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偏頭痛が起こる前の症状って?前兆や予兆など具体的な5つの症状や対処法と重大な病気の可能性をご紹介します!

偏頭痛は、頭痛の中でも日常生活に支障が大きく、悩んでいる人が非常に多い頭痛です。頭痛くらいで・・・と言って、病院にもかからず、我慢していることも多くありませんか?自己判断での対処を繰り返していると、ひどくなるケースもあるようです。ここでは、偏頭痛について詳しく理解するために、偏頭痛の症状として見られる特徴や、治療と対策方法、頭痛に隠れている病気などをご紹介します。



偏頭痛の症状と対策について

偏頭痛は、何らかの刺激によって脳の血管が拡張することが原因で起こるため、「血管性頭痛」とも呼ばれます。男性よりも女性に多く見られる症状で、月に1~2回、多い人では週1~2回も起こり、痛みが数時間から2~3日続くことあるそうです。いつも鎮痛剤を持ち歩いているという方も多いのではないでしょうか?

女性に多いのは、月経前に偏頭痛を起こす方が多いためでもあるようです。女性ホルモンのエストロゲン分泌量は、月経周期に伴って大きく変動しており、排卵日と月経開始期に急激に低下します。このエストロゲン分泌量の急激な変動が頭痛発作に大きく関係していると言われています。

痛み方は、脈に合わせてズキンズキンとした痛みで、片側だけに限らず両側が痛むこともあるそうです。それにともなって、吐き気やおう吐、光や音に敏感になったりします。半数の偏頭痛には、頭痛が起こる前の前兆として、気分の変化や食欲不振、目のちらつきなどを訴える人もいます。

偏頭痛とは何故起こるのか、どのような症状があるのか、対策方法や治療法などを知って、上手に付き合っていくことも必要です。対策が分かっていれば、偏頭痛が起こることを予防できたり、起こったときも辛い症状を長引かせずに済むかもしれません。

それでは、偏頭痛の症状や治療・対策法、また偏頭痛に隠れている可能性のある病気などを詳しくみてみましょう。

偏頭痛について

原因 1.脳の血管の拡張

偏頭痛は、簡単に言うと頭の中で血管が膨張して、その血管が脈を打つのに合わせて周りの神経に刺激が伝わるので、ズキンズキンという拍動性の痛みが起こっているのです。

■痛みの発生メカニズム

  1. 何らかの原因により脳内の太い血管が膨張します。
  2. 血管の周囲を取り巻いている「三叉神経(さんさしんけい)」という大きな神経が圧迫されて刺激を受けます。
  3. 三叉神経からは「神経ペプチド」と呼ばれる痛みの原因物質が放出され、血管の周りに炎症が起こります。
  4. 炎症によってさらに血管が拡張し、ますます三叉神経が刺激を受けます
  5. 刺激が大脳に伝わって「痛み」と認識され、頭痛が起こります。

この三叉神経からの刺激が大脳に伝わる途中に、視覚や聴覚・嗅覚の中枢や、吐き気をコントロールする中枢にも刺激が伝わってしまうので、偏頭痛が起こるときは光や音、においに過敏になったり、吐き気が起こるともあるのです。

原因 2.セロトニン

偏頭痛は脳の血管の拡張によって起こりますが、血管が拡張する原因のひとつに「セロトニンの過剰な放出」が考えられています。

脳が過度のストレスなどによって刺激を受けると、血液成分である「血小板」からセロトニンが大量に放出されます。このセロトニンは血管を収縮させる作用を持つので、脳の血管に収縮が起こります。その後、セロトニンは分解・排泄されて少なくなっていくので、収縮していた血管が反動で拡がります。すると血流量が急激に増えてしまうので偏頭痛が起こるという仕組みです。

偏頭痛の分類

偏頭痛は、前兆を伴わないものと前兆を伴うもの2つに分類されます。

■前兆と伴わない偏頭痛

診断基準:(1)、(2)、(3)を満たす発作が5回以上あること

(1)頭痛発作が4~72時間持続する(未治療あるいは治療の効果がなかった場合)

(2)以下の2項目以上を満たす

・頭の片側が痛む

・脈に合わせて痛みが起こる

・日常生活に支障をきたすほどの中程度~重度の頭痛

・日常的な運動(階段の昇り降りなど)で症状が悪化する

(3)頭痛中、少なくとも以下のうちいずれかの症状が存在する

・嘔気もしくは嘔吐

・光と音に対して過敏になる

■前兆を伴う偏頭痛

診断基準:以下の4項目のうち3項目と満たす発作が、2回以上あること

・視野の欠損(半盲)や閃輝暗点(せんきあんてん)などの脳の症状「前兆」が一過性にみられる

・前兆は4分以上にわたって進展する

・通常、前兆は60分以上続くことはないが、2種類以上の前兆が起こるときには持続時間が延長する

・頭痛は前兆の60分以内に起こる(前兆の前や同時に起こる場合もある)

偏頭痛の症状の特徴

痛み方・痛みの程度

偏頭痛は、ズキンズキンと脈打つような強い痛みが発作的に起こることが特徴で、頭の片側に痛みが出ることが多いようです。痛みの程度は中等度以上と言われていますので、症状が出ている時には日常生活に支障が出る場合もあり、頭痛にも色々ありますが、生活に支障きたすような頭痛は、その80%が片頭痛であると言われます。また、頭や身体を動かすと、頭に響いて痛みが増すという傾向も見られます。

偏頭痛は、ストレスで緊張した状態から解放された時に起こりやすく、仕事が終わったあとや、週末などの休みの日になると頭痛がするということもありがちだそうです。これは、緊張している状態の時は血管が収縮していますが、リラックスすると縮んでいた血管が拡がるので、発作が起こりやすくなるそうです。

痛む場所

こめかみから目の辺りが痛みが頭の片側だけ痛むことが多く、約60%の方は片側に痛みが起こりやすい、もしくは片方にしか痛みが起こらないとのことです。しかし、約40%の方では頭の両側が痛むこともあり、後頭部、頭全体に痛みが及ぶこともあるそうです。それに伴って、肩やくびのこりを訴える人も多くいます。

痛む頻度・長さ

偏頭痛が起こる頻度は月に1~2回ほどのようですが、頻繁に起こる人では週に1~2回ということもあります。一度起きた痛みは、ピークは1~2時間ほどですが、その後も持続して4~72時間ほど続くこともあります。ダラダラと何日も続くということはないようです。

偏頭痛は男性よりも女性に多いと言われ、初潮が始まる10代のころから発症し、その後30代・40代まで症状と付き合わなくてはならない場合もあるそうです。

頭痛以外の症状

偏頭痛が起きているときには、吐き気や嘔吐、下痢、発熱などの自律神経症状が伴うこともあります。さらに、光や音に敏感になってしまうために、まぶしくて強い光や騒音で痛みが強くなることもあります。

偏頭痛の前兆

偏頭痛を訴える方の20~30%に、偏頭痛が起こる10~60分くらい前に、前兆が起こることがあると言われています。

前兆として起こる症状の代表的なものに、ギザギザした青白い光が見え始め、そのために視野の一部が暗くなったり、視界が遮られたりする「閃輝暗点(せんきあんてん)」という症状があります。これは、脳内の視界中枢に向かう血管が、頭痛に先立って収縮が起こり、血の流れが悪くなることが原因と言われています。

他にも、しびれや感覚が鈍くなる感覚異常、言葉が話しにくくなる失語性言語障害がみられる場合もあり、このような前兆の多くは15~30分で消失し、続いて頭痛が始まるそうです。

このようなはっきりとした前兆はなくても、偏頭痛の前に生あくびが出る、首すじの張り、眠気、やる気のなさなどの予兆が見られることがあります。

■閃輝暗点の症状

視野の中にギザギザした輪郭の、チカチカ光る小さな点や星が出現し、それが次第に大きくなっていきます。場合によっては視野の片側が見えなくなったり、中心部がぼやけて見えにくくなったりします。光はガラスのようだったり、オーロラや万華鏡の模様のような場合もあります。

偏頭痛の予兆

前兆と言えるほどはっきりしてはいないけれど、なんとなく頭痛が起こりそうな気がする症状が、偏頭痛の数時間から数日前に起こることがあります。偏頭痛の起こる方の5人に1人(約20%)くらいに見られるそうです。ではその具体的な症状を見て行きましょう。

だるい

偏頭痛の予兆として身体のだるさと訴える人も多くいます。ただし、身体がだるいという他の様々な病気でも起こり得るので、だるさだけで偏頭痛の予兆だと決めつけるのは危険です。

体がだるい時にはまず熱を測ってください。加えて咳や鼻水などがあればそれは偏頭痛ではなく、風邪症状かもしれません。他にも「だるい・倦怠感」といった症状が出来る病気は色々とありますので、以下に挙げる他の症状も伴うなど、総合的な症状で見分けましょう。

気分がよくない

偏頭痛の原因にセロトニンの急激な減少があります。ストレスなどによって過剰に分泌されていたセロトニンによって血管が収縮しますが、その後セロトニンが減少すると、反動で血管の拡張が起こるためです。

このセロトニンが不足することにより心のバランスが崩れてしまうので、セロトニンの減少は「うつ」の原因とも言われています。そのため、偏頭痛の予兆としてやる気がなくなる・おっくうになるなどや、抑うつ感などが起こることあるそうです。

異常に食欲が出る

偏頭痛の予兆として空腹を感じる人も多いようです。異常に食欲が湧いたり、甘いものが食べたくなるそうです。これは低血糖状態になっていることが考えられます。低血糖というのは、身体のエネルギー源となるブドウ糖が不足している状態です。

特に脳は特に脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源です。ブドウ糖が足りない低血糖の状態では、脳はエネルギー不足となるので、機能失調の症状を起こしかねません。低血糖になると、身体は脳の血管により多くの血液を送ることで、必要な血糖量を保とうとするのです。すると血流が急激に増えるので、血管壁が圧迫されて偏頭痛が起こると言われています。

身体がむくむ

偏頭痛の原因になるものに血行不良がありますが、その血行不良によって、頭痛が起こる前に身体がむくんでしまうことがあります。その浮腫みが手足にとどまらず、顔や頭、脳の血管にまで及んでしまうと、偏頭痛の症状が出る可能性があります。

排尿の回数が減って、むくみが気になるようでしたら、偏頭痛の予兆と疑った方がいいかもしれません。この段階でむくみを解消しておくように心がければ、偏頭痛にまで発展しなかったり、頭痛が起こっても軽く済んだりすることもあるそうです。

眠気を感じる

偏頭痛の前に眠気を感じるのは、酸素が不足しているせいかもしれません。酸素不足となると、身体はエネルギー切れの状態ですから眠気を感じるとされていまます。そうなると身体は、より多くの酸素を取り込むために血管が拡張するので偏頭痛が引き起こされると考えられます。

酸素不足のなる要因としては以下のことが考えられます。

1.季節の変わり目や天候によって気圧が低くなるとき

気温や湿度が上がったり、低気圧が来たりすると空気中の酸素濃度が少なくなるためです

2.姿勢が悪い

肋骨の動きと横隔膜の機能が低下しているために、取り入れる酸素量が少なくなります

3.酸素を運ぶ赤血球やヘモグロビンが少ない

鉄分不足を解消する必要があります

生あくびが出る

生あくびとは、眠気がなくても起こるあくびのことを言います。生あくびは脳や体が相当な疲労を感じていることよって起こるものです。血管の収縮による酸素不足によって出てしまうと言われています。そこから反動で血管が拡張すると偏頭痛に至る可能性があるそうです。

生あくびが出始めた時には、普通のあくびとの違いが分かりにくいですが、短時間に何回も出るようであれば生あくびであると考えられるようです。

この段階でコーヒーや緑茶などの、カフェインを含む飲み物を摂取するのがおすすめです。カフェインには血管の拡がりを抑える効果があるので、偏頭痛が起こることを防いだり、症状を軽くする効果が期待できるとのことです。

偏頭痛の治療・対処法

薬物療法(トリプタン系薬剤)

市販の鎮痛薬は、すでに起こっている炎症を抑えることが主な作用ですが、トリプタン系薬剤は炎症を抑えるだけでなく、脳の血管と三叉神経に作用して、偏頭痛の根本的な原因を抑えるという偏頭痛に特異的な治療薬です。偏頭痛だけでなく、それに付随する吐き気や光過敏、音過敏などの症状も抑えるとのことです。

・トリプタン系薬剤の3つの作用

  1. 脳の血管に作用して、広がり過ぎた脳の血管を元に戻す
  2. 三叉神経からの神経ペプチドの放出を抑える
  3. 三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックする

現在、日本で使用できるトリプタン系薬剤は5種類あり、錠剤・口腔内速溶/崩壊錠、点鼻薬、注射薬があります。錠剤が最も身近だと思います。口腔内速溶/崩壊錠はいわゆる「水なしで飲める」薬ですが、少し苦味があるようです。点鼻薬は吐き気がひどくて薬も飲めないときに使われます。注射薬は即効性があり効果も確実ですが、発作時に医療機関にかかる必要があります。頭痛のタイプやライフスタイルにあった薬を、医師と相談して使用しましょう。

このトリプタン系薬剤は、頭痛が始まって「偏頭痛がきた」と思った軽い症状のうちに服用すると高い効果が期待できます。頭痛の前兆程度のときや、ひどくなってからでは十分な効果が得られないそうです。適切なタイミングでの服用が大切です。自分にとっての適切なタイミングが分からない時には、医師や薬剤師に相談してみてください。

安静にする

偏頭痛が起きている間は、立ったり動いたりするのも辛いものですね。無理に動いたりせず、静かな部屋で横になって安静にしていましょう。少し眠ってしまうぐらいの方がいいそうです。

適度に睡眠を取ることによって、拡がった血管をもとに戻してくれると考えられています。横になって休むことが難しくても、椅子に座って静かにめを閉じているだけでもいたみがは軽減されてるとのことです。但し、日中に長時間眠ってしまうのは逆効果となる場合がありますので、眠っても1時間程度にしておきましょう。

頭・首の後ろを冷やす

ズキズキと痛む場所を冷やすことも効果的です。頭や首のうしろ、目の周りやこめかみなどをよく冷やしたタオルや、冷却ジェルシートなどを使って冷やすと、拡がった血管を抑えてくれるので、痛みが和らぐことがあるそうです。また、パソコンを長時間使うなど目を酷使した後は、目を冷やすと偏頭痛の予防になるようです。

カフェイン入りの飲み物を飲む

カフェインは脳に対していくつかの作用がありますが、中でも偏頭痛の改善効果があると言われているのが「血管の収縮作用」です。カフェインは末梢血管を広げる作用がありますが、脳内に関してはセロトニンの分泌をコントロールする働きによって血管が収縮するのだそうです。偏頭痛の原因は脳内の血管拡張ですから、適量のカフェインはその血管を収縮させるので痛みが軽減できるとのことです。

カフェインを多く含んでいるものといえば、やはりコーヒーや緑茶です。ちょっと一息つくときや食後などにもよく飲まれているものですから、手軽にカフェイン摂取できますね。しかしコーヒーや緑茶は苦手という場合には、紅茶やココアにも少量ですがカフェインが含まれていますので、こちらがおすすめです。

但し、摂れば摂るほどいいというわけではありません。カフェインには少なからず依存性があると言われているので、長期的に摂っていると疲労を誘発させたり逆に頭痛を悪化させたりしてしまいます。摂取するなら、コーヒーで言えば1日に3~4杯くらいが適当でしょう。

部屋を暗くして寝る

偏頭痛の最中に身体を動かしたり、光や騒音などの刺激を受けたりすると痛みが増してしまうことがあります。視覚・聴覚・嗅覚が過敏になるので、日光や街灯などの光だけでなく、騒音や匂いなども刺激となってしまうためです。

偏頭痛を緩和するためには、不要な外出や激しい運動などは避け、光を遮った静かな暗い部屋で休むのが一番です。どうしても外出をしなくてはならない時には、強い光をさけるためにサングラスをしたり、なるべく人ごみを避けて行動しましょう。

偏頭痛をやわらげるツボ

頭のツボの押し方

頭や顔のツボを押すことで、偏頭痛を和らげる効果が期待できます。

■ツボの押さえ方

  1. 指の平で円を描くようにじんわりと押さえます
  2. 強さは「気持ちいい」と感じる程度
  3. 1箇所は10秒ずつ、2セット行うといいそうです
  4. 同じ箇所ばかり連続して押し過ぎると、揉み返しや頭痛が悪化することもあるので、1箇所1分以内で

■ポイント

頭のツボを押る時は髪の毛をなるべく避けて、指が頭皮に直接触れるようにしましょう

完骨

■場所

乳様突起(耳たぶの後ろの骨)の後ろのくぼみ

■効果

片頭痛・めまい・不眠症・頭や顔のむくみ・歯肉炎

ちょうど耳の後ろあたりを触ってみると「乳様突起」と呼ばれる骨のふくらみがありますので、そこの一番下から約指一本下のあたりになります。自分で気持ち良く押すには、指をツボに当てたら首を後ろに傾けると、頭の重さで自然にツボ押しが出来ます。

天容

■場所

下あごの角の下あたりにあるツボで、ちょうど完骨の下くらいにあります。

■効果

頭痛、目の周りの痛み、耳鳴り

天溶や完骨は「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という筋肉の上に存在します。これは鎖骨から伸び、首の前から後ろに回って耳の下までの筋肉です。この筋肉をゆっくりほぐすことで、完骨の天溶両方の効果が期待できます。強くやりすぎてしまうと筋を痛めてしまうおそれがありますので、力加減は気持ち良い程度にしましょう。

瞳子りょう

■場所

目尻から親指の幅半分ほど外側にある、骨の際のわずかなくぼみで、左右にあります。

■効果

目の疲れ、充血、頭痛、目の周りのシワ・クマ

体熱のバランスや水分代謝を改善するツボです。ここを刺激すると目の充血を解消して周囲の血液や体液の流れを改善すると言われています。瞳子りょうを人差し指で押して、同時に「四白(しはく)」を中指で刺激すると効果的とのことです。四白は、瞳の下の骨のへりから親指1本文ほど下にある骨の際あたりです。気持ち良く感じる場所を探してみましょう。

百会

■場所

両耳と正中線の交点

■効果

頭痛、不眠、めまい、鼻疾患、痔、精神疾患

頭頂部にあるツボです。両方の耳に親指を入れ、両方の手のひら全体で頭をつかむようにしたときに、中指の先が合わさる点にあります。

危険な頭痛(症候性頭痛)

危険な頭痛の原因となる病気

病院できちんと検査をすれば、頭痛の原因として特定でる疾患が隠されている頭痛を「症候性頭痛」と言います。原因となるものには、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍などの病気や、頭部の怪我に伴う頭痛が挙げられます。

■くも膜下出血

くも膜下出血は、脳の血管が破れて脳を覆っているくも膜と軟膜の隙間に血液があふれてしまう病気です。突然の激しい頭痛に襲われ、出血がひどい場合には嘔吐やけいれんなどを伴い、意識を失うこともあるそうです。長くても数時間で意識は回復しますが、中には昏睡状態となってそのまま死に至ることがあるほど危険な病気です。

■脳腫瘍

頭全体または一部に、圧迫感や頭重感が続き、突然の嘔吐やけいれんがあるときは脳腫瘍が疑われます。脳腫瘍による頭痛は、朝起きる時に強い痛みを感じ、しばらくすると軽くなるというケースが多いようです。腫瘍が大きくなるにつれて症状が増すので、頭痛も日を追うごとにひどくなっていくとのことです。

■脳貧血

立ちあがる時にふらつきやめまい・頭痛などが起こる「立ちくらみ」ですが、これは脳貧血を起こりしている可能性があるそうです。貧血と混同されることが多いのですが、貧血は赤血球の異常であることに対して、脳貧血は立ちあがったことによる血圧の変化で起こります。自律神経の働きが弱くなって、急に立ち上がったときに血流の調節が出来なくなっているために起こります。

その他にも、髄膜炎や脳動脈解離、慢性硬膜下血腫など、病気や頭の怪我などが原因で起こる頭痛があります。頭をぶつけたなどの心当たりがある場合はもちろんですが、頭痛以外にも吐き気やめまい、後頭部が痛むなどの症状には十分な注意が必要です。

危険な頭痛の症状

いつもの頭痛と違って以下に挙げる症状がみられるときは、すぐに病院を受診しましょう。

  • 今までにない強い頭痛
  • 突然の激しい頭痛
  • 痛みが急に強くなる
  • 回を重ねるごとに痛みが徐々に強くなる
  • 発熱を伴う頭痛
  • 手足のしびれがある
  • けいれんを伴う
  • 意識がもうろうとなる(意識低下)

重大な病気の前兆

頭痛くらい大したことではないと軽く見ていると、重大な病気の前兆であることもあります。例えばくも膜下出血の場合、大出血が起こる数日~数週間前に、脳動脈流から少量の出血することがあり、この時にも頭痛が起こります。また、出血が少ない場合には、首の付け根からうなじにかけて痛みを感じたり、首すじが強張ったり、ひどい肩こりのような感じがすることもあるそうです。

また、頭痛以外にも視力の低下や物が二重に見えるなど、物の見え方に変化が出たり、手足に力が入らないなどの運動麻痺、耳鳴りやめまいなどの神経症状がある場合には、心配な頭痛であることが多いようですので、医師の診断を受けましょう。

まとめ

偏頭痛がどのような症状で、どういった対処法があるか、おわかりいただけたでしょうか?脳の血管の拡張によって偏頭痛は起こりますが、その脳の血管を拡張させる原因は、ストレスや過労、睡眠不足や寝過ぎなど様々な原因が考えられます。日常生活を少し見直すことで、偏頭痛の頻度を少なくできるかもしれません。

偏頭痛には閃輝暗点という前兆も見られますが、それに先だって色々な「予兆」もあるようです。この予兆の段階で何らかの対策をすれば、本格的な偏頭痛は防ぐことができるかもしれません。もし、頻繁に偏頭痛が起こる方は、その前の体調などを日記などに書いておくと、頭痛のパターンが見えてくるかもしれません。

但し、いつもと違う頭痛には要注意です。普段から頭痛持ちだと、また頭痛だと軽く考えてしまいがちだと言います。いつもと少し様子が違う場合には、早めに病院を受診するようにしてください。