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爪に膿が出た時の原因って何?痛みが伴う3つの症状の原因や治療法と膿の出し方などを詳しく説明!

爪に膿が出た時にはどのような原因が考えられるのでしょうか?また自分でできる対処法はないのでしょうか。大人ばかりでなく、赤ちゃんの爪にも膿が出てしまうことがあります。それを防ぐときにはどんな予防法があるのでしょうか。爪に関するトラブルとその対処法についてご紹介します。



爪が膿んでしまったらどうしたら良いのだろう?

爪が膿んでしまったことはありますか?見た目が悪いばかりでなく、痛みを伴うことなどもあって非常に不快感が大きい症状ですよね。爪のトラブルというのは、そもそも何科を受診すれば良いのでしょうか。

どんなことが原因で爪に膿が発生するのか、自分でできる対処法はないのか、赤ちゃんの爪に膿が出ないようにするにはどのような方法があるのか、爪に関するトラブルについてご紹介します。

化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん)の場合

どんな病気?

化膿性爪囲炎は、急性爪囲炎とひょう疽(ひょうそ)に分けられます。急性爪囲炎ははじめに爪の周囲に痛みや赤み、腫れが出て、進行すると膿が出てくることがあります。ずきずきする痛みが特徴的で、時には眠れないほどの痛みになることもあると言われています。

ひょう疽の場合も、爪の周囲が赤く腫れ、だんだんと痛みが増してきます。ひどくなると膿が出てくることがあります。炎症を起こした部位によっては爪が取れてしまったり、リンパ管炎などを引き起こすこともあります。

よく似たこの2つの症状ですが、最大の違いはその症状が出る場所だと言われています。急性爪囲炎は爪の周囲に症状が集中するのに対して、ひょう疽の場合には、指の腹側など少し爪から離れた部分にも症状が出る場合があるようです。

原因は?

化膿性爪囲炎は黄色ブドウ球菌を原因菌としているとされています。その他のばい菌(化膿性連鎖球菌、大腸菌、緑膿菌など)が原因となる場合もあります。これらが、爪のささくれや切り傷、爪切りの際の傷や巻き爪、陥入爪などから感染を起こしてしまうことによって引き起こされる症状であると言われています。

つまり、化膿性爪囲炎を予防するためには、まず保湿などでこれらの症状を予防し、起きてしまった時には患部を消毒するなどして清潔に保っておくことが必要であると言えます。

症状は?

急性爪囲炎の場合にも、ひょう疽の場合にも、共通して発赤、腫脹および疼痛といった症状が現れることがあります。かなり大きな血うみが出る場合もあるようです。急性爪囲炎の場合には爪の周囲で症状がおさまることが多いのに対して、ひょう疽の場合には指の腹などまで症状が出てしまうこともあるようです。

治療方法は?

化膿性爪囲炎は、抗菌薬の全身投与と局所療法で治療を行います。初期の場合には、化膿止めとしての抗生物質と冷湿布によって治療が行われ、膿が溜まっている場合には、小さい穴をあけて膿を出してあげると痛みがやわらぎ、早く改善すると言われています。切開して膿を出すこともあるようです。抗生作用のある塗り薬を利用することもあります。

気づいたらどうする?

爪やその周辺のトラブルに関しては、皮膚科で治療をしてもらうことができます。症状が出た時にはがまんせず皮膚科専門医を受診しましょう。自分で誤った対処をしたり、放置して悪化させてしまったりすると、治療に時間がかかってしまうことも考えられます。そうなる前に、きちんと専門の医師に診察と治療をしてもらうのがよいでしょう。

陥入爪(かんにゅうそう)の場合

どんな病気?

主に足の母趾に生じる病気で、爪が周囲の皮膚に食い込んでしまうというのが主な症状となります。悪化すると、出血しやすい肉芽組織が生じてしまうこともあります。こうなると、爪や皮膚が柔らかくなるためさらに症状が悪化しやすくなるという悪循環が生じてしまうこともあります。

痛みがあるため、症状には気が付きやすい病気であると言えるでしょう。症状が軽いうちは、テーピングで治療することも可能となるようです。症状がひどくなった場合には、手術を行うこともあるようです。

原因は?

陥入爪の原因は、まず、合わない靴を履いたことによるものが考えられます。特に、女性の場合には先の細いパンプスを履くことで症状を引き起こす可能性が高いようです。また、立ち仕事の場合には足に負担がかかりやすいため起こりやすいと言われています。

また、爪の形といった遺伝的要因で起こったり、肥満や妊娠による急激な体重の増加、長時間の歩行や登山、スポーツ、爪の水虫や外傷が原因で起こることもあるようです。

症状は?

はじめのうちは、爪の先端や側面が食い込み痛みが生じます。このとき、爪を短く切ると一時的に痛みが和らぎ楽になりますが、爪が伸びてくるとかえって爪が皮膚に食い込んでしまい、痛みがひどくなる場合があります。細菌が侵入すると赤く腫れあがり、化膿してしまうこともあるようです。

治療方法は?

陥入爪の治療方法は、主に3種類の方法があります。まずは、保存的治療です。伸縮するテープを利用して、テーピングによって皮膚をひっぱり、爪の食い込みを軽減させます。これにって、痛みが楽になり、爪を十分に伸ばすことができるようになると言います。

もうひとつが外科的治療、いわゆる手術をする方法です。症状がひどくなり、肉芽ができてしまったような場合には手術が選択されることが多いようです。食い込んでいる爪を根元から除去し、薬品で腐食させてその部分の爪を生えなくすることで爪の食い込みを防ぐと言います、手術後、爪の幅は少し狭くなるようです。

もうひとつ、コットンパッキングという方法もあります。爪と肉の間に綿を詰め込むことで隙間を作る方法です。きわめて軽症な場合にのみ用いられる方法で、ややコツは必要なものの、自分でできて費用が掛からないというのもメリットとなっています。

気づいたらどうする?

爪の付近に痛みを感じた時には、がまんせず皮膚科専門医を受診するのが良いでしょう。自分でコットンパッキングなどを試してみても良いのですが、専門家に診察してもらって処置をしてもらった方が確実です。放置しておいて改善することはほとんどないと言われていますので、早めに病院に行くのが良いでしょう。

巻き爪(まきつめ)の場合

どんな病気?

巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、強く内側に湾曲した状態を言います。湾曲した爪が内側の皮膚を巻き込むため、そこから痛みをひきおこしたり、炎症を起こしたりすることがあります。爪を正面から見ると、本来平らに近いはずの爪がくるんと巻いているのがわかることがあります。

原因は?

巻き爪の原因は、陥入爪の原因と非常によく似ています。まずは深爪です。深爪をすることで、爪の周りの肉が爪側に覆いかぶさってくるため、爪が巻いてしまう原因となるようです。また、合わない靴による圧迫や外傷なども巻き爪の原因となることがあるようです。その他、スポーツや長時間の歩行による負担や、妊娠や肥満によって急激に体重が増えたことによる負担、爪の水虫などによっても症状が発生することがあります。

症状は?

巻き爪が発生するのは足の親指が多いようです。ただし、それ以外の指では起こらないというわけではなく、どの爪でも起こる可能性があります。激しい痛みがあったり炎症をおこしたり、ひどい場合には化膿したりすることもあるようです。間違った自己処理を続けることで、巻き爪のリスクが高くなったり、さらに症状を悪化させてしまう場合もあります。

治療方法は?

巻き爪の場合も、治療方法は3通りあります。まずは手術療法です。こちらも陥入爪の場合と同じように、爪の端を切除し、根元を薬品で処理することで爪の幅を狭くし、爪が巻きにくくなるようにする方法です。

保存療法は、巻き爪の場合にはワイヤーによる治療を行うことが多いようです。爪にワイヤーを装着して引っ張ることで、爪をだんだんと正しい形に強制していく方法です。完治するまで少し時間がかかることも多いようです。陥入爪と同様の、コットンパッキングの治療が行われることも多いようです。

気づいたらどうする?

巻き爪の場合には、皮膚科の他に形成外科や整形外科でも治療を行ってもらうことが可能となっているようです。症状に気付いた時には、これらの病院のうち行きやすい場所を選んで早めに受診しておくのが良いでしょう。自己処理によって一時的に症状が緩和することもありますが、逆に症状を悪化させてしまうこともあるようです。

自分で出来ることはあるの?

膿の出し方

膿が出かかっている時には、患部にオロナインを塗ってバンドエイドで保護することで悪化を防ぐことができる場合があるようです。薬を塗る時には、指で塗ってしまうと不潔になることがあるため、綿棒を使って塗ることが重要なポイントとなるようです。薬を容器から取るときにも綿棒を使います。

患部を針で刺すという方法が紹介されている場合もありますが、そこから雑菌が入ってさらに悪化してしまう原因となったり、針で刺しただけでは膿が出てこない場合もあるため避けた方が良いでしょう。ひどくなってしまった場合には専門家の診察を受けて対処してもらうことをオススメします。

そのほか対処法

ひどくなる前ならば、傷口用の消毒液で改善できる場合もあるようです。消毒をすることで患部の細菌を減らし、症状が改善していくと考えられます。症状が出ている時には、患部を湯船につけることは避けた方が良いとされているようです。

また、痛みがひどい場合には冷やすというのも一時しのぎの方法としては使われているようです。ただし、この方法は根本的な改善を行うものではありません。あくまでも痛みを軽減させるだけの方法ですから、なるべく早く病院で専門家に相談しましょう。

赤ちゃんでもなるの?

深爪やささくれに注意

赤ちゃんでも、爪周囲に膿が出ることがあります。指しゃぶりによって特に発生しやすい環境になっているとも言われています。そんな場所に深づめやささくれがあるとばい菌が入り炎症を起こしやすくなると言われていますので注意が必要です。

深爪は爪を切るときに注意してあげるしかありませんが、ささくれの場合には、赤ちゃん用のミトンなどを使用することで予防することができるとも言われています。

注意点は?

赤ちゃんの爪に膿を作らないためには、赤ちゃん用爪切りを使うことを心がけましょう。大人用の爪切りではどうしても、大きくて深爪を起こしてしまいやすくなります。切り方はスクエア、もしくはスクエアオフと言われる、先端がまっすぐになる切り方にすると良いとされています。

赤ちゃんの爪は小さくて切りにくいため、やすりがけをするというのもひとつの方法です。こちらも、赤ちゃん用のものがベビー用品売り場で売られているためそちらを選ぶのが良いでしょう。大人用の金属のものは避けた方が良いとされています。

まとめ

爪に膿が出てしまう原因は化膿性爪囲炎、陥入爪、巻き爪などが考えられます。いずれにしても、皮膚科など専門の病院に行って治療をしてもらうのがもっともはやく症状を解決する方法になると言えるでしょう。自分で対処する方法もありますが、間違った対処をすると症状を悪化させる可能性もあるので注意が必要です。

爪の膿は、赤ちゃんにも出る可能性があります。赤ちゃん用の爪切りや爪やすりを使って爪のお手入れをしたり、ミトンを使ってささくれを予防したりするなど、日ごろのケアを行って症状が出ることを予防してあげてください。