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急性アルコール中毒の症状とは?救急車を呼ぶ勇気が大事!痙攣やいびきなどの危険な9つの症状と対処法を解説!

飲み会でついつい楽しいから、飲みすぎでしまうこと、よくあります。次の日に二日酔いで目覚めて苦しむくらいなら、まだしも、死んでしまったら何の意味もありません。ほとんどの急性アルコール中毒による死亡は防げたものであるといわれています。自分が急性アルコール中毒になる場合、友人がなる場合、どちらのケースにおいても対応できるように、ここでは急性アルコール中毒の症状、対処方法を解説します。



急性アルコール中毒の症状や対処法について

誰でも飲み会などで飲みすぎちゃって、二日酔いになったことはありますよね。場合によっては、吐いたり、救急車で運ばれた方もいるかもしれません。急性アルコール中毒は誰にでも起きる症状です。急性アルコール中毒を、たかがアルコールと侮ってはいけません!場合によっては死に至る場合もあれば、なんとか蘇生したとしても、後遺症が残る場合もあります。

自分の友人や知人など身の回りで急性アルコール中毒による死人を出さないためにも、また、自分自信が急性アルコール中毒にならないように、しっかりと急性アルコール中毒について理解してください。急性アルコール中毒での死亡例は、ほとんどもっと早く救急車を呼んでいれば、もしくは、周りの人間の応急処置が適切であれば助かったといわれています。

急性アルコール中毒の症状とその危険度、そして、その処置法をご紹介します。

急性アルコール中毒とは?

どんな病気?

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急性アルコール中毒になる、血中のアルコール濃度が一気に高くなり、自分1人では立つことも歩くこともできなくなるといわれています。また、体温が下がり、呼吸が困難になる場合もあれば、眠ってしまい起きなくなってしまう場合もあるといわれています。刺激を与えて起こそうとしても起きない場合には、意識がなくなっており危険な状態と考えられるので病院に連れて行くことが望ましいでしょう。

また、気分が悪くなったり、嘔吐してしまうこともあるといわれています。またもっと状態が悪い場合には動悸や呼吸困難、痙攣などの症状にもなります。さらに症状が重症化してしまうと死にいたる場合もあるので、急性アルコール中毒の場合には早急な対処が大切だといわれています。

原因は?

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急性アルコール中毒の原因としては、個人差もありますが、短時間に大量のアルコールを摂取することによりおきる中毒だといわれています。急性アルコール中毒の症状は、血液中のアルコール濃度にも比例すると考えられています。

また、アルコールに弱い体質の人が、アルコールを大量に飲んだり、たとえ少量でも短時間に一気飲みなどをすれば、急性アルコール中毒になる危険性があるといわれています。さらにアルコールに強い人でも、すきっ腹の一気飲み、尋常じゃない量のアルコール飲酒などをすれば、血中アルコール濃度が急激に上昇し、急性アルコール中毒になる可能性はあると考えられています。

血中アルコール濃度について

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急性アルコール中毒とは、短期間に大量のアルコールを摂取することにより、血中アルコール濃度が上がり、一時的な運動機能障害、意識障害になることだといわれています。一般的な血中アルコール濃度と「酔い」の状態は以下のようになっています。

1 爽快期

血中濃度0.02~0.04%。さわやかな気分になり、皮膚が赤くなる。陽気になり、判断力が少しにぶるレベル。

2 ほろ酔い期

血中濃度0.05~0.10%。ほろ酔い気分になり、多少、理性が失われる。また、体温が上がり、脈が速くなっている状態である。普段あまりしゃべらない人もしゃべりだすレベル。この状態なると大脳が多少麻痺しはじめているといわれています。

3 酩酊初期

血中濃度0.11~0.15%。気が大きくなり、大声でがなりたてたり、怒りっぽくなる人もいます。また、この状態で立つとふらつく人もいます。この状態もまだ大脳が多少麻痺しはじめているレベルです。

4 酩酊期

血中濃度0.16~0.30%。千鳥足になり、何度も同じことをしゃべりだします。呼吸が速くなり、吐き気・嘔吐をする人もいるレベルです。大脳だけでなく小脳も麻痺しはじめているレベルです。

5 泥酔期

血中濃度0.31~0.40%。まともに立てなくなり、意識もはっきりしていないレベル。言葉もまともにしゃべれていない状態です。記憶の中枢といわれている脳の海馬の部分が麻痺しはじめており、記憶がない(ブラックアウト)状態になっている。

6 昏睡期

0.41~0.50%。起こそうとしてもまったく起きず、小便などもたれ流し状態になる人もいるレベル。呼吸はゆっくりと深くなっているといわれている。この状態までいくと、麻痺が脳全体に広がり、呼吸中枢(延髄)も危ない状態となり、死にいたる可能性がある。

一般的には、急性アルコール中毒は、泥酔期になると血圧が下がり、呼吸困難な状態になったりもして、このまま飲み続けるとやがて、死にいたる可能性もあるため、周りの人たちは、アルコール摂取を控えさせる必要があるといわれています。

急性アルコール中毒はどんな症状が起こる?

頭痛や吐き気、嘔吐

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急性アルコール中毒の初期症状として、頭痛が起きるといわれています。特にアルコールに弱い人ほどこの症状が強く、速くでてくるといわれており、一般的には寒気とともに生じてきます。頭痛が激しくなってきたら、アルコール摂取を控えはじめることが望ましいでしょう。

また、アルコールを飲みすぎた場合には、吐き気、嘔吐も起きると考えられます。これは、体は大量のアルコールを受け付けた場合、体外に不要な分を排出しようとするメカニズムから起きるといわれています。急性アルコール中毒の場合には、胃に残っている食物が全て出ても吐き気、嘔吐が止まらなかったり、血が混じるような激しい嘔吐をする可能性もあるといわれています。

しかも、ただの嘔吐だと思って油断していると、嘔吐物が喉に詰まったりして窒息状態になったり、最悪の場合は窒息死する可能性もあると考えられています。寝たまま嘔吐する場合も、喉詰まりの危険がありますので、横向けにするなどして、喉に詰まらせないようにしてあげることが大事です。

脱水症状

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急性アルコール中毒になると脱水症状にもなるといわれています。これはアルコール代謝のメカニズムが関係しています。口から入ったアルコールは、胃と小腸で吸収された後、肝臓で分解されます。

肝臓ではアルコール脱水酵素により有毒なアセトアルデヒドに酸化した後、アセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素でアセテート(酢酸)に分解されます。アセテートに分解されたアルコールは、血液に乗って体内をめぐり、最終的には二酸化炭素と水になり体外へと排出されると考えられています。

つまり、アルコールを肝臓で代謝する過程で水分が使われてしまうため、特に急性アルコール中毒の場合には脱水症状になると考えられています。そのため、アルコールを摂取しすぎてる場合には水分補給をこまめにすることが必要です。

アルコールをとりすぎて酔って寝てしまいそうなときには、寝る前にカラダを温かくしておく、水を飲む、寝るときは横を向いて寝るなど、できる限りの対処を事前にしておくことが望ましいでしょう。

寒気や低体温

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急性アルコール中毒になると、寒気や低体温になるといわれています。これはアルコールが末梢血管を刺激することによって、体の体温が放出されるためといわれており、ブルブルとした震えをともなうほどの寒気になると考えられています。寒気の状態を放っておくと、状態はさらに悪くなり、低体温症になるといわれています。

低体温症にまでなってしまった場合には、周りの人は、毛布などをかけるなどして体全体を温めてあげることが望ましいでしょう、そのまま、低体温症を放っておくと最悪の場合に死に至ることもあるといわれています。

自力で立てない

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急性アルコール中毒になると酩酊期は、まだ千鳥足でフラフラと歩くことは可能ですが、泥酔期になると自力で立つことができなくなるといわれています。これはアルコールにより、体に運動機能に障害がでているレベルだと考えられています。

まずは服やネクタイをゆるめて楽にしてあげることがよいでしょう。意識があるうちにとにかく水を飲ませ、血中のアルコール濃度を少しでも薄めることも大事です。また、低体温症になる可能性もあるので暖かい水がよいでしょう。放っておくと心臓や呼吸に障害があらわれるまでに血中アルコール濃度を下げることが先決だといわれていてます。

自力で立てないレベルになると、無理矢理起きて、歩こうとして転倒したり、階段から落下するといった事故、たとえ千鳥足レベルでも電車や車にひかれるといった事故も報告されています。そのため、自力で立てないレベルまでになった人がいる場合には、一人で帰さず誰かが付き添ってあげることが望ましいでしょう。

眠ったまま起きない

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急性アルコール中毒の症状で一番わかりづらい症状が眠ったまま起きないという症状だといわれています.

ただ単に少し酔っ払って寝てしまっている場合と、急性アルコール中毒の症状として寝てしまっているのか判断が難しいといわれています。眠ってしまった場合は、つねったりしてある程度の痛みを与え、何らかの反応があるかどうかを確認することが望ましいでしょう。

振り払うなどの反応が見られる場合には、急性アルコール中毒ではないので大丈夫ですが、寝ながら嘔吐して嘔吐物が喉に詰まり、窒息する恐れがあるので、嘔吐しているかどうかは絶えず確認しておく必要があります。動かせる場合には、横向きに寝かせてあごを上に引き、吐いても喉に詰まらない体制にしてあげることが望ましいでしょう。また、低体温症にならないように上着や毛布をかけたり、部屋の温度を上げることが大事です。

痛みを与えてもゆすっても大声で呼んでも起きない場合には、意識レベルが完全に低下しており、とても危険な状態であるため、早急に救急車を呼ぶ必要があると考えられています。この状態では昏睡期になっている可能性もあり、命に影響がある可能性もあるといわれています。

呼吸数の低下

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急性アルコール中毒になると呼吸数の低下がおきるといわれています。これは、血中アルコール濃度が高くなると、脳の神経伝達物質の機能に影響を与え、呼吸や循環器の中枢神経に作用し、呼吸が困難になるといわれており、泥酔期になるとこの症状にまで至る可能性が高くなります。酔って意識がなくなりかけて、1分間に呼吸数が7回を切り出していたら、救急車を呼ぶことが望ましいでしょう。

痙攣する

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急性アルコール中毒になると、呼吸数の低下や動悸などとともに、脳への酸素供給の低下から、まずは手が震えはじめ、次第に手足が痙攣する可能性があるといわれています。

痙攣の症状がでた場合には昏睡期の一歩手前まできている状態だと考えれれますので、早急に救急車を呼ぶ必要があるといわれています。急性アルコール中毒により脳への酸素供給が止まると脳損傷が起きてしまう可能性もあります。こうなると早急な回復は見込めず、場合によっては後遺症がでる場合もあると考えられています。

脳損傷は、意識を失ったり、記憶や人格が損なわれたり、部分的または完全な麻痺になるなど、一生にわたって、肉体的および精神的な機能に重大な影響をおよぼすといわれています。急性アルコール中毒の痙攣には、病院にて早急に水分や薬の点滴、酸素吸入、栄養補給により行われる必要があるといわれています。

大きないびきをかく

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急性アルコール中毒になり、昏睡期になると大きないびきをかくといわれています。いびきをかいてる場合も眠ったままで起きない場合同様に判断に難しいといわれています。一見、いびきをかいてるため気持ちよく寝ているように見えてしまい問題ないと判断されがちですが、これが大きな間違いです。

アルコールを大量に飲んだ上で、意識がなく、大きないびきをかいている場合、特に口から泡を吹いてる場合などは、早急に救急車を呼ぶことが望ましいでしょう。このまま放っておくと、死に至る可能性があるといわれています。

過呼吸

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お酒が弱い方の急性アルコール中毒症状として、過呼吸があります。アルコール強くて、飲んでもほとんど、何も変わらないという人については、アルコールが原因で過呼吸を起こす可能性はかなり低いといわれていますが、アルコールに弱い方が飲み過ぎると、動悸や発汗、吐き気などの他に過呼吸を起こしてしまうことがあると考えられています。

アルコールが弱い方が飲み過ぎたときに、息があがることがあります。この状態が続くと、過呼吸になりやすいといわれています。過呼吸になると必要以上に深くかつ早い呼吸を繰り返し、過換気状態となります。そして、血液中の二酸化炭素が大量に排出されて血液がアルカリ性になり、息苦しさを感じるとともに、しびれ、けいれん、意識障害といった状態になる可能性があるといわれています。

過呼吸になったら、早急に救急車を呼ぶことが望ましいでしょう。

急性アルコール中毒の応急処置や対処法

耳元で呼びかけたり身体を叩く

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急性アルコール中毒になった人がいたら、まずは、身体を揺さぶったりはせず、耳元で呼びかけたり、身体を叩いて意識を確認する必要があります。眠ったままで嘔吐などをして喉につまったら窒息ししてしまうため、ただ単に眠いのか、急性アルコール中毒による昏睡期なのかを判断する必要があると考えられています。

毛布や上着で身体を温める

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急性アルコール中毒になると、寒気や低体温になるといわれていますので、寒気の状態を放っておくと、状態はさらに悪くなり、低体温症になるといわれています。低体温症になると最悪の場合、死に至る場合もあるため、周りの人は、毛布や上着で身体を温めてあげることが望ましいでしょう。

衣類を緩めて楽にする

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呼吸を楽にするために、服やネクタイを緩めてあげることが望ましいでしょう。さらに、先にものべましたように、合わせて体温も低下しているため上着や毛布などをかけ身体を温めることで低体温症の予防も行うことが望ましいでしょう。

横向きに寝かせる

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急性アルコール中毒になったら、まずは横向きに寝かせましょう。仰向けに寝ると嘔吐物を喉に詰まらせ、窒息死する危険性があるといわれています。また、回復体位という頭を反らせ気道を確保することで呼吸を妨げない体位が一番よいと考えられています。嘔吐したものがつまらないように、口は下に向けておくほうがよいでしょう。同じ体勢で血行不良にならないように30分起きに向きを変えることも大切です。

意識がある場合は水を少しずつ飲ませる

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急性アルコール中毒になると脱水症状になるため、意識がある場合は水を少しずつ飲ませることも大切です。またアルコールをとりすぎて酔って寝てしまいそうなときには、事前に寝る前にカラダを温かくしておく、水を飲む、寝るときは横を向いて寝るなど、できる限りの対処を事前にしておくことが望ましいでしょう。

必要に応じて人工呼吸を行う

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急性アルコール中毒になった場合には、呼吸と脈があるかをまず確認し、それらがない場合には仰向けに寝かせて人工呼吸と心臓マッサージを行い蘇生を試みる必要があります。また、合わせて救急車を呼ぶことが望ましいでしょう。人口呼吸をする際に仰向けに寝かせた際には嘔吐して喉がつまらないように気をつけることも大事ですのでくれぐれも一人にしないようにしましょう。

吐きそうになったら?

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急性アルコール中毒の場合にはなるべく身体を動かさず、吐きそうになっても横向きのまま吐かせることが望ましいでしょう。急に起こすのは危険だといわれています。また、嘔吐させた後には、口の中から吐物をかき出して喉に吐物を詰まらせないようにしましょう。

救急車を呼ぶタイミングは?

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急性アルコール中毒における最も大切な処置が救急車を呼ぶことだといっても過言ではないくらいです。数多くの人が救急車がかけつけたときにはもう手遅れだったことにより死んでしまうとさえいわれています。

救急車を呼ぶタイミングは、最低でも意識が朦朧としはじめたり、体温が低下しはじめる泥酔期になったら救急車を呼ぶ準備をしたほうが良いと考えられています。早いと思うかもしれませんが、急性アルコール中毒はあっという間に症状が悪化してしまう可能性があります。

判断に迷う場合は、救急相談センターに連絡して、指示をあおぐことが望ましいでしょう。救急相談センターでは、年中無休、24時間体制で、医師や看護師、救急隊経験者などが待機していて、救急対応の相談に乗ってくれます。

病院での処置について

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急性アルコール中毒で病院に行った場合の処置としては、転倒、落下などの外傷がなければ、まずは、アルコールを体外へ排出させるために1、2時間の点滴(輸液)と、利尿薬の投与が一般的だといわれています。すでに昏睡期の場合には、尿道カテーテルにて対応するといわれています。

さらに脱水症状を伴っている場合にも点滴(輸液)が使われます。また、軽度な急性アルコール中毒であれば点滴もせずに、身体を温めて様子をみる場合もあります。重症の場合には入院により治療を行います。胃の調子が悪い場合にはアルコールの胃洗浄や腎不全などを起こしている場合には血液透析などの処置をとります。

その他、起きている症状に応じた治療を受けることが必要になるといわれています。治療費は、行われた治療や検査などにより一概に判断することはできませんが、アルコールの飲みすぎて病院にきたにもかかわらず、保険適用で診断をしてもらえます。

それぞれの検査は以下のような料金になりますが、このほかに初診料、入院した場合には入院費などもかかるため、最大で数万円かかることも珍しくありません。しかし、命には変えられないので急性アルコール中毒の場合には早急に病院に行くことが望ましいでしょう。

レントゲン検査 1000円

血液検査 3000円

MRI検査 8000円

CT検査 6000円

急性アルコール中毒によって起こる後遺症

言語障害

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急性アルコール中毒の後遺症で最も顕著なものが、言語障害です。これはアルコールを摂取してるころから脳の麻痺状態でおきてきます。一般的には、ろれつが回らなかったり、言いたい言葉がでないなどがあげられます。

記憶障害

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急性アルコール中毒の後遺症では、高次脳機能障害と呼ばれる症状がでます。その中の一つに記憶障害があります。記憶障害は、物忘れが激しくなり、なかなか新しいことを覚えることができなくなったり、親しい人の名前が出てこなかったりするといわれ、記憶障害がどのような形で残るのかは、解明されていません。

注意障害

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記憶障害以外にも、高次脳機能障害として注意障害が起きます。注意障害とは、周囲からの刺激に対し、必要なものに意識を向けたり、重要なものに意識を集中させたりすることが、上手くできなくなった状態だといわれており、気が散りやすかったり、長時間一つのことに集中できなかったりします。

社会的行動障害

記憶障害、注意障害に次いで、高次脳機能障害の中で、起きやすいのが、社会的行動障害といわれています。社会的行動障害は、行動や感情を場面や状況にあわせて、適切にコントロールすることができなくなる状態だと考えられています。すぐ怒ったり、笑ったりしたり、態度や行動が子供っぽくなったり、すぐ親や周囲の人に頼ったりするなどです。

遂行機能障害

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高次脳機能障害として、遂行機能障害も起きます。遂行機能障害は、論理的に考え、計画し、問題を解決し、推察し、そして、行動するというような、順序だてて物事を進められない症状といわれています。また、自分のした行動を評価したり、分析したりすることもできないといわれています。指示してもらわないと動けない、効率の悪い行動をとってしまうなどです。

身体機能の低下

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急性アルコール中毒の後遺症では、運動失調という身体機能の低下もあらわれるといわれています。運動失調は、個々の筋肉の運動は正常であるが、関係する神経の協調がうまくいかないため、目的とする運動を円滑にできなくなる状態だといわれています。小脳・大脳などがアルコールにより一時的に麻痺状態になったことが原因による障害の可能性があるといわれています。

半身麻痺

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急性アルコール中毒の後遺症では、アルコールにより脳のどこかにダメージがあった場合に、半身麻痺(片麻痺)がでるといわれています。この症状も高次脳機能障害の1つといわれています。半身麻痺は、体の片側、右か左かどちらかの半身で麻痺が発生するという症状です。一般的には脳梗塞などで特に多くなる症状ですが、急性アルコール中毒の場合にもあらわれる症状だと考えられています。

後遺症が起こる原因は?

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急性アルコール中毒になり後遺症が残るケースはそれほど多いわけではありませんが、昏睡状態に陥ると最悪の場合心肺停止状態になってしまうといわれています。そして、脳に血液が行き届かないようになってしまうため、もし蘇生できたとしても後遺症が残ってしまうと考えられています。

後遺症が残らなかった人でも、退院後などに頭痛やめまいを訴える人もいるため、心肺停止状態や病院に担ぎこまれる状態にならないように気をつけることが望ましいでしょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。急性アルコール中毒の恐ろしさがわかっていただけましたでしょうか。急性アルコール中毒で死亡した人たちは、もっと早く救急車を呼んでいれば、あと1杯飲むのをやめていれば助かっていたかもしれない人たちです。判断に迷う場合はまず救急車を呼ぶことが望ましいでしょう。

また一番多い過ちが、「未成年だから」とか「事が大きくなるとまずい」などその場の体裁を気にして、救急車を呼ぶことをためらったことから、処置が遅れてしまう場合です。急性アルコール中毒のどの症状も死につながる状態だと認識して、早めの対応を心がけましょう。