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耳のできもの、これは何!?「5つ」の症状でできものの原因を特定!病気の可能性・注意点など対処法まとめ!

耳に“できもの”ができた経験はありませんか?その正体は耳にできるニキビや、「がん」などかもしれないんです。そんな耳にできるできものの種類や原因、耳ニキビに対する対処法などについてご紹介します。



耳に「できもの」が…これっていったい何? (痛い)

耳は顔や手、足などの部分と違ってふだんあまり気にしない部分ですが、他の部分と同じように皮膚で覆われています。そのため、顔などに起こる炎症などの症状は、耳にも起こる症状なんです。

髪の毛で隠れていることも多い部分なので普段はあまり注目して見ない部分ですが、ふとしたときに耳に痛みや違和感を感じて見てみると、耳に“できもの”ができていることがあります。

また、痛みはまったくないけれど、触ったときにぼこっとしたできものができていることに気づくことや、鏡で見て気づくこともあります。

さまざまな要因によってできる可能性のある、耳のできものについてご紹介します。

耳にできる「できもの」って?

耳にできるできものは、年齢や原因などによって異なり、さまざまな種類があります。まずは、そんな耳のできものについて詳しくご紹介します。

アテローム

「粉瘤」とは、何らかの要因によって皮膚の中にはがれた角質が溜まっていき、袋のようなものができてしまう病気のことを言います。粉瘤が発生する原因などは現在もよくわかっていないそうです。

粉瘤はアテロームと呼ばれることもあります。粉瘤でできた袋のなかに角質が溜まっていくので、袋が少しずつ大きくなっていきます。良性の腫瘍ですが、感染や炎症などを起こすこともあるそうです。粉瘤は皮膚の中にできるものなので、身体のどの部分でもできる可能性があります。

指やピンセットなどで摘まむと、なかから白っぽいかたまりが出てくることもあります。耳にできる粉瘤は主に「耳たぶ」にできる場合が多いと言われています。治療を行わずそのままにしておいたり、気づくのが遅くなると、ふくろが大きく膨らんでくるようになります。また、稀にがんになってしまうこともあるそうです。

ニキビなどと見間違えることも多い病気ですが、袋が大きくなってきている場合は粉瘤の可能性があります。

年齢によるいぼ

老人性いぼとは、簡単に言うと老化現象の一つと言われているものです。特に悪性度は無いといわれており、全て両性のいぼです。大体40歳ごろから発症することが多いようですが、稀に30代で発症する事もあります。また、このようないぼは、専門的には「脂漏性角化症」と呼ばれています。

脂漏性角化症は顔や背中などに発生することが多いと言われていますが、基本的に体中どの部分にでも発生するものなので、耳にも発生することがあります。脂漏性角化症の大きさは様々で、数ミリ程のごく小さなものから、3センチほどの大きさのものまであります。

いぼの色味としては、褐色や黒っぽい色をしていることが多く、シミと見間違えることも多いのですが、脂漏性角化症の場合は少しぷくっと膨らんでいるので、ふくらみがあるかないかで見分けることができるそうです。また、指などで触るとぽろっと取れることもあるそうなので、ほくろとも違います。

発生しても悪性化することはほとんどないと言われていますが、見た目が気になる場合などは、レーザー治療などによって取り除くことができます。

耳にもできるニキビ

耳は顔や背中などと同じように皮膚で覆われています。その皮膚にもほかの部分と同じように毛穴や皮脂が存在しているので、顔などと同じように、耳にもニキビができることがあります。また、耳はホルモンバランスの乱れや体の不調の影響を受けやすい場所であると言われているため、ニキビができやすい場所だと言われています。

耳にニキビができる理由はさまざまですが、シャンプーなどをきちんと洗い流さず耳の皮膚についたままになっていたり、耳かきのやりすぎなどによってできることもあります。

耳は鏡を使って自分で見ることができる部分が限られているため、耳にニキビができてもなかなか気づきにくい場所です。しかしふとしたときに耳に触って、耳にニキビができていることに気づくことがあります。また、耳の強い痛みなどを感じて気づくこともあります。

白ニキビはニキビの初期の状態ですが、鏡などで耳を見たときに白いニキビができていることもあります。白ニキビの場合はかゆみもまだあまりない状態ですが、ふとしたときに耳を引っかいたりして刺激を与えてしまうと、赤く炎症を起こしてかゆみや痛みが現れることもあります。

耳にニキビができる原因や対処法についてはこの後ご説明します。

慢性中耳炎などによる合併症

中耳炎などの症状によって、耳に「肉芽」という線維状の組織ができることがあります。特に、急性の中耳炎がきちんと治りきっていなかったり、身体の免疫力の低下などで炎症が治まっていない場合、炎症が起きている状態が続くと、炎症の起こっている部分を線維組織が覆って、肉芽ができてしまうことがあるそうです。

肉芽ができると耳漏などの症状が起こると言われています。また、この肉芽は、ピアスなどが原因で耳たぶなどにもできることがあります。

外耳道にできるできもの

【外耳道】とは、耳介で集めた音を鼓膜に伝える部分のことです。その耳介道の下壁などに耳の垢のかたまりが溜まっていき、外耳道に炎症が起きたり、ひどい場合には形が変わったりすることもある病気を、外耳道真珠腫と言います。

年配の肩で片方の耳に発症することが多いと言われていますが、左右両方の耳に発症することもあり、若い人でも症状が現れることがあります。

外耳道真珠腫の症状では、耳垂れを生じたり、慢性的な痛みを感じることもあります。また、炎症によって骨が露出したりすることもあり、難聴などになってしまうこともあると言われています。

こんな病気が原因の場合もある!

耳にできものができる原因として考えられている病気は、今までに挙げた5つだけではありません。

さまざまな理由によってできものが発生することがありますが、ここで「耳にできるがん」と「外耳炎」についてご説明します。

耳のがん

外耳、中耳、内耳から構成される聴器に発生するがんを、聴器がんと言います。この聴器がんは、がんが発生する場所によって3種類に分けられます。聴器がん自体は発生頻度は少ないと言われていますが、発生する場合は男性に多くみられると言われています。

耳介がん

聴器がんの中ではもっとも多いがんです。耳介は普段から見えている部分なので、腫瘍ができている場合は目で見てわかると言われています。また、耳介がんは皮膚がんとして扱われています。耳介がんの原因は、粉瘤や火傷、角化症などが悪化したことによって発生すると言う報告があるそうです。

外耳がん

聴器がんの中でも2番目に多いと言われています。外耳がんでは早期症状として耳の痛みを伴う場合が多いと言われ、耳漏などの症状が長期的に続いていることもあるそうです。また、外耳がんが悪化すると難聴や耳からの出血などを生じることがあります。さらに、顔面神経の麻痺を生じることもあります。

中耳がん

聴器がんの中ではもっとも頻度が低いと言われています。発症する人の約7割以上が中耳炎を繰り返し発症しているという特徴があります。中耳がんの初期症状は中耳炎の症状に似ていると言われていますが、中耳がんでは出血しやすいという特徴があるそうです。顔面神経の麻痺などを生じることもあり、最悪の場合は脳神経への症状を生じる場合もあります。

これらの聴器がんは、放射線療法や手術などによって治療を行います。

外耳炎 (耳せつ 頭痛)

外耳炎は外耳道炎とも呼ばれています。外耳炎を発症する原因は耳かきなどのしすぎによって外耳道が傷つくことによって起こることが多いと言われています。また、プールやお風呂などに入ったあと、耳が湿っている状態で耳かきを行うと、外耳炎になりやすいそうです。

外耳炎の炎症は耳の穴~鼓膜あたりまでで起こり、かゆみや痛みなどの症状が現れます。悪化すると激しい痛みに襲われ、耳垂れなどの症状を生じることもあります。また、耳がつまっているような閉塞感などを感じることもあるそうです。外耳炎にはさまざまな種類があり、中に

は耳の痛み以外にも頭痛や歯の痛みなどを生じることもあるそうです。外耳炎は症状が治ってもまた発症を繰り返すことが多いと言われています。

耳ニキビはなぜできるの?

耳にできるできもののなかに耳ニキビがありますが、耳ニキビができる原因となるものについてご紹介します。

寝具やイヤホン

耳が不衛生な状態だったり、汚れが溜まっている状態のときに、耳ニキビができやすくなります。

不衛生な状態になる要因はさまざまですが、耳に入れるイヤホンも耳を不衛生な状態にしてしまう要因のひとつです。イヤホンは耳の中に入れて使うものなので、そのイヤホンが汚れていると、耳の中にまで汚れがつくことになってしまいます。

イヤホン以外にも、寝具が原因で不衛生な状態になってしまうことがあります。とくに顔や頭が触れるまくらは、寝ているときに横を向いたりしたときに耳が触れることがあり、そこから雑菌などがついてしまうことがあります。

また、耳は髪の毛が触れることも多いので、髪の毛を不衛生な状態にしていると、髪の毛の雑菌などが耳に付着して耳ニキビになってしまうこともあります。

シャンプーなどの洗い残し

シャンプーなどの泡のすすぎ残しも、耳ニキビの原因になります。

髪の毛をシャンプーで洗ったあとはシャワーでよく洗い流しますが、耳は入り組んだ構造をしているため、意外と泡が耳についたまま残っていることがあります。シャンプーだけでなく、顔を洗うときに洗顔料がついてしまうこともあります。

耳の傷 (血)

髪の毛を触ったときなどふとした瞬間に耳に手が当たってしまうことがあります。そのときに思わず耳を引っかいてしまうこともあり、それによって耳に傷ができてその傷口から雑菌が入り、耳ニキビになってしまうことがあります。また、耳かきのしすぎで耳の中が傷ついて雑菌が入り、それが耳ニキビの原因となることもあります。耳かきのやりすぎは耳ニキビの原因となるだけでなく、外耳炎などの耳の炎症になってしまうこともあります。

ホルモンバランス

疲れやストレスなどによって、ホルモンバランスが崩れたり、体の免疫力が弱くなって、炎症や耳ニキビができやすくなってしまうことがあります。また、ホルモンバランスの乱れという体の異常を伝えるサインとして、耳にニキビが発生していることもあるそうです。

ホルモンバランスの乱れはストレスなどによっておこりますが、そのほかにも不規則な生活習慣や食生活、寝不足なども大きく関係しています。

耳ニキビができたときの対処法

耳にニキビができてしまったときの対処法をご紹介します。

つぶさない

耳だけでなく顔や背中などにできるニキビでもいえることですが、ニキビができた場合はつぶさないようにしましょう。気になってつぶしてしまいたくなるかもしれませんが、できてしまったニキビをつぶすと皮膚が傷ついたり、そこから雑菌が侵入して、炎症などになってしまうこともあります。

また、耳は鏡を使ってもはっきりと確認できる部分ではないので、つぶそうとして誤って別の部分に傷を作ってしまうこともあり、その傷によって新しい耳ニキビができてしまうこともあります。

症状を悪化させないためにも、ニキビができてもつぶさないよう気を付けましょう。

清潔に保つ

耳ニキビは耳を不衛生な状態にすることによって発生することが多いので、耳を清潔な状態にすることを心掛けましょう。

耳の中に入れるイヤホンは、こまめに掃除をするなどして清潔に保ったり、長く使っているものは買い替えるなどの対策を取りましょう。

また、寝ているときに耳に触れる機会のあるまくらなどの寝具は、こまめに洗って清潔な状態を保ちましょう。

シャンプーなどのすすぎ残しも耳ニキビの原因となるので、泡が耳に残らないよう、丁寧に洗い流すようにしましょう。

痛みがひどい・なかなか治らないときは病院へ!

耳の痛みが強い場合や、治りにくい場合は、迷わず病院を訪れましょう。耳の異常などは耳鼻科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。

また、耳のかゆみや耳ニキビなどは耳の皮膚の炎症によって現れている症状の可能性もあるので、そういった症状がある場合は皮膚科を受診するのもおすすめです。

終わりに

耳にできるできものの種類はさまざまですが、まれにがんなどの大きな病気の場合もあります。

普段は髪の毛に隠れていたり、顔などと比べてあまり気にしない部分ですが、ときどき耳の状態などを確認してみるようにしましょう。

また、耳かきのしすぎなども炎症を起こすことがあるので、耳が湿っている状態での耳かきは避けたり、頻度を減らすなどして、耳の中を傷つけないようにしましょう。