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外痔核の治療ってどんな方法?治療法・原因・対処法を公開!

外痔核は、肛門周囲から外側の部分に痔が出来てしまう症状をいいます。外痔核は、放っておいたり、自分流の治療方法のみで対応したりすると,大変危険です。外痔核の原因は、便秘や下痢・食生活・生活習慣の乱れ、さらにストレスや冷え性など、様々なものがあります。痔は男性だけではなく、女性にも大変関わってきます。病院へ行ってもすぐに手術!というわけではありません。自分に合った治療方法を医師と相談してみましょう。



外痔核を理解して治療しましょう

外痔核はいぼ痔のように、肛門の外側に起こる痔です。ぽこんと肛門にいぼが出ていたり、引っ込んでいたりすることもあります。原因は様々ありますが、治療をしっかり行わないと大変危険です。この記事では、原因や治療法について紹介していきます。是非、参考にしてみてください。

外痔核の症状とは?

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痛みが出る

外痔核はやはり痛みを感じてしまう人が多いようです。この外痔核で代表的な、いぼ痔。これは、肛門の周囲にある筋繊維や動脈、静脈の組織や血管が切れてしまうことがいぼができます。さらに、このいぼが血豆のようなうっ血した状態になります。専門用語でいうと、肛門にできた動静脈叢を痔核またはいぼ痔といいます。

血栓

血栓による痔は、血栓性外痔核と呼ばれます。この血栓は血豆が出来てしまい腫れあがった状態です。肛門付近の血がかたまって、血管がつまってしまい、血栓ができてしまいます。さらに、脳に血が行かなくなってしまうこともあります。

この血栓は、肛門の外にも中にもできてしまいます。肛門の外にできる痔を外痔核といい、肛門の中にできる痔を内痔核といいます。血栓性の痔は外にも中にもできるので注意です。さらに、血栓性の痔は、腫れがでてしまい、痛みが強くでてしまうこともあります。2~3日は痛みが強く続いてしまいます。中には腫れがひくのに一ヶ月以上かかってしまう場合もあります。

基本的には病院で治療をしてもらいましょう。軟膏や座薬は一時的な痛みの改善にはつながりますが、根本的な治療にならない場合が多いです。病院にいったからといって、すぐに手術をされるわけではありません。注射や日帰りの手術で終わる場合もあります。薬がいらない場合もあるので、自分で判断せずに、治療方針を医師としっかり相談しましょう。

炎症

外痔核は基本的に肛門付近や肛門の外側に痔核ができてしまいます。いぼ痔の場合は、いぼが炎症を起こしたり、膿ができてしまったりする場合もあります。炎症がひどくなればなるほど痛みは強くなってしまいます。

じつは、いぼ痔は肛門に押し込むともとに戻ってしまう場合もあります。しかしそれは治ったわけではなく、隠れてしまっただけです。手で触れるのは、ばい菌が入ってしまい状態は悪化してしまいます。なるべく触れないように、清潔な状態を保ちましょう。

炎症や痛みがひどくなり、普通の生活が辛くなってからでは遅いです。痛みがひどくなる前に、病院へいき治療を行いましょう。炎症がひどくなってしまうと、治療期間が長くかかってしまいます。入院が必要になってしまう場合もあります。

出血は少ない

外痔核は、基本的に肛門の外側に痔核ができる状態なので、出血は少ない場合が多いです。切り傷や擦り傷のような状態も出血はさほど多くありません。出血があるとしても、排便時にトイレットペーパーに血がついてしまう程度ですみます。ですが、いぼが破裂しまうことで、大量に出血しおどろいてしまうこともあります。気を付けましょう。

外痔核の原因とは?

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不規則な生活

痔に関係ある不規則な生活の原因として、睡眠不足は大敵です。睡眠不足によりジムラルペプチドという物質が増えてしまい、細菌感染しやすくなります。疲れやすい・微熱・火照りがでることがあります。肛門にある良い菌の力も弱まってしまい、痔になりやすくなってしまいます。

22時~2時くらいの間は、しっかりと睡眠をとるように心がけましょう。この時間帯はゴールデンタイムであり、良質な睡眠をとることができます。この時間に睡眠することにより、強くてしっかりした皮膚が形成されます。

偏った食事

バランスの良い食事をとりましょう。偏った食事は、体の栄養バランスも崩してしまい、痔にも良くありません。同じ物を食べ過ぎたり、逆に食べなさすぎたりしても、排便がスムーズにいきません。また、女性が痔になってしまう原因としてはダイエットも挙げられます。

ダイエットをすると、そもそも食事の量が減ることになるので、便の量も少なくなって便秘になってしまいます。後述するように、便秘になると便を出そうと強くいきんでしまうので、そのために痔になってしまうリスクが高くなるのです。サラダばかり食べていても食物繊維はほとんど摂れません。やはりバランスの良い食事が、健康のためには一番です。

排便時のいきみ

外痔核は基本的に肛門の外や直腸~肛門までの中に痔核が生じます。これは、主に便秘よる排便時の「いきみ」が原因です。また、血流が滞ることによっても痔のリスクが高くなります。同じ姿勢を長く続けていると、肛門周囲の血行が悪くなってしまうので、普段から血行が悪くならないよう気をつけましょう

腰・下半身の冷え

痔にとって腰・下半身の冷えは大敵です。痔の原因の1つとして、肛門の血行不良があります。腰・下半身の冷えや肛門の血行不良へとつながっていきます。冷え性の女性や生理中・生理前後にも冷え性になってしまいがちの女性も多くいます。血行がより悪化してしまい、痔も悪化してしまいます。ホッカイロや入浴などで、しっかりと温めましょう。

肛門部に負担

肛門部への負担は、いきみにより非常にかかってしまうと前の説明で説明していきました。排便時のいきみの他に、長時間の同じ姿勢でも実は肛門部へ非常に負担がかかってしまうのです。デスクワークや勉強中に、立ちっぱなし・座りっぱなしではありませんか?実はかなり肛門にストレスがかかってしまいます。たまにはかたまった体をほぐしましょう。軽いストレッチやスポーツがおすすめです。

ストレス

ストレスは、痔だけではなく体・心どちらの健康状態にも悪影響を及ぼします。人間の免疫力は、ストレスによって非常に変化します。悲しいことがあると、免疫力は低下し、ポジティブに笑顔で過ごすと免疫力は高まります。

もともと肛門とは、当たり前ですが便が通過する場所なのです。だから、つねにウィルス感染の危険性があるのです。女性が膀胱炎になりやすいのもそのためです。ストレスによって肛門を守る免疫力が低下すると、痔になるリスクも高くなってしまいます。

外痔核の治療法や対処法

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薬物治療

外痔核の薬物療法では、軟膏タイプ・座薬・消炎薬・飲み薬といった種類があります。処方箋なしで気軽に購入できる薬も多くありますが、おすすめは病院でしっかりと治療を行いましょう。外服薬は、軟膏や座薬など塗るタイプです。内服薬は、便を柔らかくしたり抗生物質が入ったりしている飲み薬です。

食物繊維の多い料理

先ほど、ダイエット中をしようとサラダばかり食べていても、食物繊維がほとんど取れないと述べましたが、お腹がいっぱいになるくらいサラダを食べたとしても、食物繊維はせいぜい3gから4g程度しか取れません。1日の摂取目安量は20gから25g程度と言われているので、全然足りませんよね。

そのため、毎日の食事で食物繊維を多く含む食品を交えて献立を考えることが大事となります。食物繊維の多く含まれたおすすめの食材は、豆類・野菜(特に根菜)・海藻・ねばねばしたものなどがあげられます。

ウォシュレットで清潔に保つ

肛門は大便の通り道であり、清潔な状態を保つことが難しい部分です。痔の最も多い原因の1つが、排便のふき残しであり、いかに難しいかがわかります。大便をしたあとに、全部出し切ったつもりでも、肛門周囲や内側に便が残っていることがあります。この残ってしまった便が、痒みを引き起こしてしまうのです。

清潔を保ちたいがゆえに、肛門をごしごし洗ったり、石鹸やソープを付けて洗いすぎたりしてしまうと、良い菌も無くなってしまい、摩擦で傷ついてしまうことがあります。さらに乾燥でより肛門の皮膚状態が悪化していまいます。お湯でしっかりと洗い流すだけで殺菌効果は充分あります。ウォシュレットのようなシャワートイレを使用するのもおすすめです。

血行改善

肛門周囲の血行不良により、痔が起こってしまったり、悪化してしまったりすることがあります。そこで、血行を改善するためにおすすめの食べ物は納豆です。この納豆はねばねばした食べ物で食物繊維が豊富にあり、便秘にも効果的です。

血栓性の痔の原因でもある血栓は、血液が固まってしまいできてしまいます。納豆に含まれている成分の「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにしてくれる効果があります。さらに、腸内に必要な乳酸菌などを増やし、腸内に有害と思われる菌を減らしてくれる効果があります。

湯船にゆっくりつかる

冷え性は痔にとって大敵と説明しました。そこでおすすめなのが、入浴です。湯船にゆっくりと浸かり体を芯から温めましょう。忙しくてシャワーで済ませてしまうと、痔にとってはダメです。38度くらいの湯船にゆっくりとつかることで、血行がよくなり、冷え性も改善されます。さらに、リラックス効果もありストレスも解消できるので、痔の予防や改善にも非常に効果的です。

激しい運動は控える

軽いスポーツやストレッチは、体の血のめぐりを良くし、血行を改善してくれます。しかし、

すでに痔の症状があったりする場合、激しい運動で痔が悪化してしまうことがあります。

さらに、激しい運動で、突然血の塊が肛門にできてしまったり、腫れ・痛み・炎症・出血が起きてしまう場合もあります。基本的には安静にして、治療が終わるまでは激しい運動は控えましょう。

アルコール、香辛料を控える

辛い食事をとったあと排便をしたらおしりが熱くなったりひりひりしたりするといった、違和感を感じたことはありませんか?香辛料は肛門に非常に負担をかけ、下痢の原因となってしまうだけでなく、痔になりやすくなったり、痔を悪化させたりもしてしまいます。

アルコールを飲むと体がぽかぽかしたりぼんやり火照ったりしてしまうことはありませんか?これはアルコールによる血管が拡張された効果です。それによって痔が起こりやすくなることもあるので、お酒はほどほどに。

症状がひどい場合は病院へ

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手術方法

痔で手術が必要になってしまった場合の手術方法を紹介します。手術ときくとドキッとしてしまうかもしれませんが、今は日帰りの手術や、注射だけで終了する手術もあります。

・フェノールアーモンドオイル(PAO)注射療法

出血が主な症状の痔の治療で使用されます。肛門の中にある痔の内痔核に有効に行われます。効果は半年~1年ほど続きます。

・ALTA注射療法

ALTA注射療法は、正確には手術療法ではありませんが、手術と同じくらいの治癒率が期待できるそうです。患部に注射をすることで内痔核の治療を行う新しい方法として知られています。

・血栓除去手術

肛門付近に局所麻酔をして行う手術です。手術といっても最短では5分程度で終わる簡単な手術の場合もあります。血栓除去を行うと、痔そのものの痛みは急速に楽になります。日帰り手術でその場で行ってくれる病院もあるので、確認してみて下さい。

・結紮切除半閉鎖法

結紮(けっさつ)切除半閉鎖法は、肛門の皮膚を切開をして内痔核のあった部分は縫い合わせるものの、外側の傷は縫わないため、痛みが少なく、傷が治りやすいというメリットがある手術法です。

期間

痔の治療で気になってしまうのは、どれくらいで治るのか、治療期間です。もし手術をしなければならない場合、入院がどれくらい必要なのか、会社はどれほど休まなければいけないのか、どのくらいの制限があるのか、非常に気になるところです。

痔の手術では、実は早いもので日帰りの場合もあります。手術をした半分以上の患者は1週間程度の入院で済む場合が多くあります。基本的に回復度合いによりますが、それほど心配する必要もなさそうです。投薬や生活指導における治療は、常に心がけておきましょう。痔はくせになりやすく慢性的な状態になりやすいです。治療期間を短くするためにも、早めに病院へ行きましょう。

費用

痔の治療は、保険診療を行っているクリニックと、自費診療を行っているクリニックとがあります。保険診療の場合は、3割負担の場合で、初診の場合で約1000~1500円程度かかるそうです。

手術料金に関しては、病院によって色々と言うほかありません。参考までに紹介すると、保険診療の場合で手術料金が55000円程度(3割負担の場合)、そのほかに術前検査料や入院中の食費、ベッド代などがかかります。自由診療の場合はそれこそピンからキリまでです。

手術法によっても値段が変わってきますし、入院費用もクリニックによってさまざまです。相場の目安は内痔核の手術の場合で30万円から50万円くらいだそうです。やはり早めに治療しておいた方がよさそうですね。

まとめ

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いかがでしたか?外痔核の原因は様々あります。心当たりがある人は、自分の食生活や生活をもう一度考えてみるいい機会かもしれません。さらに、治療法も様々あるので、医師や専門家としっかり相談して行いましょう。