TOP > 症状から探す > できもの・傷 > 顔・口のできもの・傷 > 鼻のできものが痛いとき、ニキビではない病気が潜んでいるかも?悪化する前に知っておきたいこととは?!

鼻のできものが痛いとき、ニキビではない病気が潜んでいるかも?悪化する前に知っておきたいこととは?!

鼻にできものができてしまうと、一日中気になって仕方ありませんよね。ついつい気になって触ってしまいますが、これは絶対に避けたい行為。ばい菌が入ってさらに化膿してしまう可能性が大きくなります。鼻のできものの種類とその対処法を知って、早めに治すようにしましょう。



鼻にできるできもの

鼻にできるできものは顔の中心にあるので、いくら化粧でカバーしてもどうしても目立ってしまいます。代表的なものがニキビですが、ニキビと間違ってしまいそうなできものも多くあり、対処の仕方がまったく違うので注意が必要です。

鼻にできるできものの種類や症状、その対処法を知ることで、早く治療をして目立たなくすることができます。初期であれば自分でも治すことができますが、こじれてしまったり、痛みが伴う場合には、耳鼻科か皮膚科で診察・治療をしてもらいましょう。

鼻にできるできものの種類や見分け方

できものができる原因

鼻にできるできものは大きく分けて「鼻の表面にできるもの」と「鼻の中にできるもの」にわけられます。鼻の表面にできるできもので代表的なものはニキビです。思春期のニキビはホルモンのバランスや新陳代謝の活性化などによって、毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が増殖して起こることがほとんどです。

また、鼻の中にできるできものは、鼻をかみ過ぎたり、鼻毛の手入れのときに鼻の粘膜が傷つき、そこからブドウ球菌などの細菌が入り込んだために化膿するのが原因となります。

さらにはヘルペスや鼻のポリープ、毛包炎、アテローム、鼻腔ガンなどさまざまなものがあるので、自分のできものをよく観察する必要があります。

できものの色 赤や白

できものは、いきなり赤く腫れあがるというものもありますが、ニキビを例にとると初期段階が白、そして黒から赤、そして黄、紫となってどんどん重症化していきます。白の段階では痛みもなく小さいものですからこの段階でケアを行えば、本格的なニキビにならずに済みます。

面疔とニキビ その違い

よくニキビと間違えそうになるのが「面疔(めんちょう)」です。ニキビは毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が悪さをする症状ですが、面疔は「黄色ブドウ球菌」が毛穴の奥の部分に入り込んで、炎症や化膿を起こしてしまうものです。

面疔は鼻の血管を通って、黄色ブドウ球菌が脳にまで達してしまい重い髄膜炎などを発症し、昔は死に至ることも珍しくなかったそうです。現在は抗生物質が開発されたため、それほど恐ろしいできものではなくなりました。

鼻のニキビ占い

学生の頃、よくやった占いに「ニキビ占い」があります。今でもまだこの占いは健在のようで、ニキビ花盛りの頃ならではの占いですね。

この占いは自分のニキビの位置から「思い」「思われ」「フリ」「フラれ」と分けて占うものです。「思い」は額に「思われ」はあごに、「フリ」は左のほほ、「フラれ」は右のほほ。男性か女性かで意味合いが違ってくるので要注意。そして地域によってはニキビの場所が男女で逆だったりもするようです。

鼻の中にできるできもの 種類と症状

鼻の中にできるできものとして多いのが「ヘルペス」「毛包炎」「アテローム」などです。まず、口のまわりに出来るイメージが強いヘルペスですが、実は鼻の中にも出来ることもあるのです。これは、ヘルペスウイルスに感染することが原因で発症します。症状は、かゆみや痛み、水ぶくれなどがあります。

毛包炎の好発部位は背中です。マラセチア菌というカビが原因で起こる症状で、マラセチア菌は、皮脂の多い場所で皮脂を食べて増えていきますので、身体を清潔に保つことが予防策になってきます。

アテロームは、古い角質などでできた垢が皮膚の表面にできた袋にたまってしまいシコリとなります。出来てしまった場所が鼻の中であった場合、強いにおいと激しい痛みがあります。自然になくなるということはないので、切開手術を行うことになります。

要注意なできもの

鼻のできものは、できるだけ触らずに安静にしておけばほとんどの場合自然治癒しますが、注意しなければならないできものもあります。「鼻茸(はなたけ)」や「副鼻腔乳頭腫」「鼻腔がん」などです。これらは悪化すると鼻づまりだけでなく嗅覚障害を生じることもあるので、早期治療が必要になります。

鼻のできものの治療方法

ニキビの治療方法

ニキビの治療方法としては、抗生物質や外用薬、ホルモン治療、ビタミン剤の投与などがあります。

炎症が起こっている場合、原因菌であるアクネ菌を殺菌しなくてはなりません。病院ではまず、この炎症を抑えることから治療が始まります。抗生物質が含まれた塗り薬が処方されます。炎症が重度の場合は、抗生物質の内服薬が処方されることもあます。

またストレスなどの影響で女性ホルモンの分泌がうまくできない場合、皮脂腺を刺激する男性ホルモンが優位になります。するとニキビができやすくなるため低用量のピルや抗男性ホルモン薬が処方されます。

ビタミン不足はニキビの原因になります。そのため上のような治療とともに、皮膚の粘膜や皮脂の分泌を調整するビタミン剤が同時に処方されることがあります。

面疔の治療方法

面疔ができた場合は、気になりますが絶対に手で触ったりつぶしたりしてはいけません。時間が経てば自然と膿が出て治ったり、市販の化膿性皮膚疾患用の軟膏を塗っておくと治癒することも多くあります。

ところが免疫力が落ちていたりすると、悪化してしまうことがあり、できものが腫れて非常に痛くなります。そのような時には病院で診てもらいましょう。抗生物質が処方されたり、場合によってはメスで切開して膿を出すといった処置がされます。

ヘルペスの治療方法

ヘルペスの治療法は、患部を清潔にしておくことです。それをきちんと行えば、1~2週間ほどで自然に症状は治ります。しかし、免疫力が低下していると、痛みがひどくなったり、何度も繰り返してしまうということになってしまいますので、体調管理も大切になってきます。重症化を防ぐために、早めにきちんと病院で治療することが大切になってきます。

治療の基本は抗ウイルス薬による薬物治療になります。内服薬、外用薬、点滴とその人の症状によって使い分けられています。

アテロームの治療方法

アテロームは炎症性粉瘤(ふんりゅう)という症状で、通常痛みはありません。老廃物や古い角質などの、本来は自然に剥がれ落ちていくものが、皮膚の下に出来た袋状のものの中に溜まってしまう症状で、ここに細菌が侵入してしまうことで炎症を起こすこともあります。

化膿がひどくなると粉瘤の袋がパンクして膿がたまり強い痛みを伴います。粉瘤は自然に消えるものではありません。治療する場合は手術で摘出するしかありません。炎症がひどい場合は手術の前に抗生物質で炎症を抑え、それから皮膚を切開して粉瘤そのものを除去する手術を行います。

毛包炎の治療方法

鼻の中にニキビのようなものができた場合、それは毛包炎という皮膚病である可能性が高くなります。毛包炎は毛穴の中にブドウ球菌といった細菌が入り込んで、炎症を起こすことです。

比較的皮膚の浅いところで炎症を起こすので見た目はニキビに似ていますが、ニキビのような角栓がないのが特徴です。鼻毛を抜いたり、鼻の穴をほじる、鼻をよくかむなどで毛穴から細菌が侵入します。

毛包炎の場合、小さければ何もしなくても数日で自然に治ってしまいます。しかし、腫れがひどくなって痛みが強くなるケースでは、病院で抗生物質や抗菌剤を処方してもらいましょう。

化膿がひどい場合は、切開して膿を出すこともあります。

炎症や化膿がある場合の対処法

炎症や化膿がある鼻のできものの場合、まず大切なのが手で触らないということです。ニキビでも面疔でも、毛包炎でも細菌が毛穴に入り込んで炎症を引き起こしているので、手で触ると手についた雑菌がさらに鼻の毛穴に入り込む恐れがあります。

清潔にすることが一番ですから洗顔を怠らないようにしましょう。ただし患部をゴシゴシこすらないように泡で優しく洗うようにします。またあまり刺激がなく、無添加・無着色、殺菌作用のある洗顔料を使うようにしましょう。

鼻にできものがあると、どうしてもメイクを厚塗りしてカバーしたくなりますが、これもNGです。ファンデーションを塗り込むことで、できものを刺激しさらに悪化させてしまう可能性があります。

鼻のできものに効く薬

鼻のできものに効く薬として、意外に思うかもしれませんが大塚製薬の「オロナインH軟膏」に効果が期待できます。どこの家にも比較的常備薬としてあるのではないでしょうか。特にニキビなど皮膚の表面にできるできものにはオロナインが殺菌効果を発揮して、細菌を殺してくれます。

その他にもニキビなどのできものが化膿した時にはライオンの「ペアアクネクリームW」や小林製薬の「フフキディア」もドラッグストアで手軽に購入できます。またジョンソン&ジョンソンの「テラ・コートリル」は病院の処方薬でもあるので高い効果が期待できます。こうした市販の塗り薬は、塗り込んだり、薄く延ばすのではなく、患部を刺激しないように乗せるようにして塗布します。

治らないできものは病院へ

どちらに通院?皮膚科と耳鼻科

鼻にできものができた時、皮膚科に行ったらいいのか耳鼻科に行ったらいいのか迷うことがあります。目安としては鼻の表面に発生する「にきび」や「シコリのあるアテローム」などは皮膚科を受診しましょう。

鼻の中に発生するできもの、鼻の穴の周辺に発生するヘルペスなどに関しては、耳鼻科、あるいは皮膚科のどちらでもOKです。また摘出手術などが必要な場合は、整形外科を受診するように勧められることもあります。

費用と通院期間

http://gty.im/200135060-001

鼻のおできの症状や種類にもよりますが、ほとんどの場合1回の通院で処方される薬によって症状が治まります。またニキビがひどい場合は、1週間~1か月に1度の通院で途中経過を見ながらの治療になります。

費用の方は保険適用内の治療でしたら5,000円くらいで治まりますが、ケミカルピーリングやイオン導入、レーザー治療となると保険適用外になるので治療費も高くなります

まとめ

鼻は顔の中心にあって、人と話をするとき必ず目が行ってしまう場所です。そこにできものができてしまったら、一日中気になって仕方がないですし、テンションも下がってしまいます。

鼻にできものができる原因はいろいろありますが、無理に指で角栓を絞り出したり、鼻毛を毛抜きで抜いたり、意外な生活習慣で起こることが多いようです。また鼻にできるできものはすべてニキビだと思っていると、違う病気であったりするので痛みが長く続いたり、増えてくるなど「ちょっとこれは」と疑ったら、すぐに病院に行きましょう。