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【自律神経失調症かも】薬の種類や治療方法は?自律神経失調の疑問を大公開!

今回は自律神経失調症の治療についてのまとめです。なんだか身体がすっきりしない…。体調が悪いけど検査しても異常が見つからない…その症状、もしかしたら自律神経失調症かもしれませんよ。気になる症状がある方は是非この記事を読んでみて下さい。自律神経失調症のメカニズムから様々な治療法までまとめました。



自律神経失調症の治療方法の紹介

なんだか身体がすっきりしない…。体調が悪いけど検査しても異常が見つからない…その症状、もしかしたら自律神経失調症かもしれませんよ。自律神経失調症という病気を、聞いたことがある方も多いかもしれませんね。ストレス社会の現代では、そう珍しい病気ではなくなってしまいました。

しかし、自律神経失調症は様々な症状が出るため、一概に「こういう症状」とは言い難い病気なのです。そんな自律神経失調症の症状や治療・改善法をまとめました。

自律神経失調症とは

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自律神経失調症とはよく使われる病名ですが、確立した疾患概念や診断基準がある訳ではないということをご存知でしたか?そもそも自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、自分ではコントロールできない自動的に働く神経のことを言います。

自律神経には2つの神経があり、活動する神経と言われる「交感神経」と、休む神経と言われる「副交感神経」の2つに分類され、必要に応じて自動的に切り替わって働くようになっています。

これらの神経が何らかの原因で上手く働かず、身体や心に様々な症状が出るものの検査には何の異常も現れないことを自律神経失調症と呼ぶことがあります。

症状が出ても検査で異常がない

身体がだるい、めまいがする、頭痛がする、胃腸の調子が悪いなどの体調が良くないのが続いて色々検査したのに特に何の異常も見つからない…そんな方もいるかもしれませんね。それでも体調は改善しないし、何度検査しても異常なし。それが自律神経失調症の特徴なんです。

自律神経のバランスが崩れる

自律神経失調症の症状は、自律神経のバランスが崩れることによって起こると言われています。自律神経のバランスが崩れる原因は様々で、生活リズムの乱れや過度なストレス、もともとの体質や性格、環境の変化などがあります。

また、女性は「女性ホルモン」の影響によって自律神経の働きに影響を与えるとも言われています。初潮、月経、妊娠、出産、更年期など、女性の身体は一生をかけて女性ホルモンの影響を受けます。誰しもが自律神経失調症になる訳ではありませんが、環境や性格などによって大きく影響すると言われています。

うつ病へと移行する病気

自律神経失調症とうつ病は一見似ている病気ではありますが、実は全く別の病気なのです。先程もご説明したように、自律神経失調症は「自律神経のバランスを崩す」ことによって身体に何らかの症状が現れる病気です。しかしうつ病は「脳内の神経伝達物質の分泌異常」によって症状が現れる病気なのです。このように自律神経失調症とうつ病は全く異なる症状の病気ですが、実は自律神経失調症の状態が続くと色々なところに異常が生じ、うつ病へと移行する可能性があるのです。

ストレスを抱えているとかかりやすい

ストレスを抱えている方は、特に自律神経失調症にかかりやすいと言われています。とは言ってもこんな世の中、ストレスなんて誰しもが抱えているものですよね。では、なぜ自律神経失調症にならない人もいるのか…?

それは、ストレスに対する”耐性”が強いか弱いかで変わってくるのです。この耐性は個人差があり、ストレスの感知能力、回避能力、処理能力、転換能力、経験、容量などの違いで強いか弱いかに分かれます。これらが弱いことが多いほど、ストレスを抱えやすくなってしまいます。

慢性化すると非常に治りにくい

「たかが自律神経の乱れ」と思わないで下さい!自律神経失調症は、慢性化すると非常に治りにくい病気なんです。また、きちんと治療をせずに放っておくと、最初は身体の1~2箇所が不調だっただけなのに、気付いたら頭のてっぺんから足のつま先までありとあらゆる箇所に不調が出てしまい、非常に治りにくいということも起こる可能性があります。

治療期間には個人差がある

自律神経失調症は他の病気と違って、薬や手術で治すという訳ではありません。もちろん薬を使う場合もありますが、それはあくまでも自律神経失調症のために現れた症状を抑えるための薬で、根本的に自律神経失調症を治すための薬ではありません。

そのため、生活習慣を改善したりストレス発散するなど、本人に合った治療法で進めていくしかありません。なので、治療期間にはどうしても個人差が出てしまいます。

自律神経失調症はどこで治療する?

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様々な症状が現れてしまう自律神経失調症。一体どこで治療するのが良いのでしょうか?色々な症状があると、何科に行って良いのかも分かりませんよね。お困りのあなたのために、ここではどのような病院に行けば良いのかをご紹介していきます。

それぞれの症状に応じた医療機関

自律神経失調症は直接命の危険に繋がるという訳ではありませんが、もしかすると重大な病気が隠れている可能性もあります。ですので一言で「自律神経失調症だから」と決めつけないで、頭痛がするなら脳神経外科、めまいがするのであれば耳鼻咽喉科など、症状に応じた病院に行きましょう。

症状が多ければ多いほど、治療費用は増えてしまいます。仕方ないことですが、どうしても金銭的にきつい方は、複数の診療科を持っている病院に行くことをおすすめします。病院の看板には、その病院に勤務している医師が診れる診療科が書いてあります。病院のホームページにも書いてあるので、参考にしてみて下さいね。

ホームドクターに相談

いつも行っているホームドクターに相談するのも良いでしょう。もしそこの病院で診れない場合は、該当する病院への紹介状を書いてくれたり、アドバイスをくれたりすると思います。ひとりで悩まずに、まずは相談から始めるのも良いでしょう。

心療内科や精神科

内科などで検査して内臓疾患に異常が見られない場合は、心療内科や精神科に行くことをおすすめします。また、内臓疾患に異常はあったけれどもなかなか改善しない場合も、同じく心療内科や精神科に行ってみましょう。

心療内科や精神科では、本当に内臓疾患の病気ではないか検査をした後、異常が見られない場合は自律神経失調症を疑い心理テストや性格テストなどを行い原因を探り、自律神経失調症かどうかの診断をします。

自律神経失調症の治療は健康保険が適用されます。費用は治療する内容で変わってきますので、一概にいくらとは言えませんが、1回につき2,000円~4,000円ほどかかります。処方される薬の量で金額も変わってきます。少しでも安く抑えたい方は”ジェネリック薬品”を希望してみるのも良いでしょう。

整体院

自律神経失調症は身体の痛みを伴うことがあります。これは、身体の構造の問題が関係していると言えますが、身体の構造が傾いてしまうと、骨格のバランスで上手く身体を支えられないため、筋肉を緊張させて補おうとします。この緊張が慢性化すると、休息するべきときでも「交感神経」と「副交感神経」の入れ替わりができないため、身体に痛みが出ると言われています。

そんな時は整体院で身体をほぐすのも良いでしょう。費用は1回2,000円~5,000円程度です。整体院は健康保険適用ではないところもあるので、行く前に確認しておいた方が良いでしょう。

自律神経失調症の治療方法種類

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これと言った原因が分からない身体の不調の自律神経失調症。一体どのような治療をするのか気になるところですよね。どこで治療をするのか分かったら、次はその治療方法と種類です。順番に見ていきましょう。

薬物療法

自律神経失調症にかかると、人間が日中に活動しているときに働く「交感神経」と、夜間に休息をとっている間に働く「副交感神経」のバランスが崩れてしまい、様々な身体的・精神的症状が現れます。そのため、治療に必要な薬は原因や症状に合わせて処方されます。

中には漢方薬を出してくれる医療機関もあります。漢方薬はほとんど副作用が出ないことから、最近では一般の医療機関でも処方するところが増えてきたようです。漢方薬を取り扱っていないか、一度医師に確認してみるのも良いですね。

一般心理療法

一般心理療法とは、カウンセリングなどを通して自分自身のことや原因となっている事柄、心理的背景、心の中の混乱を理解します。まずは自分の問題に自分で”気付く”ことが大切で、一般心理療法はその手助けの役割を果たします。そして心の中を整理し解決へと導きだします。

自律訓練法

自律訓練法とは、ドイツの精神科医によって創始された自己催眠法であり治療技法です。心療内科や精神科などでも使われることがあり、わずか数分で全身をリラックスさせることができ、心身の疲れがすっきり取れます。慣れてくるといつでもどこでもできるので、チャレンジしてほしい治療のひとつです。

五感に働きかける治療法

五感とは、人間が外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による五種類(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)のことを指します。この五感に、音楽やアロマテラピーを用いて働きかける治療法のことを言います。

自己管理によるライフスタイルの改善

生活のリズムを整えたり、食事や睡眠の改善、運動をする、心にゆとりを持つ、感情処理などを自己管理で行うライフスタイルの改善療法です。この中でも運動は、軽いストレッチやヨガ、ウォーキングといった手軽にできるものもたくさんあるので、取り入れやすいのではないでしょうか。

オーソモレキュラー療法

オーソモレキュラー療法とは栄養療法のことで、食事やサプリメント、点滴、糖質コントロールを用いて、人間の身体を構成する約60兆個の細胞の働きを向上させて、様々な病気を治す治療法のことです。

過度なストレスが原因の時の治療方法

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過度なストレスが原因で自律神経失調症になってしまった場合に特におすすめの治療法をご紹介します。ストレスは今や切っても切り離せな存在。多くの方が何らかのストレスを感じているのではないでしょうか。大人だけではなく、子供もストレスを感じることが多くあると言われています。

ストレスを感じたまま日々の生活を送るのは、時にとてもつらいものですよね。そんなストレスによる自律神経失調症の症状が少しでも緩和できるように、これからご紹介する治療方法を是非試してみて下さいね。

生活習慣と労働の見直し

身体的だけではなく、精神的にも負担になっているような生活や働き方をしていませんか?人にはどうしても”限界”があります。また、”限界”は人によっても違います。あまりにもつらいときは「○○さんはできるんだから私にもできるはず」というような考えは一旦置いておきましょう。

労働の面では残業を減らしたり、他の人に仕事をお願いしたりと少しでも自分の負担を減らすように行動してみましょう。生活習慣では早寝早起きを心掛け、3食きちんと食べましょう。軽い運動も効果的です。家事は二の次で良いと思いますよ。まずは自分の身体と心を休めることに専念しましょう。

カウンセリングなどの心理療法

自律神経失調症になりやすい人の特徴として、まじめで完璧主義というのがあります。そのような特徴がある方は、なかなか悩みや愚痴を誰かに相談したり、ストレス発散をするのが苦手な方が多いようです。

そんなときにはカウンセリングなどを利用してみるのはいかがですか?カウンセリングは話を聞いてくれるのはもちろん、「こういうふうに考えてみるとちょっと気持ちが楽になるよ」といった心理療法をしてくれます。誰かに話したいけどなかなか話せなくてお困りの方は、一度カウンセリングに行ってみると良いかもしれませんね。

ストレス解消

あなたは上手にストレス発散ができていますか?カラオケやショッピング、お友達とのおしゃべりなどでストレス発散している!という方でも、実は上手にストレス発散できていないことがあるんですよ。

そもそもストレスとは、外部からの様々な刺激(ストレッサー)によって身体や心に負担がかかり、歪みが生じた状態のことを言います。外部からの様々な刺激(ストレッサー)に適応しようとして、身体や心に生じた様々な反応をストレスと言います。

また、ストレスは嫌なことだけがストレスと感じる訳ではありません。引っ越しや結婚・出産などといった嬉しいことにもストレスを感じてしまうことがあるのです。

更に、カラオケやおしゃべりなどでストレス発散した!と思っていても、その行為自体がストレスになっていることもあるんです。カラオケやおしゃべりなどをした後に、ひどく疲れたりしませんか?あまりにも疲れてしまう場合は、逆にストレスがかかっているかもしれませんよ。

音楽療法やアロマテラピー

”五感に働きかける治療法”でも少しご紹介しましたが、心を癒すには音楽療法やアロマテラピーもおすすめです。音楽療法は聴覚を刺激する治療法です。どんなジャンルでも良いです。ご自身の好きな音楽を聴いて心をリフレッシュさせましょう。普段では感じれなかった感情が生まれてくるかもしれませんよ。

また、アロマテラピーは嗅覚を刺激する治療法です。良い香りを嗅ぐと、自然と気分が良くなったり幸せな気持ちになったりしませんか?良い香りは心をリフレッシュさせてくれます。また、アロマオイルには香りによって様々な効果があります。

安眠や不眠にはラベンダーやオレンジなど、ストレスやイライラにはゼラニウムやイランイランなど、不安にはグレープフルーツやジャスミンなどというように、ただ良い香りだけではなく症状に合わせて選ぶのも良いですよ。

自律訓練法によるセルフコントロール

先程も少しご説明した自律訓練法は、心身を効果的にリラクゼーションさせる代表的な方法です。これは「身体をゆるませて、心をほぐす」という方法で、身体の部位毎に力を抜いていき、リラックスした時の身体を意識的に再現していきます。それにより、意識的にリラックスしたときの状態を作り、精神面への影響を期待するというものです。

マッサージやストレッチ、整体

マッサージやストレッチ、整体も身体の緊張をほぐすのに効果的と言えます。ストレッチはいつでもどこでもできるのが良いですよね。特に肩甲骨まわりをほぐすと身体全体が楽になりますよ。肩をくるくる回すだけでも大丈夫ですよ。お風呂あがりの血行が良くなっているときにやると更に効果が期待できます。

ストレッチだけではどうにもならない痛みが身体に出ているときは、マッサージや整体に行くのも良いでしょう。身体全体をほぐしてくれるので、痛みの改善だけではなく、リラックス効果を期待できるでしょう。

身体的苦痛がある時の治療方法

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頭痛や胃の痛みやめまいや身体の痛みなど、自律神経失調症によって身体に出る症状は様々です。そんな身体的苦痛があるときの治療方法をご紹介していきます。

身体的苦痛があるときの治療方法は、何らかの薬の投与がメンイの治療となります。もしかしたら「こんな薬飲むなんてなんだか不安だな」と抵抗を感じる薬もあるかもしれません。しかし、処方された薬をきちんと指示通り飲むことが、回復への近道となるのです。つらいときは薬の力を頼って、治療していきましょう。

対症療法

対症方法とは、病気の原因を取り除くのではなく、自律神経失調症によって起きている症状を和らげたり、なくしたりする治療法です。病気そのものやその原因を治す「原因治療」とは違うものです。

どういうものかと詳しくご説明しますと、例えば自律神経失調症により頭痛やめまいを発症しているとします。その場合に、それぞれの症状に対応した薬を処方して治療をしていくというものです。原因追求ではなく、その症状に合わせて対応するものを言います。

漢方薬による体質改善

漢方薬は、伝統中国医学の一種で、日本で独特に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品のことを言います。漢方治療では、その患者さんの状態に合わせて心身のバランスを立て直し、病気を改善しようとします。

そのため、同じ病名であっても、患者さんによって異なる漢方薬が処方される場合があります。つまり、病気ではなく患者さん一人ひとりに対して処方されるのが、漢方薬の治療方針と言えます。では、自律神経失調症にはどのような漢方薬が処方されることがあるのか、少しご紹介していきます。

■半夏厚朴湯(はんげんこうぼくとう)

理由もないのに不安がぬぐえない、動機、めまい、吐き気、のどや食道の詰まりがあるときに

用いられます。

■加味帰脾湯(かみきひとう)

身体の疲れがなかなか取れない、心理的に不安定で夜眠れない、憂鬱な気持ちが続いてすっき

りしないときに用いられます。

■抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

精神の弱った状態、自律神経のバランスが崩れて起こる肩こりや頭痛のときに用いられます。

■酸棗仁湯(さんそうにんとう)

睡眠障害のときに用いられます。特になかなか眠れない方に用いられます。

自律神経失調症薬の使用

自律神経失調症の薬は以下のようなものが処方されることがあります。

■自律神経失調症剤…自律神経の中枢に直接働きかけ、安定を図る薬です。原因に精神的なものが関与しない場合に効果があると言われています。例えば頭痛やめまいや胃腸の不調など身体的な症状のみの場合です。副作用が少なく、長期間使用できることが特徴です。

■ビタミン剤…自律神経のバランスを整えるビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンを処方します。他の薬と兼用して使用するのが一般的です。

■睡眠導入剤…寝付きが悪い場合や、寝てもすぐに目が覚めてぐっすり眠れない方に処方されます。

■ホルモン剤…更年期の女性や卵巣を摘出してホルモンバランスが崩れた女性に対して女性ホルモンを補充するものです。

抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬の使用

精神的な症状がある場合は抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬などが処方されることがあります。名前だけ見るとその違いが何なのか分かりづらいですが、それぞれ作用が違います。

■抗不安薬…不安やそれに関連する心理的・身体的症状の治療に用いられる薬です。不安や緊張を和らげる作用があります。

■抗うつ薬…神経生理学的に病的になた脳内の機能を調整する薬です。バランスを崩した脳内を元の状態に戻していくために使用されます。

■抗精神薬…不安や焦燥や興奮を鎮め、妄想や思考障害などの精神病状態を軽減し、意欲減退や自閉を改善し意欲を高める薬です。

自律神経失調症の自律訓練法

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わずか数分で全身をリラックスさせることができ、心身の疲れがすっきり取れる自律訓練法。ここではそのやり方をご説明してきます。是非やってみて下さい。

準備と姿勢

1.できるだけ静かで落ち着ける場所で行う。

2.ベルトや時計やネクタイなど身体を締め付けるものは外す。

3.途中で緊張したり意識が他に行かないようにトイレなどは事前に済ませておく。

4.ゆったりとした服装で椅子やソファーに座る。または両足・両腕をやや開いて仰向けに寝る。

※注意点

座る際には、浅く座らずに深めに座り足の裏を床に付けて腰を反らないようにしましょう。

6つの公式

自律訓練法では「背景公式」によって気持ちを十分に落ち着けてから「身体の状態を感じる」ことをポイントにしています。「背景公式」とは、ゆったりした姿勢で深呼吸をして、気持ちを落ち着けていきます。負担にならない程度にゆっくりと呼吸をします。気持ちが落ち着いてきたら目を閉じて「気持ちが落ち着いている」と心の中で数回唱えます。十分に気持ちが落ち着いたら第1公式に入ります。

ポイントとしては、3~5分を目安に自律訓練法を行います。第1公式~第6公式までありますが、全部できなくても時間が来たら終わりにしましょう。1日3回続けていくのが理想ですが、あまり無理はせず気楽に行いましょう。

第1公式(四肢の重感)

手や足には重さがあります。方や腕の余分な緊張が抜けて身体の微妙な感覚を意識できるくらいリラックスをすると、自然と手や足の重さを感じられるようになります。

1.右手に意識を向けて重さを感じるようにしましょう。同時に、心の中で「右手が重い」と唱えます。

2.同じように左手も行っていきます。

3.同じように右足も行っていきます。

4.同じように左足も行っていきます。

第2公式(四肢の温感)

リラックスするほど手足の温度は上がっていきます。また、手足にはもともと温度があるため、十分にリラックスできると「温かさ」を自然と感じるようになります。

第3公式(心臓調節)

リラックスした状態では心臓は静かに脈を打っています。それをただそのままに感じることで、更に深くリラックスしていきます。

第4公式(呼吸調整)

リラックスした状態では楽に呼吸をしています。それをただそのままに感じることで、更に深くリラックスしていきます。

第5公式(腹部温感)

リラックスした状態では腹部が温まっていきます。それをただそのままに感じることで、更に深くリラックスしていきます。

第6公式(額涼感)

深くリラックスしていくと手足や腹部が温まるのと同時に、額はさわやかな高原で涼しい風を受けているような感覚になっていきます。このような状態をそのままに感じることで、更に深くリラックスしていきます。

消去動作

消去動作は自己催眠状態から醒めるための動作です。消去動作を行うことにより、気分がスッキリします。

1.両手を強く握ったり開いたりします。

2.両手を組んで大きく伸びをします。

3.首や肩をよく回します。

まとめ

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自律神経失調症には、様々な治療法があるんですね。治療と聞くと薬物療法を思い浮かべる方が多いかと思いますが、生活習慣の見直しや、運動、自律訓練法などご自身でできるのもたくさんあって驚きました。

ストレスが多い現代。自律神経失調症はどなたがなってもおかしくない病気です。不調が続く方は無理をせず早めに医療機関にかかるようにしましょう。