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その咳症状は咳喘息かも!?最新の治療法って?原因や診断基準、治療法から対策までを徹底まとめ

咳喘息についてのまとめです。咳喘息ってどんな病気なの?気管支喘息や百日咳など、咳がでる病気はたくさんあります。そもそも咳喘息とはどんな病気なのか、原因はなんなのか?放置しておくと危険なのか?咳喘息にまつわる情報を詳しくまとめました。



咳喘息ってどんな病気?

咳喘息(せきぜんそく)という病気について知っていますでしょうか、喘息という言葉から、何となく想像がつくような気もします。「知っているような、知らないような…。」そんな曖昧な印象を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

そもそも咳喘息とはどんな病気なのでしょう。似ている病名に「百日咳(ひゃくにちぜき)」や「気管支喘息(きかんしぜんそく)」という病気があります。これらとの違いをふまえながら、咳喘息の概要についてまとめます。

まずは、咳喘息を知る前に気管支喘息について知っておかなければいけませんので、気管支喘息からまとめていきたいと思います。

気管支喘息とは?

気管支喘息という病気について知っている人も多いと思います。アレルギー性の病気の代表的なもとのされ、空気の通り道である気管支がアレルギー症状をおこしてしまうものといわれます。気管支の粘膜に長く炎症がおきてしまい、空気の通り道がせまくなり、咳や痰が出るといった症状がくり返されてしまうといわれています。

原因には、さまざまなものが考えられているため、一概にはいえないとされるものの、近年はアレルギー性の病気であると考えられるようになっているといいます。そもそも、もっとも多いといわれている原因が「アレルギー」による気管支喘息とされています。

体外の異物を吸い込んでしまい、気管支にアレルギー症状が出る結果、気道はせまくなり「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった息苦しさを感じる呼吸をしてしまうものとされます。この気管支喘息ですが、症状が出ているときには、病院に駆け込みたいほど苦しいけれど、一度発作が落ちついてしまうと、まるで「何事もなかったかのように」支障を感じないのだといいます。

このため、治療を途中でやめてしまう人や治療に熱心になれない人も少なくないようで、通院をやめたり、薬の量を勝手に減らすなどを行ってしまいがちなのだそうです。ただ、喘息は時に怖い病気といわれます。悪化したり改善したりをくり返しながら、10年あるいは20年という時間をかけて肺のはたらきを低下させながら重症化していくとされているのです。

症状がひどいときには、日常の生活を送るのが困難になるばかりか、命の危険をともなうこともあるとされます。自然治癒に期待したとしても、そのような幸運に恵まれるケースは気管支喘息の全体の1割以下ともいわれているため、治療が必要といわれている病気なのです。

そもそも咳喘息って何?

先ほど、気管支喘息について、その概要をかいつまんでご紹介しました。咳喘息という病気について触れていきたいと思います。ここが今回の本題ともいえる部分になります。厳密にいえば、気管支喘息も咳喘息も「喘息」という病気の大きな枠組みのなかに含まれるとされています。

まず、通常の喘息と共通しているといわれる点と異なっているといわれている点を簡潔にまとめると

*共通点

空気の通り道である気管に、アレルギーによる炎症がおきている状態ということ

*異なる点

喘息に特有の「ゼーゼー」あるいは「ヒューヒュー」といった息苦しい呼吸や、粘り気のつよい痰がみられず、多くは風邪と思われてしまうような症状であるということだとされています。この咳喘息は近年増加している傾向にあって、呼吸の発作的な症状があらわれないばかりか、呼吸のはたらきを検査してみても正常に出るという特徴も持ち合わせているといいます。ただ、慢性的ない痰をともなわない咳(いわゆる空咳)がながくつづくのが咳喘息の特有の症状といわれています。

ちなみに、この慢性的ない痰をともなわない咳(いわゆる空咳)は長期間しつこくつづき、寒暖の差が大きな季節、長時間にわたり会話するなどのときに、のどに乾いた感じがしたり、あるいは激しい咳のために夜中に目がさめるといった症状を訴える人も多いのだそうです。

咳喘息は、症状があるのに治療せず放っておくと、本格的な喘息になってしまういわゆるアラーム信号がなっている状態ともされます。また通常の風邪をきっかけに咳喘息に移行してしまうケースもあるそうですので、咳止めの効かない「空咳」が続くときは、アレルギー科や呼吸器科などの専門の診療科に相談してみるのがよいとされています。

百日咳とは?

咳が長引く病気として知られている病気に百日咳(ひゃくにちぜき)という病気があります。この病気は、長引く咳、とまらない咳の原因になるもののひとつとされます。ごく最近までは、子どもの病気として思われがちでしたが、実は大人の方が百日咳になるケースが多いとされています。

百日咳の実に40%は大人の方の百日咳なのだそうです。この百日咳ですが、いったいどんな病気なのでしょうか。アレルギーが原因である喘息とちがって、原因は百日咳菌という細菌感染によるものとされます。症状だけからだと百日咳を診断することは難しいといわれていて、はっきりと診断するためには、検査が必須であるといわれています。

ちなみに大人の百日咳と子どもの百日咳では、症状にちがいがあるといわれているので、参考までに記載しておきたいと思います。

*大人の百日咳の症状

百日咳菌に感染し、だいたい1週間ほど症状が出ない時期がつづき、その後2週間ほど鼻みずや軽い咳などの風邪のような症状がはじまるとされます。少しずつ咳がつよくなり、その後2~4週間の特に咳がつよく出る時期になると呼ばれる特徴的な咳をおこす時期になります。

この特に咳がつよく出る時期は「痙咳期(けいがいき)」といわれ、けいれん発作的な咳だといわれ、夜に激しく咳き込み、時として、呼吸が止まりそうになることもあるといわれています。

*子どもの百日咳の症状

子どもの場合には、「コンコン、ヒィー」というような声が加わる特徴的な咳がみられるといいます。特に乳幼児の場合には呼吸困難をおこすこともあるといわれますので、注意が必要とされます。

咳喘息の診断基準

ここでは、咳喘息についての診断基準についてまとめていきたいと思います。もちろん正確な診断は医療機関で、専門としている医師によって行われるものですが、診断基準を知っておくことで、「自分が咳喘息かもしれない」、「これって咳喘息なのでは?」というヒントにつながると期待できます。

結果的に早期の受診や発見につながる貴重な判断材料になると思いますので、参考になると思います。日本呼吸器学会の咳嗽(がいそう)、いわゆる咳についての診療用のガイドライン「咳嗽に関するガイドライン第2版」を中心に、各種医学的な情報をもとにまとめていきます。

8週間以上空咳が続く

「ゼーゼー」あるいは「ヒューヒュー」といった呼吸の音は、専門的には喘鳴(ぜいめい)とよばれているそうですが、この喘鳴がない呼吸が3週間から8週間程度つづく場合は咳喘息をまずは、この咳喘息を疑うといわれています。

風邪を引いた病み上がりの時期に、長くつづく咳だけが残り、夜に寝ているときにも咳のために目がさめる、それで睡眠不足になるなど、長引く咳は、日常の生活にも大きな支障を与えるといわれています。また、就寝している時間だけでないのも見逃せない特徴のようです。

知人との長時間の会話や、温かい場所から急にす涼しい場所に移ったときなどに咳が出やすくなるといいます。建物への出入りが多いのは、現代の生活では逃れられないので、こういった症状を見逃さないように気をつけてみるのも発見の手がかりになるのではないでしょうか。

咳喘息は、本格的な喘息の前段階ともいわれており、治療を放置しておけばおおよそ30%の人は本格的な喘息になってしまうとも報告されています。早期の発見と塗料のためには、咳喘息の兆候を見逃さないことが大切なことだといえそうです。

呼吸困難はない

咳喘息では、咳だけがつよく頻繁に出るという特徴があるといわれていて、胸の音は問題がないことが多いのだそうです。そのため、なかなか咳喘息と診断されないことがあるといわれてます。

胸の音とは、いわゆる「ゼーゼー」あるいは「ヒューヒュー」といった音で、専門としている医師であれば、聴診器などをつかって、あるいは程度がひどければ外見上からも判断ができるようです。呼吸困難だけでなく、胸に関する症状すらも発見できないケースもあるといわれています。

気管支喘息などの場合もそうであるといわれていますが、胸のレントゲン撮影などをしても、異常を認めないのだそうです。ただ、「ゼーゼー」あるいは「ヒューヒュー」といった音を出すような呼吸困難はなくとも、空気の通り道である気道が狭くなっていることに変わりはなく、長引く咳に悩まされてしまうことに変わりはないようです。

気管支拡張薬で効果が得られる

咳喘息の場合、気管支喘息であると確定されなくとも、気管を広げる薬が有効な場合が多く、診断のひとつの基準となるといわれています。気管支拡張薬という薬は、気管支の筋肉をゆるませて、気管支を広げるはたらきがあるといわれる薬です。

ひとくちに気管支拡張薬といってもさまざまなものがあるとされるので、症状や状態に合わせて医師が処方するので、その注意を守って服用するのがよいといわれます。気管支拡張薬は、薬が効いている時間が長く持続して症状をおさえてくれるもの、即効性があるけれど薬が効いている時間が短かく発作のときに緊急的に使用するものなどがあるとされます。

持続性の長いものであれば、テオフィリン薬とよばれる飲み薬が、あるいはβ刺激薬とよばれる吸入タイプの薬、貼り薬、飲み薬などが一般的のようです。一方で、発作の時の緊急用の薬の代表とされるのは、短時間作用性β刺激薬の吸入薬などがあるといわれてます。

これは、スプレー状の薬を吸入することで発作をおさえてくれる効果があるとされますが、使用しすぎると、かえって発作を重くする危険性などもあるため、使用には医師との相談が必要だとされます。

その他、アレルギーがあるなど

咳喘息の診断基準としていわれている主なものは、ここまで述べてききた2つの項目が主要な基準であるといわれています。それは

1.喘鳴を伴わない咳が8週間以上続く(呼吸にゼーゼー、ヒューヒューという音がない)

2.気管支拡張薬で効果が得られる状態

その他にも、今まで呼吸困難などをともなう喘息を経験したことがない、最近風邪にかかっていないといった周辺情報を踏まえた上で診断がなされるようです。そのほかの診断基準のなかで、アレルギーがあるかどうかについては、注目されているようです。咳喘息は、別名でアレルギー性気管支炎ともいわれているとされます。例えば花粉症もある種のアレルギー反応として認識されています。この花粉症はアレルギー性鼻炎のひとつとされていますが、花粉症の季節になると咳喘息がみられたり、あるいは花粉症の症状と混同されるようになることがあるといいます。

花粉症シーズンが到来すると、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりといった症状、あるいは目のかゆみなどの代表的な花粉症の症状が出ることは知っている方も多いと思います。それに加えて、「夜から朝方にかけて咳がつづき、それが長く治らない」、「処方してもらった花粉用の薬や風邪薬が効かない」「のどの奥につよいかゆみを感じる」といった症状が出るといわれています。

花粉症やアトピーなどのアレルギー性の病気を持っている方、あるいは子どもの頃に喘息持ちであったという方など、アレルギー体質の方の場合、咳喘息がほかの症状と混ざったりしてみられるのだそうです。咳喘息の主要な症状は「咳」だといわれます。

咳がずっとつづいていて、風邪薬や咳止め、病院からもらった抗生物質を飲んでも症状がおちつかないのであれば、「気管支喘息」と同じ薬が必要となることもあるとされます。その場合には、受診するのがもっとも適切な方法だとされます。

咳喘息になる原因

これまで、咳喘息の病態などについてまとめてきました。では、咳喘息の原因はどういったものがあるのでしょうか。ここでは、咳喘息の原因となるもの、なりうるといわれているものについてまとめていきたいと思います。

感染症

「咳喘息が感染症が原因でおこる」と明確にいい切るのは難しいようです。ですが、多くの咳喘息の場合、風邪などの感染症につづいておこるといわれています。そのため、風邪などにつづいて、長引く咳がみられる場合には、この咳喘息という病気を考える必要があるといわれています。

また感染症による炎症などが、症状を悪化させてしまう原因になることはわかっているといわれています。風邪やインフルエンザなどの感染症は、原因となる可能性についての可否はこの場では判断できませんが、喘息の症状を悪化させる原因となることがあるということは、心に留めておいた方がよさそうです。

花粉・ハウスダスト

喘息も花粉症もともに気管支に炎症を起こすのがその特徴です。花粉症はその名の通り、アレルゲンである花粉を吸入することによって起こる疾患ですが、喘息に関してもアレルゲンが原因で発症するケースが多く見られることが分かってきています。その証拠に、喘息患者さんのおよそ5人に3人が、花粉症などのアレルギー性疾患を抱えていることが分かっています。

喘息と言えば激しい運動によって息が苦しくなるようなイメージがありますが、実際には自分の体の免疫系に異常が生じることによって起こることの方が多いということです。そして、花粉症のある方の鼻の粘膜を調べてみると気管支でも炎症に関係のある物質がふえているということが観察できたとされています。

鼻と気管支は解剖学的なつくりからもつながりを持っていて、アレルギー性鼻炎と気管支喘息とは、共通した気道の病気であるという認識が専門家の間でも出てきているといいます。最近では「気管支喘息」という病気から「気管支」を外して単に「喘息」とよぶことがふさわしいのではないかともいわれているようです。

花粉やハウスダストが原因といわれるアレルギー性鼻炎が喘息と深く関連していることを示すことが、近年より深く理解されるようになってきているようです。

気道刺激物質

喘息患者さんならご存知のことかと思いますが、タバコの煙や、焚き火によって出る煙など、気道に対しての刺激物質によって喘息の症状がひどくなってしまうことがあります。煙草に関しては主流煙が刺激物質となるだけなく、副流煙も同じように刺激物質となります。

近年集合住宅で問題になっているのが、かつて「ホタル族」なんて言われたバルコニーでの喫煙です。煙草は目に見えている煙が消えても、有害物質は空気中に残っているという所が困った点です。同居している人に禁煙をお願いしたり、分煙をお願いするなど、環境の整備が必要なケースもあるとされます。

ちなみにタバコと喘息の関係ですが、タバコの煙が気道から吸収されると煙を外敵とみなし、免疫の反応が過剰にでるといわれます。そのためにアレルギー症状がでるため、喘息発作などがおこりやすくなるのだそうです。

ところが、喘息を抱えているのにタバコを吸っている人は、私たちが想像しているより多いといわれており、アメリカでは喘息患者さんの3人に1人が煙草を吸っているという調査結果があるそうです。

気温・気圧の変化で症状が悪化するって本当!?

気圧や気温と病気が関連しているという話は、世間でもよく耳にします。「関節の病気を持つ人は、天気の変化が天気予報よりよく当たる」と比喩されることさえあります。台風などの気圧変化は、病気の症状を悪化させるのではないかという意見があるようです。

実際に、台風などの気圧変化と喘息を持つ人の関係を調べた論文はいくつかあるようです。それによれば、台風が来た(つまり気圧に変化が生じた)からといって病状は悪化するとはいえず、むしろ減るのではないかといわれているようです。

それよりも興味深いのは、気温との関係だといわれています。「気温が低下すると気道が狭くなる」というのは可能性が高いといわれています。寒暖の差が大きい季節の変わり目に、喘息発作が出てしまうというのは、十分可能性があるようです。

ストレス

喘息の原因としては、アレルギーがその多くを占めるということでしたが、アレルギーはそもそも自律神経のバランスが乱れることによって起こります。自律神経とは、私たちが生命活動を維持する上で欠かせない働きをしてくれるもので、体温調節や呼吸、内臓の働きや血液の循環などは全て、自律神経が勝手にやってくれているのです。

そして、その自律神経を乱す元となるのがストレスです。ストレスとはなにも職場の人間関係や悩み、不安とって精神的ストレスだけでなく、暑さ寒さや排気ガス、そして花粉などの身体的ストレスもその中に含まれます。ストレスを感じると自律神経の内の交感神経が優位になり、アレルゲンに対して過剰な反応を示すようになります。

また、交感神経が優位になると粘膜にまず症状が現れます。胃や腸も粘膜なら、鼻やのども粘膜です。そのため、自律神経のバランスが乱れやすい春先に、花粉症が多く発生する訳です。

このような時は、十分な睡眠をとるなど心のケアにも気をくばると同様に、アルコールやタバコなどの気道刺激するものも、できるだけ控えた方が良さそうです。過度のストレスは、喘息発作の防止や悪化にとってとても大切なポイントといえそうです。

咳喘息の治療法

咳喘息で行われている治療法についてまとめていきたいと思います。

気管支拡張薬を使う

喘息の症状は、気管支に炎症による腫れが生じて空気の通り道が狭くなることです。そのため、気管支拡張薬を用いて気道を広げる治療が行われます。ただ、気管支の炎症を抑える効果がある訳ではないので、急性期はともかく、より根本的な治療を行う必要があります。

吸入ステロイド薬を使う

先程も述べたように、喘息の症状は、気管支に炎症による腫れが生じて空気の通り道が狭くなることです。そのため、日頃から気道の炎症を抑えて空気が通りやすくしておく必要があります。そのために用いられるのが吸入ステロイド薬です。喘息は自分でコントロールをすることも必要ですが、吸入ステロイド薬はその手助けとなってくれます。

抗アレルギー薬を使う

咳喘息の治療では、多くの場合において先ほどご紹介した、ステロイドや気管支拡張薬を用いた治療が主流のようです。ただし、場合によっては抗アレルギー薬といわれる薬が用いられる場合もあるといわれます。

例えば、くしゃみや鼻水、鼻づまり、湿疹、目や皮膚のかゆみといったアレルギー症状をおさえるのが抗アレルギー薬とされます。予防目的でアレルギー予防のために長期の場合でも服用することができるという特徴があるとされます。

禁煙する

先ほど、喘息持ちの方でも意外と禁煙にこだわっていない人が多いということでした。もちろんそれは、外国の統計であって日本ではどうでしょうか。現在は、禁煙外来などもあって医療機関で本格的な禁煙治療(?)を受けることも可能となっています。ちなみに独自に禁煙した人が、無事に1年後も禁煙できているのは、1割に満たないそうです。

禁煙はそれほど難しいものだといえそうです。タバコと喘息の入院・死亡の医学的調査によれば、タバコを吸う人の死亡率は、吸わない人の2倍も多いといわれています。また、再入院してくる確率も2倍高いのだそうです。喘息において禁煙は、必要なことだといえそうです。

自然治癒する場合もある

咳喘息を含めて喘息でも自然治癒するケースはあるといわれています。ただしそれを自己判断で行うことは無理をともなうことになる可能性があります。今は咳が中心である咳喘息の方であっても、放置しておけば、おおよそ30%は本格的な喘息に移行していくとといわれています。

薬を使用した治療が必要なのかどうかは専門家としっかり相談することが適切といえます。特に大人の場合、喘息が自然に治癒するケースは約1割以下であるといわれています。この可能性にかけるのはかなり危険をともなうことであることは容易に予想がつきそうです。

咳喘息の予防法

風邪に注意する

風邪やインフルエンザなどの感染症から、咳喘息に移行する場合があるといわれるほか、このような感染症は咳喘息の症状の悪化につながるといわれています。日頃から感染予防に取り組むのは、結果的に咳喘息の予防にもつながることだといえそうです。規則正しい生活習慣や、食生活、そして適度な運動など、日頃の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

禁煙・禁酒

タバコがいかに喘息に対して影響があるかという点については、すでに述べてきたとおりです。アルコールにも危険性が隠れている可能性があるといいます。アルコールに関連する喘息に、アルコール誘発喘息というものがあるといいます。

アルコールに弱い人が飲酒すると、飲酒してから15分くらいで喘息おこすことがあるそうです。 アルコールには、体内でアルコールを分解する酵素によって代謝されます。体質的にこの酵素が低い方という場合があり、その結果として気管支の収縮などがおこり、喘息発作が誘発されるというのです。

予防のためには抗ヒスタミン薬などの薬を内服するなど有効だとされます。アルコールにより喘息のような症状を感じるならば、医師に相談してみてはいかがでしょうか。

アレルギーの原因を取り除く

ここまで、アレルギーと喘息との関連についても触れてきました。アレルギーをおこす予防として大切なのは、治療もそうですが、まずはアレルギーをおこす物質を近づけないこと、つまりアレルギーの原因からの回避(にげること)だといわれています。

花粉をはじめ、ハウスダストやペット、カビといったアレルギーをおこしやすい物質を体内に取り込まないようにすることも大切だといえます。

気温の変化に気を付ける

気温差が喘息に関係しているということでした。空気のわずかな変化を敏感に感じてしまうといわれる気管。寒暖差の大きい季節の変わり目などは特に注意が必要といえます。人によっては、空調による症状がでることがあるかもしれません。

夏場などは、建物内と外の温度差がかなりあって、建物内は寒いくらいに冷房が効いているのに、外はとても暑い。そんな経験があると思います。そういった温度差には注意が必要だといえそうです。

ストレスをためない

ストレスは、唾液分泌の低下や気管の乾燥などを引きおこし、喘息症状の悪化につながるといわれています。過度の精神的ストレスを出来るだけ避けて、気分転換やリラックスする習慣づくり、睡眠の確保などに心がけることも忘れてはいけないことだといえます。

咳喘息になってしまったら?

早期治療が大切

咳喘息は、慢性的に咳が続く気管支の病気とされ、本格的な喘息の前段階ともいわれています。しかし、長い気管にわたり咳がつづけば、筋肉痛や発声のトラブル、起動の炎症などの問題となってしまうといいます。また胸の痛みがでたり、不眠に悩むことさえあるといわれているのです。

幸運にも自然的に軽快すればよいですが、約3割の人は気管支喘息など、本格的な喘息の病気にに移行するともいわれます。その防止のためにも、まずは早めに治療開始することが大切とされます。

市販薬を試すってどうなの?

咳喘息の治療について、病院だけでなく市販の薬で手軽に処置したいと考える方も少なくないでしょう。ただし、市販薬や処方薬のかぜ薬、咳止めなどを用いても、咳喘息の場合はほとんど効果が期待できないといわれています。早い段階で医療機関に行き、処方薬を使って、治療を開始するのが近道だとされます。

呼吸器科・内科に受診

咳喘息を専門としている診療科は、呼吸器科、アレルギー科、そのほか耳鼻咽喉科などもあるようです。また、症状がはっきりしない場合や、近くにこよのうな専門診療科がなければ、内科の受診も大丈夫であるとおもいます。

まとめ

咳喘息に関するまとめでした。咳喘息は、長引く咳の症状以外に目立つ症状が少ないことから、風邪などの症状の延長と考えられたり、ちょっとした体調不良として放置される可能性があるとされます。しかし、放置しておくと危険な要素を含んでいること病気であることは事実といえます。

また、近年では、早期の発見と治療により、十分に治療ができる病気であるともいわれているので、早めに近くの医療機関に相談してみるのがよいといえます。近年は、子どもさんだけでなく、大人の喘息も注目されているため、「ちょっと変だな」「あれ、のどの調子が…」など、気になる症状については、放置せずに専門家の意見を仰ぐようにしましょう!