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帯状疱疹は子供にも発症する?水疱瘡のウイルスと同じ?3つの症状とは

ピリピリするような痛みと赤くなってからできる水ぶくれ。痛みやかゆみを伴い、神経に沿って体の半分側だけに発疹がでるのが特徴である「帯状疱疹」。大人でもなかなか辛いこの病気ですが、小さい子供に発症することもあるのだそうです。



子供が帯状疱疹になったら?

水疱を伴ったかゆみのある発疹があらわれるのが特徴である「帯状疱疹」。もともと多くは子供の頃に水ぼうそう(水痘)としてそのウイルスに感染しますが、このウイルスが「知覚神経節」という痛みの感覚を支配する神経の元となっている場所に潜んでしまう傾向があるのだそうです。通常、そのウイルスが表れることはありません。

しかし風邪をひいた時や精神的にストレスを感じた時などに身体の免疫機能が低下することによって、神経にそって帯のようにその症状が表れることがあるのだそうです。これが「帯状疱疹」です。幼児ではまれですが、みられることがあるそうです。

子供が帯状疱疹になってしまった場合、どんな症状があり、またどう過ごせばいいのかなど紹介していきたいと思います。困ったときの参考になればと思います。

帯状疱疹とは

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水痘ウィルスが原因

帯状疱疹は「水痘・帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルスの仲間)」によって起こるそうです。最初にこのウイルスに感染するのは多くは子供の頃で、まず「水疱瘡・みずぼうそう」になるのだそうです。

水疱瘡は体や手足に水疱を伴ったかゆみのある発疹が現れるのが特徴です。この時のウイルスが知覚神経節に潜んでしまい、免疫機能が低下した時に再発することがあるのだそうです。それが「帯状疱疹」なのです。

子供にも発症する

帯状疱疹は自分の中に潜んでいた「水疱瘡ウイルス」が再び暴れ出すことによって起こる病気なので、それ自体が人にうつることはありません。しかし、まだ水疱瘡にかかったことがない子供などにうつった場合には「水疱瘡」として発症してしまう恐れがあるのだそうです。

まだ水疱瘡にかかっていない子供は、帯状疱疹になっている大人と接触することを避けるようにしたり、水疱瘡の予防接種を受けておくことも必要ではないかと思います。

薬の服用で治療

発症後72時間以内に抗ウイルス薬を服用することで、その症状は早く軽減できると言われているそうです。また後遺症の発症率も低下させることができるのだそうです。

約2~3週間で治る

「水痘・帯状疱疹ウイルス」の潜伏期間(人にうつると言われている期間)は約2週間だそうですが、まれに10日くらいで発症することもあるそうです。またもらったウイルスが少なすぎた場合には、発病までに20日ほどかかることもあるようです。

チクチクした痛みが起こり始め、数日するとその痛みのあった場所が赤くなり(紅斑)、やがてそれが水ぶくれ(水疱)になっていくのだそうです。10~14日で水ぶくれがかさぶたになり、かさぶたが取れて治っていくようです。通常の場合、紅斑が見られてからかさぶたが取れるまで約3週間~1ヶ月くらいであると言われているそうです。

帯状疱疹の症状

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水ぶくれ

隠れていた水痘・帯状疱疹ウイルスが神経を伝わって皮膚表面に水ぶくれを作ります。帯状疱疹が発症すると、最初「急性期帯状疱疹痛」というウイルスによる炎症性の痛みが起こるそうです。

「ピリピリした痛み」や「下着がすれた時に痛む」ことがあるようです。その痛みの後1週間程経つと、痛みがあった所に小さな水ぶくれができるのだそうです。その小さな水ぶくれは黄色の膿を持つこともあるそうです。

痛みやかゆみ

水疱瘡の時とは違い、帯状疱疹の場合には熱を出すことはないのだそうです。しかし水ぶくれになった所がかゆくて我慢ができず引っ掻いたりしてしまうと、傷になったりとびひになることがあるので、皮膚を清潔にしておくことが大切のようです。子供の場合は特に爪は短く切っておいた方が良さそうです。

体の片側だけに症状がでる

帯状疱疹の症状は多くの場合、体の左側か右側のどちらか片側だけに出るのが特徴だそうです。片方の神経に沿って帯状に現れるのだそうです。体の両側にまたがって発疹が出るという事は、ほとんどないようです。

帯状疱疹になりやすい人

免疫力が低下している人

最初水疱瘡として発症したこのウイルスは、治った後に完全になくなる訳ではなく、背骨の近くにある神経細胞の集まる場所に密かに隠れ、次に現れる機会を伺っているのだそうです。体の疲労やストレスなどによって免疫力が低下することで、隠れていたウイルスが活発になり皮膚や神経を攻撃しながら増え始めるのだそうです。これが帯状疱疹なのです。

免疫力が未熟な人

帯状疱疹は水疱瘡を起こすウイルスと同じであるため、感染力がとても強く水疱や熱・腫れがあるうちに接触することで、免疫力の弱い人には感染してしまうのだそうです。特に免疫力の弱い乳幼児や高齢者は何度も繰り返して発症することもあるようです。

帯状疱疹の大人と子供の違い

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症状の重さ

帯状疱疹自体は大人や老人に多い病気です。子供にも時々見られることがありますが、小さいうちに水疱瘡のワクチンを接種していることによって、帯状疱疹の発生を減らしてくれる効果があったり、水疱瘡にかかってしまった場合でも軽症で済むと言われているそうです。

後遺症の可能性

帯状疱疹が重症だった時や、高齢者の場合には皮膚症状が落ち着いてもピリピリとしたしつこい痛みだけが残ってしまうこともあるのだそうです。これが「帯状疱疹後神経痛」と言われる病気です。

ほとんどの場合この痛みは1~3ヶ月で治まるそうですが、10~20%の割合で1年以上、まれなケースではその痛みが10年以上続くこともあるのだそうです。子供の方が後遺症が残る可能性は低いと言われています。

子供が帯状疱疹になったら

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園や学校は休ませる

帯状疱疹自体は移る病気ではありませんが、このウイルスは水疱瘡と同じものであるため、まだ水疱瘡にかかっていない人には帯状疱疹ではなく「水疱瘡」として感染する恐れがあります。帯状疱疹は体が弱って免疫力が低下している時に発症すると言われている病気なので、運動なども控えるようにし、まずはゆっくりと休息させてやることが一番大切かと思います。

お風呂ではなくシャワーにする

ゆっくり患部をお風呂で温めると楽になるという話もあるのだそうですが、水疱が破れたりただれたりしている時にはなるべく入浴もシャワーも控えるようにした方が良いのだそうです。じゅくじゅくしていなければ大丈夫のようですが、とびひする恐れがあるため水疱を破ったり、かさぶたを剥がしてしまわないように注意が必要です。

免疫があれば帯状疱疹は水を介してうつることはないそうですが、プールなども控えた方が良さそうです。ウイルスを持った患部に触ってしまったり、感染者と同じタオルを使ったりすると接触感染の恐れがあるようなので気を付けて下さい。

まとめ

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子供の病気として「水疱瘡」はよく聞くものですが、このウイルスと帯状疱疹のウイルスが同じであることは知りませんでした。このウイルスが体の中に今も潜んでいて、出てくるタイミングを伺っているのかと思うとちょっと怖い気もしますが、免疫力が低下していて体が「しんどい!休ませて!」と言うサインを送っている時に発症すると分かりました。

子供に帯状疱疹が発症する確率はそんなに高くはないようですが、帯状疱疹であると診断を受けた場合にはしっかりと体と心を休憩させてやるようにしてあげて下さいね。子供たちなりに毎日頑張って、やはり時にはくたびれてしまうこともあるんですよね!