TOP > 部位から探す > 頭・顔 > 口・あご > 口の中に白いできものができてる!ザラザラしたものはカタル性口内炎なの?上皮真珠などの11の病気や11の治療法をご説明します!

口の中に白いできものができてる!ザラザラしたものはカタル性口内炎なの?上皮真珠などの11の病気や11の治療法をご説明します!

お口の中は、髪の毛一本入っただけでも不快感を覚える、とてもデリケートでさまざまな症状が現れやすいところです。とくに痛みがないからと放っておくと大変な病が隠れていることも考えられます。どのような疾患が考えられるのか確認し、適切な処置を選択していきましょう。



ザラザラ?ブツブツ?口の中に白いものができる主な原因とは?

お口の中に違和感を覚えたり、特に症状はなくても白いできものができていたりするときに考えられる原因をお伝えします。

1.口の中が汚れている

Embed from Getty Images

お口の中には数百種という細菌が住んでいます。普段の歯ブラシがおろそかになるとお口の中で、たくさん細菌たちが繁殖をして、数がどんどん増えていき、お口の中の感染症だけでなく、様々な病気へと繋がっていくことがあるそうです。

2.生活習慣の乱れ

Embed from Getty Images

生活習慣が乱れることによって免疫力が低下します。そうすることで、お口の中の細菌が優位になり、様々な疾患へと発展していくことが考えられるそうです。

3.ホルモンバランスの乱れ

Embed from Getty Images

特に女性の場合は、生理前や妊娠中はホルモンバランスが乱れるのでお口の中も変化しやすいそうです。

4.偏った食生活

Embed from Getty Images

粘膜を守る働きがあるビタミンB2が不足することや、ビタミンB群が不足して体内でのエネルギー代謝が滞ってしまうことで過労時に、お口の中に口内炎ができやすくなるそうです。

5.歯の根に膿が溜まっている(根尖病変)

Embed from Getty Images

根尖病変とは、歯の根っこの辺りの歯茎に見られる白いできものです。根っこの先に膿の袋ができて、その膿が外へ出ようとして歯茎に白いできものとして現れるようです。

6.喫煙や飲酒

Embed from Getty Images

頻度にもよるようですが、タバコに含まれる発がん性物質がアルコールによって溶けてお口の中の粘膜に作用するため、より病気へのリスクが高くなると考えられているようです。

お口の中に白いものができた時に考えられる病気とは?

1.口の中の歯茎に白いできものができる病気(根 尖病変)

Embed from Getty Images

根尖病変とは、以前治療した歯の根っこが感染してしまったり、虫歯を放置して歯の神経が死んでしまったことでできる歯の根の先にできる膿の袋ができる病気です。この膿の袋がどんどん大きくなると、歯が植わっている骨を溶かして膿を外へ出そうと歯茎に白いできものができるそうです。

根尖病変の症状は、痛みがないまま進行し、突然腫れ痛み出すことが多く、他にも噛むと痛かったり、歯が揺れてくることもあります。特に、上の奥歯が根尖病変になった場合、根っこの先に副鼻腔があります。ここに細菌感染してしまうと、副鼻腔炎を起こし、歯の痛みや頭痛、口臭、鼻ずまりの症状が出るようです。

2.原因によりさまざまな症状が見られる病気(口内炎)

Embed from Getty Images

口内炎には4種類あります。

1.アフタ性口内炎

2.カタル性口内炎

3.ウィルス性口内炎

4.カンジダ性口内炎

1.のアフタ性口内炎は、一番よく見られる口内炎で接触することで痛みが出るそうです。1~2週間で自然に治癒するようです。2.のカタル性口内炎は、歯周病だったり、入れ歯が合わなかったりして、口の中の衛生状態が悪い時に起こりやすいそうです。口の中がザラザラしたようになり、味覚が鈍くなったり、慢性的になると口臭もともなうと言われています。

3.ウィルス性口内炎はウィルスが原因で起こるもので、具体的な病名としてはウィルス性口内

炎、手足口病、ヘルパンギーナだそうです。ヘルペス性口内炎は、生後半年以降から3歳までの乳幼児に多く見られるそうで、口の中に小さな水疱の集まりができ、それが破れて口内炎の症状になるそうです。

手足口病は、その名の通り手と足、そして口の中では前の方に、ヘルパンギーナは、口の奥の喉に近い部分に多数の小さな水疱ができ、それが破れてアフタ性口内炎のようになるそうです。この二つの病気は、できる位置に特徴があるようです。

4.カンジダ性口内炎は、口腔カンジダ症とは、口の中にいるカンジダ菌(カビの一種)が、引き起こす病変です。好発部位は口の中の頬の粘膜、舌、上顎、喉の奥などに白い苔のような膜ができたり、赤くできることもあるそうです。

この膜は、擦ると簡単に落とすことができます。触るとザラザラした感じがあり、抵抗力の低い、高齢者や幼児のほか、免疫力の低下したAIDS・HIV患者にも多く発症するようです。

3.初期は痛みもなく、見落とされやすい口腔ガン

Embed from Getty Images

歯茎にできるガンで、特に初期に痛みはなく、無痛性の腫れが見られることがあるそうです。

そのため、口内炎と誤診されることが多く、すぐ治るだろうと放置されてしまうケースが多いそうです。お口の中にできる悪性腫瘍は、歯茎、唇、舌、舌の下、ほっぺたの粘膜に多く見られるようです。

4.子ども(赤ちゃん)に高頻度で発生する白いブツブツ(上皮真珠)

Embed from Getty Images

生後数ヶ月の赤ちゃんの歯茎に半球状のものが一個から数個並んで見られることがあります。これは、歯を作った組織が吸収されずに残ったもので、ある調査において上皮真珠の発生頻度は、43.6%と比較的発生頻度も高いようです。

5.新生児の口の中にある白い塊(先天歯)

Embed from Getty Images

先天歯とは、赤ちゃんが生まれた時からもしくは生後2ヶ月くらいの間にはえてきたもの歯をそう呼びます。主に下の前歯に多いそうです。これにより、舌の裏側を傷つけて潰瘍になってしまうことをリガフェーデ病と呼びます。

6.口の中に白いレース状の白斑が左右対称にでき痛みを伴う(扁平苔癬)

Embed from Getty Images

扁平苔癬は、主に、ほっぺたの粘膜に左右対称にレース状の白斑ができることが多いそうで、何かものが当たると痛みや出血を伴うそうです。

7.口の中で白くて擦っても取れないザラザラとしたもの(白板症)

Embed from Getty Images

白板症とは、前ガン病変とも言われるものです。前ガン病変とは、普通の粘膜病変とは違い放置しておくと高い確率でガンになるものを言います。好発部位は、歯茎、舌、ほっぺたの粘膜です。

50~70代の男性に多く発病し、症状は特になく、この病変は粘膜上にやや盛り上がったザラザラした感触で、最大の特徴はこすっても取れないというところにあるそうです。

8.帰ってきたウィルスの逆襲(帯状疱疹)

Embed from Getty Images

以前発症した、水疱瘡のウィルスが、宿主の免疫力の低下により再び感染したことが原因で発症するそうです。必ず左右どちらかにブロック状に、発赤と水ぶくれ発生し、全身に広がることはないそうです。

9.口の中で痛みを伴う白い皮(天疱瘡)

Embed from Getty Images

天疱瘡は、中年期以降に発症することが多い、自己免疫性疾患だそうです。主に、皮膚や粘膜に水疱を作り、それが破れて、びらん、潰瘍を作り、その部分は痛みを伴うようです。

10.麻疹の時に現れる特徴的な白いできもの(コプリック斑)

Embed from Getty Images

コプリック斑とは、麻疹に感染後、発熱、カタル症状(咳・鼻水などの風邪の諸症状)、結膜充血が数日間続いた後に口腔粘膜にできる約1ミリ径の白色小斑点のことをいうそうです。コプリック斑が出た1~2日後に、顔面に発疹が出始め、その後全身に発疹が出て高熱が数日間持続するようです。

11.口の中に臭いのある白い塊が出ることもある(扁桃腺炎)

Embed from Getty Images

扁桃腺炎の原因は「風邪」「免疫力の低下」「喉の乾燥」と言われているそうです。つまり過度の過労やストレス、風邪などで体の抵抗力が落ちることで、扁桃腺についた細菌が炎症を起こして扁桃腺を腫らしてしまう病気ということのようです。風邪の症状と似ているため、気づかずに悪化させてしまうことも多いそうです。

口の中に白いものができた時の治療法と対策

それぞれの病気についてどのような治療法を行うのか見ていきましょう。

1.口内炎の治療と対策

Embed from Getty Images

口内炎の主な原因として、免疫力の低下、ビタミン不足、歯茎の傷にお口のなかの細菌が侵入などが考えられます。口内炎ができてしまったら 気をつけたいことを挙げていきます。

1.たっぷりの睡眠(理想は8時間)

2.口内炎の薬を塗布(食後と就寝前の1日4回)

3.1日3回、毎食後のビタミンB2の補給

4.丁寧な歯磨き、フロス(1日3回)

5.食事の時に、刺激物は避ける

通常は、1から2週間で治るそうですが、もし2週間以上たっても治らなかったり数が増えてくる場合は、他の病気の可能性もあるので一度病院を内科を受診されることをお勧めします。口内炎は、通常痛みを伴うようですが、痛みがない場合は口内炎でない可能性もあるようで、こちらは一度歯科を受診されることをお勧めします。

2.根尖病変の治療法

Embed from Getty Images

根尖病変で痛みが出ている場合、痛み止めだけでは症状は落ち着かないことが多いようです。抗生剤を一緒に服用することで、腫れと痛みが落ち着くことが多いようですが、これは一時的なもので歯の根の膿の袋はそのままなので、また腫れてきてしまいます。

歯科医院にて、歯の根の治療をしていくことで、ご自身の免疫力で徐々に膿の袋が吸収されていきます。しかし、治りが悪い時は、根っこの先を切除していったり、あまりにも膿の袋が大きい場合には、最悪抜いていくということも考えられるそうです。

3.口腔がんの治療と対策

Embed from Getty Images

口腔がんの一般的には、手術療法・放射線療法 ・抗がん剤の化学療法を単独もしくは組み合わせて治療するようです。がんの発生部位や、病期にもよるそうですが、5年生存率は60~70%だそうで、初期のものはほとんど治癒するそうなので早期発見が大切です。

口腔ガン患者さんの訴えで多いのは、

・入れ歯の入りが悪くなった

・入れ歯が当たって歯茎が痛い。

・治療を受けているが口内炎がなかなか治らない

・歯がグラグラでよく出血する

・口が開きにくい

・ものが飲み込みにくい

・周囲の人から顔が腫れていると言われた

だそうです。他に疾患も考えられる症状ですが気になる方は病院で診てもらうと良いかと思います。

4.上皮真珠の治療

Embed from Getty Images

上皮真珠は、放っておくと自然に取れてなくなることがほとんどだそうで、特に治療は必要ないそうですが気になるようであれば、検診の時に見てもらうのも良いかもしれません。

5.先天歯の治療

Embed from Getty Images

先天歯があることで舌の裏側を傷つけて潰瘍(リガフェーデ病)になると、赤ちゃんの哺乳が困難になったり、機嫌が悪くなったりします。先天性歯が、過剰歯(普通の人よりも多く生える歯)である場合は抜くこともあるそうで、早く生えてきた乳歯の場合は、歯のとんがりを丸めたり、コーティングするような処置を行うようです。

6.扁平苔癬の治療法と対策

Embed from Getty Images

扁平苔癬は、原因不明のもので外傷性、細菌性、遺伝性、金属アレルギーなどさまざまな説があります。まだ治療法が確立していない、治りにくい病気のようです。対症療法として、副腎皮質ホルモン口腔用軟膏の塗布、ビタミンA製剤の使用が推奨されているようです。

範囲が小さい場合には、切除したりレーザーで治療をする場合もあるようで、痛みを伴わない場合には経過を観察していくこともあるそうです。扁平苔癬は、一度良くなったとしても、また再発する可能性があるそうで、そうならない為に、お口の中の環境を整えるためにも定期的な検診が必要だそうです。

7.白板症の治療と対策

白板症の原因は不明だそうですが、慢性的な機械的刺激(義歯や歯で口の中を傷つけてしまう)、化学的刺激(タバコやアルコール、刺激性食品など)が関与しているのではないかと言われています。そのため、治療法としては、その慢性的な刺激を除去し、薬物療法(ビタミン

A)を投与し有効かどうかを経過観察するそうです。

予防法としては、先ほど挙げたような慢性的な刺激を与えないことだそうです。また、私たちが日常的に飲む機会が多い、緑茶が口腔ガン予防に有効というとされる研究結果もあるようです。日頃から歯科での検診も早期発見につながるそうです。

8.帯状疱疹の治療と対策

Embed from Getty Images

帯状疱疹は、重症の場合は食事が困難になるため点滴チューブで栄養を補給するなどの全身管理が必要になるため入院が必要になる場合もあるそうです。通常の場合は、抗ウィルス薬、消炎鎮痛剤の投与、二次感染予防のため、抗菌薬、お口の中を清潔にするために、うがい薬やトローチを使うこともあるそうです。

9.天疱瘡

Embed from Getty Images

天疱瘡は、中等度以上になるとステロイドを服用する免疫抑制療法が主体となるそうです。ステロイドは、副腎が出す人間にとって必要なホルモンで抗炎症作用があり、免疫反応を、迅速に強力に抑える働きをするようですが、副作用として糖尿病や肥満のリスクが高くなるため、食事管理も重要だそうです。

10.コプリック斑

Embed from Getty Images

コプリック斑は、麻疹の時にお口の中に現れるものです。一般的な麻疹の治療として、対症療法となる咳止め、解熱剤で対応して回復を待つようです。

11.扁桃腺炎

Embed from Getty Images

扁桃腺炎の一般的な治療法は、抗生剤の投与により細菌を減らすことだそうです。扁桃腺の腫れは繰り返しやすと言われているそうで、何度も繰り返している場合は、手術で菌が感染しているところを切除することもあるそうです。いずれにしろ、医師との相談が重要です。

扁桃腺炎の原因は「風邪」「免疫力の低下」「喉の保湿」と言われているのでこの3つの予防を行うことが大切なようです。それぞれの予防法は以下の通りです。

「風邪予防」

1.蒸気吸入器を使い、喉の奥のじゅう毛というところを潤わせ、運動を活発にさせる

2.加湿器(湿度40%から70%の間を保つ)や空気清浄機を使う

3.手洗い、うがい、十分な睡眠

「免疫力低下予防」

1.バランスの良い食事(特にビタミンCを積極的にとる)

2.適度な運動と十分な睡眠

「喉の保湿」

1.マスクの着用、

2.こまめなうがい、こまめな水分補給

3.タバコを控える

4.鼻呼吸を心がける

できることから少しずつ習慣化されると効果的な予防につなげましょう。

口の中に白いものができた時は何科にいくべき?

症状に応じて口腔外科・歯科・内科・耳鼻科に行きましょう

Embed from Getty Images

口の中の白いものは、様々な病気の可能性があるので症状に応じて診療科を選択する必要がありそうです。例えば、口内炎は、口の中の粘膜に起こるものなので歯科や皮膚科に行かれる方が多いようですが、口内炎の専門医は、耳鼻咽喉科と言われているそうです。しかし、全ての診療所で行われているわけではないようなので事前の確認が必要です。

口の中の疾患は、原因により治療が異なるため、分類が難しそうです。迷ったら事前に電話で病院に確認をとったり、とりあえず診察を受けることで必要に応じて紹介状を書いてもらったりすることができると思います。

まとめ

Embed from Getty Images

いかかでしたか。口の中の白いものには、意外にも大きな病が隠れていることもありそうです。自己判断せずに専門家に診てもらうことで早期発見、早期治療に繋がります。痛みを伴わない場合は自分でも気づかないこともあるかもしれないのでかかりつけの歯医者での定期検診が重要です。