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親知らずの抜歯後の食事はどうする!?腫れ対策から口臭の原因まで解説!

勇気をだして挑んだ親知らずの抜歯。抜歯後は気分的にすっきりはしますが、実は麻酔が切れた後からが結構大変で、腫れや痛みがあって食事もまともに出来ない日がしばらく続くと言われています。抜歯後にお腹が空いてきたら頑張ったご褒美で好きなものを食べたくもなりますが、食べたらNGなものを口にしたら絶対に後悔します!そうなる前に、この記事で抜歯後に食べて良いもの、ダメなものをしっかり確認しておきましょう。



親知らずの抜歯後の食事は大変?

親知らずの抜歯はそんなに簡単な事ではありません。抜歯後には腫れたり痛みを伴い、実際に抜歯した人の多くは、2~3日は痛すぎてとても食事ができるような状況じゃなく、口を開けるのも一苦労すると言います。抜糸までにも7日~10日ほどかかるため、その間は普段通りの食事をしていると、抜糸した部分の糸が取れてしまったり出血してしまう場合もあるので、細心の注意が必要です。

今回は、抜歯経験者の人の意見を元に、親知らずの抜歯後にはどのような食事を取るべきか、そしてどんな食事は絶対にNGなのかをまとめてご紹介していきます。これを知っておけば抜歯後のトラブルを未然に防ぐ事ができるので、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

親知らずの抜歯後のおススメ食事メニュー5選

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うどん

うどんは元々麺が柔らかいので普通に食べても大丈夫な気がしますが、実はそのままだと抜歯直後の人にとっては結構噛むのがキツイそうです。おすすめのレシピは、麺を柔らかめに茹でた後に、キッチンバサミなどで1センチ幅くらいの小ささにカットし、スープもぬるめにしておくことです。

抜歯後はうどんを吸ったり熱いスープを飲むと傷口に刺激を与えてしまうので、赤ちゃんの離乳食を食べるように食べやすい大きさ、やけどしない熱さにしましょう。

おかゆ

おかゆは抜歯後の食事の定番とも言われています。米1:水20くらいが丁度良く、味付けも和風だしにしたりコンソメ味にしたりとお好みの味付けをしましょう。野菜や卵とじにすれば栄養素も取れるのでおススメです。

スープ

スープも飲み込むだけなので刺激が少なくて安心です。固形物があるとそれが歯に詰まってしまう場合があるので、出来ればコーンポタージュスープや、かぼちゃスープなど固形物のないスープの方が良いでしょう。

抜歯後は痛みであまり食事をする気分になれない分、一度の食事で出来るだけ栄養が取れるように、ミキサーで野菜をすり潰してスープとして飲むのをおススメします。

ウィダーインゼリー

抜歯後の痛みで、とても料理を作る気分にもなれない。そんな時には無理はせず、スーパーやコンビニで売っているものを食べましょう。経験者の人たちの中にも、抜歯した当日は固形物は口に入れられないという人が多いので、ウィダーインゼリーはおススメです。

手軽に栄養素が取れる上調理する必要もないウィダーインゼリーは、抜歯後にはもってこいな食事なので、数日分用意しておくと安心だと思います。飲む時には、吸わずに押し出して口の中に入れて飲むようにしましょう。

ゼリー、プリン

ゼリーやプリンも固形物がなく、飲み込むだけなので負担が少なくて済みます。ゼリーやプリンを食べる時は、欲張らずに一口で食べられるくらいの量をすくって少量ずつ口の中に入れていくようにしましょう。

このような抜歯後の食事制限がいつまで続くかは人によって個人差はあるのですが、抜歯した部分の穴がふさがるまでには約2ヶ月ほどかかると言われています。

とはいっても、そこまでずっと満足いかない食事を続けるのは難しいですし、医師から「もう普通に食事して良いよ」とOKサインが出たら指示に従っても良いのですが、食べる時には十分に注意してください。

このように、抜歯後は食事がまともにできない状況がしばらく続くことが予想されますので、抜歯前にはしっかりと食事を取って、抜歯後のストレスを少しでも軽減できるようにしておくと良いでしょう。

絶対NG!抜歯後控えるべき飲食物とは?

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硬いもの

抜歯後は抜歯した部分は穴がぽっかりと開いた状態になります。歯茎が抜歯した部分を覆うようになるまでには2~3週間はかかると言われているので、その間は食べるものには十分に注意しないといけません。おせんべいなどの硬いものを噛むと、歯肉を傷つけたり、かけらが抜歯後の穴に入ってしまって気持ち悪くなる恐れもあります。

また、硬いものを食べる時には口をよく動かさないといけませんが、歯茎は口を動かしすぎると動いて傷口を広げてしまう可能性があります。極力傷口に負担をかけないようにする必要があるので、しばらくはやわらかいものを食べるようにしましょう。

刺激の強いもの

抜歯後は、できるだけ栄養のある食べ物、やわらかくて飲み込みやすい食べ物の方が良いので、カレーや唐辛子などの刺激物の入った食べ物は避けた方が良いでしょう。塩分も出来るだけ控え目のものを食べた方が安心なので、ポテトチップスなども食べない方が安心です。

アルコール類

辛いもの以外にも、アルコールも控えるようにしましょう。抜歯が終わった後に、医師から「アルコールは控えてください」と言われなかったからといって、頑張った自分にご褒美とお酒を飲むのは、しばらくの間は我慢しましょう。

お酒を飲むと血液の循環が良くなるので、抜歯後の出血が一時的に止まっていても再度出血がひどくなる可能性があるそうです。また、出血が促進される意外にも医師から渡される抗生物質などのお薬との関係もあります。

これらのお薬はお酒によって身体に悪い影響を及ぼす場合もあるので、抜歯後のトラブルをより悪化させる危険性があるようです。

親知らず抜歯後の症状ってどうなるの?

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腫れ

抜歯後の人の写真などを見ると、輪郭が変わってしまうほど頬が大きく腫れあがっているのが分かります。抜歯後に腫れるか腫れないかは、どこの部分を抜歯したのか、親知らずの生え方、腫れやすい体質かどうかなどで変わってくるようです。

一般的に親知らずは上顎、下顎のどちらを抜くかによっても痛みや腫れ具合に違いがあると言われています。比較的症状が軽いのは上顎の親知らずの方で、抜いた後の痛みや腫れは2日~3日程度で収まり、埋まっていない親知らずに関してはほぼ腫れないそうです。反対に下顎の親知らずを抜いた場合は1週間ほど痛み、腫れが続くと言われています。

抜歯後はいつも通りに戻れるまでには時間がかかる事なので、仕事などで人と話す機会が多い人などは、しっかり休みを取れる時期に抜歯する事をおすすめします。

そして、痛みや腫れがどれくらい続くかについては痛みに強い人、弱い人で個人差もかなりあるので、全然治まらない時は遠慮せずに病院ですぐに診てもらい、適切なお薬を処方してもらいましょう。

痛み

抜歯後に一番気になるのが「痛み」ではないでしょうか。痛みの感じ方は人それぞれ違いますが、基本的に抜歯後の痛みはたった1日では引かず痛みは抜歯後3日~4日ほど続き、その後はだんだんと痛みも和らいでいくと言われています。

数日経っても痛みが続いたり、日が経つにつれて痛みが激しくなってくる事もあるそうですが、この状態は急性歯槽骨炎(ドライソケットと呼ばれている)や感染を引き起こしている場合もあるので、すぐに医師に相談した方が良いでしょう。

痛み止めは、痛みがなくなってきたら服用をやめても良いそうですが、抗生物質や最近の増殖を抑える抗生剤は、たとえ痛みを感じなくても抜歯した部分から細菌が入って悪化する可能性もあるので、もらった量はすべて飲み切るようにしましょう。

出血

抜歯後の出血は、抜いた親知らずの状態によって差はありますが、だいたい抜歯後2~3時間ほど経てば気にならない程度にまではなるそうです。しかし完全に出血が止まるまでには1日~2日はかかると言われているので、口をゆすぐ時などに血が一緒に出てくる事はあるそうです。

そうはいってもあまりに出血が止まらない場合には、いずれ止まると放置しておくのは危険です。血が止まっていない場合にはガーゼを小さく切って固く丸めたものを抜歯した部分に置いて30分ほど強めに噛みます。

噛む時には、抜歯した部分を圧迫させるように強めに噛むようにしないと止血できないので、きちんと確認しながら詰めてください。ガーゼは薬局などで販売しているもので良いです。ティッシュや綿などはよくないそうなので、ガーゼを必ず用意しましょう。

他には、抜歯した部分を頬側から冷すのも効果的なようです。患部を冷やすことによって血流が遅くなるので、それによって出血を抑えることが出来るからです。

ただし、冷す時間が長くなると逆に治りが遅くなるので、冷す目安は24時間程度が良いそうです。それでも出血がなかなか止まらなそうな時には、抜歯した病院または夜間、休日診療を行っている病院で診てもらいましょう。

親知らず抜歯後の注意点

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麻酔が切れる前は飲食禁止

抜歯後は、麻酔が1時間~2時間くらいはまだ効いています。その間に食事をしてしまうと、熱いものを食べても熱いと感じずに火傷をしてしまったり、間違って唇や口内を噛んで出血してしまうなどのトラブルが起こり得るので、麻酔が完全に切れてから食べるようにしましょう。

食後はうがいをする

抜歯した部分に食べかすが溜まらないように、うがいをしっかりしたくもなりますが、うがいは軽くする程度にしておきましょう。というのも、抜歯をすると抜歯した部分に穴が空くので、それを直す為に血液が溜まります。

これは、ケガをした時のかさぶたのような役割をしているので、傷が治りかけの時にかさぶたを取ってしまうと傷口が一向に治らないのと同じ事が言えます。

傷口の修復に必要な血液を洗い流してしまうと、ドライソケットになり骨が剥き出し状態になり、痛みが余計に続く原因にもなるので注意しましょう。特に抜歯した当日はうがいは極力控えるようにして、うがいをする時には、1回うがいをしたら1時間以上は間を開けて血液が流れ出すぎないように気を付けてください。

抜歯した方で噛まない

抜歯はちょっとした手術のようなものです。傷口には無理に刺激を与えず安静にさせておく必要があるので、食事をする時には反対側の歯で噛むようにしましょう。抜歯してから翌日くらいまでは、極力抜歯した側に食べ物が当たらないように注意してください。

食べにくいうえ痛みなどで食欲もなくなるかもしれませんが、食べないと治りも悪くなると思って頑張って食べましょう。

歯磨きはやさしく

抜歯の時は、ほとんどの場合傷口を糸で縫うので、歯磨きの時に強く磨くと糸をひっかけてしまうので歯磨きは抜歯した部位は避けてやさしく磨くようにしましょう。一度出血が止まったのにブラシで傷つけてしまうと、また出血が始まって再度病院で診てもらわないといけない事になります。

抜歯した部分には触れないように、そしていつもと同じ歯磨きだと傷つけてしまう可能性があるので柔らかめの歯ブラシをあらかじめ用意しておくと良いでしょう。

抜歯後は口臭がキツい!その理由とは?

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傷口に細菌が入る

抜歯後には痛みや腫れだけではなく、口臭も気になるそうです。しかも、その匂いは自分でも分かるくらいの臭さで、抜歯後5日後くらいから1ヶ月ほど続くと言われてます。その口臭の原因は、傷口に食べかすなどの細菌が入ってしまい、悪臭の原因「臭い玉」が発生してしまうからです。

親知らずの周りはもともと食べかすが詰まりやすい場所でもあるので、抜歯後に歯ブラシでしっかりと磨くことが出来ない間に口の中で細菌がどんどん溜まっていきます。そしてその細菌が食べかすを食べるようになり、いずれプラークが発生させるガスによって口臭がキツくなるのです。

歯磨き粉やマウスウォッシュは刺激を与えるので、ただ匂いが引くまで待つしかないそうですが、誰かと話す時はマスクをするなど、他人に臭いが飛ばないように工夫しといた方がよさそうです。

膿が溜まる

抜歯した部分には穴が空きますが、これを抜歯窩(ばっしか)と言います。抜歯窩=傷口は血餅で満たされて2~3日で傷口は徐々に小さくなって1週間ほどすれば閉じてはくるのですが、閉じるまでに死滅した血液細胞が膿となって臭い液を出すので口臭がキツくなるようです。

また、歯茎に白いしこりのようなものが見えたら、それは膿が溜まっている証拠です。これは婁孔(ろうこう)と呼ばれるもので、膿の袋の出口になっていて破れると膿が外へ出てきてキツい匂いを発生させます。

そのまま放置していると、袋がどんどん大きくなってきて周りの神経を死滅させたり、心臓の病気を発症させたり、アレルギーの原因になるなどの可能性もあるので、対策としては膿の部分を触らない、うがいをしすぎない、そしてすぐに医師に相談することです。

適切な処置をしてもらえれば、膿のしこり、匂いに悩まされる事も、じき解消されるはずです。

不十分な歯磨きによる歯の汚れ

抜歯後は今まで通りに歯磨き粉を使ってゴシゴシと歯を磨くわけにはいきません。傷口を守るために、他の歯で食べ物を噛むようになり、傷口に触れないようにやさしく歯磨きするので磨き方も不十分になります。

抜歯後は仕方ないことではありますが、綺麗に磨かれなかった歯には汚れがついたままの状態となり、いつしかその汚れが発酵して臭いにおいを発生させてしまうのです。歯をゴシゴシとは磨けない時期がしばらく続くので、シュガーレスのガムを噛むなど少しでも口臭を軽減できるように工夫しましょう。

抜歯後の注意点を守って症状を最小限に抑えよう

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以上、抜歯後の食事や起こり得る症状についてのご紹介でした。抜歯は、外科手術に分類されているように、簡単な治療とは違います。なので、抜歯をする覚悟を決めたのであれば、抜歯後に起こり得る腫れ、痛み、口臭などのトラブルについても知っておく必要があります。

ご紹介した食事も、ほぼ流動食で満腹感を得られそうなものではありません。お酒やタバコを吸う人にとっては抜歯後傷口が落ち着くまで我慢しないといけないのはキツいかもしれませんが、「一生続くものではない」とここは割り切って我慢しましょう。

そして、抜歯後は口の中の違和感が気持ち悪くなってつい自分で患部を触ってしまいたくもなりますが、それが返って状態を悪化させてしまうことにつながりますので、何か心配なことがある時は医師に遠慮なく相談してください。