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風邪のときに牡蠣が効果あり!定番の3つの調理法で免疫力を高めおいしく予防!注意点とデメリットもご紹介

冬の味覚の代表格である牡蠣は「海のミルク」ともいわれるほどの豊富な栄養が魅力。文字通りのミルクのようなまろやかな味わいとほのかな磯の香りも食欲を刺激してくれます。その豊富な栄養は風邪に負けない体づくりにも最適。牡蠣は風邪をひいたときに食べても大丈夫なのでしょうか?また、どのような症状に効
くのでしょうか?風邪をひきやすくなる冬に旬を迎える牡蠣について、効果的な食べ方、デメリットなどをご紹介します。



牡蠣を風邪のときに食べても大丈夫?

牡蠣に含まれる栄養分は、風邪を予防する効果が満載

牡蠣には免疫力を高める亜鉛が豊富に含まれています。風邪の症状を緩和するビタミンAも含まれているので、風邪をひきやすい方にはぜひ摂っていただきたい食材です。疲労回復効果があるタウリンやグリコーゲンも豊富なので、体力が落ちているときのエネルギー補給に適しています。

さらに、ビタミンB群、たんぱく質、必須アミノ酸も含んでおり、体の調子を整えるのに役立つ牡蠣はグリコーゲンが生み出すミルキーな風味も相まってまさに「海のミルク」です。但し、生牡蠣にはウイルスなどが付着していることがあるため、風邪をひいているときには避けてください。加熱調理には亜鉛の吸収がよくなる効果もあります。

牡蠣が風邪に有効といわれる5つの理由とは?

1.ビタミンAが鼻やのどの不調に効く

ビタミンAには皮膚や粘膜を強くする働きがあります。粘膜を強くすることによってウイルスが侵入するのを食い止めるので、風邪の予防に効果を発揮します。

もちろん、風邪をひいているときでも、鼻づまり・鼻水・のどの痛みといったつらい症状をやわらげてくれます。風邪をひきやすい方にも、既に風邪をひいてしまっている方にも牡蠣のパワーは効果的です。

また、ビタミンAには花粉から粘膜を守る働きもあるので、花粉症対策にも適しています。健康を保つといわれる旬の食材でもある牡蠣を日頃から積極的に摂取して、風邪をひかない体を目指しましょう。

2.牡蠣といえば亜鉛。含有量は天然食材随一

牡蠣に含まれる亜鉛の量は天然の食材の中では随一で、その次に多く含まれているとされる豚肉と比べて2倍以上の差があるといわれています。

亜鉛にはウイルスと戦い、免疫力を高める効果がありますが、汗や尿となって排泄されるため体内に蓄積されにくく不足しがちです。さらに、亜鉛は新陳代謝を活発にする効果もあるので、不足すると免疫力が低下するだけでなく髪や肌のダメージを招いてしまいます。

亜鉛はビタミンCと一緒に摂るとさらに効果が上がります。カキフライにレモンの付け合わせは理にかなっているというわけですね。

3.グリコーゲンはエネルギーと旨味の元

牡蠣に含まれるグリコーゲンは炭水化物の一種ですが、でんぷんに比べてエネルギーの燃焼が早く、体力の低下を防いでくれます。グリコーゲンはそのままでは無臭ですが、他の食材と合わせることにより旨味成分に変化するという特徴を持っています。

牡蠣の旨味がしみこんだ牡蠣鍋は、体が温まり、素早い疲労回復効果があるので、風邪をひいたときの食事にも適しています。食べ終わった後の締めくくりには牡蠣の出汁がしっかり出ている雑炊にして、牡蠣の栄養素をまるごと摂りましょう。

4.旬の食材は体に良い

旬の食材が体に良いことはよく知られています。冬から春にかけては風邪をひきやすくなりますが、牡蠣が旬を迎え、ますますおいしくなるのも冬です。

冬の牡蠣は身が大きく締まっており、とろけるような食感を楽しむことができます。和食から洋食まで料理のバリエーションが多岐にわたり、さらに風邪の予防に効果的な牡蠣は、冬から春にかけてぜひ食べておきたい食材です。

5.タウリンでスタミナ回復効果

風邪をひくと抵抗力が弱まった状態になり、エネルギーを消耗してしまいます。そんなときにもおすすめなのが牡蠣です。栄養ドリンクでおなじみの、疲労回復作用のあるタウリンは牡蠣にも豊富に含まれています。

栄養ドリンクは手軽に栄養補給ができますが、牡蠣は糖分やカフェインを含んでおらず、低カロリーなのも魅力。風邪をひいているときは特に、自然の食材からタウリンを摂取するようにしたいものです。また、タウリンには肝機能強化や脂肪肝にも効果を発揮するので、二日酔いを防ぐという嬉しい効果もあります。

牡蠣を風邪のときに食べる際の注意点やデメリット

1.風邪をひいているときに牡蠣を食べるとあたる?

牡蠣を食べるうえでのデメリットと聞いて真っ先に思い浮かぶのが食あたり。牡蠣の内臓にはまれにウイルスや細菌が付着していることがあり、生の状態や、加熱が不十分な状態で食べるとノロウイルスによる食中毒を引き起こすことがあります。生命の危険はありませんが、小さいお子さんは深刻な症状になる可能性があるので注意が必要です。ノロウイルスは死滅しにくいウイルスで、新鮮な牡蠣でもあたる可能性があるため、特に風邪をひいているときの生牡蠣は体を冷やすこともあり厳禁です。

風邪を早く治す効果がある牡蠣ですが、予防や対策として食べる場合は必ず加熱調理をしましょう。もし食中毒になってしまった場合は、安静にして自然治癒を待つのがベストです。

2.夏でも牡蠣を食べることができます

「花見過ぎたら牡蠣食うな」ということわざがあるように、かつて牡蠣は冬の食べ物とされてきました。欧米では「Rのつかない月(5月から8月)には牡蠣を食べるな」という言葉があります。牡蠣は夏に産卵の時期を迎えるために身がやせ、鮮度が落ちやすいことからこのような言葉が生まれたのです。

しかし冷凍技術が進化した現代では、年間を通して新鮮な牡蠣を味わうことができるようになりました。冬に多く出回っているのは「真牡蠣」といわれる種類の牡蠣ですが、夏に旬を迎える牡蠣もあります。日本海側でとれる「岩牡蠣」です。

また、生育1年未満の牡蠣や、南半球からの輸入ものなど、出回る牡蠣の種類も豊富になりました。

3.牡蠣と食べ合わせの悪い食材とは

栄養の宝庫といわれる牡蠣は、他の食材と組み合わせることによってさらに吸収がよくなり、効果を存分に発揮します。食べ合わせがよい食材の主なものはビタミンCが豊富なレモン、活性酸素を取り除いてくれるトマト、粘膜の働きを高める春菊などです。レモンは生牡蠣の付け合わせとしておなじみですが、近年は牡蠣鍋に輪切りのレモンをたっぷりのせた「レモン鍋」にも注目が集まっています。

しかし、残念ながら牡蠣と食べ合わせの悪い食材もあります。ミネラルや食物繊維をたっぷり含む海藻類です。海の幸同士なのに食べ合わせが悪いというのは意外ですが、海藻類は牡蠣の最大の魅力である亜鉛の吸収を妨げてしまうのです。

風邪のときにおすすめの牡蠣のレシピ

1.冬の定番メニュー牡蠣鍋

出典:レシピブログ

風邪をひいたときに大切なのは栄養と睡眠、そして体を温めること。牡蠣鍋は牡蠣の出汁がしっかりしみこみ、栄養を効率的に取り込めるので冬の風邪対策に最適です。具材には牡蠣と相性の良いものを選び、体の中からウイルスを撃退しましょう。

スープは水に鶏ガラスープの素、だしの素、料理酒、みりん、塩を加え、沸騰させるだけ。合わせる具材は牡蠣によく合う春菊、豆腐、えのき、白菜、白ネギの他にタラを加えて、魚介風味の寄せ鍋に。

2.フライパンでも作れる焼き牡蠣のレモンがけ

出典:レシピブログ

焼き牡蠣といえば殻つきのまま網の上で焼くというイメージですが、むき身を使用したものもあります。この焼き牡蠣はむき身をフライパンで焼くので、家庭でも気軽に作れます。レモンをたっぷり絞って仕上げるので、レモンに含まれるビタミンCやクエン酸が亜鉛の吸収を助けてくれます。

フライパンにオーブンシートを敷いて牡蠣の両面を焼いていきますが、焦がしてしまうとぷりぷりの食感が失われるので注意しましょう。

3.洋食でもおいしい牡蠣のチャウダー

出典:レシピブログ

牡蠣を使った料理のバリエーションは和食が断然多いですが、たまには気分転換にチャウダーにしてみませんか。人参に含まれているベータカロテンは粘膜を強くする働きがあるので風邪対策としてもおすすめのメニューです。

牡蠣はオイル漬けのものを選び、ルーも市販のクラムチャウダーの素を使用すれば味にコクが出て、時短にもなります。鶏肉も入っているのでボリュームアップ、野菜にも味がしっかりしみ込み食べ応えも満点です。

まとめ

風邪に負けない体を作るのに欠かせない栄養素が詰まった牡蠣は毎日の食生活にぜひ取り入れるべき食材です。さっそく今夜から牡蠣でおいしく風邪を予防していきましょう。