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鼻の穴にできものが!痛いんだけどなんだろう?ただのニキビから副鼻腔炎など10の病気の可能性まで一挙にご紹介!

鼻の穴にできものが出た経験って、だれでもあるのではないでしょうか?鼻をかむたびに痛かったりするのですが、いつの間にかなくなっていることがほとんど。でも、あまりにも頻繁に出る場合には、もしかしたらお医者さんで見てもらったほうがいいかもしれませんよ。重篤化する前に要チェックです!



鼻の穴にできものが出る原因ってなに?

ウィルス

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ウィルスに感染することによって、鼻の粘膜に炎症を起こしてできものが出ているケースです。一度ウィルスに感染して抗体ができても、繰り返し再発するような場合にはヘルペスを疑います。

外傷

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鼻の中を爪で傷つけたりすることで、傷から細菌感染などを起こして炎症を起こします。鼻をこするクセのある人や、鼻毛抜きを使ってなるケースもあります。

アレルギー

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急性副鼻腔炎が慢性化したり、アレルギーなどの原因で副鼻腔炎がひどくなると、粘膜が腫れあがって、鼻たけというポリープができることがあります。

ニキビ

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ストレス性のホルモンの影響で、皮脂腺の分泌が盛んになったり、乾燥により皮膚の角質化がすすんで毛穴がつまるなどが原因で、毛穴に皮脂が詰まることによってできものが現れます。

細菌

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鼻の粘膜に細菌感染を起こすことでできものが出るケースです。腫れと痛みをともない、幹部に直接触れずに鼻の上から触っても痛みが出ます。これは「鼻せつ」とも言われます。

鼻の穴にできものが出たときに考えられる病気とは?

慢性副鼻腔炎

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慢性副鼻腔炎は、一般的に急性副鼻腔炎が治りきらずに慢性化したものを指します。鼻と副鼻腔をつないでいる自然口といわれる通り道の粘膜が、アレルギーや細菌感染などにより腫れて閉じることによって膿がたまります。そのたまった膿によりさらに粘膜が腫れると、鼻たけというポリープができます。

慢性副鼻腔炎になると、臭いや味の判別が困難になったり、鼻づまりやいびきがひどくなります。また、鼻が詰まっていることから口呼吸になり、のどの奥が乾燥して風邪を引きやすくなったり、扁桃腺を腫らしたりします。

睡眠に影響がでることで集中力が低下したり、イライラしたりすることが増え、特に子供の場合は、鼻の症状よりも頭痛を訴えるケースが多く見られます。頭痛が前頭部に出るのも慢性副鼻腔炎の特徴の一つです。

鼻前庭湿疹

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鼻の入り口近くにでる湿疹です。鼻水による刺激やアレルギー反応のほか、鼻のかみすぎや鼻のこすりすぎ、また、鼻毛抜きによって鼻の中の表皮を傷つけることによって発症します。

鼻せつ

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鼻前庭湿疹が鼻の表皮を傷つけるのに対し、鼻せつは、皮下の結合組織にまで炎症を起こしている状態を言います。投薬治療により治りますが、繰り返す場合には糖尿病などの基礎疾患が疑われることもあります。

副鼻腔乳頭腫

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ヒトパピローマウイルスというウィルスに鼻の粘膜が感染することによって、鼻の中にできものを作ってしまう病気です。初期にはあまり症状がありませんが、大きくなるにつれて、慢性副鼻腔炎を似た症状が出てきます。

このできものができる病気の場合には、悪性の場合や再発の危険性があるので、手術療法によって基部を取り除くことが必要になります。

口唇ヘルペス

疲労や強いストレス状態が続いたり、風邪で体が弱っていたり、胃腸の調子が悪い時などに、米粒くらいの大きさの水ぶくれが主に口の周りにでて、かゆみや火照り、痛みをともないます。このヘルペスは鼻の穴に現れることもあります。

ヘルペスはかなり一般的な疾患で、20代の60~70%が、50歳以上ではほとんどの人が、気がつかないうちに感染しているといわれています。風邪を引いたときに出るヘルペスは「熱のはな」とも言われ、ヘルペスの再発と考えられています。

ヘルペスは単純ヘルペスウィルスによって起こり、感染したあとに免疫ができてもまた再発を繰り返すという特徴があります。大人の場合はほとんどが再発型で、年に1、2回再発することが多いようです。

単純ヘルペスウィルスは感染力が強く、家族でタオルやコップを共用していたりすると伝染するリスクが高くなります。放っておいても2週間程度で治ってしまうことがほとんどですが、大人になってから初めてかかった場合には、症状が重くなることが多いので注意が必要です。

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アテローム

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アテローム(粉瘤)とは、皮下に袋状の構造物ができて、底に角質と皮脂がたまることによってできた腫瘍のことです。一般に言われている脂肪の塊とは異なります。たまった角質や皮脂は逃げ場がないためにどんどんたまり、だんだんとできものが大きくなっていきます。

アテロームは皮膚の腫瘍として、皮膚科医が最も多く診察する機会が多いそうです。良性の腫瘍ですが、時に化膿して真っ赤に晴れ上がることもあるそうです。強い炎症をともなう場合には表皮を切開して膿を外に出してしまいます。

尋常性ざ瘡

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医学的用語では尋常性ざ瘡といいますが、これは一般的にニキビと言われているもののことです。思春期から30歳くらいまでに出やすい、いわゆる「ふきでもの」です。

男女問わず、男性ホルモンが影響すると言われており、特に思春期の時期には男女とも男性ホルモンの分泌が活発になり、毛包周囲の角層が厚くなって毛包がつまりやすくなります。

原因としては、男性ホルモン、毛穴の角化、皮脂の分泌亢進、にきび菌の増加の4つが柱で、成人すると良くなってくることから「青春のシンボル」などと言われたりします。

好酸球性副鼻腔炎

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好酸球性副鼻腔炎は成人が発症することが多く、粘り気の強い鼻水と、多発性の鼻たけをともなう疾患です。いまだに定義がはっきりしておらず、発症原因についても分かっていません。

篩骨洞(目の横の空洞)を中心にして炎症を起こすことから、嗅覚障害が出ることが多く、手術や投薬による治療も効果が上がらないことが多いです。ステロイドの服用が最も効果的なのですが、長期にわたる服用は副作用のリスクが高いことから、点鼻薬によるステロイド治療をすることが一般的なようです。

副鼻腔真菌症

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副鼻腔真菌症は、鼻の奥にある副鼻腔にカビが生じて、慢性副鼻腔炎と同じような症状を発する疾患です。「鼻にカビ!?」と驚かれるかもしれませんが、たとえば水虫もカビなので驚くほどのことではないようです。

カビによる炎症で鼻の粘膜が腫れることと、いつもくさい臭いを感じることが特徴で、片側の目の周りや頬の辺りに痛みが出ることもあります。抗真菌剤の服用では完治することが難しく、多くの場合は手術をして取り除くことになります。

副鼻腔悪性腫瘍

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鼻の奥の副鼻腔で起こる悪性腫瘍で、耳鼻咽喉科領域の悪性腫瘍の中では比較的少ない疾患です。中高年以降の人で、片側の鼻からだけ数週間に渡って鼻時が出るような場合には、この病気を疑います。

鼻の穴にできものが出来たときの治療法と対策

抗生剤を服用する

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慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎に比べて治るのに時間がかかりますが、治療法としては通常の半分量の抗生剤を2~3ヶ月連続して飲む治療(マクロライド少量長期投与療法)によって、およそ80%の人が治癒するといわれています。また、急性副鼻腔炎の場合はもちろん、急性鼻炎や鼻前庭湿疹、鼻せつなどの場合にも抗生剤の服用が効果的です。

軟膏

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鼻の穴のできものが比較的軽い場合には軟膏を塗ることによって症状の改善を図ります。ニキビや鼻前庭湿疹、鼻せつやヘルペスの場合にこのような手段がとられます。炎症が酷くない場合は、オロナイン軟膏などを綿棒を使って塗っておくだけで、応急処置になります。

鼻うがい

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慢性の副鼻腔炎の場合には、鼻をすするクセをやめるようにする、鼻をかむ回数を増やすことなどが重要になります。生理食的塩水を用いた鼻かみや鼻うがいも有効です。

点鼻薬

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慢性副鼻腔炎にともなう鼻たけが小さいうちは、点鼻薬によってある程度はポリープを小さくすることが可能です。また、好酸球性副鼻腔炎の場合に、ステロイド剤の服用による副作用が心配される場合にも、副作用の少ない点鼻という方法が取られることがあります。

手術

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内服薬や塗り薬、点鼻薬では症状の完治が望めない場合には手術療法がとられます。真菌性副鼻腔炎や副鼻腔乳頭腫、副鼻腔悪性腫瘍の場合にはほとんどのケースで手術が選択され、慢性副鼻腔炎やそれにともなう鼻たけ(ポリープ)、アテロームなどの場合には症状の程度によって手術療法が選択されます。

鼻の穴にできものが出来たときは何科に行ったらいいの?

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外傷にともなうできものの場合は皮膚科、風邪や慢性の鼻炎、アレルギーなどの自覚がある場合には、内科や耳鼻咽喉科に行きましょう。

まとめ

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鼻の穴のできものについて特集してきましたが、いかがでしたか?思った以上にたくさんの疾患があって驚かれたのではないでしょうか?できものが出来たからといって直ちに病気を疑うわけではありませんが、あまりにも頻繁に出る場合には一度お医者さんに相談してみてくださいね。