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手のひらが黄色いのは肝臓の病気かも。 肝機能の低下などの4つの原因と自分で解決できる4つの方法をご紹介

他の人と比べて手のひらが黄色いと感じたことはありませんか?それは肝臓の病気が隠されているかもしれません。ここでは、手のひらが黄色いと考えられる病気について徹底解説します。



手のひらが黄色い症状

私の手のひら、他の人と比べて黄色くない?そう思ったことはないでしょうか。よくみかんを食べ過ぎると手が黄色くなると言われていますよね。しかし、手のひらが黄色いのは他の病気を発症している可能性があります。ここでは手のひらが黄色くなる病気について解説します。

手のひらが黄色い原因

肝機能の低下

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肝臓は血液中の古くなった赤血球を破壊し、胆汁の中へ捨てるという機能があります。肝臓の機能が低下すると機能が正常に働かず、破壊された赤血球がうまく体外へ排出されず、赤血球で作られているビリルビンという黄色い色素が血液中に漏れてしまいます。

ビリルビンが血液中に漏れてしまうと、手のひらや顔、白目などが黄色くなる「黄疸」という症状が発症します。

柑皮症

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カロテノイドという物質を過剰に摂取してしまうと、皮膚が黄色くなってしまう症状が出てきます。これを柑皮症といいます。

カロテノイド(カロテン・カロチン)を多く含む食材みかん・ニンジン・カボチャ・ほうれん草・パセリ・オクラ・ブロッコリー・シソの葉・杏子・マンゴー・とうもろこし・スイカ・トマト・うになど

食材以外にも高カロチンを含むサプリメントは注意が必要です。これらを極端に摂取してしまうと、4~7週間程度で皮膚が黄色くなるといわれています。

カロテン(カロチン)は脂溶性なので脂質異常症(高脂質血症)があると血中カロチンが上昇しやすくなります。このため、柑皮症は脂質異常賞(高脂血症)の方がなりやすいといわれています。

その他にも腎機能が低下しているとカロテノイドの排出機能も低下してしまう可能性があります。

白目も黄色い場合

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肝機能の低下によるものか柑皮症によるものか見分ける方法は白目が黄色く染まっているかどうかです。白目が黄色くなっている場合は肝機能低下の黄疸によるもの、黄色くない場合は柑皮症と見分けることができます。

肝機能をあらわす血液検査の項目 右の数値は基準値です。

ALT(GPT) 30IU/L以下

AST(GOT) 30IU/L以下

γーGTP 50IU/L以下

ALP 100~325IU/L

総ビリルビン 0.2~1.2mg/dl

総たんぱく 6.7~8.3mg/dl

アルブミン 3.8~5.3g/dl などです。

貧血

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貧血により血液が減少すると、血液の赤い色の源であるヘモグロビンも減少します。ヘモグロビンが減ると、顔色が青白くなったり黄色っぽくくすんだ色になったり、爪の色も白っぽくなります。黄疸や柑皮症のような黄色ではなくクリーム色のような色がでてきます。

その他にも貧血になると爪の中央がへこみ、スプーンのような形になるといった症状がでてきます。

原因別症状の自己解決法

肝機能が低下している場合

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偏った食生活や過度なダイエットをしている方は要注意です。肝機能が低下している場合、適正なエネルギー量でバランスのとれた食事をすることが大切になってきます。肝機能を早く回復させるためには、良質で消化吸収の良いたんぱく質食品を十分に摂取することが大切です。

肝機能が低下してくると、ビタミンの代謝も悪くなるのでビタミンが豊富に含まれている淡色野菜や緑黄色野菜、乳製品、果物などをまんべんなく色々な種類の食材を食べるようにしましょう。

柑皮症の場合

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柑皮症はカロテン(カロチン)の摂取量を減らせば数ヶ月で皮膚の色が徐々に戻ると言われています。上記に記載したカロテンを多く含む食材をいっぱい食べている方や高カロテン含有サプリを飲んでいる方はその原因となる物質の摂取量を減らしてみてください。

貧血の場合

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貧血の予防法として、10代の方はたんぱく質・鉄分・ビタミンCを積極的にとるようにしてみてください。10代前半は成長期のため鉄分が全身で必要になってきます。女子は生理も始まり、鉄分が不足しがちになります。1日3食をこころがけ、鉄分を多く含むレバーやひじき、ほうれん草を食べるといいでしょう・ビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きもあるのでしっかりととるようにしましょう。

20代は栄養バランスに気をつけてみてください。社会で働く20代~は朝食を抜いたりインスタント食品が多くなってくる方も多いと思います。栄養の偏りがあると。たんぱく質や脂質・等質・ビタミン・ミネラルが不足してきてしまいます。忙しい朝はフルーツを入れたヨーグルトなど手軽なものでもいいのでしっかりと食べるようにしましょう。

妊娠中の方は赤ちゃんと母体の二人に必要な鉄分を確保できるように食事に気を配る必要があります。栄養全般のバランスに気をつけましょう。妊娠中は葉酸が不足しがちなので、納豆や枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなど日々の食事に取り入れてみてくださいね。

こんな症状がある場合は要注意

全身の倦怠感・疲労感

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体がだるい、疲れやすいなどの症状がある場合、肝臓が悲鳴をあげている可能性があります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、肝臓が悪くなっても症状が出にくく初期症状があまりないのが特徴です。肝機能の低下だけでなく肝炎や肝硬変でも全身倦怠感や疲労感が出てきます。しかし、全身倦怠感や疲労感などの症状はすべてが肝臓の病気というわけではないので注意が必要です。

感冒様症状・発熱

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感冒様症状(風邪様症状)発熱がみられる場合、肝炎ウイルスの感染が原因の急性肝機能障害、急性肝炎の可能性があります。症状は黄疸だけでなく、吐き気や食欲不振、全身倦怠感などがみられます。肝炎ウイルスはA、B、C、D、E型の5種類があります。急性肝炎を患った方の役1~2%は劇症化するといわれています。劇症化すると死に至る可能性が高くなります。

黄疸だけでなく風邪のような症状や発熱・高熱がある場合近くの医療機関に相談することをおすすめします。

皮膚のかゆみ

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肝臓は胆汁酸という物質を体の外に捨てる働きがあります。肝臓が正常に機能しなくなると、胆汁の中にある胆汁酸が血管内に逆流するためにかゆみが出てくるといわれています。

尿の色が濃い

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肝機能低下による黄疸は手のひらや顔、白目などだけではありません。血液中のビリルビンが増えると、腎臓から尿へ排出されます。ビリルビンが多量に排出されると、尿の色が褐色や泡が黄色くなったりします。

病院の検尿でビリルビンが+(陽性)と出ると、急性肝炎や肝硬変、胆道閉塞などの可能性があります。

まとめ

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みかんやカロテンの多い食品を食べ過ぎると手のひらが黄色くなるだけではなく、貧血や肝機能の低下、肝臓の病気にかかると手のひらが黄色くなることがあります。白目が黄色くなっていたり、全身倦怠感・疲労感などがある場合は要注意です。重篤な病気にかかっている可能性があります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。症状が出始めても放っておくと重症化してしまう恐れもあります。心配な方はお近くの医療機関で相談することをおすすめします。