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顔面神経痛って痛い?5つの症状と原因を解説!自宅でできる7つの対処法

顔面神経痛がどんな病気でどんな症状なのか、ご存知ですか?顔面神経痛は、特に女性に多いとされていますが、その症状に悩まされている人も意外と多いようです。最近、顔に違和感を感じていたり、激しい痛みがあったりなど、もしかして?と気になっている人もいると思います。顔面神経痛の症状や、予防法、対処法をまとめていきます。



中年女性に多い病気!顔面神経痛とは

突然、顔が思うように動かせなくなったり、激しい痛みに襲われたりすることもある顔面神経痛ですが、どの様な病気かご存知ですか?芸能人の人にも、顔面神経痛を告白している人がいますが、特に中高年の女性に多いと言われています。

今回は、顔面神経痛がどんな病気なのか、どんな症状があるか、原因など顔面神経痛について詳しく紹介していきます。最近、気になる症状があるという人も、自分と照らし合わせてみて下さい。

顔面神経痛とは?

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三叉神経痛と顔面麻痺をあわせた俗称

顔面神経痛というのは、顔面に痛みを感じる三叉(さんさ)神経痛と顔面麻痺、顔面痙攣(けいれん)の2つのことをいいます。三叉神経痛と顔面麻痺、顔面痙攣、これらをあわせて俗称として顔面神経痛と呼ばれているそうです。

顔面神経痛というのは、顔が引きつったり、痛みを感じたりするような全般的な症状のことということになります。 顔面痙攣は顔が何もしていないのに、勝手にピクピク動いたりする病気で、三叉神経痛というのは、顔面が強烈に激しい痛みに教われる病気です。

三叉神経痛は、顔面の感覚を感じている三叉神経という神経の異常で起こり、顔面の片方の側に激しい痛みが生じた状態です。強い痛みを感じますが、実際には顔を怪我しているとか、骨などに異常があったりするわけではありません。

三叉神経痛は、あくまでも神経の異常が原因となり痛みを感じているのです。顔の筋肉を動かしている運動神経は顔面神経で、顔の痛みを感じる感覚神経は三叉神経なのです。そのため、顔の痛みを感じる顔面神経痛というのは違っていて、正しくは三叉神経痛といいます。

それではなぜ、顔面神経麻痺が起こるのでしょうか。顔面神経麻痺にもいくつかの種類があります。末梢性顔面神経麻痺のほとんどは、原因不明のベル麻痺と呼ばれるものになります。約8割位を占めているそうです。

その次に多いとされているのは、ハント症候群と呼ばれる、水疱瘡ウイルスによって発症するものになります。耳や口の内や外に、水ぶくれやかさぶたができて、他にも激しい頭痛などの症状があるのが特徴です。ハント症候群であった場合は、早急に抗ウイルス剤を投与する事が必要になってきます。

顔面神経麻痺全般に言えることではありますが、異常を感じておかしいと思った時は、必ず病院を受診するようにしましょう。その他にも、怪我や耳が関係して顔面神経麻痺を発症することもあると言われています。

ベル麻痺は、突発性の顔面神経麻痺ですが、考えられる原因としては寒さ、過労、かぜ、などが上げられるそうです。今の段階では実際のことと、はっきりした原因は不明ですが、単純ヘルペスウイルスが関連しているのではないかとも考えられているそうです。

このウイルスが、寒さや過労、風邪などが引き金となって活動が活発になることで、顔面麻痺が起こるようです。ラムゼイ・ハント症候群とも呼ばれているハント症候群は、帯状疱疹を起こすウイルスが感染することが原因で発症するとされる顔面神経麻痺です。

ベル麻痺の次に、顔面神経麻痺の原因として多くなっているようです。このウイルスが神経に感染してしまうと、その神経が関連している部分の皮膚に水疱ができてきます。

ハント症候群の場合は、顔の神経が麻痺する症状以外にも、85%から90%の人に耳の穴や鼓膜、耳たぶの後ろなどに水疱が出るようです。症状が出る順番が、顔が麻痺する症状が先に出て、そのあとから水疱が出るので、ハント症候群であると診断がしにくいともされています。

そのため、痛みの症状と一緒に顔面神経麻痺の症状が起こった場合は、ハント症候群が疑われるという形で診断されているようです。

医学の正式名称ではない

顔面神経痛という病名は、医学の正式名称ではありません。先ほども説明したように、医学上では三叉神経痛と言われています。三叉神経痛は顔面の鋭い痛みが生じる疾患ですが、この疾患と顔面麻痺、顔面痙攣などを俗称して顔面神経痛と言われています。

40代以降の女性に多い

三叉神経という病名は、あまり聞き慣れないという人も多いと思いますが、顔面や口の中の感覚をつかさどる神経系統がこれにあたります。三叉神経の名前の由来は、脳から出てすぐに神経が3本に分かれているので、三叉神経という名前が付いているそうです。

顔面神経痛は、三叉神経が何らかの原因で刺激されてしまい、片方の側の顔面が激しく痛む症状ですが、三叉神経痛の原因で最も多いとされているのが、脳動脈硬化によって動脈が延長蛇行して、三叉神経に触れることで刺激になっていることです。

そのため顔面神経痛は、通常は高齢者に多い病気とされています。一般的には50才前後で認められることが多く、30才以下で起こる事は稀のようです。性別では男性に比べると、2から3倍も女性に多い病気であるという事がわかっています。

40代以降の中高年齢層での発症率が高くて、発症初期では、ときどき症状が現れる程度のようですが、進行してしまうと、症状が頻繁に表れるようになり、夜に寝ている時までにも及ぶこともあるとされています。

そして片眼をつぶってしまう位に、顔が引きつってしまうこともあるため、人前に出れなくなったり、車の運転も難しくなったりなど、普段の生活でも不自由に感じることが多くなってくるようになるようです。

ささいな刺激が症状を悪化する

三叉神経痛で感じる顔の痛みには、かなりの特徴があるようです。その痛みはとても強いものですが、突発的な痛みです。突然、一瞬の走るような痛みを感じ、時間的には数秒のものがほとんどとされていて、長く痛みが続いたとしても、数十秒程度のようです。

5分10分と長く続くような痛みや、じりじりとした痛みを感じるときは、三叉神経痛ではないことがほとんどのようです。三叉神経痛の痛みは、様々な動作でも誘発されてしまいます。顔を洗ったり、お化粧しているとき、ひげそりなどでも顔面に強い痛みが走ることもあります。

他にも、物を食べたり噛んだりするような動作でも、誘発されることもあるようですし、冷たい水を飲むときにも強い痛みが生じることもあります。その痛みが強いため、歯磨きができないということもあると言われています。

触ると痛みを誘発されるポイントがあって、鼻の横などを触ると、顔面に急に強い痛みが走るなどという場合には、三叉神経痛の可能性が高いかもしれません。三叉神経痛は、季節によっても痛みが変動するというのも特徴のようです。

顔面神経痛の症状・5つ

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1.片側の顔面の瞬間的な鋭い痛み

三叉神経痛の主な症状は、顔の片方の側に急激に強い痛みを感じるということです。虫歯と勘違いして歯医者で治療を受けたりすることや、鼻が痛むこともあるために、耳鼻科で治療を受けたりする場合があるほどです。

時々、歯磨きや食事、洗顔、顔に風が当たったりすることなどでも刺激されて、痛みの症状を誘発してしまう事もあります。突然ナイフで顔を裂かれたり、キリで顔をえぐられたりするように感じるほどの激しい痛みが起こってしまうのです。

三叉神経痛によって起こっている痛みと気付いていない場合には、歯の痛みとまちがえて、歯を抜いてしまう人も少ないようです。それほどの強い痛みを感じるということですね。

2.片側のほおからあごにかけての激痛

大まかにおでこ、ほほ、顎で分けられる三叉神経の枝の範囲としては、ほほと顎の症状を訴える人が一番多いようです。部分的ではなく、顔全体に強い痛みの症状を訴える人もいるようです。症状の変化が起こる事が多くて、寛解する場合と、さらに悪化してしまう場合があるようです。

主に目よりも下側で、頬からあごにかけてに痛みが生じ、眉毛の付け根や、鼻の付け根の外側の部分、口の端の下側などを押した時などにも、神経の通り道があるため痛みが生じやすいようです。

3.顔半分が動かせなくなる

顔面神経麻痺では、顔の一部、または半分だけが動かせなくなります。そのため、症状がでているところと症状が出ていない部分の差が目立ってしまいます。顔面神経麻痺の症状がでてくると、その症状が気になって、人前に出かけるのも嫌になったりするという人も多いのです。

ベル麻痺になってしまうと、顔の片方の側がゆがんで、麻痺している方の口元が下がってきます。症状が酷くなってくると、よだれが出たり食べ物や水がこぼれてしまうことも多々あるようです。

そして、麻痺が起こっている方のまぶたが閉じられなくなったり、顔半分が動かせなくなるなどの症状も現れてくるため、日常生活にも非常に大きな影響を与えてしまいます。

4.まぶたがぴくぴく動く

顔面神経痛では、まぶたがぴくぴく動くという症状も多くあるようです。顔が勝手にピクピク動いてしまうなどの症状は、中年から高齢者に多く見られる症状とされています。この症状を起こす病気は、2つが考えられます。ひとつは顔面痙攣で、もう一つは眼瞼痙攣(がんけんけいれん)です。

二つとも似たような病名ですが,眼瞼痙攣は両側の瞼にだけぴくぴくするなどの動きがあるもので、顔面痙攣は顔の片方の側のみで全体が動くのが特徴のようです。眼瞼痙攣のほうは神経内科で診察、治療をしてもらうことができます。

顔の片方だけがぴくぴくと動いて、ひきつったりする状態を片側顔面痙攣と呼びますが、最初のころは目の周りがぴくぴくする状態から始まることが多いようです。そして、精神的に緊張すると勝手に目の周りがひきつれて、目が開けられなくなってしまったり、つぶってしまう状態となってしまいます。

そのまま放ってしまうと、段々と目の周りから頬のあたりまでがひきつれてしまい、口が曲がった様な状態となってしまう症状が特長です。

片側顔面痙攣は眼瞼痙攣とよく似ていますが、片側顔面痙攣が片方の眼から症状が現れ始めてから、同じ側の顔面全体に広がるのに対して、眼瞼痙攣は両眼に症状が現れるだけで、範囲が広がることはないとされています。

5.痙攣が口元まで広がる

顔面痙攣は、最初の頃は目尻などがピクピクすることから始まりますが、症状が進んでいくと口元までピクピクするようになっていきます。症状が軽くて日常の生活に支障が全くないときには、そのままほっておいても大丈夫な場合もあります。顔面痙攣は、特に命に別状があるような病気ではりません。

しかし、その痙攣がどんなときに起こるかわかりませんし、人前でも急に顔が動いてしまうこともありますので、早い段階で治療を受ける人も多いようです。

顔面神経痛かも?チェックリスト

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1.目の周辺がぴくぴくと動いている

顔面神経痛では、自分で動かそうと思ってもいないのに、勝手に目の周辺がぴくぴくと動くことが多いです。瞼など目の周辺が、勝手に痙攣することはありませんか?

顔面神経麻痺の一つに、顔面痙攣がありますが、顔面痙攣は、自分の意識とは関係なく顔の筋肉が震えてしまったり、痙攣したりしてしまうのです。通常は片側の目のまわりから始まって、最も多い症状としては、上下の瞼がぴくぴくと動いてしまうことです。

2.口の端が下がっている

顔面神経痛の症状は顔の片方の側だけに出るので、顔が歪んだりしているように見えるようになってしまいます。しかし、初期の場合では、専門家の人でなければわからない程度であることが多いようです。

顔の右側の顔面神経が麻痺したとすると、額に行く神経が麻痺してしまうので、額の右半分にしわが寄らなくなる、右目に行く神経の麻痺で、右目の瞼がしっかり閉じられなくなて、目が乾燥する症状がひどくなる。

また、右耳にだけ小さな音が大きく響いているように感じる聴覚過敏になる、右端の口角が下がって、口がちゃんと閉じられなくなってしまい水が漏れる、鼻の奥が乾くなどの症状が表れるようになります。

麻痺の部位や程度によって、症状の出方はいろいろですが、口の端が下がって動かせないような時は、顔面神経痛が疑われるようです。

3.パピプペポがうまく発音できない

顔面神経痛でが、口を動かすアー、イー、ウーなどの動作を行った場合に、意図したとおりの動きが出来ない場合があります。口を動かしてみて、左右の動きをチェックしてみてください。これが出来なかったり、しにくいと感じるときは、顔面神経麻痺の可能性があるようです。

4.味覚が低下したと思う

顔面神経の枝である鼓索神経は、舌の前2/3の味覚を支配しているようです。ですから、顔面神経が障害されてしまうと、舌の前方で味を感じることができなくなってしまう場合もあると舌の知覚は、顔面神経ではなくて三叉神経が支配しているので、顔面神経麻痺によって異常が起こるのは、あくまでも味覚だけで知覚は正常のままです。最近、食事をしても味をあまり感じなくなったなどを感じる事はありませんか?

5.表情を作ると顔がゆがむ

顔面神経麻痺が起こったときは、突然、顔の半分または一部が動かせなくなったりします。笑ったり泣いたりなどの表情を作るのに必要な顔面神経ですが、その顔面神経に麻痺が生じてしまうと、顔が思うように動かせなくなってしまうのです。

表情を作っても、顔が歪んだように見えるようになります。顔面神経痛麻痺も片側だけの場合が多いので、笑顔を作っても顔半分だけが垂れ下がったように見えてしまうため、その本人にとっては、かなりのストレスを感じるものとなってしまいます。

6.口笛がうまく吹けない

顔面神経麻痺がおきてしまった場合は、自分で思うように表情が作れなかったり、左右に差が出てしまうため、口笛が上手く吹けないなどの症状も表れます。

7.口周りがヒクヒクと動くことがある

顔面神経痛は、通常は片方の側の目のまわりから始まって、その後は口元まで広がっていきます。上下の瞼がぴくぴくと動いてしまう症状が最も多いですが、そのままにしておくと、あごの下の筋肉までも痙攣が広がってしまいます。

最初のころは、疲れがたまったときなどに起こることが多く、次第にぴくぴく動く時間が長くなっていくことが多いようです。口の周りが、動かそうとしていないのにひくひく動くことはありませんか?

顔面神経痛の原因・5つ

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1.動脈と神経のぶつかり

片側の顔面痙攣の発症の主な原因と言われているのは、悪玉コレステロールが内側に付着して、弾力性がなくなったり、硬くなったりした血管で動脈硬化してしまっている血管が、顔面神経を圧迫することによって起こるとされています。

脳動脈が神経の根元を圧迫して起こるもので、動脈がどんどんと神経を叩いてしまうので、顔がピクピク勝手に動いてしまうのです。顔の痛みも同じで、動脈がどんどんと神経を叩くので、それに応じて痛みを感じるのです。

2.脳腫瘍

三叉神経痛、顔面痙攣ではとても稀ですが、良性の脳腫瘍が原因で起こることもあるとされています。三叉神経痛が起こってしまう代表的な腫瘍は、前庭神経鞘腫(聴神経腫瘍)、髄膜腫、類表皮のう胞です。

3.動脈瘤

顔面痙攀は、顔面神経の異常な活動によって、眼の周りや頬の辺り、口の周りなどがピクピクと勝手に動くきます。これは頭蓋骨の中で、脳の血管が顔面神経を圧迫することによって生じると言われています。

原因のほとんどは、脳の血管による顔面神経圧迫のようですか、解離性動脈瘤、動静脈奇形などによる圧迫も原因となってしまうようです。 顔面神経痛の症状で、病院を受診して動脈瘤が発見されることもあるのです。

4.帯状疱疹

帯状疱疹ウイルスが原因で起こるとされる顔面麻痺は、ラムゼイハント症候群と呼ばれるものですが、重症化してしまうことが多くて、完治す率は60%ほどで、後遺症も残りやすい疾患とされています。

ラムゼイハント症候群では、耳介の周囲に帯状疱疹による水疱が見られます。そして、強い痛みを生じるのも特徴です。他には、耳鳴りや難聴、めまいが合併することも多いようです。帯状疱疹ウイルスが原因で起こるラムゼイハント症候群は、顔面神経麻痺の症状が強く現れるというのも特徴です。

帯状疱疹のウイルスは神経に潜んでいて、このウイルスは、子供のころになった水疱瘡のウイルスになります。神経に沿って症状が表れるのが特徴で、顔の場合では三叉神経に沿って皮膚の症状、水疱が出るようです。

また、過去に顔に帯状疱疹が出来たことがあるという人は、三叉神経痛と同じような強い痛みが出てくることもあるようです。

痛みの症状が起きたときと同時期に、顔面や頭の中の皮膚に赤い発赤、水ぶくれが出来て、その部分に痛みやかゆみが続くような場合は、顔面神経痛ではなく帯状疱疹を疑った方が良いようです。

5.ストレス

顔面神経痛は、ストレスも大きく関係しているようです。片側顔面痙攣を発症する人の共通点というのがあるようで、一つは生活習慣で、生活習慣から発症している人は、普段の食生活が乱れていたり、不摂生や暴飲暴食などが続いて、肥満やメタボの患者さんに多い傾向があることが分かっています。

それともう一つは、ストレスが溜まってしまい、発散が上手でない人のようです。ストレスを長期に渡って感じている場合は、顔面神経痛の症状が起こりやすいともされていますので、ストレス過多の人は注意が必要です。

顔面神経痛の治療

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1.薬物療法

顔面神経痛の治療では、精神的な緊張をほぐす目的で精神安定剤、こわばった筋肉の緊張をほぐす目的の飲み薬で治す、薬物療法があります。顔面痙攣の症状が軽い場合には、飲み薬でも痙攣の症状が軽くなるようです。

三叉神経痛では、てんかんを治療する薬を用いられることが多く、服用する事で症状を緩和する事が期待できると言われています。激しい痛みが生じるので、その痛みからから解放されるには、とても有効です。

2.ボトックス治療

顔面痙攣は最近では、神経と筋肉のやりとりを遮断する薬の治療が進んできています。これは、顔面痙攣をを起こしている顔の筋肉に特殊な薬を注射して、過剰になっている神経の活動を、顔の筋肉に伝えなくする為の治療になります。

これは一時的には有効な治療とされていますが、その後また痙攣が始まるので、根本的な治療にはなりません。繰り返し注射をする必要があって、痙攣が繰り返されることで、段々と神経が麻痺してしまい顔の表情がつくれなくなったり、口からよだれが出てきたりするなどの場合があるようです。

3.ブロック療法

三叉神経痛では、ボトックス治療も行われます。痛みがあるところに麻酔をかけるという考え方で、注射による治療になります。この注射による治療はブロック治療と呼ばれていて、様々な方法で行われているようです。

その中のひとつのボツリヌス療法は、痙攣している顔の筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤というものを注射して、軽い麻痺を起こすことにより、痛みの症状を抑制するものになります。もちろん個人差はありますが、1回の注射でも約3~4ヶ月間は効果が持続するとも言われています。

すっと効果が続くわけではありませんので、数ヶ月ごとに投与する必要がありますが、治療時間自体は短くて数分で治療できます。この注射による副作用は、ほとんどないと言われていますが、瞼が閉じにくくなったり、口角が下がったりすることが稀にあるとも言われています。ボツリヌス毒素と聞くと悪い物に感じますが、口から入って腸で大量に吸収されない限りは、中毒症状は起こらないとされていますので、安心して治療する事が出来るようです。

片側顔面痙攣で、ボツリヌス療法をする場合は保険適用されますが、所定の研修を受講している専門医の方以外は、施術することができないようになっているので、どこでもこの治療が受けられるわけではないようです。

そして、妊娠中や授乳中などは、ボツリヌス療法を受けられないこともあるんもで、まずは医師によく相談するようにしましょう。

4.脳外科手術

顔面痙攣の手術は、耳の後ろから顕微鏡を使って、痙攣の原因となっている血管を神経から離し移動させる手術になります。熟達した脳神経外科の医師が行えば、ほとんど合併症はなく原因を直接取り除くことが出来るの治療法になります。

薬物療法やボトックス療法というのは、原因を治しているわけではありませんので、根本的な治療ではありません。ですから、症状が軽くなっても、それは一時的なもので治っているわけではないのです。

顔面神経痛の原因となっているものを、しっかり治療する方法は手術です。神経に血管があたって、圧迫しているために起こる症状がほとんどですので、この圧迫を直接、解除してあげること、多くの症状がなくなったり、かなり軽減する事が出来るようです。

これは、顔面痙攣、三叉神経痛のどれも同じようです。そして、脳腫瘍が原因で顔面神経痛の症状が出ている場合も、適切な治療法を考え、行う必要があります。

5.放射線治療

最近では、ガンマナイフ治療という放射線治療が広まっているようですが、これは、放射線で三叉神経を焼いてしまう治療になります。ですが、治療後の5~10年後くらいに三叉神経障害が起こり、顔の激しい痛みやしびれが出る可能性もあるようで、これを治療する方法はないと考えられています。

そのため、ガンマナイフやサイバーナイフなどの放射線治療よりも、手術治療の方をおすすめする病院が多いようです。ガンマナイフで治療した後に発生する痛みを異感覚といって、三叉神経痛の痛みとは異なるもので、手術をして治るものではないようです。

そのため、放射線治療後に痛みが生じた場合は、疼痛外来で治療を受ける必要が出てくることもあり、また、薬もあまり効かないろいう、とてもやっかいなものです。こういうことから、放射線治療はお勧めされていないようです。

自宅で出来る対処と予防法・7つ

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1.蒸しタオル温熱法

蒸しタオル温熱療法は、顔面神経痛や顔面麻痺のリハビリとしても、積極的に使われている方法です。顔のこわばった筋肉を温めることでほぐして、血行を促進させて、運動機能を回復させることが期待できるようです。

蒸しタオルで温める事は、リラックス効果もとても高いので、入浴時などに行うのも良いでしょう。

「蒸しタオル温熱のやり方」

1.濡れたタオルをレンジに入れて温めます。このときにタオルをレンジ袋などに入れたり、ラップに包んでおくと、すぐ冷めにくいのでオススメです。

2.温度が熱すぎないかをしっかり確認してから、ゆっくりと顔の上に乗せましょう。タオルを細長く折って三角を作るようにして顔に置けば、鼻の部分が空くので呼吸もしやすいです。

3.タオルを置いて5分ほど温めたら外しましょう。

顔に温めたタオルを置くだけでできますので、おうちで是非試してみてくださいね。

2.マッサージ

自分で筋肉と神経をマッサージすると、適度な刺激を与えることが出来るので、運動機能が回復しやすくなることが期待できます。蒸しタオル温熱法でまず温めた後に、マッサージを行うとさらに効果もあがりやすくなります。親指と人差し指は使わずに、中指と薬指でマッサージは行いましょう。

「マッサージのやり方」

1.リラックスできる状態で、中指と薬指を眉がしらに乗せましょう。

2.そのままその場所を軽く押します。額のほうに指をずらしてまたゆっくりと押しましょう。

3.これを生え際まで繰り返していきます。

4.次は口の端に指を置きましょう。同じようにゆっくりと押しながら、目の下まで上がっていきます。

5.目のところまで上がったら口の端に戻って、一つ横にずらして、また目元まで上がっていきます。

6.最後に、目の周りをゆっくり、一周したら終了です。

マッサージのポイントは、ゆっくりやることがポイントです。また強く押しすぎるのもよくありません。気持ち良いと感じるくらいの強さで行いましょう。

3.適度な運動

普段運動不足な人は、適度な運動を普段の生活に取り入れていくと良いでしょう。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、動脈硬化の予防にもつながります。動脈硬化は、顔面神経痛の原因ともなりますので、自分が楽しく続けられそうなものを取り入れてみましょう。

4.バランスの良い食事

悪玉コレステロールは、動脈硬化を誘発してしまいます。規則正しい食事と1日3食腹8分目を意識して、そしてよく噛んでゆっくりと食べるようにしましょう。栄養バランスが偏った食事は良くありません。バランスの良い食事を心がけましょう。悪玉コレステロール値の上昇を抑える、青魚や食物繊維を中心とした食事にすると良いでしょう。

5.リラックスできる時間を持つ

ストレスは、心にも身にも大きな負担となってしまいます。ストレスを多く感じている人は、顔面神経痛になりやすいとも言われていますので、普段から、ストレスを溜めないように、リラックスできる時間を作るようにしましょう。

仕事や人間関係など、ストレスは色んな場面で感じてしまいます。ストレスを感じないようにというのは少し無理がありますので、感じているストレス発散させる、自分なりの方法を持っておくと良いですね。

好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、旅行に行ったりなどなんでも良いのです。日常を忘れて、心が落ち着けるような時間はとても大事なのです。

片側顔面痙攣は、ストレスと生活習慣が大きく関わっていることが分かっていますので、ストレスを体の中から思いっきり発散させてしまいましょう。

6.睡眠を十分とる

睡眠をしっかりとるということは、とても大事です。睡眠不足になるとストレスの原因にもなります。毎日十分な睡眠をとるよう心掛けましょう。ただ長時間寝ていれば良いというわけではなく、質の良い睡眠を心がけましょう。良質な睡眠は、短時間でも脳に良い影響を与えてくれます。

7.飲酒喫煙はほどほどに

喫煙や過度の飲酒も、動脈硬化を誘発してしまう原因になります。タバコの吸い過ぎや飲み過ぎには、十分注意しましょう。お酒は程ほどであれば良いですが、できればタバコは辞めたほうが良いでしょう。タバコは、体にとって良い事は何一つありません。

そして、お酒を飲んだ後の睡眠はぐっすり寝ているようですが、実際は脳が活発に働いて休んでいないのです。脳が休んでいないと、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。

これを避けるためには、就寝時間の3時間前には飲酒をやめて、水分をしっかり取ることで、体や脳の働きを助ける効果があると言われています。

強い痛いや歪みを感じたら病院へ

http://gty.im/943281560

いかがでしたか?顔面神経痛は三叉神経痛と顔面麻痺、顔面痙攣のことで、その症状は強い痛みを感じたり、顔が歪んでしまったりなど、精神的にも大きなダメージを与えるものです。気になる症状がある人は、1人で悩まずに、まずは病院を受診するようにしましょう。