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歯茎の痛みがつらい!?5つの原因と隠れた病気、痛みを抑える4つの方法!

歯茎がズキズキと痛みますか?気にすればするほど痛みが増してきた。そんな症状に今、悩まされておられるかもしれません。歯茎の痛みが治まらないと、本当に辛いものです。では、どうしたらその痛みを抑えることができるでしょうか?たかが歯茎の痛みと考えていると病気が潜んでいる場合もありますから、注意が必要です。歯茎の痛みの原因を探り、その上で痛みを抑える4つの方法をご紹介していきます。



辛い歯茎の痛みを抑える方法

体はどこが痛んでも辛いものですが、歯茎という小さなところでも、ズキズキと痛むと本当に辛いものです。どうにか抑えることができないかと模索しておられる最中かもしれません。歯茎の痛みの原因は実に様々なものがあります。自分の痛みがどの原因によるものかを、まず知ることが大切でしょう。

その上で、ここでご紹介する自分で行える痛みを抑える方法を試してみると良いかもしれません。しかし、あくまでも応急処置です。とりあえず、痛みを抑えて、原因となっている歯や歯茎などの治療を行うために歯医者さんを受診するようにしてください。

歯茎が痛い原因とは?

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歯並び

痛む歯茎のあたりの歯並びはまっすぐでしょうか?もし歯並びが悪い所の歯茎が腫れているのであれば、それは、歯並びが原因かもしれません。前歯でも奥歯でも、歯並びが悪いと歯ブラシをしっかりとあてにくいのです。そのため、汚れが残りやすいでしょう。食べかすがずっと残っているために痛みが生じることもあります。

汚れがずっと残っていると歯ぐきは腫れてくることがあります。それは、汚れにより、細菌が繁殖するからです。ですから、歯並びが悪い所の歯と歯の間などに食べかすなどが挟まっていないか見てみましょう。デンタルフロスなどを通してみると普通の歯ブラシでは届かない所の汚れが取れるかもしれません。

親知らず

歯茎の痛みと共に頭痛や熱といった症状はありませんか?親知らずの周りの歯茎が炎症を起こしている時にも歯茎の痛みなどの症状が現われます。親知らずは一番奥の歯なので、どうしても歯ブラシが届きにくい位置です。そのため、汚れが溜まり細菌が活発に働きやすく、歯茎を炎症させたり、虫歯になりやすいでしょう。

炎症がひどくなってくると、頭痛や、耳の前のあたりの痛み、口を開けたり噛んだりした時の痛み、熱っぽくなる、飲み込みにくいなどの症状が出るかもしれません。

虫歯

虫歯が原因でも歯だけでなく歯茎も痛みます。しかも、虫歯を治療せずにかなり放置していると歯茎が痛む事態になることが多いでしょう。虫歯が神経に達し、さらに根の先にまで虫歯菌が入り込むと、根の先の部分が腫れて膿を出すことがあります。そうなると、歯茎が腫れて痛みが伴うかもしれません。

この状態になっても、時間をかけて治療することで治る場合もありますが、中には、歯を抜かなければならない場合もあります。歯でも歯茎でも異常を感じたら早めに治療をしなければ、大切な歯を失ってしまう事になりかねないのです。

歯茎の口内炎

歯茎が痛い原因としてさらに考えられるのが、口内炎です。食べている時に歯茎にものがあたったり、触ったりする時に痛みがあるなら、歯茎にできた口内炎のせいかもしれません。鏡で見て確認できる大きさのものもありますが、米粒くらいの小さな口内炎だと、分かりにくいでしょう。

口内炎が発症する原因として、よくビタミンが足りていないからと言われますが、それだけではありません。ウイルスなどの細菌が原因となったり、鉄分などの栄養分の不足でもできたりします。また、睡眠不足やストレスなどが原因となることもあるでしょう。

歯の磨きすぎ

歯を磨くことは歯や歯ぐきの健康に欠かせない要素ですが、磨きすぎると歯茎が痛くなることがあります。硬い歯ブラシでゴシゴシと力を思い切り入れて磨いていませんか?キレイにしたい気持ちから、また、歯みがきを早く終わらせたいという気持ちから、ついつい力を入れて歯ブラシを握って磨きがちです。しかし、歯茎はデリケートな組織なため、かえって傷付けてしまう事があります。

磨き過ぎて歯茎から出血したり、歯茎をえぐり取ったような感じにしたりして、歯茎を傷付け痛みが生じるのです。歯みがきは、歯ブラシを歯にあてた時に、毛先が広がらない程度の軽い力で十分汚れが取れるとされています。良かれと思って磨いているのに、逆効果になっては残念ですよね。力の入れ具合に注意しましょう。

ストレス

歯茎の痛みは、お口の中にだけ原因があるのではありません。ストレスが溜まっている時にも、歯茎が痛んだり腫れたりすることがあります。疲れが溜まっていませんか?睡眠不足が続いていませんか?そうした、精神的、身体的にストレスとなる状況の時に、体や心からのSOSとして歯茎の痛みが出ることがあるでしょう。

この場合、歯医者さんに行っても、原因を見つけることができないでしょう。しかし、歯茎の痛みを最初からストレスと決めつけるのは危険ですから、まずは、歯医者さんでお口の中に原因がないかを診てもらいましょう。

そして、医師からもストレスでは?と診断されたなら、生活を見直してみるのはいかがでしょうか?十分に睡眠を取ること、リラックスできる時間を作ること、バランスの取れた栄養ある食事を取ることなどに心がけて体を休め、いたわりましょう。

歯茎が痛む病気

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歯周病

歯茎の痛みが生じる病気で、一番多いのは歯周病です。歯と歯ぐきの間に食べかすなどの汚れ、つまり歯垢が溜まると、そこで細菌が繁殖し、歯茎の炎症を起こします。そして、歯茎の腫れ、歯磨きをした時の出血、痛み、ひどいと膿が出ることもあるでしょう。

初期の段階だと、痛みもなく軽く歯茎が赤い程度の状態です。この段階であれば、歯磨きをしっかりと正しい方法で行えば歯医者さんでの治療は必要ないことが多いでしょう。しかし、さらに歯周病が進行すると、腫れや出血、痛み、膿などが出て、最終的には、歯を支えている骨まで溶かして歯がグラグラになり、抜け落ちてしまうことがあります。歯茎の痛みを感じたら、早めに歯医者さんへ行きましょう。

歯髄炎

歯茎の痛みを感じる病気として歯髄炎があります。歯髄とは、歯の神経と血管のことを指しています。虫歯が進行して、歯の神経の部分にまで虫歯菌が達すると、歯髄が炎症を起こし強く痛みます。これが歯髄炎です。虫歯を歯の神経に達するまで放置していた場合、この歯髄炎を発症し歯茎も痛みを生じます。

こうなると、歯の神経を除去する神経治療が必要になるでしょう。麻酔をして虫歯の部分を削り、歯の根っこの中に入っている神経を、針のような器具を使って取り除きます。そして、中を消毒して最終的には薬を入れてふたをします。歯は神経を取るので死んだような状態になりますが、歯自体は残せてかぶせて使うことができる治療方法となっています。

根尖病巣

歯茎の痛みが出る病気としてさらに考えられるのが、根尖病巣(こんせんびょうそう)です。

これは、歯の根っこの先に膿が溜まっている状態です。先ほど述べた神経の治療をした時に、これが十分な治療でない場合に根っこの先に膿が溜まることがあります。その結果、歯茎に痛みが生じます。

また、根尖病巣が上の歯にある場合、上顎洞炎と言って、鼻の両脇にある上顎洞という空洞に炎症を起こし膿が溜まる病気になり、歯茎に痛みを起こしていることもあります。目の痛みや頭痛や鼻水などの症状を伴うこともあります。根尖病巣や上顎洞炎は、歯の神経の治療を行なって膿を排出することで治ることもありますし、抜歯する必要が生じることもあるでしょう。

歯茎の痛みを抑える方法

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市販薬

歯茎の痛みが出た時に、歯医者さんにすぐに行くのが最善ですが、行くことが難しい時には、応急処置として、市販薬を活用しましょう。痛みを我慢していると、食事ができなくなることがあります。そうすると、体力や免疫力が低下して痛みがさらに悪化する恐れがあります。

オススメの市販薬はロキソニンSです。ロキソニンという多くの歯医者さんで処方している薬と同じような成分が配合されていますので、炎症や痛みを抑える効果を期待できます。

副作用としては、発疹や腹痛、胃部不快感、吐き気や嘔吐、血圧上昇、眠気、めまいなどがあるとされています。副作用が出たら必ず使用をやめましょう。妊娠中、授乳中の方は使用に注意が必要ですから、必ず医師や薬剤師に相談してください。

冷やす

歯茎が痛んでいたり腫れていたりする時は、血液や細菌による膿などで内圧が高い状態になっていると考えられます。血液の巡りを抑えるために、冷やすと良いかもしれません。

痛みがある歯茎の部分の頬側から、冷えピタを貼ったり、冷たい水で濡らしたタオルをあてたりして冷やしましょう。口の中に直接氷を含んだりすると、刺激があり過ぎる可能性があるので、避けた方が良いかもしれません。

うがい薬で消毒する

うがい薬には殺菌作用がありますので、歯茎の痛みの原因が細菌によるものである時、痛みを抑えることができると考えられます。うがいする時に使っているうがい薬を活用して口をすすぐことができるでしょう。

イソジンうがい薬やハチアズレなどを、普通にうがいする時と同じように水で薄めて使います。注意点として、低刺激のものを使うようにしましょう。刺激が強いものだと、腫れや痛みを悪化させてしまう恐れがあります。

正しい歯みがき

正しい歯みがきをすることでも、歯茎の痛みを抑えることができる場合もあります。やわらかめの歯ブラシを使い、あまり力を入れ過ぎないようにしましょう。そして、歯と歯ぐきの境目の部分を磨きます。小刻みに横に揺らすようにして磨くと丁寧に歯茎を傷付けずに磨けるでしょう。

また、殺菌作用のある薬用の歯磨き粉を使って磨くと、お口の中を殺菌する効果を期待できます。歯茎の腫れや痛みの改善を図ることができるかもしれません。歯磨き粉は様々なものが販売されていますから表示を確認して、殺菌作用をうたっているもの、歯茎の炎症を抑える効果のあるものを選ぶと良いかもしれません。

歯茎が白いとは?

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歯茎が白い原因

歯茎の痛みが生じる時、歯茎が白くなることがあります。それは、根の先に膿が溜まっていてその膿の出口にポチッと白いできものが生じているかもしれません。そして、この白いできものは破れると膿が出てくるはずです。他にも、口内炎ができて白いできものができている、歯ブラシをきつくあて過ぎて歯茎にきずができているといった理由も考えられるでしょう。

血行不良

歯茎が白くなる原因として血行不良となっている可能性もあります。血液が十分に歯茎にまで届いていないことが考えられます。白くなっている時、歯茎は痛くないかもしれません。

しかし、歯茎の色は健康のバロメーターの1つです。健康な歯茎はピンク色です。貧血だと歯茎が黒くなることもあります。やわらかい歯ブラシで歯茎をマッサージすることや、食生活を改善することで、血行不良を改善し、健康な歯茎を取り戻せるように努めましょう。

病気

歯茎が白くなる病気として口腔カンジダ症があります。カンジダという細菌により引き起こされる感染症です。成人の40~50%の人のお口の中にいる細菌ですが、通常は発症することはありません。喘息のステロイド吸入をしていたり、抗がん剤治療をしていたり、免疫力が低下していたり、お口の中が汚れた状態だったりすると発症しやすいとされています。

他にも歯肉癌があります。歯肉癌は歯茎のどこにでも発症します。初期は痛みがないとされていて、口内炎と勘違いされやすいともされています。白板症という病気もあります。歯茎や舌や頬粘膜などの粘膜上に白色でざらざらでこすっても取れない病変ができます。3~5%は癌化すると言われていますので、注意が必要な病気です。

歯茎の痛みには早目の受診が肝心

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歯茎の痛みが生じる原因や、自分でできる対処方法、どのような病気の可能性があるかなどをご紹介してきました。痛みが生じても、ついつい歯医者さんに行くのを先延ばしにしてしまう方も多いかもしれません。しかし、早く診察を受ければ、治療も簡単で済みますし、症状の悪化を防ぐことができます。

また、安易に考えていると、癌などの重大疾患である可能性もあります。自分で診断するのは危険ですから、必ず歯医者さんで歯茎の痛みの原因を見極めてもらい、適切な治療を受けることをオススメします。そして、キレイで健康な歯茎を取り戻しましょう!