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アストミン錠など5つの薬!咳止め・鼻水・喉の痛みの薬の徹底まとめ!

アストミン錠は咳止めとして、一般的によく処方される薬です。今回は、アストミン錠の効果や注意点の他、咳止め・喉の痛みの薬をまとめてみます。



アストミン錠の効果や注意点・類似製品は?

アストミン錠は咳止め薬として、よく処方される薬です。どんな効果や注意点があるのでしょうか。類似製品はあるのでしょうか。今回は、咳止め・喉の痛みのくすりをまとめてみました。

アストミンって?

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一般的な咳止め薬

アストミン錠は1974年から発売されている薬だです。「咳止め・鎮咳薬(ちんがいやく)」で、一般によく処方されるお薬です。

非麻薬性鎮咳薬

アストミン錠は非麻薬性の咳止めです。麻薬性の薬というのは、効き目の強いものが多いのですが、耐性や依存性があり、便秘などの副作用も起こしやすいという欠点があります。反対に、非麻薬性の薬には耐性や依存性もなく、副作用も少ないという長所があります。

耐性というのは、お薬を連用していると身体が薬に慣れてしまって徐々に効きが悪くなってしまうことです。また依存性というのは、そのお薬に依存してしまって薬を止められなくなってしまうことです。アストミン錠は非麻薬性で、耐性や依存性のない安全性の高い咳止めです。

効果もあり副作用も少ない

アストミン錠は非麻薬性で、効果もあり、副作用も少ないが特徴の薬と言われています。起こり得る副作用としては、食欲不振、眠気、めまい、悪心、口渇(口が渇く)などがあるようです。しかしいずれも重症化することは稀だそうです

ただ、動物実験においてわずかに血糖に影響を与える可能性が確認されているそうです。そのため、糖尿病の方が使用する場合は主治医の先生とよく相談してください。

また、添付文書によると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]」とあります。妊婦さんも、主治医の先生とよく相談して服薬してください。

アストミン錠の作用・効果

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咳中枢の興奮を鎮める作用がある

咳止め(鎮咳薬)として用いられるアストミンですが、咳中枢の働きに大きく関係しています。咽頭や気管に異物が入りこむと、その情報が咳中枢に送られます。異物がある一定の量以上になると、咳中枢は「咳をして異物を排出する必要がある」と判断し、呼吸筋や横隔膜などに指令を送り、人間の身体は「咳」をして異物を吐き出そうとします。

アストミンは、延髄の咳中枢の感度を鈍くして、興奮を鎮める働きがあります。そのため、咳中枢からの「咳をする」という指令が少なくなり、咳が出にくくなります。

気管支炎などによく処方される

風邪(急性上気道炎)や気管支炎、肺炎などに伴う咳によく処方されます。

粘つく痰に効くムコダイン

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効能・効果

ムコダインは1981年から発売されている薬だそうです。「痰切り」のくすりです。ムコダインは、主に風邪や気管支炎などで痰がからんでしまうような咳がでるときに、痰を出しやすくする薬として処方されることが多いようです。またそれ以外にも鼻水・鼻づまりを改善させる作用もあります。

風邪のときは痰と鼻水が出ることが多いので、1剤で痰と鼻水の両方に効いてくれるムコダインはよく処方される薬のようです。錠剤のほかに、散剤やムコダインシロップという褐色のシロップ剤もあります。

用法・容量

錠剤

成人(15才以上)には、1回1~2錠(ジメモルファンリン酸塩として10~20mg)を1日3回服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

散剤

通常、成人(15才以上)には、1回0.1~0.2g(ジメモルファンリン酸塩として10~20mg)を1日3回服用します。小児(8~14才)には、1回0.1g(ジメモルファンリン酸塩として10mg)を1日3回服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

シロップ

通常、以下の1日量を3回に分けて服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

・ 2才未満..3.0~4.5mL

・ 2~3才..5.0~8.0mL

・ 4~6才..8.0~11.0mL

・ 7~14才..12.0~14.0mL

副作用

ムコダインは副作用が非常に少なく、安全性が高い薬といわれています。副作用の程度も軽いものがほとんどで重篤な副作用はほぼ起こらないといってもよい薬といわれています。

頻度が少ないものの、軽度な副作用としては食欲不振、下痢、腹痛、発疹、などがあります。

非常に稀ではありますが重篤な副作用として、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、肝機能障害、黄疸、ショックなどの報告があります。

注意点

肝臓に対する副作用が稀にあるそうです、肝機能の悪い方は主治医の先生と服用前によく相談してください。心障害のある方も、悪影響がでる可能性があるそうなので、服用前に主治医の先生とよくご相談ください。

添付文書によると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]」とあります。服用の際は主治医の先生とよく相談してください。

気道の粘膜を整えるムコソルバン

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効能・効果

ムコソルバン錠は1984年から発売されている薬です。「痰切り」の薬です。錠剤の他に液剤、ドライシロップ(粉)があります。また小児用にはなりますがシロップもあり、小さい子でも飲みやすい薬です。

用法・容量

普通錠

通常、成人は1回1錠(アンブロキソール塩酸塩として15.0mg)を1日3回服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

ドライシロップ

通常、成人は1回0.5g(アンブロキソール塩酸塩として15.0mg)を1日3回飲む前に水にして経口服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

シロップ

通常、幼・小児に1日0.3mL/kg(アンブロキソール塩酸塩として0.9mg/kg)を3回に分けて服用します。ただし、年齢、症状により適宜増減する必要があります。

L錠・Lカプセル45mg

通常、成人は1回1錠または1カプセル(アンブロキソール塩酸塩として45mg)を1日1回服用します。

副作用

ムコソルバンは副作用が非常に少なく、安全性が高い薬と言われています。副作用の程度も軽いものがほとんどで重篤な副作用はほぼ起こらないといってもよい薬といわれています。

頻度が少ないものの、軽度な副作用としては胃不快感、吐き気、胃痛、腹痛、下痢、嘔吐、血管浮腫(顔・まぶた・唇のむくみ)、発疹、蕁麻疹、蕁麻疹様紅斑、かゆみなどがあるそうです。非常に稀ではありますが重篤な副作用として、アナフィラキシー様症状高熱、皮膚粘膜眼症候群などの報告があるそうです。

注意点

注意点としては、母乳に影響がでるので、授乳中の女性はムコソルバン服用中は授乳を避けさける必要があります。また、添付文書によると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]」服用の際は主治医の先生とよく相談してください。

ムコダインとの違い

「ムコソルバン」も「ムコダイン」も両方とも「痰切り」に効果のある薬です。そのちがいは、「ムコダイン」は鼻水や痰そのもののねばつきを減らし、「ムコソルバン」は気道に作用して、粘膜を整え、鼻水や痰の通りをよくするという違いがあります。

細菌を殺菌するメイアクトMS

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効能・効果

メイアクトMS錠は第3世代セフェム系という種類に属する抗菌薬です。「グラム陰性菌」という種類の菌に効果があります。グラム陰性菌は大腸菌、クレブシエラといった尿路感染症(腎盂腎炎や膀胱炎など)、一部の呼吸器感染症(咽頭炎・気管支炎・肺炎など)もインフルエンザ菌の原因となります。メイアクトMS錠はそうした病気に効果があります。下記のような幅広い病気に効果があります。

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、眼瞼膿瘍、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、百日咳

用法・容量

小児用には細粒があります。ジェネリック薬品にセフジトレンピボキシルがあります。

成人

通常、成人はセフジトレンピボキシルとして1回100mg(力価)を1日3回食後に服用します。なお、年齢及び症状に応じて適宜増減しますが、重症又は効果不十分と思われる場合は、1回200mg(力価)を1日3回食後に服用します。

小児

<肺炎、中耳炎、副鼻腔炎の場合>

通常、小児はセフジトレン ピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後に服用します。なお、必要に応じて1回6mg(力価)/kgまで服用できますが、成人での上限用量の1回200mg(力価)1日3回(1日600mg(力価))を超えないこととします。

<上記以外の疾患の場合>

通常、小児はセフジトレン ピボキシルとして1回3mg(力価)/kgを1日3回食後に服用します。なお、年齢及び症状に応じて適宜増減しますが、成人での上限用量の1回200mg(力価)1日3回(1日600mg(力価))を超えないこととします。

副作用と注意点

メイアクトMSは副作用が非常に少ない薬と言われています。消化器症状(下痢、軟便、嘔気、胃不快感など)、アレルギー症状(発疹など)、肝酵素の上昇、好酸球増多、などの副作用は生じる可能性があります。特に認められやすいのは下痢・軟便とのことです。

なかでも3歳未満の子が服用すると、下痢・軟便は生じやすいそうです。そのため、小さい子がメイアクトMSを服用する時は注意が必要とのことです。非常に稀ですが重篤な副作用としては、ショック、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、間質性肺炎、肝機能障害、急性腎不全等の重篤な腎障害、無顆粒球症、低カルニチン血症などが報告されているそうです。

添付文書によると「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、妊娠後期にピボキシル基を有する抗生物質を投与された妊婦と、その出生児において低カルニチン血症の発現が報告されている。]」とあります。妊婦さんは主治医の先生と相談の上、服用ください。

出血を止めるトランサミン錠

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効能・効果

トランサミンは止血作用(出血を抑える作用)と抗炎症作用(炎症を和らげる作用)、皮膚の色素沈着を抑制する作用などの効果のある薬です。

止血の効果ほか、炎症を和らげる作用があるため、扁桃炎、咽喉頭炎など喉の痛みにも処方されます。

また、トランサミンは皮膚の色素沈着を抑える作用から、皮膚科や美容外科でシミや肝斑の治療のために処方される事もあります。ただし、これは保険適応外にはなります。

ジェネリックのトラネキサム酸という薬があり、通販での購入も可能です。粗悪品も流通しているそうなので、購入の際には、「第三者機関である薬剤師会の成分鑑定書」が公開されているところで購入しましょう。

血液を溶けにくくするので、心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎など血栓性の病気のある人は主治医の先生と相談してください。生理の出血量も少なくなりますが、ホルモンのバランスに影響は与えません。

用法・容量

カプセル・錠・散・細粒

・錠500mg..2~4錠

・散・細粒50%..1.5~4g

シロップ

通常下記の1日量を3~4回に分けて服用します。なお、症状により適宜増減してください。

・~1才..75~200mg(1.5~4mL)

・2~3才..150~350mg(3~7mL)

・4~6才..250~650mg(5~13mL)

・7~14才..400~1,000mg(8~20mL)

・15才~..750~2,000mg(15~40mL)

まとめ

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今回は咳止め、鼻水、喉の痛みの薬として、アストミン錠、ムコダイン、ムコソルバン、メイアクトMS、トランサミン錠の5つの薬を取り上げました。どれも、よく処方される薬で、副作用はどれも少ないという薬です。用法・容量を守って、上手に薬を使いたいですね。