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手が赤いってなにか病気?なにを改善すればいい? かゆみを感じるなどの3つの病気やエストロゲンなどの5つの原因を紹介

自分の手を見て、ふと他の人の手より赤いと感じたことがある方はぜひ読んでいただきたい記事です。手のひらに赤身、紫斑、まだら模様、斑点などが現れてはいませんか?手が赤いのは肝臓、心臓の病気またはなんらかの体のトラブルのシグナルの場合もあります。手が赤い原因は?病院へ行くなら何科?治療法も詳しくまとめますので、気になる方はぜひ読んでください。



手のひらが赤いのは肝臓以外の不調でもあること?

「手が赤い」=「肝臓が悪い」と代名詞のように言われますが、一概に肝臓だけに問題があるとも言えません。この記事では手のひらが赤い場合、「どんな赤さか」、「なぜ赤くなるのか」、「どんな病気が考えられるか」はもちろん、「何科へ行けばいいのか」もまとめてご紹介します。

手のひらが赤い?どんな風に?

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掌が赤い症状は一概に「手掌紫斑(しゅしょうこうはん)」と呼ばれます。たいていの場合、痛みや痒みは伴わないと言われていますが、まれに痛み、かゆみ、水泡様の湿疹なども併発する場合があるようです。赤い症状の出方にはタイプがありますので、具体的にどのように「赤い」のか見ていきましょう。

全体がすごく赤い

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手全体が異様に赤身を帯びたり、紫っぽかったり、さらには茶色っぽかったりは体からのなんらかのシグナルの場合があります。始めは手のひらだけが赤かったが、そのうち手の甲の方も赤く、または茶色がかってきたという方、 または最近変化に気付いた方は内臓の状態の変化の可能性もあるかもしれません。

蜘蛛の巣状に赤い

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手のひらに一箇所または複数の蜘蛛の巣状、又は網目状、糸くずが絡まったような形の赤みが現れることがあります。

赤い斑点

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掌の親指の付け根や小指の付け根のふっくらしたところを中心に赤い斑点がポツポツと現れたり、手のひら全体に現れ、まだら模様のように見える場合があります。

手のひらが赤い原因とは?

エストロゲン

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手のひらが赤いと肝臓が悪いというのはよく言われます。その理由は血中の女性ホルモンの濃度が必要異常に濃くなるためと言われています。

肝臓の機能がなんらかの原因で低下すると、老廃物や毒素の浄化が滞ります。中でも女性ホルモンであるエストロゲンが適切に排除されず血中濃度が濃くなった場合、抹消血管が拡張してしまい、手が赤くなるのです。また、エストロゲンは閉経前の健康な女性なら誰にでもあるものなので、生理周期や妊娠によって現れたり消えたりする人もいます。

肝臓の機能低下がある場合、このような浄化や濾過の機能が追いつかず、エストロゲン以外の不要物も血中に多く残ることとなりますので、同時に慢性的な疲労感が併発している場合もあります。

循環器系の不調

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血液はサラサラなほど体にいいのは言うまでもないですが、悪玉コレステロールが高かったり、血圧が高かったりすると心臓に負担がかかり、末端の血液が流れにくく、様々な不調や症状が現れる場合があります。心臓のポンプ機能が衰えていたり、動脈硬化やコレステロールのせいで血流が滞ったり、末端の血管が拡張されるせいで手のひらが赤く見える場合があります。

更年期

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更年期障害は閉経前後の女性に現れる症状です。症状が重い人もいれば全くない人もいるので「病気」ではないとされますが、閉経の前後5年間、合計10年近くも症状に苛まれる方も少なくありません。

ホルモンバランスが変化するせいで様々な不快症状が現れます。めまい、ほてり、だるさ、気分のムラ、頭痛、悪寒、など実にいろいろあります。その中でも更年期のせいで手が赤くなる場合は、主に自律神経や代謝システムが不安定・異常を起こしていると言われています。婦人科に相談すると対処方法を教えてもらえる場合もあり、漢方でも不快症状を和らげることもできるそうです。

うっ血

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うっ血は一時的なものから、慢性的に起こるものまであります。特に手のひらは循環器系の末端でもあるので、手のひらがうっ血で赤くなっている場合は、 末端の血管がなんらかの原因で血行不良となっていると考えられます。

末端の毛細血管が血行不良により圧迫され、拡張してしまい、結果として赤く見えるようです。末端の血行不良の原因は、先ほど述べた循環器系の不調の原因の他に、生活の乱れ、ストレス、食べ過ぎ、肥満、冷え性など様々なことが挙げられます。

体質・遺伝

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元々色白だったり、寒暖の差で手が赤くなりやすかったり、他の人と比べて赤いけれど、健康診断で引っかかったことはない、家族も手が赤いほうだけど健康体、という方は遺伝や体質のせいなのかもしれません。意外と体質の方は多いようなので、健康診断などで過去に血液検査で問題がなければ、気にやむことはないかもしれません。

手のひらが赤いときに考えられる病気とは?

1 肝臓の異常

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インターネットで調べてみると必ずと言っていいほど「手が赤い」症状の原因には肝臓の話題が説明されていますが、やはりお医者さんも一番に疑うのは肝臓のようです。

肝臓は「沈黙の臓器」として有名で、機能が落ちていたり、病気にかかっていても自覚が現れなかったり、わかりづらい臓器です。肝臓になんらかの異常があり、機能が低下していると先にエストロゲンの項で述べたように、老廃物や不要なホルモンなどが血中に多く残り、手が赤くなることもあると言われています。

肝臓の機能が低下する場合の多くが肝炎とされていますが、肝炎はウイルス感染、アルコールの過剰摂取、糖分脂肪分などの過剰摂取、薬物などの負担、アレルギー、ストレス、過労、遺伝でも起こると言われています。

肝臓機能の低下や肝機能障害などが認められた場合は、食事を低脂肪、高タンパク、香辛料や化学調味料などを控えた低刺激性のものを摂るようにし、アルコール、タバコは控えます。ストレスを減らし、疲れない程度の程よい運動やストレッチ、質の良い睡眠、十分な休息で肝臓を復活させることが大事です。

2 心臓、循環器系の異常

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抹消血管の血液循環が滞り、毛細血管が圧迫された状態で手が赤く見える場合もあるとすでに書きましたが、心臓のポンプ機能や、動脈硬化、高コレステロール、高血圧など、循環器系の問題がある場合も、手のひらが赤くなる場合があります。

高血圧や高コレステロールは最初のうちは自覚症状はなく、定期的な健康診断を受けることが大事になってきます。家族から「怒りっぽくなった」などと言われたことがる方は高血圧になりつつあるかもしれません。

心臓自体の機能が低下気味の場合は、以前はできていた運動や動作が極端に辛くなった、息がきれる、動悸がする、などが自覚症状としてある場合もあります。暴飲暴食、塩分過多、高脂肪高カロリー、野菜不足など心あたりがある方は、まずそこから改善することも大事です。

3 多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)

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親指の先くらいの大きさの赤い斑点が手のひらに出る場合は、多形滲出性紅斑の場合もあります。まだ詳しいことがわかっていないとされていますが、主にウイルスや真菌、細菌へのアレルギー反応で起こると言われています。

マイコプラズマ、単純ヘルペスへの感染の後でも起こると確認されているようです。原因が不明のタイプのものは主に若い女性に多く、特に季節の変わり目、春先から夏にかけて現れることが多いそうです。

重症型、軽症型があり、軽症型はそんなに珍しい病気ではありません。一方、重症型は稀ですが、発熱を伴い、手のひらだけではなく全身症状が出るようです。熱、だるさ、関節痛などインフルエンザなどのような症状と、手の平を始め全身へ紅斑が出る場合があります。

4 溶連菌感染症や手足口病の症状の一部

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子供を中心に、近年は大人も発症例が多いとされている溶連菌感染症や手足口病でも手が赤くなる場合があります。両者共に手のひらに湿疹や、赤み、腫れが現れたり、時には水疱を伴い、痒みや痛みを伴う場合もあります。

手足口病は感染力が大変強く、乳幼児、子供を中心に夏頃流行するとされています。ほとんどが名前の通り、手、足、口の中に湿疹が現れ、熱が出ます。軽症、または感染しても症状が出ない場合も多いそうですが、ウイルスのタイプによっては重症化する場合もあります。

溶連菌感染症は手、指に赤みを伴う場合もありますが、それよりも大きな特徴として高熱、喉の腫れ、関節痛など風邪やインフルエンザのような症状も伴う場合が多いので、病院で見てもらう必要があります。手足口病の場合は特効薬はないのですが、溶連菌感染症の場合は抗生剤などを処方されます。

手のひらが赤いときの治療法と対策

1 肝臓の場合

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肝臓に負担をかけてしまう行為は、お酒、タバコ、過労、ストレス、暴飲暴食、運動不足など様々なので、まず生活習慣を見なおし、極力ヘルシー志向の生活に切り替えることが重要です。お酒、タバコは肝臓にとってはかなりの負担です。また、お酒を控える、ストレスを発散する、早寝早起き、適度な運動、体をいたわることは肝臓をいたわることでもあります。

肝臓の機能が低下していると倦怠感、だるさなども慢性症状として出ている場合もあります。

もし肝炎の場合は検査が必要ですので、病院に行きましょう。肝臓に原因がある場合は血液検査により肝機能検査、エコーなどで肝臓の状態が簡単にわかります。健康診断や血液検査を受けたことがない人は主治医に肝炎の検査もお願いしてみると良いでしょう。

2 循環器系の場合

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高血圧、高コレステロール、動脈硬化など心臓を始め循環器系に問題があるため手が赤い場合は、食事のコントロールで血液の質を正常化させることと、医師から処方された薬で血圧やコレステロールをコントロールし、正常な値に極力持っていくことが必要となってきます。

薬を服用しているからといって全てが良くなるわけではありません。普段から暴飲暴食、偏った栄養バランスの食事、ストレス、生活リズムの乱れがある方はそこを改善しない限り体調も改善しないので、生活習慣を健全なものにするよう心がけましょう。運動や食事についてはそれぞれの健康状態でしてはいけないこと、してもいいことが変わってきますので、主治医によく相談し、指示をしっかり守ることが大事です。

3 多形滲出性紅斑の場合

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多形滲出性紅斑は原因不明のものも多いとされ、原因が特定できるものとしてはウイルス、真菌、細菌感染性のもの、アレルギーのものがあります。症状がひどい場合は原因を取り除くことが大事ですから、病院にて検査を受けましょう。

マイコプラズマ、単純ヘルペスは抗体検査が有効です。アレルギー物質を特定する検査も血液検査やスクラッチ検査、パッチタイプの検査などで可能ですので医師に相談することをお勧めします。

軽症のものでも手の痒みや湿疹に対してステロイド剤が含まれたクリームが処方される場合もあります。かゆみ、痛みがひどかったり、重症型の全身症状の場合は、ステロイド剤の経口投与、抗ヒスタミンの投与などがされるようです。

手のひらが赤いときは何科に行くべき?

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痒みや水疱が伴った場合、皮膚科へ行くべきかなど、迷いますが、内科の主治医がいる場合はまず内科へ行きましょう。健康診断を受けたことがない方は、内科でも健康診断同様の検査を受けることができます。

内科では医師の判断のもと、必要であれば血液検査、抗体検査、やエコー検査などが行われるかもしれません。その結果によって、手が赤い原因が特定されるので、肝臓や循環器系の場合は引き続き内科で様子を見ることとなったり、必要であれば皮膚科、血液内科、婦人科などの受診も勧められるかもしれません。

一番大事なのは一年に一度必ず何らかの健康診断を受けることにあります。もちろん体調は急に変化することもあるので、年に一回の検診ですべてがカバーできるとは限りませんが、毎年のデータを把握し、蓄積することで、後々何かあった際に医師に見せる良い資料となります。

まとめ

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いかがでしたか?手のひらが赤いという症状は、肝臓の機能低下以外にも幾つか考えられる病気があります。肝臓、循環器系の病気であれば、節制や日々の生活習慣改善が症状の予防、改善にもつながります。原因がウイルスやアレルギーの場合でも、病院に行って検査を受けることによって原因を突き止めることが可能な場合もあります。まずは健康的な食生活を心がけ、毎年健康診断を受けましょう。定期的な検診で肝臓や心臓病の状態を把握できますし、より安心につながります。