。そのため、一般的なうがい薬のような殺菌や消毒作用はないと言われています。すでに炎症を起こしている症状を治すために使用するうがい薬です。

用法・用量

アズノールうがい液の使用方法は、所定の使用量を水に溶かして1日数回うがいをします。ただし、治療を受ける疾患や年齢・症状により使用量や回数が異なります。そのため、必ず医師に指示された使用方法に従ってうがいをするようにしましょう。

また、喉の炎症や扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎などの口の中の傷の治療をする薬であることから、なるべくその患部に直接薬が接触するようにうがいをすると効果的です。

副作用はある?

アズノールうがい液は基本的に副作用が少なく穏やかで安心して使えるうがい薬と言われています。しかし、薬ですので、非常に稀に副作用を起こす可能性もあります。代表的な副作用は口の中に感じる刺激です。何か使用中に異常が認められた場合はすぐに使用を中止し、医師に相談しましょう。

どんな注意点がある?

アズノールうがい液を以前使用した際に、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出た人の場合には、使用する前に一度担当の医師と薬剤師に伝えるようにしましょう。また、妊娠中や授乳中、他に薬を服用している人の場合にも、相談するようにしてください。

とくに、他の薬(市販薬の場合でも)を服用している場合には、お互いに薬の作用を強めたり弱めたりする可能性があるため、一度医師または薬剤師に相談するようにしましょう。

他にも、抜歯後等の創傷の場合、激しい洗口を避けるようにしてください。また、うがいを忘れた場合には、気づいた時にできるだけ早くうがいをするようにし、2回分を一度に使用することは避けるようにしましょう。もしも、誤って多く使用した場合には、医師または薬剤師に相談し、医師の指示なしに自分の判断のみで使用を止めないようにしてください。

正しい保管方法

アズノールうがい液は、光や熱によって成分が変質したり、湿気によって雑菌の繁殖が起こったりしないよう、直射日光が当たらず、強い熱や湿気にさらされないような場所で保管しましょう。また、容器から出した分をまた容器の中へ戻すことも避けましょう。

同じうがい薬?アズノールとイソジンの違い

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効果の違い

アズノールの効果は、喉の腫れや痛みのような炎症の沈静化や、口の中を噛んでしまってできた傷や口内炎といった口の中の傷の治りを早くするものです。一方、イソジンの効果はウイルスや細菌の殺菌、消毒や洗浄であり、感染症の予防が期待できます。

このようなことからも、アズノールとイソジンは、それぞれにまったく違う効果を持っており、薬の用途が違うということがわかります。そのため、同じうがい薬であるからといっても、代用することができないので注意するようにしましょう。

用途が異なる

「アズノール(アズレン)」と「イソジン(ヨウ素)」は、どちらも同じ「うがい薬」として処方されるものの、用途の異なる別の薬であると言われています。

アズノールの効果は、喉の腫れや痛みのような炎症の沈静化と、口の中の傷の治りを早くすることであるため、口内炎や咽頭炎、扁桃炎といった、すでに症状が出ている時に使われます。しかし、イソジンの効果は殺菌・消毒作用や洗浄作用であるため、感染症の予防目的で使われます。

また、アズノールは粘膜の修復をする効果がある薬であることから、殺菌・消毒作用があるイソジンに比べて刺激も少ないうがい薬であると言われています。

薄め方が違う

アズノールは100mlの水に5~7滴が適量であるのに対し、イソジンは一般的に20倍希釈程度の濃度が適していると言われています。そのため、まったく薄め方が異なるため、同じうがい薬でも薄め方を間違わないように注意する必要があるでしょう。

また、それぞれだ間違った薄め方をしてしまうと、効果が半減もしくはなくなってしまうおそれがあるため、きちんと薬の種類や効能を把握し、添付文書を確認してから使用することをおすすめします。

副作用の違い

アズノールには基本的に特筆すべき副作用はなく、比較的安心して使うことができるうがい薬と言えます。しかし、イソジンの場合は、有効成分であるポビドンヨードによって、微量ではありますがヨードを吸収してしまうことがわかっています。

イソジンで1日に何度も何度もうがいをすると、甲状腺機能に異常を起こし、甲状腺機能低下症といった甲状腺異常を起こしたという症例も報告されています。もちろん、1日に何度も、毎日、そして長期間にわたって使用しなければ甲状腺異常を起こす心配はありません。

使い方が異なる

アズノールとイソジンは用途や効果が違うために、うがいの仕方が違うので気をつけるようにしましょう。

アズノールは、炎症を抑えたり、口内炎などの口腔内の傷を治す目的で使用することから、喉の奥でガラガラとうがいをする必要はなく、症状がある部位に薬がよく付くようにうがいすることが大切です。例えば、喉の痛みがあるときは喉に良く届くように、また、舌に傷がある場合にはその患部につけるようにうがいしましょう。

一方、イソジンの場合はウイルスや細菌の殺菌と消毒、洗浄のために使うので、口の中全体だけでなく、喉の奥の方まで病原菌を追い出すようにうがいすることが大切です。

また、液を薄めすぎたり、うがいの時間が短すぎたりすると、十分に細菌やウイルスに対して効果が得られないため、きちんと20倍の希釈濃度を守り、30秒以上はうがいをすることを心がけるようにしましょう。

販売されている市販薬との違いは?

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市販品より濃度が高い

市販薬としてもアズノールは販売されているので、医師の処方なしにドラッグストアで購入することが可能です。しかし、処方薬とドラッグストアのアズノールでは、有効成分の含有濃度に違いがあります。処方薬に比べ、市販薬は有効成分の濃度が半分程度しかないと言われています。そのため、医療用のアズノールの方が市販薬に比べると効果も高いと言えるでしょう。

価格

医療用のアズノールうがい液4%は、じつは通信販売でも購入が可能です。医療用アズノールが5mlで500円程度であるのに対し、市販のアズノールは100mlで約800円程度になります。

価格にかなり差があると思いがちですが、濃度の面で見ると、医療用が4%であるのに対し市販薬は0.5%であるため、単純に原液の濃度だけで比べると市販薬は医療用の10分の1程度しかありません。

そのため、価格や量にこれだけの差が出てくることになるようです。また、アズノールの市販薬には、スプレータイプもあります。スプレータイプの場合には、30mlで価格はおよそ980円、アズノールの濃度は0,2%になります。

痛いのどの粘膜に直接スプレーをするため効果的であり、うがいが面倒であるという人には、スプレータイプの方が適しているのでおすすめです。

アズノールの代表的な市販薬には、以下のようなものがあります。

・パープルショットうがい薬

・浅田飴AZうがい薬

・パブロンうがい薬AZ

・エスコンうがい薬AZ

・パープルショット消炎喉スプレー

効能・効果の違い

医療用と市販薬の効能・効果の違いは、やはり濃度が違うため、医療用の方が効果的であると言えるでしょう。ただし、薄めて使用するものであることから、自分で濃度調節ができるため、薄め方により効果が異なるとも言えるでしょう。

ただし、もとの濃度自体が10倍もの差があることから、喉の炎症がひどい場合には医療用のアズノールうがい薬をきちんと用法に沿って使用した方が、効果が早く見られるのではないでしょうか。軽い喉の痛みであれば、市販のアズノールでも十分効果が見られる可能性があります。

また、あまり頻繁にうがいができるような環境ではないという人の場合には、市販のアズノールのスプレータイプを使用した方が良いかもしれません。効果の高いものの方が有効ではありますが、きちんと用法に沿って薬を使うことができないようであれば効果が低くなってしまうので、自分の環境などに応じて適したタイプのアズノールを利用するようにしましょう。

鼻うがいにも効果的?

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基本的な鼻うがいのやり方

通常、鼻うがいとは塩水で行うものですが、塩水にうがい液のアズノール(アズレンスルホン酸ナトリウム)を数滴垂らして鼻うがいをするという方法もあります。アズレンには、粘膜の炎症を抑る効果があるため、鼻の粘膜にも効果的であることから、アズノールで鼻うがいをするととてもすっきりすると言われています。

そのため、風邪のひき始めなどには、塩水だけでなくアズノールを数滴垂らして鼻うがいをすると、炎症も抑えられとても効果的であると言われています。鼻うがいの基本的なやり方は以下になります。

1. 塩小さじ1杯に38~42度に温めた水500mlを混ぜ0.9%の塩水(生理食塩水)を作る

2. 1にアズノールうがい薬を数滴垂らして洗浄液を作る

3. 2を片側の鼻の中に流し込んで出す。

4. もう片方の鼻にも同様に流し込む。

鼻うがいに慣れていない人のために鼻うがい用の商品もあるので、初めて鼻うがいに挑戦するという人は、以下のような商品を試してみても良いのではないでしょうか。

・ハナクリーンS/EX

・ナサリン 鼻腔洗浄器

・ネティポット

・ハナノア

鼻うがいの効果的な使用方法

アズノールの鼻うがいの効果的な方法は、前述したような38~42度の生理食塩水(0.9%)に、アズノール数滴を垂らす方法です。または、医院によってはアズノールではなくハチアズレ(顆粒)を処方する場合もありますが、ハチアズレ(顆粒)を溶かして使う方法もあるので、どちらでも大丈夫です。

しかし、溶けやすいことや、持ち運びにも便利なことから、アズノールの方が使い勝手は良いと言われているため、もしも病院でアズノールを処方してもらう際には、ハチアズレではなく液体の方を処方してもらうようにした方が良いかもしれません。

また、鼻うがいに抵抗がある人は、前述したような鼻うがい用商品も使用しながら、徐々に慣らしていくようにすると良いでしょう。風邪や花粉症などで鼻や喉が炎症を起こしている場合には、このアズノールを使った鼻うがいが効果的なので、ぜひ試してみてください。

ただし、うがい薬で鼻うがいもできるからといって、イソジンで鼻うがいは絶対にしないようにしましょう。なぜなら、イソジンは殺菌作用が強いため、他の常在菌までをも殺してしまうことから、鼻の奥の粘膜にはあまり適していないからです。

その点、アズノールの場合には、殺菌ではなく粘膜の修復に使われるため、安心して鼻うがいにも使用することができると言われています。

うがい薬は用途にあったものを選ぼう!

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いかがでしたでしょうか。アズノールうがい液についてを詳しく解説してきました。アズノールとは、喉の粘膜の炎症組織に作用し創傷治癒を早めるうがい液で、イソジンなどとは違いすでに炎症を起こしている部分の粘膜の修復などをする薬であると言われています。

そのため、アズノールは喉の炎症や扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎などの口の中の傷の治療に用いられます。イソジンも同じうがい薬ではあるものの、主に細菌に対する殺菌などのために使われるので、お互いに代用は不可能であると言われています。

また、アズノールは市販薬もありますが、濃度が医療用に比べて10分の1程度になるため、すでに炎症がひどい場合には、医療用のアズノールを使用した方が良いでしょう。さらに、アズノールは鼻うがいとして使用をしても効果が高いことから、風邪のひき始めや花粉症の時期などにはアズノールの鼻うがいもおすすめです。

うがい薬は、それぞれの違いをしっかり理解して、用途に合ったものを正しく使いましょう!