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偏頭痛って何が原因なの?現代病のスマホ使いすぎ?睡眠過多?寒さから?3つの種類や症状と7つの対策法について説明します!

15歳以上の日本人のうち3人に1人は「頭痛もち」で、800万人以上が偏頭痛で悩んでいるといわれます。偏頭痛は男性よりも女性に多くみ見られるのが特徴です。 偏頭痛の原因には精神的なもの、環境面、誘発する食べ物や嗜好品など様々なものがあります。今回は偏頭痛の原因と、その対策についてご紹介したします。



偏頭痛の原因となる痛みのメカニズムは?

ズキンズキンと脈打つような痛みが起こる偏頭痛は、簡単に言うと頭の中で血管がひろがり、その血管が脈を打つのに合わせて、周りの神経に刺激が伝わることによって起こっています。

・その痛みの発生メカニズム

  1. 何らかの原因により脳内の太い血管が拡張します。
  2. 血管の周囲を取り巻いている「三叉神経(さんさしんけい)」という大きな神経が圧迫されて刺激を受けます。
  3. 三叉神経からは「神経ペプチド」と呼ばれる痛みの原因物質が放出され、血管の周りに炎症が起こります。
  4. 炎症によってさらに血管が拡張し、ますます三叉神経が刺激を受けます
  5. 刺激が大脳に伝わって「痛み」と認識され、頭痛が起こります。

この三叉神経からの刺激が大脳に伝わる途中に、視覚や聴覚・嗅覚の中枢や、吐き気をコントロールする中枢にも刺激が伝わってしまうので、偏頭痛が起こるときは光や音、においに過敏になったり、吐き気が起こるともあるのです。

頭痛が長引くと刺激がさらなる刺激を呼ぶといった悪循環に陥りがちなので、痛みが軽いうちに正しく対処することが大切です。

偏頭痛を誘発する精神的・身体的な要因

精神的ストレス

週末になり、平日のストレスから解放された休日に限って偏頭痛が始まることがあります。これは平日に緊張によって収縮していた血管が、リラックスによって一気に拡がるためと考えられます。

血液中の血小板にはいろいろな物質が貯蔵されていますが、この貯蔵物のひとつに「セロトニン」という物質があり、これは強い血管収縮作用があります。偏頭痛はストレスなどにより血小板からセロトニンが放出されることが引き金ではないかと考えられています。

偏頭痛の原因として言われているものに、セロトニンという物質があります。ストレスや疲労などが原因で、血小板に貯蔵されていたセロトニンという神経伝達物質が放出されると、その作用により血管を収縮させます。これによって偏頭痛が起こる前兆と言われる症状(目のちらつきなど)が起こる場合があるのがと言われています。そして、そのうちに血小板のセロトリンが無くなってくると、他の物質の作用も加わて、今度は血管が拡張してくるので偏頭痛を起こすと考えられています。

不眠や過眠など睡眠の異常

寝不足も寝すぎも片頭痛の原因となります。朝、頭痛で眼が覚める場合は、前日のカフェインのとりすぎ、前夜の飲酒、空腹、寝過ぎなどの因子が考えられます。

不規則な生活で睡眠時間が取れなかったり、ストレスなどで安眠が妨げられると寝不足になります。寝不足で十分な睡眠が取れていないと睡眠の質が悪くなるので、脳も休めない状態です。すると血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経への指令を正しく出すことができなくなり、自律神経のバランスを崩してしまう原因になります。そのため偏頭痛といった症状が起こると考えられています。

逆に寝過ぎも良くありません。寝過ぎると緊張がゆるみ、脳の血管が拡がることで頭痛が起こるとも言われます。また、週末等の遅くまで寝ていると空腹になります。空腹によって起こる低血糖は偏頭痛の引き金となりますので、頭痛が余計におきやすくなるのだそうです。

過労

肉体疲労や精神疲労などは、食事や睡眠が十分ならば通常は回復しますが、あまりに疲労が溜まっしまうと睡眠などでも回復ができなくなってしまいます。この状態が「過労」です。

過労には睡眠時間とストレスが大きくかかわっており、無理が続くと脳や心臓にも負担を与えてしまいます。心身ともに疲労が続き、さらに責任の重い仕事や大きな悩み事などによるストレスで、身体は様々なな不調が起こることとなり、偏頭痛もその一つだそうです。

疲労感が抜けず、偏頭痛を起こしている場合には、身体が過労の状態かもしれません。無理をせずリラックスできる休養が必要な状態と言えます。

生理などホルモンバランスの変化

偏頭痛で悩む女性の約半数が、月経に関連して頭痛が起こることが多く、月経前症候群(PMS)や生理痛のひとつと考えている人も多いのではないでしょうか?月経開始の2日前から月経3日目くらいまでに起こる偏頭痛を「月経関連偏頭痛」と言います。他の時期に比べ、痛みが強い、持続時間が長いなどの特徴があり、市販の鎮痛薬では効かないことも多いとのことです。

これは、女性ホルモンの「エストロゲン」が関わっていると考えられています。エストロゲンの分泌量は、月経周期に伴って大きく変動するもので、排卵日と月経開始期に急激に低下することが、頭痛発作に影響しているとのことです。そのため、エストロゲンの変動が少ない妊娠中は偏頭痛が起こりにくく、産後にまた月経関連偏頭痛が起こるようになるそうです。

偏頭痛を誘発する環境要因

天候や気圧の変化

もともと偏頭痛がよく起こる人でも、特に雨の日に起こりやすいと感じている人も多くいるようです。台風が来ると体調が悪いという話もよく聞かれます。偏頭痛は雨の日に起こる体調不良として一番多いものかもしれません。それは雨を降らせたり天気を悪くする「低気圧」が原因のようです。

季節の変わり目は高気圧と低気圧がめまぐるしく入れ換わります。低気圧がやってくると、しばらくは外部の気圧に比べて体内の気圧は高いままの状態です。すると脳の血管が拡張したり浮腫んだりして、周囲の神経を刺激するので偏頭痛が起こると言われています。このように私たちの体の多くは水分であるため、気圧の影響を大きく受けるのだそうです。

このように天候の変化によって症状が悪化することを「気象病」と呼びます。偏頭痛の他にも神経痛などの症状を起こす方もいます。また、春先の花粉症も偏頭痛を悪化させる要因になるとのことです。

急激な温度変化

偏頭痛は、寒いところから急に熱いお風呂に入ったり、夏に冷房の効いた部屋から熱い屋外に出るときなどに、低い温度で身体縮こまって血流が悪くなっていたものが、急に温まって脳の血管が拡がり、血の流れが増える時に起こりやすくなります。偏頭痛は「寒さ」ではなく、こうした急激な「温度変化」によって引き起こされるそうです。

これに対して、冬場などの寒さで冷えてしまって起こる頭痛は、冷えにより血管や筋肉が縮んだために起こるもので、これは偏頭痛とは違って「緊張型頭痛」であることが多いようです。

まぶしい光

偏頭痛がよく起こる方は視覚が非常に過敏になっているそうです。激しい光や点滅する光、太陽の光、反射した光、車のライトのようなまぶしい光だけでなく、テレビやパソコン、スマホも強い光を発しているので、長時間使用することも偏頭痛の原因となるそうです。

光が原因の場合には、とにかく目のストレスを軽減しなくてはなりません。外出の際にはサングラスを使用して日光が目に入ることは積極的に防いで出かけましょう。車を運転するときなども光をまともに見てしまうことが多いので注意が必要です。また、日光だけでなく日光に反射した間接的な光も偏頭痛の誘因になります。

パソコンやスマホは、画面の明るさ調節機能を使って光の量を落としたり、ブルーライトカット効果のあるPC用眼鏡などを使用することも効果的です。また、パソコンやテレビの画面を少し下に向けて使用するのもいいそうです。

また、意外なところではストライプ柄、3D画像など見ていて疲れる・努力が必要なものを凝視することも避けた方がいいそうです。見ていてなんだか目がチカチカして疲れるなと感じるものは、できるだけ見ないようにしましょう。

音(騒音)

音に対して過敏になっている人も偏頭痛を起こすそうです。音に対して敏感で、小さな音も聞き取れる方、大きな音を聞くとしばらく体の調子が悪くなるという場合には、音が原因かもしれません。

この場合には、できるだけ大きな音を避けた方がいいでしょう。日常的な生活音は仕方ないこともありますが、カラオケやアーティストのライブに行くことや、大音量でテレビや音楽を聴くことは極力控えましょう。

音が刺激となって偏頭痛を引き起こす場合もあれば、偏頭痛が起きている時に音に敏感になる場合もあるそうです。偏頭痛と音は関わりが強いので日常的な部分であまり大きな音を聞かない生活を意識してみてください。

不快な臭い

特に偏頭痛持ちでなくても、油性マジックなどのツンとした臭いで頭痛が起こった経験がある方も多いと思います。人間は嗅覚で臭いを感じますが、これはダイレクトに脳に情報が伝わります。つまり、臭いが刺激となって、脳の血管が拡張して偏頭痛が起こるとも考えられるそうです。

また、不快な臭いというのはそれだけでストレスにもなります。前述の通りストレスは血管を収縮させ、その反動で血管が拡張した時に、脳内の血流が急激に変化するので頭痛が発生します。そのため臭いによるストレスも偏頭痛が起こるメカニズムに一つと言えるようです。

不快な臭いというのは人それぞれで、タバコ、排気ガスのようなものから、香水、芳香剤、柔軟剤のようなものまで様々です。偏頭痛をよく起こす人は、視覚・聴覚とともに嗅覚も過敏になっていると言えます。

偏頭痛を誘発する食事や嗜好品

空腹

空腹によって起こる低血糖も偏頭痛の引き金となります。 ブドウ等は身体全体に必要なネエルギーの80%をまかなっています。低血糖になると身体がエネルギー不足に陥りますので、様々な体調不良をもたらすそうです。

特に脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源です。ブドウ糖が足りない低血糖の状態では、脳はエネルギー不足となるので、機能失調の症状を起こしかねません。低血糖になると、身体は脳の血管により多くの血液を送ることで、必要な血糖量を保とうとするのです。すると血管壁が圧迫されて偏頭痛が起こると言われています。

無理なダイエットや朝食を抜くなどで低血糖を起こし、その結果偏頭痛となっていることもありますので、やはり規則正しく三食食べることは大切ですね。

喫煙

タバコを吸う人は偏頭痛が起こりやすいと言います。少しいつもより吸い過ぎたときも偏頭痛が起こるようです。喫煙は煙が鼻の奥を刺激することで偏頭痛を引き起こしたり、痛みを強くしたりするそうです。

タバコを初めて吸った時、頭がくらくらしませんでしたか?これはタバコに含まれているニコチンの血管収縮作用によるものです。肺に入ったニコチンが吸収されて脳の血管を収縮させ、脳細胞が酸素不足になって頭がくらくらするのだそうです。

ニコチンで収縮した血管が元に戻るときに偏頭痛につながると考えられています。また、タバコは自律神経のバランスを乱すことも原因ですし、タバコの臭いが偏頭痛を誘発することも指摘されています。

アルコール

アルコールを飲むと血管が拡がるので血流が良くなりますが、偏頭痛は脳血管の拡張によって起こるので、飲酒がきっかけになりやすいものです。

特に赤ワインが偏頭痛の原因となりやすいと言われています。これは赤ワインに含まれるポリフェノールが血管拡張作用を持つためだと考えられています。また、赤ワインは他にも「ヒスタミン」という血管拡張作用を持つ成分も含みますし、さらに「チラミン」の血管収縮作用の反動として血管の拡張が起こり、片頭痛が誘発されると考えられています。

同じ赤ワインでも銘柄によってヒスタミンの含有量は異なるもので、フランス産のものが特に高く、イタリア産のものは低いそうです。なお、蒸留酒はヒスタミンを含まないので、お付き合いで飲まなければならない場合、ワインやビール、日本酒ではなく、ウィスキーや焼酎を選ばれた方が良いとのことです。

「チラミン」の多い食べ物

チーズやチョコレートに含まれている「チラミン」という成分は、偏頭痛を引き起こりやすくする原因と言われています。「チラミン」は身体に蓄積されると、血管が収縮して血圧を上昇させます、偏頭痛は血管が収縮していた状態から急に拡張すると起こりますので、チラミンの作用が低下して血管が拡がるときに偏頭痛となるそうです。

同じくチラミンの多い食べ物にナッツ類や柑橘系(ミカン・レモンなど)があります。これらもアルコールと一緒に摂取したり、摂り過ぎることのないように注意しましょう。

ストレスや疲労が溜まっているような頭痛の心配があるときにはチーズやチョコレートは控えた方がいいようです。どちらも赤ワインと併せて食べることが多い食品ですが、偏頭痛を引き起こしやすい組み合わせだと考えられます。

チラミンを多く含む食べ物

  • チョコレート
  • 赤ワイン
  • 熟成チーズ
  • ココアなどのカカオ製品
  • 漬け物
  • 発酵食品
  • 鳥の肝臓
  • イチジク
  • 一部の豆類、柑橘類

経口避妊薬(ピル)など

避妊目的だけでなく、婦人科系の病気でも経口避妊薬(ピル)を服用することがありますが、経口避妊薬(ピル)でも偏頭痛が生じやすくなることがあります。

ピルは、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」が含まれており、その服用方法は21日間服用したら7日間休薬します。休薬するとエストロゲンが減少するせいか、この時に偏頭痛を起こすことが多いようです。

偏頭痛をよく起こす場合には、頭痛の前兆があるタイプなのか無いタイプなのかで、ピルを服用できないこともありますので、必ず医師に相談してください。

頭痛の種類と症状を比較しよう

偏頭痛

脳の血管が拡張することが原因で起こるため、「血管性頭痛」とも呼ばれます。月に1~2回、多い人では週1~2回も起こり、痛みが数時間から2~3日続くことあるそうです。

痛み方は、脈に合わせてズキンズキンとした痛みで、片側だけに限らず両側が痛むことも多いそうです。それにともなって、吐き気やおう吐、光や音に敏感になったりします。半数の偏頭痛には、頭痛が起こる前の前兆として、気分の変化や食欲不振、目のつらつきが起こるなどが起こるそうです。

緊張型頭痛

精神的なストレスや不自然な姿勢、疲労などが原因と言われ、僧帽筋・後頭筋・側頭筋などの筋肉が収縮して血管を圧迫し、血液の循環が悪くなることで起こる頭痛です。

不安や抑うつ状態などの精神的ストレスや、長時間の着席といった不自然な姿勢や悪い姿勢での身体的はストレスが主な原因と言われていますが、他にも枕の高さが合っていないとか、歯のかみ合わせが悪いことで「顎関節症」を生じていることが原因にもなるそうです。

主に後頭部から首すじにかけて、圧迫感や緊張感を感じ、頭が重い感じを伴った痛みがあります。また、あたまをはちまきで締め付けられるような痛みが起こることもあるそうです。痛みがダラダラと続き、肩こりや首筋のこりも感じることも多いと言います。

群発性頭痛

目のすぐ後ろにある血管が拡張し、炎症を起こすことで起こる頭痛です。一度起こると1~2ヶ月の間、毎日のように起こるので群発性頭痛と言われます。その期間が過ぎてしまえば頭痛は起こらなくなるそうです。

発生頻度は半年~3年に1度ほどで、睡眠中や起床時、リラックスしている時が起こりやすく、30歳以上の男性に多いと言われています。明らかな原因は分かっていませんが、アルコールが誘因となることもあるとのことです。

痛みは目がえぐられるような激しい痛みで、じっとしてられないほどだそうです。1回の頭痛は時間程度で収まりますが、頭痛発作が起きている時は痛い方の目が充血したり、涙が出ることもあります。

偏頭痛の治し方7つの対策法

薬(トリプタン製剤)の服用

市販の鎮痛薬は、すでに起こっている炎症を抑えることが主な作用ですが、トリプタン製剤は炎症を抑えるだけでなく、脳の血管と三叉神経に作用して、偏頭痛の根本的な原因を抑えるという偏頭痛に特異的な治療薬です。偏頭痛だけでなく、それに付随する吐き気や光過敏、音過敏などの症状も抑えるとのことです。

トリプタン製剤の3つの作用

  1. 脳の血管に作用して、広がり過ぎた脳の血管を元に戻す
  2. 三叉神経からの神経ペプチドの放出を抑える
  3. 三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックする

現在、日本で使用できるトリプタン製剤は5種類あり、錠剤・口腔内速溶/崩壊錠、点鼻薬、注射薬があります。錠剤が最も身近だと思います。口腔内速溶/崩壊錠はいわゆる「水なしで飲める」薬ですが、少し苦味があるようです。点鼻薬は吐き気がひどくて薬も飲めないときに

使われます。注射薬は即効性があり効果も確実ですが、発作時に医療機関にかかる必要があります。頭痛のタイプやライフスタイルにあった薬を、医師と相談して使用しましょう。

このトリプタン製剤は、頭痛が始まって「偏頭痛がきた」と思った軽い症状のうちに服用すると高い効果が期待できます。頭痛の前兆程度のときや、ひどくなってからでは十分な効果が得られないそうです。適切なタイミングでの服用が大切です。自分にとっての適切なタイミングが分からない時には、医師や薬剤師に相談してみてください。

冷やす

偏頭痛は脳の血管が拡がり過ぎていることが原因ですので、痛むところを冷やすことで拡がった血管が収縮して痛みが軽減されるそうです。冷たいタオルや、冷却シートなどの冷却グッズを活用しましょう。

逆にシャワーや入浴、マッサージなどは血管を拡げてしまいますので、痛みが増してしまいます。頭痛があるときは避けた方がいいとのことです。

カフェインの摂取

カフェインは脳に対していくつかの作用がありますが、中でも偏頭痛の改善効果があると言われているのが「血管の収縮作用」です。カフェインは末梢血管を広げる作用がありますが、脳内に関してはセロトニンの分泌をコントロールする働きによって血管が収縮するのだそうです。偏頭痛の原因は脳内の血管拡張ですから、適量のカフェインはその血管を収縮させるので痛みが軽減できるとのことです。

カフェインを多く含んで手軽に摂取できるものといえば、やはりコーヒーや緑茶です。これらは苦味も強いので苦手という場合には、紅茶やココアにも少量ですがカフェインが含まれていますので、こちらがおすすめです。

但し、摂れば摂るほどいいというわけではありません。カフェインには少なからず依存性があると言われているので、長期的に摂っていると疲労を誘発させたり逆に頭痛を悪化させたりしてしまいます。摂取するなら、コーヒーで言えば1日に3~4杯くらいが適当でしょう。

暗い部屋で休む

偏頭痛の最中に身体を動かしたり、光や騒音などの刺激を受けたりすると痛みが増してしまうことがあります。日光や街灯などの光だけでなく、騒音や匂いなどに過敏になってしまうためです。

偏頭痛を緩和するためには、不要な外出や激しい運動などは避け、光を遮った静かな暗い部屋で休むのが一番です。どうしても外出をしなくてはならない時には、強い光をさけるためにサングラスをしたり、なるべく人ごみを避けて行動しましょう。

はちまきでツボを刺激

昔から言われている頭痛の治し方に、「はちまきを巻く」という方法があります。はちまきが通るこめかみのあたりには、「頭維(ずい)」・「曲鬢(きょくびん)」・「角孫(かくそん)」という偏頭痛の効果があると言われているツボがあるので、はちまきをギュッと締めることでツボを刺激できるそうです。伸縮の少ない日本てぬぐいがおすすめですが、バンダナで可愛く巻くのもいいですね。

また、頭にはちまきを巻くことで、血管を圧迫して血液の流れをせき止めることができるという効果も期待できます。血流を抑えることで、血管の拡がりを抑えようというのです。4本の指でこめかみあたりを強く指圧することも効果的です。

ストレス、緊張から開放する時をつくる

デスクワークが多かったり、運動不足が重なると、首や肩の筋肉は緊張状態が続き、血流が悪くなります。また、気を張って仕事をしているときというのは、交感神経の働きによって血管がが収縮している傾向がありますので、やはり血行が悪くなりやすいものだそうです。

こうした慢性的な血流障害は、週末などのストレスから解放され、ふと気が緩んでリラックス状態になると、それまで縮まっていた血管が急に拡がって偏頭痛を起こすとのことです。

偏頭痛はストレスから解放されて身体が血流を復活させようとしているサインですので、慢性的な血流障害を防ぐことが偏頭痛の予防につながります。仕事中は時間を決めて首や肩のストレッチをしたり、少し身体を動かすなどで筋肉の緊張をほぐしましょう。そして帰宅後はゆっくりと入浴して温まり、寝る前にもストレッチを行うと尚良いでしょう。

規則正しい生活をおくる

偏頭痛の予防には、日常生活において偏頭痛の原因となることを避けることが大切です。偏頭痛は過労やストレスでも起こりやすくなります。とくに仕事や悩み事なので緊張状態が続いていた後には、それまで緊張で収縮していた血管が急激に拡がり、頭痛となりやすいのが偏頭痛の特徴でもあります。日頃からストレスは溜めこまず、上手に発散するようにしましょう。

また、空腹や寝不足・寝過ぎも偏頭痛の原因です。休日だからといって、寝て過ごしてしると頭痛がしてくるという経験があるのではないでしょうか。たまにはのんびり過ごすことは必要ですが、規則正しい生活を送ることが偏頭痛を防いでくれるようです。食生活では、偏頭痛を誘発する食べ物は極力控え、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

まぶしい場所や騒音も偏頭痛を引き起こすことがあります。日差しの強いところではサングラスを活用し、混雑時を避けて外出するなど、過度な光や騒音などの刺激は避けた方がいいでしょう。

まとめ

偏頭痛は繰り返し起こりやすい頭痛なので、日常生活に支障が出るなどで、悩んでいる人が非常に多い頭痛です。偏頭痛は様々な原因で脳の血管が拡張し、急激に血液量が増えるために起こるそうです。

その要因には、ストレスや過労などの精神的・身体的要因、天候や温度などの環境的要因、偏頭痛を引き起こりやすい食品など多岐にわたるので、自分に起きている偏頭痛が何によるものか原因を理解しておくと、正しく対処することができるでしょう。

また、あまりに頻繁な場合はトリプタン製剤などの薬を処方してもらうこともできますので、頭痛外来などを受診するのも対策の一つです。万が一ですが、偏頭痛ではなくて重大な病気のサインかもしれませんので、あまりにひどい時には自己判断せず、病院を受診してみましょう。