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目の傷は危険?コンタクトレンズは要注意!傷ができる原因・症状と失明しない為の「3つ」の治療法を公開!

普段の生活の中で目には無数の傷が付いているかもしれません。特にコンタクトレンズは角膜との密着度が高い分、どうしても傷が付きやすい状態です。放置してしまうと失明の危険性もあります。そこでコンタクトレンズ着用の怖さと目に傷が付いた時の治療法について紹介しています。



目の傷は危険!?失明リスクも!?

白目(結膜)の傷と黒目(角膜)の傷は何が違うのか?

突然ですが、みなさんは黒目と白目の違いがわかりますか?黒目の部分の表面は角膜と呼ばれ、目の一番外側のレンズの役割を果たしています。この角膜の奥に光の量を調節してしぼりの役割を果たす虹彩や、ピントを合わせるレンズの役割を果たす水晶体があります。虹彩は瞳孔と言った方がわかりやすいかもしれません。

一方で、白目の部分の表面は結膜と呼ばれ、角膜から続く外気に触れる部分のことを指します。眼球自体は角膜部分以外は強膜という膜で覆われています。血管が豊富なため充血するとよくわかる部分でもありますね。

日常生活を送っている中で特段痛みを感じていなくても、これらの角膜や結膜には傷がついていることがあるようです。傷によって炎症が起こっている場合や、何らかの病気の可能性もあるとされています。炎症であれば角膜炎や結膜炎など、病気であれば角膜や結膜及び眼の組織の病変が疑われます。

つまり、傷が出来る箇所で炎症の種類が違う為、まずは目の傷がどこに出来ているのかをしっかりと把握しましょう。炎症であれば適した治療で完治することが出来ますが、症状によっては悪化させてしまうこともあり、適した治療をしなければ、失明の危険性も出てきます。そこで、目に傷が出来る原因と治療法、そしてコンタクトレンズ使用者が注意すべき点について紹介します。

目の外傷を疑う4つの症状

1.激しい痛みがある

激しい痛みというのは、黒目の部分、つまり角膜の部分で感じやすいようです。角膜には神経が豊富なためとされています。角膜炎には細菌によるものや物理的な要因によるものなどいくつかの種類がありますが、原因によって症状の出方や重さも変わってくるようです。

また角膜炎という名前もいわゆる総称で、上述した角膜や強膜に起こる病気の1つの症状である場合が少なくないとのことです。視力が低下して元に戻らなくなってしまう場合もあるので、痛みが強い場合に放置されることはないと思いますが、早期に受診するようにしましょう。

白目には自分の指で触れるという人もいると思いますが、白目の部分では神経はそれほど多くないようです。白目の部分では後述する充血がよくみられます。ただし、痛くないからと言って触っても良いということではないのは言うまでもありません。

2.目に違和感がある

目に何かが入っているもしくは、何かが触れているような状態は多くの人が経験したことがあると思います。ほこりやまつ毛などが入りやすいという人もいるでしょう。ものもらいができて白目に触れているというケースもあると思います。

違和感はあるが鏡で見ても何もないという場合には、角膜や結膜に傷がついているということも考えられるようです。目がゴロゴロするとはよく使われる表現ですが、傷がついている場合にも違和感や異物感を感じやすいようです。病気という点ではドライアイや結膜弛緩症などが挙げられるようです。

ドライアイは乾燥によって角膜や結膜に傷がついてしまいますが、これは想像しやすいでしょう。結膜弛緩症とは、眼球の運動対応するための結膜のあそび部分がピンと張ってしまうもので、結膜の緊張が違和感や異物感を起こすようです。

3.充血している

上述したように結膜部分では血管が多いため充血しやすいとされています。結膜部分は白く見えますが、実際は半透明のためということもあるでしょう。何らかの感染もしくはアレルギーによる結膜炎や外傷などによる結膜下出血などが挙げられます。特に重い病気でなければ、目薬を使っての治療が主になってくるでしょう。

ただし、場合によっては悪化してしまうこともあるので、一度は眼科で治療を受けた方が良いかもしれません。又、市販された目薬には血管収縮剤が入っているので、反応性充血で余計悪化してしまう恐れがあるので、安易に市販薬を使わない方が無難です。痛みが伴う場合は黒目の傷が原因のこともあるので、早めに眼科を受診しましょう。

4.急激に視力が低下している

最後に挙げるのは、急激な視力低下です。上記の感染性の角膜炎などが眼の傷が原因で起こっている場合には、視力の低下をきたします。傷が深ければ影響が大きいということです。傷がつくようなすべての原因が炎症増大による視力低下のリスクになりますが、想像はつきやすいと思います。ドライアイやコンタクトレンズの不適切な使用などが多いようなので気をつけましょう。目を閉じることで休息させると傷に良いのですが、根本的な治療で完治を望むのであれば、眼科を受診することをお勧めします。

視力低下や視界の変化は網膜剥離や緑内障などのこともあります。異変を感じたらすぐに受診するようにしましょう。

眼球に傷が出来る5つの原因

1.目の中に異物が混入しているから

角膜や結膜に傷がついてしまう原因としてまず挙げられるのは、ありふれていますが目の中に異物が入っているという状況が挙げられます。まつ毛などが入るとこすって出す人も多いと思いますが、これが傷をつける原因となります。ゴミや小さい砂のように硬いものであれば尚更でしょう。

又、逆さまつげは、通常外側に生えるべきまつげが、内側に生えてしまうことで目の中にまつげが入ってしまう状態を言います。目の中にまつげが入れば常に角膜や結膜を傷つける状態とも言えるので、早めに対処しなければいけません。目に違和感があり、異物が混入している場合は、こするのは止めて目の洗浄等をして洗い流すようにしましょう。

2.目に物が当たっているから

スポーツ等をしている人に多いのですが、特に球技はボールが目に当たることもあり危険です。投げたり蹴ったりすることで速度も上がり、それが目に当たったとなれば、軽い怪我では済まないかもしれません。目に傷が付くことも考えられます。又ボールだけでなく、格闘技になると対戦相手の体が諸に目に当たることもあるでしょう。

打撲によって目に傷が付くと、何かしらの症状が出ることが多いのです。まず目のトラブルで心配なのが視力低下ですから、視野がぼやけていないか前よりも視力が低下していないか確認しましょう。そして眼痛がある場合はすぐに眼科救急外来へ、特に症状が無い場合でも、一応眼科を受診しておくように心がけてください。

3.眼球が乾燥しているドライアイが原因

ドライアイと言う病気をご存じでしょうか?パソコンやテレビゲーム、携帯やスマフォ画面ばかりを見ていると、どうしても目を酷使してしまいがちです。瞬きをする回数が減り、普段は潤いを満たしている目から水分が蒸発してしまい、涙も枯れてしまう所からこの名前が付けられました。

水分量が減ることで角膜が乾燥してしまうのですが、水分だけでなく酸素や栄養素までも不足してしまうのです。通常1分間に平均21回の瞬きがドライアイになると6回まで減ってしまうと言うデータもあります。目の表面に潤いが無くなることでゴロゴロとした違和感が生まれ、瞬きをする度に、瞼との摩擦によって目に傷が付いてしまうのです。

乾燥してしまうと外部からの攻撃を受けやすくなり、炎症を起こしやすく、そしてその結果かゆみも出てきます。栄養不足になることで目が疲れやすく、充血の恐れもありますので、早めの対処が必要です。

4.薬のアレルギー反応が原因

目の傷には、薬のアレルギー反応で付いてしまうこともあります。薬によっては角膜や結膜、瞼に強い炎症が出てしまい、角膜と結膜の境にある角膜輪部にダメージが集中します。角膜である黒目は普段は黒い状態ですが、この部分にダメージが出てしまうことで、角膜上皮に正常な細胞が供給されないことで、白く濁った色になってしまうのです。

目薬は目の為に良いと思って普段から使ってしまうのですが、角膜を傷つける程の強い作用は無いのですが、一日に何度も使うと目に刺激を受け、傷つきやすくなるので注意が必要です。

なので、薬選びは慎重に行いましょう。心配な場合は眼科の医師に相談してみてください。

5.感染症が原因

角膜や結膜に傷がついてしまう原因として最後の5つ目は、感染症です。傷がついて炎症を起こすと再三述べてきましたが、感染性の角膜炎の原因には細菌やウィルス、真菌など様々あります。一般的な細菌であるブドウ球菌や、ヘルペスウィルスなどが挙げられます。真菌とはカビの1種です。

植物によって目に傷が付いてしまったり、ステロイド系の目薬を長期使っていると感染します。症状は細菌性よりも遅くに出るのですが、こちらも気づいたらすぐに眼科に行きましょう。

コンタクト使っている人は注意!知らない間に目に傷が!

ソフトコンタクトでドライアイに

コンタクトレンズは目に直接装着するものですから、目への負担は計り知れません。その為どうしても目の表面を傷つけてしまうことになり注意しなければいけません。コンタクトレンズと言っても種類があり、柔らかくて付け心地の良いソフトコンタクトレンズを使っている人も多いでしょう。しかしこのレンズはドライアイになってしまう可能性が高いのです。

ハードコンタクトの場合はコンタクトと角膜との間の涙液が乾燥することが無い為、特に問題は無いのですが、ソフトコンタクトレンズの場合は水を含む性質上、涙液を吸収してしまうことになります。水分が無くなった状態は乾燥しますから、当然ドライアイになってしまうのです。前に説明した通り、ドライアイは眼球に傷が付きやすくなるので、早めの治療が必要でしょう。

ハードコンタクトで3時9時ステイニング

ハードコンタクトをしていると、充血することが多くなります。一日のうちで夕方近くになると生じる充血、朝は大丈夫なのに、一日パソコンを見ているとだんだん疲れて気が付いたら目が充血していたと言った事も多いのです。装着に違和感が出てきてゴロゴロし、とにかく早くレンズを外したいと思ってしまうのです。

ハードレンズの特徴としては、裏側に涙液を吸いこんでいくので、レンズが覆っていない箇所が乾燥していきます。瞬きをしても目がしっかりと閉じずにどんどん乾燥が進むことで傷が付き、充血してくるのです。その状態が時計で言う3時と9時方向に染まると言うことから、3時9時ステイニングと呼ばれているのです。

出来るだけハードコンタクト装着時間は短くして、家にいる時は外す等の対処が必要でしょう。

眼球とコンタクトレンズの隙間にゴミが!

上述したように、目の中に異物が入ることは角膜や結膜を傷つける原因となります。そして、その傷を深くするなどひどくしてしまうリスクとなるのがコンタクトレンズです。目とコンタクトレンズの間にゴミが入っていれば、眼球運動をするたびに傷がついていくということも十分あり得ます。

ごみが大きければ密着度も高まり、益々傷つけ度は高くなることでしょう。洗面所で洗顔をする際に一時置いておいたコンタクトレンズにゴミが付着することもあるので、装着の際には十分注意しなければいけません。又、コンタクトを外した時も目が汚れているので、ゴミ等を取り除く為に目の洗浄も忘れずに行いましょう。

目に傷が付いた時の3つの治療法

1.点眼薬で乾燥を防ぐ

瞬きを繰り返すことで目に潤いを与え、乾燥から守っているのですが、ドライアイ等になるとどうしても目が乾燥しやすくなります。乾燥は外からのダメージを受けやすくなるので、潤いを与える必要があります。そこで効果的なのが点眼薬です。

大事なのは涙と同じ成分の目薬を使うことです。塩化ナトリウムや塩化カリウム、塩化カルシウムを含んだ点眼薬は目に優しく作用するので、このタイプの目薬で目に潤いを与えてあげましょう。より良い点眼の仕方は、頭を後方に傾けて、天井を見るようにし、もう一つの手で下瞼を軽く引っ張り、点眼薬を目の真上に持ってきて点眼します。

点眼したら目を閉じてしっかりと液が眼球全体に行き渡るようにしましょう。

2.点眼薬で抗炎症・抗化膿効果

点眼薬には目の乾燥予防の他にも、炎症を抑えたり化膿を抑えると言った効果もあります。コンタクトレンズ等によって角膜の傷は多くなりますが、涙の成分によってばい菌等が入り化膿しなければ、通常は2、3日で細かい傷は自然に治ります。瞬きをすることで酸素と栄養が角膜に取り入れられるので特にケアの必要は無いのですが、炎症を起こしたり化膿してしまう場合は別です。

医師から処方されるフルメトロン点眼薬はステロイドの目薬で、結膜炎や角膜炎等の炎症を取る強い作用があります。症状が強い時や視力障害が現れた時等にも効力を発揮する反面、副作用も懸念されますので、専門医により慎重に使用されます。指示された通り必要以上に使用しないように注意しましょう。

3.コンタクトレンズを止めてケアに集中

コンタクトレンズは角膜との密着度が高く、装脱着の際にどうしても傷が付いてしまうことも多いのです。目への負担も考慮して、家では眼鏡を、外出中はコンタクトレンズを付けている人もいますが、これでも十分なケアとは言えません。出来ればコンタクトレンズの使用を一時止めて、ケアに集中すべきです。眼鏡に切り替えることで無数に出来た傷が治ってきます。

10年以上コンタクトレンズを使用していると言う人は要注意で、角膜内皮細胞では角膜の水分を運ぶポンプのような役割をしていますが、この細胞が減ることもあるのです。1平方ミリに3000個が通常ですが、これが1500個になるともうコンタクトは使えません。

コンタクトレンズを止めることが推奨されます。どうしても使用しなければならない時は、酸素透過性の高いコンタクトレンズを使用すると良いでしょう。しかし安全面の上、医師に相談してから行うようにしてください。

重篤な炎症は失明する?目に違和感感じたらすぐに病院へ!

角膜や結膜の傷と感染による角膜や結膜の炎症について繰り返し述べてきましたが、最も怖いのは視力が低下して元にもどらないことや失明ということです。視力に関わる目の組織と目の外との交通部分になるのが角膜であり、角膜に傷がついて炎症が波及していくことで眼球の中の視力に関わる部分にまで影響を及ぼします。

ここまでで述べてきた傷をつけやすい原因がある場合にはそれに対処していくことや、目の異物感や充血が続く場合には一度受診しましょう。痛みが激しかったり、視力の低下や視界の変化が起こっている場合には緊急を要する場合もあります。躊躇なく眼科や救急外来を受診しましょう。

まとめ

目に傷が出来る原因と治療法、そしてコンタクトレンズ使用者が注意すべき点について紹介してきました。私たちは目から非常に多くの情報を収集しており、感覚器官での情報収集の9割ともいわれるほどです。症状が出てもなかなか病院には行けないという人も多いでしょう。

定期的に目の健診を受けている人であれば問題は無いと思いますが、普段からパソコンやスマフォ、コンタクトレンズ等で目を酷使した生活をしている方は注意が必要です。そして目が疲れたら目を休ませてあげる、点眼薬を使う等で対処してあげると、目の傷も自然の治癒力で改善し、危険なリスクを回避することが出来るのです。日々の生活の中で改善出来る点は積極的に取り組んでいきましょう。