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うつ病の薬ってあるの?副作用はどれくらい?SNRIなどの4つの種類とアルコールなどの5つの注意点を紹介

現代社会の病とも言うべきではないでしょうか?ストレスを抱え込んでしまうとこの病にかかってしまうことがあります。日にち薬(時間が経てば改善されるという意味)では解決しない病です。患者さんには「深い感情的落ち込み」「疲労感」「自律神経失調症」など多くの症状が見られます。周りの人からは一見して病気には見えないので怠けているように見えてしまいます。うつ症状がみられたら、心療内科を受診してください。



うつ病と薬の効果や副作用は?

現代社会に生きている限り、多くの人が大なり小なりストレスを抱えて生きていっているのではないでしょうか。「友人関係」「会社の上司、同僚との関係」「親しい人との死別」「労働過多」などとストレス原因をあげたらきりがありません。

いつの間に暗い気持ちが続くようになり、何に対してもやる気が無くなり、ずっと横になっていたくなる。そういう状態になるとうつ状態が疑われます。今はうつ病は珍しい病気ではありません。「自分がうつ状態になっているのでは?」と思う節があれば、心療内科など専門医のいるところに早く行って受診してください。

うつ病に効く薬はたくさんあります。もしあなたがうつ病にかかっているのであれば、その薬を処方してもらい服用することで気分も楽になるはずです。心療内科をひとりで行くのが気が引けるのであれば親しい人についてきてもらいましょう。

うつ病の原因は薬では治せない!

うつ病の原因について!

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うつ病の起因は人さまざまです。「仕事のノルマが多くこなせない。」「パートナーと別れた」「会社の上司とうまくいかない」「受験に失敗した」..、人が生きているだけでストレスを抱えながらいきていることになっているのです。

脳内レベルの原因は神経伝達物質の減少が考えられるようです。原因物質として考えられる脳内神経伝達物質には「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」があります。

「セロトニン」が減少すると不安感が増大するそうです。また「ノルアドレナリン」は学習能力や遂行能力に関係しており、この物資が減少すると仕事のミスが増えたり、家事業を最後までできなくなってしますそうです。また、身体の不調に対し、敏感になり辛くなるそうです。「ノルアドレナリン」の減少で仕事のミスで怒られたり、家事ができなくなり、会社、家族に申し訳なく思うようになる。

それが「セロトニン」が減少をきたし不安感を増大させる、といったように悪循環に陥りそうですね。また、「ドーパミン」は分泌されると幸福を感じやすくなるそうです。それが減少してしまうと、今まで楽しんでいた趣味などに対しても興味がなくなってしまい、喜び、嬉しさを感じにくくなってしまうそうです。

うつ病の薬がもたらすものとは?

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抗うつ薬がもたらすものは脳内神経物質がアンバランスを調整することです。抗うつ薬は脳内でアンバランスになっている神経物質に対して調整する役割がメインでそうです。いわば対処療法です。根本的にうつ病を治すものではありません。

しかし、うつ患者が陥っている「気分の落ち込み」「やる気が出てこない」などの症状を薬を飲むことによって、緩和することには大いに効果はあるようです。しかしながら、恒久的には効き目はないためうつ病が寛解(完全に治ること)するまでは心療内科のお医者さんと相談しながら飲み続けることになります。

寛解(完全に治ること)するためには薬だけでは治りません。時間も必要です。原因となる事柄から距離を置くことも重要と言われています。しかし、うつ病からくる「気分の深い落ち込み」を和らげる効果のある薬物治療も重要だといわれています。また、うつ病と「自殺」の関係は深いと言われています。この最悪の結果を招かないためにも心療内科へ行き、処方された薬をきちんと服用することが重要だといえます。

うつ病の薬が抑える症状について!

1 感情

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うつ病になった時の主な感情の変化は「感情の深い落ち込みや思考の停止」など上げることができるようです。気分が常時落ち込み、憂鬱感が激しくあり、上手く考えがまとまらなくなってきたりもするようです。また、この悪い思考回路に陥ると堂々巡りになってしまって、思考停止のような状態になることもあるようです。

「気力の低下」も主な症状の一つです。今までは興味があり、面白いと感じていてたことに対しても関心がわかなくなってくるようです。今までの趣味に興味が持つことができなくなるとも言えます。

「焦燥感、集中力のなさ、自信の低下」も出てくるそうです。焦るばかりに、集中力が無くなり、失敗も増し、そのために自信が失われていきます。「自殺願望が湧いてくる」のもあるそうです。自殺リスクが高く、死にまつわる想像をよくするようになるようです。周囲の人は常時、患者の自殺リスクを考えて寄り添ってあげなければならないと言えるでしょう。

2 行動

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行動についてですが「考えるスピードが低下」します。質問しても返事が遅かったり、声が小さかったり、口数自体少なくなるそうです。話すスピードも遅くなります。考えること自体にしんどさを感じてしまい全ての動作に影響が見られてくるそうです。

「優柔不断」も特徴の一つです。物事を決定しなければならないとき、時間がかかりすぎてしまい、他人任せになることも多いそうです。選択肢自体も思い浮か場ない場合もあるそうです。そういった患者さんには詳しく説明を行い、「こういう選択肢がありますが..」と提案してみるのがいいようです。

「億劫になる」ことも症状として現れます。やらなければならないと分かっていても、どうしても億劫になってしまいすることができない状態となると言われています。周りからは「やる気がない」ように思われトラブルになることもあすそうです。「やる気があっても行動に移すことができない病気」と表現すべきかもしれませんね。

「イライラする」こともあるそうです。思い通りに行かない場合や不愉快な思いをした時に「家族に当たったり」するそうです。会社員ならば「本当は会社で仕事ができないのに出社しなければならない」など考えてしまい、イライラしてしまうことが考えられますね。

「自殺」は先程も触れましたがうつ病によく見られる行為だそうです。うつ病の自殺は一般の人の36倍多いと言われています。将来のことなどを考え、自責感、絶望感に最悩まされて、生きる意欲がなくなるそうです。うつの初期や回復期に多く見られるそうです。なのでそういった時は特に注意が必要です。

「日内変動」が多くの患者に見られるそうです(一日中うつ症状がひどい人もいます)。午前中に早くに目が覚め、「物事を悪い方向へとばかり」考え、午後から夕方頃にかけてはマシになっていくという過程です。行動にも影響してくるようです。

3 身体症状

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身体症状はまず「睡眠障害」が見られるようです。「寝始めることはできるのだけれど、早朝必ず早くに目が覚める」という不眠症状を訴える患者がほとんどだそうです。そして、目が覚めた時にいろいろと考え込んでしまう様です。決まってマイナス思考的に考えてしまい、そして、会社に出社し日中に睡魔に襲われたりするようです。まさに悪循環と言えるかと思います。

「食欲」についてです。食欲は興味がないせいか基本ないそうです。テーブルに出されたものを黙って食べるといった感じだそうです。いわば「義務」で食べている感覚になるようです。

食べていても味がないといった症状や、食欲自体ないせいか残すようにもなる人もいるそうです。体重も気が付けば減っていたということもよくあることだそうです。逆に過食気味になる人もいるそうです。

「性欲」についてです。著しく低下し、関心もない状態になるそうです。そのほかの身体症状は「頭が痛い」「便秘」「下痢」「肩こり」「腰痛」「動悸」「めまい」「めまいによる歩行困難」などいろいろな症状が出て来るそうです。

おかしいと思ったら病院へ!

心療内科

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「心療内科」に足を向けることをためらう方が多いのかもしれませんが、海外ではごく普通の人が心療内科に通っていたりするようです。日本ではまだまだ敷居の高い印象ですがうつ病患者でしたら、自分が楽になるためにも行くべき場所です。家族の方も安心できるのではないでしょうか。

「心療内科」では自分の今抱えている悩みやこうなってしまった過程などを伝えてください。また、詳しい症状も含めてです。きっとあなたにあった処方箋を出してくれるでしょう。

診断書を書いてもらう!

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うつ病患者には休息が大切です。もし会社員で会社内のトラブルが原因でうつ病になったのであれば、一旦、会社と距離を置くべきです。最初に会社内に産業医がいるのであれば産業医に相談し、紹介してもらえる心療内科があれば教えてもらうのも良いかもしれません。

心療内科に行くと現状と原因、症状を詳しく説明し、(一人でいくと上手くしゃべることができない状態まで進行している人はご家族の方等、親しい方と共に行ってください)診断書に会社を休職しなければならない旨を書いてもらってください。

そして会社に提出するのです。提出方法はわざわざ会社へ出社する必要は別にありません。郵送でも当然構いません。休む旨をまず電話で上司に伝え、人事部に診断書を送るのです。そのあといろいろな手続きが待ってますが..。

うつ病の薬の種類

うつ病の薬を紹介する前に脳内物質の役割を簡単に紹介しておきます。抗うつ薬との関係が深いのでこれらの知識は役立つと思われます。

脳内物質について!

1 脳内物質セロトニンについて

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「セロトニン」は減少すると不安感が増大するそうです。日光によって増えるので、日中は積極的に外に出て、日光を浴びるとよいようです。夜になると、セロトニンは「メラトニン」という物質に変化して眠くなるので、不眠症にも効果がありますね。起床時にカーテンを開け、太陽の光を浴びることによって目をしっかりと覚ます人も多いでしょうが、実はこの行為もセロトニンを増やす上で効果的だそうです。

2 脳内物質ノルアドレナリンについて

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ノルアドレナリンは学習能力や遂行能力などに関わり、これが減少することで仕事でのミスが増えたり、家事を最後まで実行できなくなったりするそうです。また、身体の不調を感じ痛みに敏感になることもあるようです。

3 脳内物質ドーパミンについて

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ドーパミンは分泌されると幸福を感じるそうです。減少すると、それまで楽しんでいた趣味やスポーツへの興味が無くなるなど、喜びを感じにくくなるそうです。

脳内物質の動き、作用について!

神経伝達物質は神経細胞からでてまた、他の神経細胞の表面にある受容体に引っ付いて情報を伝達しているそうです。しかし、使われないで余る場合もあり、その場合はまた元の神経細胞に取り込まれてしまうそうです。これを「再取り込み」と言うそうです。このとき「再取り込み」をブロックし元に戻らないようにするのが抗うつ薬の役割だそうです。戻れなくなった神経伝達物質は神経細胞と神経細胞の間に留まることになるので量が増えることになります。その結果神経伝達が促進されるそうです。

抗うつ薬の種類とは?

1 NaSSAについて

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ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬です。SSRIやSNRIとは異なる作用でセロトニンとノルアドレナリンの放出を促進する新しい抗うつ剤だそうです。

2 SNRIについて

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「SNRI」はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬です。脳の神経伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンの両方の再取り込みを阻害するので、神経細胞と神経細胞の間のセロトニンとノルアドレナリンの量を増やすことができるそうです。情報伝達を強化して、抗うつ効果を発揮すると考えられているそうです。

3 SSRIについて

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「SSRI」は選択的セロトニン再取り込み阻害薬です。つまり、脳の神経伝達物質であるセロトニンの再取り込みを阻害する薬で、神経細胞と神経細胞の間のセロトニン量を増やし、情報伝達を増強して抗うつ効果を発揮するそうです。

4 三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬について

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「三環系抗うつ薬」「四環系抗うつ薬」は古くから抗うつ薬として用いられていたそうです。現在は「SSRI」「SNRI」に反応しない重症患者や効果が不十分な例に使用されているようです。

うつ病の薬の副作用とは?

主な抗うつ剤の副作用、特徴をご紹介!

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主な抗うつ剤の主な特徴、副作用をあげますのでご参照ください。

■SSRI

(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)

□主な薬

・パキシル

・デプロメールルボックス

・ジェイゾロフト

□特徴

・おだやかな抗うつ効果。

・遅効性。意欲には効果薄。

・副作用は少なく、長期間の服用が可能

◆副作用

・服用開始時に吐き気や眠気が出ることあり。

・断薬時の断薬症状に要注意(ときに服用できない人あり)

・太る

■SNRI

(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)

□主な薬

・トレドミン

□特徴

・おだやかな抗うつ効果。

・SSRIよりも意欲に効果あり。

・副作用は少なく、長期間服用しても安全

◆副作用

・吐き気、頭痛、排尿困難、高血圧など

■NaSSA

(ノルアドレナリン・特異的セロトニン性抗うつ薬)

□主な薬

・リフレックス

・レメロン

□特徴

・即効性の抗うつ効果、抗不安作用も併せ持つ。

・鎮静作用と意欲亢進作用を持つ

◆副作用

・眠気、食欲増加

■三環系抗うつ薬

□主な薬

・トフラニール

・アナフラニール

□特徴

・強い抗うつ効果。

・非定型うつ病の眠気や疲労にも効果あり

◆副作用

・かすみ目、口渇、頻脈、便秘、手のふるえ、性機能障害、立ちくらみ、吐き気、頭痛。

うつ病の薬を飲む際の注意点とは?

1 自己判断で勝手にやめない!

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うつ病は非常に再発性の高い病です。症状が良くなったと自己判断し、服薬を個人の判断によって量を減らしたり、中止したりは絶対にしないでください。突然やめると副作用がある場合もあります。主治医の指示にしたがって服用を続け、改善がみられるなら徐々に主治医の判断で減薬することになります。

2 離脱症状に注意!

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「離脱症状」に注意しましょう。長期にわたって抗うつ剤を服用している場合、体が薬に慣れてしまている状態だそうです。そして、うつ病の改善がみられ、減薬していくときに発生しやすいのが「離脱症状」です。

長期にわたり利用していた薬の血中濃度は高い状態で体はこの状態に順応しているといえます。減薬していくということはこの毛中濃度も低下して行くことになります。今までは薬を飲んでバランスを保てていた状態が血中濃度が低下することになり、バランスが崩れることになるようです。

減薬の結果として体に拒絶反応が出た場合、副作用と同様の症状が出てしまいます。この副作用にあたる症状を「離脱症状」と言います。減薬する場合は主治医の指示に従い行うことにしましょう。減薬量が多いと離脱症状に苦しむことになるようです。

3 依存症に注意?

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抗うつ剤の依存症を気にする人が多数います。しかし、ニコチン、アルコール、鎮静薬などと違い、「同じ効果を得るために服用量を増やし続ける」「服用を中止しても抗うつ薬が欲しくて仕方がなくなる」といった症状は見られないようです。

4 吐き気の副作用は頻発する?

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薬にも人にもよりますが副作用に「吐き気」が頻発する場合があります。「ガスモチン」などの吐き気止めと一緒に出すこともあるようです。副作用がみられた場合は主治医に訴えるとすぐに吐き気止めを処方してもらえるはずですので大きな心配はいらないようです。

5 アルコールは控える!

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アルコールは控えましょう。アルコールには、薬の種類にもよるかもしれませんが薬の吸収を促進する働きがあるそうです。お酒と薬を同時に服用しますと薬の吸収が上がり、危険を伴うそうです。お酒と薬を同時に服用するのは絶対止めましょう。

お薬もアルコールも肝臓によって分解されるようです。同時に摂取してしまうとお薬とアルコールが残存する傾向が強くなるそうです。また、お薬とお酒がお互いに作用しあい、効果が強まる場合も多い様です。アルコールは眠くなる作用があります。ですので、鎮静や睡眠作用のある薬と同時に服用すると、効果が強くなってしまう場合があるそうです。

まとめ

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うつ病は今や珍しい病気でもありませんし、みんなが発症してしまう可能性のある病です。ストレスを発散する方法や時間がなく、ストレスを抱え込むようになり、いつしか深い悩み、不安感をずっと抱くようになる。そして、体がスムーズに動けなくなる、つまり、やらなければならないと頭ではわかっているのに動作に移すことができなくなっていくのです。

こんな状態になってしまっては一人の力では解決は難しいです。すぐに心療内科に受診しに行ってください。そして、原因、現状、どうしたいのかを伝えてください。処方箋とともに診断書も書いてもらえます。

抗うつ剤の効果は大きいです。しかし、抗うつ薬を服用していただけいただけでは治りません。ストレス原因から距離を置き、規則正しい生活、特に睡眠を良くとるようにしてください。そして、薬もきちんと飲み続けてください。

ご家族の方、パートナーの方は見ているだけでも不安でしょう。病院に行く際はできるだけ付き添ってあげてください。一人では心療内科の人とコミュニケーションをとるだけでもつらい方もいらっっしゃるようです。

人にもよりますがだいたいは時間が経過するとともに改善がみられるようになってきます。即効性はありませんが抗うつ薬はうつ病治療には欠かすことのできない薬だと思います。服用することで楽にいられます。あせらずにゆっくりと直してください。うつ病は再発リスクの高い山いともいわれています。そのためにもあせりは禁物です。