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知覚過敏の6つの原因って?もしかして間違った歯磨きの仕方!?5つの治療法と虫歯との違いについてもご紹介!

冷たいものを食べたり飲んだりしたときにキーンとした痛みを感じたら、知覚過敏かもしれません。実は知覚過敏の原因には、間違った歯磨きの仕方も関係しているんです。そんな知覚過敏の主な原因や治療方法、虫歯との違いについてまとめてみました。



キーン!と痛む知覚過敏の原因とは?

アイスクリームやソフトドリンクなど、冷たいものを食べたり飲んだりしたときなどに「キーン」とした不快な痛みを感じることってありませんか?実はその痛み、知覚過敏の症状によるものかもしれないんです。美味しいものは楽しく食べたいですよね。しかし知覚過敏になってしまうと、なにかを口にするときに刺激を恐れて、楽しく味わうことができなくなってしまいます。

ではなぜ知覚過敏になってしまうのでしょうか。実は毎日の歯のケアなども原因となっていることがあるのです。では知覚過敏になる主な原因と治療方法、さらに虫歯との違いなどをご紹介します。

知覚過敏の症状とは

歯の象牙質が露出してしまい、歯がしみる症状

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知覚過敏というのは正しい呼び方ではなく、正式には「象牙質(ぞうげしつ)知覚過敏」と言います。歯肉に埋まっていない歯の見えている部分である歯冠の表面は、身体のなかでもっとも硬いというエナメル質で覆われています。

そしてそのエナメル質の下にあるのが「象牙質」です。象牙質の下には歯髄と呼ばれる神経が通っているのですが、歯の表面のエナメル質がさまざまな原因によって傷つくと、象牙質が露出してしまいます。

象牙質にはいくつもの小さな穴が開いており、象牙質に刺激を受けるとこの穴から下にある歯髄神経に伝わります。そしてその神経を通して脳に刺激が伝わってしまうので、ズキズキとした痛みや、キーンという不快感を感じてしまうのです。

また、歯の見えている部分である歯冠はエナメル質で覆われているのですが、歯茎が下がってくると、エナメル質に覆われていない歯根が歯ぐきから露出してしまうことがあります。そのため、象牙質に直接刺激が加わってしまい、それによって神経に刺激が伝わってしまうこともあります。

冷たいものを食べたときなどに、一時的に歯がしみる

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知覚過敏でキーンとした痛みを感じる瞬間は、冷たいものや酸味・甘味が強いものを食べたとき(または飲んだとき)や、歯磨きをしたときなどです。こういったときに一時的に歯がしみて痛みを感じたり不快感を感じるのが知覚過敏です。

また、知覚過敏の症状が初期の間は冷たいものに反応することが多いのですが、知覚過敏がさらに進行してしまうと、冷たいものだけでなく、温かいものでも歯がしみると感じたり、キーンとした痛みを感じるようになることもあります。

こういった症状は一時的なもので、ほとんどの場合は冷たいものを食べたり飲んだりした瞬間に歯がしみてキーンとしたり、ズキズキしたりします。そして痛みはずっと持続するのではなく、しばらくすると治まってしまうことが特徴です。

知覚過敏の原因

間違った歯磨き

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知覚過敏になる原因のひとつに、間違った歯磨きの仕方があります。歯磨きの仕方が間違っていると、歯の表面や歯茎を傷つけてしまったり、虫歯や知覚過敏など、歯のトラブルを招いてしまうこともあるのです。

歯磨きをするときは歯磨き粉を歯ブラシにつけて行うと思いますが、この歯磨き粉をついついたくさん使ってしまうという人も多いのではないでしょうか。しかし歯磨き粉には、歯の表面の汚れをきれいに取り除くための研磨剤が入っています。そのため歯磨き粉をたくさんつけてしまうと、必要以上に歯の表面を削ってしまうことになるのです。

歯の表面に必要以上に刺激を与えないためにも、歯磨き粉は歯ブラシの10分の1程度の量にしましょう。少なすぎると感じるかもしれませんが、これで十分歯の表面をきれいにすることができます。研磨剤が配合されていないものも販売されているので、そちらの歯磨き粉に変えてみるのもいいですね。

また、歯ブラシで歯を磨くときに強い力を入れて磨いてしまうと、歯の表面が傷ついてしまうこともあります。身体のなかでもっとも硬い部分と入っても、毎日強い力を加えて歯を磨いていると、どうしても表面のエナメル質は傷つき、削れてきてしまいます。歯磨きはほんの少しだけ歯磨き粉をつけて、あまり力を入れすぎないようにして行うようにしましょう。

歯ぎしり・噛み合わせの悪さ

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歯ぎしりや噛み合わせの悪さによって、歯の表面のエナメル質が傷ついて削れてしまったり、歯の一部分だけに力が加わって表面が傷ついてしまうこともあります。

歯ぎしりをしてしまう原因のひとつとして、ストレスや疲れがあります。私たちは眠っている間、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。眠りが深い間は筋肉が抑制されている状態なのですが、浅い眠りになると、抑制されていた筋肉が動きます。そのときに、顔の頬の筋肉が動き、それによって歯ぎしりをしてしまうのではないかと言われています。

正常なときにも深い眠りと浅い眠りを繰り返し交互に行っているのですが、ストレスや疲れなどが溜まっていると、普通よりも浅い眠りが起こりやすくなってしまいます。また、このほかにも喫煙や飲酒なども、浅い眠りにしてしまう原因になります。

ホワイトニング

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ホワイトニングは、歯の黄ばみなどを取り除き、歯が美しく見えるように白くすることです。このホワイトニングの治療の最中に、歯がしみるなどの知覚過敏の症状を感じることがあります。これはホワイトニングを行うときに使われる薬剤によって起こります。

ただし、ホワイトニングの治療中に感じるキーンとした知覚過敏の症状は、ホワイトニングが終わると感じなくなります。ホワイトニングの治療が終わったのにまだ知覚過敏の症状を感じるときは、別の原因によって知覚過敏が起きている場合があるので、気になるときは歯科医に聞いてみましょう。

歯周病

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健康な状態なら、歯は歯冠から下は歯茎のなかに隠れています。しかし、歯周病によって歯茎が下がってしまうと、本来なら露出してこないはずの歯根の部分が現れてしまうことがあります。

この歯根の部分は歯冠部分と違ってエナメル質に覆われていない象牙質の部分なので、ここが露出してしまうと象牙質に刺激が伝わり、知覚過敏の症状が現れやすくなってしまうのです。

歯茎は歯を支える大切な部分ですが、歯周病が進むと、埋まっていたはずの歯根部分が露出し、さらに症状が進むと歯が抜けてしまうこともあります。歯周病の治療は早めに行うことが好ましいです。

虫歯

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知覚過敏の症状と虫歯の症状は少し似ていますが、虫歯によって知覚過敏になることもあります。歯に付いたプラークと呼ばれる歯垢のなかに潜んでいる菌が、口のなかに残った食べ物の糖分から酸を作り、その酸によって歯を溶かしていくのが虫歯です。虫歯によって歯が溶けていくと象牙質に達し、神経が刺激されて知覚過敏の症状が現れるのです。

親知らずを抜いたとき

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親知らずの抜歯を行ったあとに、知覚過敏の症状が現れることもあります。これは親知らずを抜いたことによって、周りの歯の歯根が露出してしまったことが原因と考えられます。また、虫歯によって症状が現れている場合もあるので、歯科医に相談してみましょう。

知覚過敏の治療方法

知覚過敏用の歯磨き粉を使う

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知覚過敏用の歯磨き粉には、象牙質の穴をふさいで、下にある歯髄神経に刺激が伝わってしまうのを防ぐための成分が含まれています。そのため、知覚過敏用の歯磨き粉を使うのがおすすめです。歯磨きは毎日するものですし、歯磨き粉を変えることで知覚過敏の症状を改善することができるのはうれしいですよね。

また、知覚過敏用の歯磨き粉だけでなく、最近では知覚過敏用のやわらかめの歯ブラシなども販売されています。歯を磨くときに必要以上に力が入ってしまうと歯の表面が傷ついてしまうので、知覚過敏用の柔らかいブラシを使うのもおすすめです。

薬の塗布・コーティング材を使う

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歯の表面が傷ついたり削れてしまったことでその下の象牙質が露出してしまっている場合は、薬を塗布して象牙質を覆って刺激が伝わらないよう守る方法があります。塗布する薬としては歯科用のセメントや樹脂、フッ化物の配合されている薬などがあります。

薬は歯の状態によって数回塗布したり、歯磨きによってすり減るので、1度ではなく、期間を開けて塗布し続けていくことが必要になります。ただし、歯の表面のエナメル質が修復されてくると、薬をつけなくても冷たいものがしみたりせず、知覚過敏の症状が治る場合もあります。

ナイトガードを使う

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寝ているときの歯ぎしりが原因で歯が削れて知覚過敏の症状が現れていることもあるので、その場合はナイトガードをつけるようにします。ナイトガードはマウスピースのことですが、これを寝ているときにつけることによって、就寝中の歯ぎしりを防止したり、できるだけ抑えることができます。噛み合わせの悪さが知覚過敏の原因となっているときには、噛み合わせをよくするために歯の調整を行っていくこともあります。

レーザー治療

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知覚過敏では、レーザー治療を行って症状を改善させることもあります。レーザー治療を行うことで、歯の表面に薄い膜を作り、それによって穴をふさぐことができます。そのため、刃の神経が守られ、刺激が伝わることもなくなるので、しみたり痛みを感じなくなるのです。ただし、レーザー治療は保険の対象外になってしまうそうです。一度歯科医に治療方法や治療費などについて詳しく聞いてみましょう。

神経を抜く

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知覚過敏の治療には歯磨き粉を変えてみたり、薬を塗布したり、歯ぎしりを防いだりレーザー治療を行うなど、さまざまな方法で症状を改善させていきます。しかし、症状が進んでいる場合などは、これらの治療を行っても歯がしみて、知覚過敏の症状が治らないこともあります。

その場合は、最終手段として、歯の神経を抜く治療方法があります。これによって歯がしみたり痛みを感じたりといったことはなくなるのですが、歯の神経を抜いてしまうと、歯が黒ずんでしまったり、もろくなったり、虫歯の進行が早くなってしまうなどのデメリットもあります。

また、刃の神経は一度抜いてしまうともう元にはもどりません。そのため、治療のために歯の神経を抜くかどうかは慎重に考える必要があります。まずは一度歯科医に相談してみましょう。

知覚過敏と虫歯の違いとは?

知覚過敏の痛みは一時的、虫歯の痛みは持続的

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知覚過敏のときのキーンとした痛みは虫歯のときの歯の痛みとよく似ているので、間違える人も多いようです。しかし実際には症状の現れ方などが違っています。そして治療方法も異なってくるので、注意が必要です。

知覚過敏と虫歯の大きな違いは、「痛みが続く時間」です。知覚過敏の場合も虫歯の場合も、冷たいものや温かいもの、刺激の強いものなどを食べたり飲んだりしたときに痛みを感じるのですが、知覚過敏の場合はその痛みが一時的なものです。一方、虫歯の場合は、痛みが慢性的に現れたり、持続するのが特徴です。

自分の感じる痛みが知覚過敏なのか虫歯なのかわからない場合は、まずは冷たいものなどを食べたり飲んだりしたときに痛みがどのくらい続くかを確認してみましょう。

知覚過敏の場合は叩いても痛くない

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痛みの続く時間以外にも、知覚過敏と虫歯の違いがあります。それは「歯を叩いたときに痛みを感じるかどうか」です。歯を指などで軽く叩いたときに痛みを感じなければ知覚過敏、響くような痛みを感じた場合は虫歯の可能性があります。

知覚過敏と虫歯は同じような痛みを感じますが、痛みの続く時間や叩いたときに痛いかどうかなどによって判断することができるので、自分がどちらなのか気になる場合はチェックしてみましょう。ただし、自分で確認を行うだけでなく、歯科医による診断を受けることも必要です。

終わりに

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知覚過敏になると、痛みをおそれて食べることを避けてしまったり、美味しいものを食べても楽しく味わえなくなってしまいます。毎日の食事やデザートは美味しく食べたいですよね。そのためにも、知覚過敏かなと思ったらできるだけ早く歯科医による検査や診察を受けるようにしましょう。

また、毎日行っている歯磨きの仕方に気を付けたり、歯磨き粉や歯ブラシを変えてみるだけでも知覚過敏の症状の改善や予防につながるので、ぜひ一度歯磨きの仕方について見直してみてください。