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溶連菌潜伏期間はどのくらいあるの?恐ろしい合併症を引き起こす症状の特徴や自然治癒・治療法を詳しく解説!

溶連菌感染症は子供がかかりやすい潜伏期間のある病気で実は怖い病気でもあります。この潜伏期間の間に大切な家族や学校のお友達に伝染してしまうことがあります。さらに溶連菌は重篤な合併症を引き起こすと言われ、感染力が強いといわれる溶連菌に感染するとどういう症状が出るのか、子供が感染したらどうすればいいのかなど紹介します。



溶連菌って何?怖い病気と思われているのはなぜ!?

溶連菌感染症は重篤な合併症を引き起こすために、怖い病気だと恐れられています。特に心臓に支障をきたす病気や腎臓の働きを悪くする病気を起こしてしまう恐れもあるために、早めの治療と完治が大切です。

溶連菌感染症には、症状の出ない溶連菌潜伏期間があるのも厄介です。この溶連菌潜伏期間に、知らないうちに大切な家族や友達にうつしてしまうことがあるのです。大人よりも子供がかかりやすい病気でもあるので、感染させないこともポイントになりますね。

溶連菌関連症の特徴的な症状や治療法、予防法を知って、かわいい子供たちを病気から守りましょう!

溶連菌とは?

お子さんがいらっしゃる方は溶連菌(ようれんきん)という言葉は身近なのかもしれませんね。溶連菌は正式には溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)といいます。この菌はもともと人間ののどに住んでいる菌で、健康な人でも5~20%の割合で持っているそうです。なんと5人に1人は菌を持っていることになります。この菌は種類が多く存在し、なかでもA群β溶血性連鎖球菌というばい菌が特に危険だといわれています。

風邪などのウイルスに感染し、気道が傷つけられたり免疫力が低下したりすることで溶連菌感染症を発病することがあります。また、この菌は感染力が強いために人から人へとうつってしまい、ひろがっていくのです。さらに厄介なことに、溶連菌潜伏期間があるので知らないうちに溶連菌をうつしてしまう恐れもあるのです。

参考:秋山医院 溶連菌感染症

参考:京都協立病院 だれもが安心してかかれる病院を目指して

合併症を引き起こす恐れがあるので、恐れられている!

溶連菌感染症をしっかり治さなければ、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を引き起こす恐れがあります。リウマチ熱とは膠原病のリウマチと異なり、関節炎や咽頭炎のあとに心臓の筋肉や弁に異常を引き起こす恐ろしい病気です。急性糸球体腎炎は腎臓の病気で、血尿やタンパク尿が出たり、むくみや高血圧などが起こったりします。全身の皮膚に小さく赤い発疹を伴う猩紅熱(しょうこうねつ)もそのひとつです。このような重篤な合併症を引き起こす恐れがあるため、溶連菌感染症はしっかり完治させる必要があるのですね。

参考:井上医院 リウマチ

参考:たなか小児科 急性糸珠体腎炎

溶連菌に感染するとどんな症状がある?

のどに現れる症状

12月から3月の寒い時期に溶連菌感染症になると、溶連菌潜伏期間を経てのどに症状が出やすい傾向があるそうです。のどが赤く腫れあがり、激しい痛みを伴います。咽頭炎や扁桃炎にもなってしまうこともあります。扁桃腺に白いものがつく場合もあり、高い確率で高熱が出てしまいます。頭痛もあり、首のリンパ節も腫れることから風邪だと思われる恐れもあります。しかし、溶連菌感染症の場合は咳や鼻づまりがありませんので、注意深く観察してみましょう。

参考:シオノギ制約 患者・ご家族のみなさま

参考:にのみや小児科・皮膚科 流行する病気

皮膚に現れる症状

7~9月に感染すると、溶連菌潜伏期間を経て比較的症状が出やすいのが皮膚です。口の中に小

さいブツブツとした赤い斑点ができる点状出血斑や、舌の表面がいちごのようにザラザラとす

るイチゴ舌を発症します。イチゴ舌は発病して2~4日目くらいに生じるそうです。

その他にも顔や体全身に小さい赤い発疹がでてきて、かゆくてたまらなくなります。皮膚への

症状は発病してすぐに生じるため、風邪の症状と違うぞ!と気づかれる方も多いようです。こ

れらの症状が治まると皮がむけていきます。

参考:シオノギ制約 患者・ご家族のみなさま

参考:にのみや小児科・皮膚科 流行する病気

溶連菌にかかりやすい時期ってあるの?感染するのは子供だけ?

寒い時期に特に注意!でも他の時期にも油断は禁物!

寒い時期になると溶連菌感染症の患者さんが増える傾向があります。しかし、暖かくなったからといって油断するのは禁物です。溶連菌感染症は季節を問わず、1年中感染する恐れがあります。特に12月から3月に感染するとのどへの症状、7月から9月にかけては皮膚への症状が出やすい傾向があるそうなので、規則正しい生活を心がけて免疫力をアップさせておきたいものです。

参考:にのみや小児科・皮膚科 流行する病気

子供に感染しやすい溶連菌感染症

溶連菌感染症は子供が感染しやすい病気で、幼児期から青年期に特に多く見受けられます。乳児期には、お母さんからもらった免疫が活発に作用するのでかかりにくいそうです。溶連菌感染症は一度感染したからといって抗体ができあがり、病気にならなくなるというわけではありません。溶連菌の種類は豊富にあり、何度も感染してしまう恐れもあるので予防が何より大切です。

参考:シオノギ製薬 溶連菌感染症のおはなし

注意!大人でも感染してしまう恐れも!

免疫力の低下した大人や感染した子供と密に接した大人にも溶連菌感染症がうつってしまう恐 れはあります。家族の誰かが感染すると、溶連菌潜伏期間も手伝って家族みんなが感染するこ ともあるので、子供の病気だと考えないようにしましょう。

溶連菌にはたくさんの種類があります。なかでも劇症型溶連菌(げきしょうがたようれんきん)という菌に感染してしまうと、感染者の約30%が死亡してしまうという大変危険な菌があります。この菌は人食いバクテリアとも呼ばれています。この菌には溶連菌潜伏期間がなく突

然症状が現れ、すぐに進行してしまいます。感染から数十時間で足などが腐り、ショック状態に陥ってしまいます。症例の多い病気ではありませんがこんな怖い溶連菌もあるので、大人も安心できません。

参考:シオノギ製薬 溶連菌感染症のおはなし

溶連菌に感染してしまったかも…溶連菌潜伏期間はどのくらい?

溶連菌潜伏期間がある!

溶連菌感染症に感染するとすぐに発症するわけではありません。溶連菌潜伏期間を経て、のどの痛みや発疹、発熱などの症状がでてくるのです。溶連菌潜伏期間は2日から5日だといわれています。溶連菌感染症は自分が感染していると知らずに他の人にうつしてしまう恐れがあるので厄介な病気ですね。

参考:秋山医院 溶連菌感染症

溶連菌に感染したかどうかは、のどの検査でわかる!

溶連菌潜伏期間が終わり、症状が出始めるといつもの風邪と違うかも?と思う方がいるかもしれません。溶連菌に感染したかどうかは、のどの細菌検査でわかりますので受診してみましょう。この検査はのどにある細菌を綿棒のようなもので採取することで判別できます。検査結果は10分から30分程度でわかります。時間をあまりかけずに結果がわかるので、少しでも様子がおかしいなと感じたら受診してみましょう。

参考:秋山医院 溶連菌感染症

溶連菌潜伏期間に他の人にうつしてしまうことはある?うつさないためにできること

どのように感染してしまうの?

くしゃみや咳による飛沫感染が主な感染経路です。その他にも溶連菌が付着した食べ物から感染することもあります。溶連菌潜伏期間に感染したとは知らずに、他の人にうつしてしまうことがよくあります。感染力が強いといわれる溶連菌は、家族へ感染しやすいものです。外出から帰ってきたら、手洗いとうがい、マスクの着用が大切です。

子供が感染したら?学校や保育園で他の子にうつさないために気をつけたいこと

溶連菌潜伏期間を経て溶連菌感染症が発病したら、他の人にうつさない為にどのようにすればいいのでしょう。これ以上感染を広げないためにできることがあります。

まずはマスクを着用させて、咳やくしゃみなどで他の人にうつさないように注意しましょう。手洗いやうがいをさせることも大切です。そして、なにより早めの受診が大切です。溶連菌感染症だと診断されたら抗生物質を飲み始めるようになります。服用から24時間すれば、溶連菌の感染力は衰え、伝染しなくなるのです。早めに受診して、抗生物質を飲み始めることが大切です。

参考:まなこどもクリニック

溶連菌感染症は自然治癒できる?

そもそも自然治癒することはある?

溶連菌感染症は自然治癒する場合もあります。しかし、解熱が遅れ症状が長引き、合併症を引き起こす可能性があります。溶連菌感染症が疑わしい場合はやはり病院に行ったほうがいいでしょう。抗生物質を服用すれば1日で解熱し、決められた期間服用することで完全に細菌を退治することができます。完治させることで恐ろしい合併症の併発を未然に防ぐことができるのです。

参考:志木南口クリニック

大人であれば自然治癒するまで放っておいても大丈夫?

大人の場合はすでに溶連菌の抗体を体内に持っている場合があるので、症状が悪化しないこともあります。しかし、周りの大切な人たちにうつしてしまう恐れもあるうえ、依然として合併症の危険はあるのでやはり早めの治療が肝心です。

やっぱり受診が大事!でも何科で診てもらえばいい?溶連菌の治療は?

何科を受診すればよい?

すでにのどの痛みに悩まされている方もいるかもしれませんね。子供の場合は、小児科を受診しましょう。大人であれば、内科もしくは耳鼻咽喉科、耳鼻科を受診しましょう。

参考:新宿駅前クリニック 溶連菌感染症の原因

どんな治療をするの?

溶連菌を完治させるためには抗生物質を服用します。サワシリンやフロモックスという飲み薬です。これらの飲み薬は合併症を予防するためにも約10日は飲み続けることが重要です。症状が良くなってきたからと途中で服用をやめないようにしましょう。溶連菌を退治できずに残してしまうことが合併症の引き金となってしまいます。

参考:新宿駅前クリニック 溶連菌感染症の原因

症状が良くなるまで気をつけたい2つのポイント!

1.刺激の少ないものを食べるようにしましょう

症状が出ている間はのどが痛くて食事も満足にできない方もいるでしょう。すっぱいものや辛いものだけでなく、冷たいものや熱いものなど刺激の強い食べ物は控えましょう。おかゆもいつもより柔らかく炊き、少し冷ましてから食べるようにしましょう。

他には豆腐や茶わん蒸し、煮物などのおかずに、ヨーグルトやゼリー、プリンなどのデザートも良いでしょう。これらの食事はのど越しがよく、柔らかいものなので食べやすいです。野菜スープであれば、具を食べることができなくても野菜から溶けだしたスープを飲むだけで栄養

を補うことができますよ。

2.水分補給を欠かさないようにしましょう

のどが痛くでも食欲がなくても水分だけはこまめに取るようにしましょう。水分が不足して脱水症状を起こすこともあるので、注意が必要です。のどの痛みで水分の補給もままならない場合は医師に相談しましょう。

溶連菌に感染しないためにできること

うがい、手洗いを徹底する!

溶連菌感染症は感染症なので基本的なうがい、手洗いが効果的です。外出先から帰宅したら、まず洗面所へ直行して、石鹸をしっかり泡立てて手洗いをしましょう。外出するときにはマスクを着用することもおすすめです。もし家族に感染者がいる場合は、家の中でもマスクをしたほうがよいでしょう。

食事で予防!

栄養のある食事をしっかり取って、免疫力を高めておくことが何より大切です。特に副交感神経を優位にしてくれる食材をとることはリンパ球を増やして免疫力を高めてくれるのに役立ちます。

ニラや小松菜などの緑黄色野菜、豆腐や豆乳などに使われる大豆、キノコ類、わかめや海苔などの海藻、ゴマ、頭から尻尾まで食べることができる小魚、お酢、玄米、れんこんなどの根菜類を積極的に食べましょう。これらの食材は腸の働きを良くして、体を温めてくれます。また、食物繊維も豊富なのでお通じもよくしてくれますよ!

参考:はなもも鍼灸治療院 自律神経と腸を整えて免疫旅行をアップする食事

しっかり休息をとる!

深い睡眠が得られるように工夫しましょう。就寝前は睡眠の質を高める大切な時間だといわれています。スマホやパソコンなどの電子機器の使用をやめて、目を休ませてあげましょう。部屋の照明も暗めに抑えて、「これから寝ますよ」というサインを体に送ってあげましょう。ストレッチをしたり好きな音楽を聞いたり、アロマを焚いたりして自分なりのリラックスできる時間を作ることもおすすめです。子供の場合も同様に寝る前のテレビゲームの使用は控えて、早めの就寝を習慣づけたいものです。

まとめ

溶連菌潜伏期間があり、重篤な合併症を引き起こす油断のならない溶連菌感染症。知らないうちに感染し、さらに感染を広めてしまうこともある怖い病気です。溶連菌感染症の症状は、のどの痛みや高熱を伴いますが、風邪とは異なり咳や鼻水が出ないという特徴があります。子供の異変に気づいたら注意深く観察しましょう。感染力の強い病気なので、うつったかなと思ったら1日でも早く受診することが大切です。受診してしっかり治療すれば比較的早くに症状が治まり、感染を広めるのを食い止めることができます。大切な家族や大事なお友達にうつしてしまう前にしっかり治してしまいましょう!