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ワセリンってどうなの?副作用が少なく、1個は持っておきたい万能な保湿剤?!便利な12の使い方とポイントをご紹介!

ワセリンは、ホコリや化学物質などの外的刺激から私たちの肌を守るバリア機能を持つ膜をしっかり作ってくれる作用があります。ここではワセリンの12通りの使い方をご紹介します。ワセリンにもいろいろ種類と成分があります。あなたに合ったワセリンを選んで、効果を実感していただきたいと思います。あなたもこれでワセリン名人になってください!



ワセリンは安くて、良いなんてよく耳にするけれど、実際のところ、どうなのかご存知でしょうか?どのように使ったら、効果的なんでしょうか?なにか副作用なんてあるのでしょうか?ワセリンは、赤ちゃんから大人まで老若男女で、誰でも使うことができるとっても便利で、他の化粧品に比べて安くて、とっても優秀なアイテムなんです。

ワセリンは、原油を原料に高純度に精製した皮膚を保護する保湿剤です。原油といえば、化学製品という感じがして、身体に悪そうなイメージです。しかし、石油とは元をたどれば動物や植物などが何億年もかけて地球内部に堆積していったものであり、ワセリン自体は化学製品というよりは天然由来の製品になるそうです。

ワセリンは肌表面をホコリや化学物質などの刺激から肌を守る膜を作るバリア機能としての役割を担ってくれます。他の化粧水や美容液などと違って、肌内部にまでは浸透しないため、その人が本来持っている自然治癒力を助けてくれます。肌内部に影響しないということは、肌が敏感な方でも使用しやすいと言ってもよいでしょう。

今回は、ワセリンの正しい知識と、種類、成分について解説し、ワセリンの12もの使い方についてご紹介したいと思います。これを読むと、あなたもワセリンを一つ、おともに持っておきたくなることは必須です。

ワセリンの種類と成分

黄色ワセリン(ヴァセリン)

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ワセリンの中でも一番、不純物の含有量が多いため精製度が低く、安価なのが黄色ワセリンです。ヴァセリンとも言います。主な販売区分としては「雑貨品」となり、医薬品や医薬部外品ではありません。

精製度が低くても、皮膚が強い人や、皮膚トラブルのない人が使っても、全く問題ない品質だそうです。

白色ワセリン

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黄色ワセリンより精製度を上げたのが、白色ワセリンとなります。白色ワセリンはさらに2種類に分けることができます。より精製度が高く信頼できるのは「日本薬局方」と表示されたものです。第3類医薬品扱いの商品になります。

傷ついた皮膚に使うことを目的として作られたものですので、酸化防止剤や香料など皮膚の刺激になる物質が入っていないのが特徴です。日本薬局方の白色ワセリンは、病院や調剤薬局で処方されるものと同じものになります。また、ドラッグストアでも購入できます。顔や目の周りの敏感な部分や、皮膚が薄い赤ちゃんにも使用することができます。

他方、「日本薬局方」と表示がない白色ワセリンですが、法律上「化粧油」になります。中には日本薬局方と同等の品質をもつ白色ワセリンもありますので、比べてみるとよいでしょう。日本薬局方より若干、価格が安く設定されていることが多いです。医薬品ではないので、いろんなお店で購入可能です。

多くの方はどちらを使用しても、日本薬局方とそうでないものの差は感じないそうです。しかしアトピーなどで皮膚が敏感な方は、刺激を感じることもあるとのことなので、ご注意ください。

プロペト

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プロペト、そして次にご紹介するサンホワイトも白色ワセリンです。

プロペトは、「日本薬局方」の白色ワセリンに属します。医療用であるため、基本的には医師の処方が必要なのですが、市販でも購入できます。「日本薬局方」の白色ワセリンよりも、さらに不純物の含有量が少なくされているため、刺激に敏感な赤ちゃんの肌や、アトピー性皮膚炎の方の皮膚への保護剤として処方されることがあります。

体温で温める必要がなく、柔らかいため使いやすいのがメリットです。細菌感染を予防するために、加熱減菌処理がされています。大変低刺激であるので、眼科で出される塗り薬の基材としてもしようされているくらいです。

「プロペトホーム」は医師が処方するものと同じ品質だそうです。ネット通販ですと、処方箋なしで購入できるので、このワセリンが気になるという方にはおススメです。

サンホワイト

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サンホワイトは日本で入手できるワセリンの中では最も高品質なものだそうです。医薬品で販売してしまうと、採算が合わないため、スキンケア用の「化粧品油」として流通されています。

サンホワイトは日本薬局方ではありませんが、先ほどご紹介した白色ワセリンより純度の高い高品質のものとなっています。ワセリンの中に入っている不純物である油は、太陽光や大気などの影響をうけると劣化するのですが、サンホワイトは純度が高いため劣化しにくいのです。

皮膚科などでアレルギー物質を特定するパッチテストを行う際、サンホワイトが使われています。皮膚が敏感で、白色ワセリンを使用するとかぶれてしまう人でも安心して使えるそうです。敏感肌のかたや赤ちゃんにおススメです。

サリチル酸ワセリン

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薬局などには、サリチル酸が配合されたワセリンがあります。

サリチル酸はニキビの治療としてよく使用されるものです。サリチル酸は、角質が固く、汚れが溜まり詰まってしまった毛穴を、柔らかくし殺菌効果があるといわれているため、ニキビの改善効果が期待できるそうです。

サリチル酸ワセリンは、サリチル酸が5%配合のものと、10%配合のものの2種類があります。10%配合の方が、効果が高いといわれています。皮膚を柔らかくする作用があるため、おしりにできたブツブツ対策としても使われています。サリチル酸ワセリンには、

・ 硬くなった角質を柔らかくする効果

・ ワセリンによる保湿効果

が期待できます。

ただし湿疹やアレルギーがひどい場合は、この医薬品でかぶれる可能性もあるといわれています。皮膚が過敏な方や妊婦さん、赤ちゃんなど皮膚の保護機能が低下している方は医師に相談するとよいでしょう。

ベタガード

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ワセリンの欠点であるベタベタ感がどうしても苦手という方には、こちらのベタガードはいかがでしょうか?ベタガードは、高純度ワセリンをホホバオイルを使用し、ベタベタ感をなくしたものです。市販のハンドクリームと同じような感覚で使用することができます。

ベタガードがやわらかくさらさらな理由は、純白ワセリンである「サンホワイト」を使用しているためです。そのため、ちょっとの量のベタガードでも、すーっとやわらかく伸びて皮膚のキメによくなじみます。心地よいローズマリーの香りもほのかに漂います。触り心地もさらさらで、紙やパソコンの画面に指紋の跡がつかないので、こまめに塗り直すことが可能です。

水仕事をする時も、他のワセリンと同様、ベタガードは水と油を混ぜ合わせる乳化剤を使っていないので、手がぬるぬるすることはなく、しっかり水を弾いてくれます。購入は通販のみです。10mg360円で、ネット通販のみとなっています。

ワセリンの効果効能

皮膚表面からの水分蒸発を防ぐ

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ワセリンではなく、乳剤型のクリームの保湿剤は、一般的に皮膚に吸収されます。ワセリンなどは軟膏基剤ですので、皮膚に吸収されにくいのです。乳化剤のクリームは、水分透過率が高いため、皮膚表面に浸透させても、今度は皮膚からの水分蒸発が抑えられず、ずっと皮膚の潤いを保つことは難しいとされています。

それに対しワセリンは皮膚にはほとんど吸収されないことを利用し、皮膚表面からの水分蒸発を防ぐ作用があります。その分、保湿作用は高くなり、皮膚バリアーの保護につながるというわけです。

油性の保護膜をつくる

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ワセリンをつけることで、つけた部分に薄い油性の保護膜をつくることができます。ワセリンの保護膜は皮膚の表面に留まるため、外からの様々な刺激をガードする働きを持っています。

同時に角質層から水分が出ていくのを防ぎ、皮膚の粉吹きや乾燥によるかゆみを抑えることができるというわけです。

本来もっているバリア機能の回復を助ける

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ワセリンの優れた点は、なんといっても、角質層へほとんど浸透しない点といってよいでしょう。乳化剤のクリームのように、肌の奥深くへ染み込まないで、皮膚の表面に留まるということは、効能がなさそうに感じてしまいますが、本来人間が持っている皮膚のバリア機能を回復させるためには、実は最も優れた性質だといえるでしょう。

バリア機能とは、外気に漂っているゴミやホコリ、化学物質が体内に入ってくるのを防ぐ役割のことをいいます。皮膚表面にある角質層と、その下にある表皮が協力して、異物に侵入されないように頑丈なバリアを作っているのです。

しかし、皮膚のバリア機能は環境の変化によって左右されやすいとも言えます。皮膚の調子が良いと感じられるのは、気温や湿度が高い春から夏で、温かいと体の新陳代謝がしっかり行われるため、皮膚の細胞も、スムーズに入れ替わることができます。若い細胞にスムーズに入れ替わるということは、皮膚のバリア機能も安定する事につながり、かゆみやカサカサが現れにくい季節とも言えます。

秋から冬にかけて気温も湿度も低くなり始めると、新陳代謝が悪くなりはじめます。細胞が入れ替わる周期が乱れてしまうため、角質細胞にも影響が出てしまいます。角質と表皮の強力なタッグがもろくなって皮膚は傷がつき、外部の刺激を受けやすくなってしまうため、かゆみやカサカサなどの症状が出やすくなる季節なのです。

そのため、ワセリンの油性の保護膜は、外からの水や化学物質の刺激を小さくする効果があります。皮膚の内側の水分蒸発を防ぎ、乾燥しないよう皮膚を保護し、かゆみやカサカサを和らげます。

油の保護膜を作るなら何だかクリームでも良い気がする、と思ったあなた。クリームに配合されたクリームに配合された界面活性剤は角質層を破壊する作用があります。クリームの有効成分を肌の奥深くへ浸透させる手段であったとしても、皮膚にとっては、バリア機能を弱める原因になってしまうのです。

その点、ワセリンは角質層を破壊しないため、皮膚が本来持っている自然治癒力を利用して、回復を促すサポートができるのです。そのため、重症のやけど治療ではワセリンが副作用のない力強い味方として使用されているのです。

ワセリンの使い方

ハンドケア

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まず指先でワセリンを適量とります。そして、ワセリンを手の平にとり、両手をこすり合わせてなじませるように温めます。ワセリンがなじんだ手でカサカサした部分を包み込むようになでましょう。

この動作をして少し時間が経ってくると、皮膚のシワになじみ始め、しっとりとした感じになってくるので、最初はちょっと物足りないかな?くらいで止めておくとよいでしょう。肌の粉を吹いた感じがまだ収まらないようであれば、もう少し付け足すとよいでしょう。

このやり方が面倒くさいと思われる方は、別の方法もあります。普通のクリームや乳液と同じ感覚で手に伸ばした後、ベタベタ感が気に無らなくなるまで、ティッシュで余分なワセリンをふき取る方法です。強くこすると、皮膚を傷つける原因になりますので、やさしく、力をあまり加えないように行いましょう。

ワセリンをハンドクリームとして使用すると、ワセリンの油分により水がはじかれ、手をしっかり保護することができます。特にささくれなどが気になる方はおススメのアイテムです。多く塗りすぎるとベタベタで不快感が増してしまいますので、最初はちょっと足りないかな?位の量をしっかりなじませるようにしてみてください。

つける時間ですが、基本的には気になった時にこまめに、でいいんですが、やっぱり一番のおすすめは入浴後です。皮膚から水分が蒸発してしまわないうちに、手にも体にもワセリンをなじませておけば、皮膚の潤いがなくなりにくくなります。そして、翌朝には、手も身体もすべすべ、しっとりを実感することが出来るでしょう。

唇の乾燥防止

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ワセリンは唇にも使うことができ、リップクリームとしても使用することができます。市販のリップクリームと比較すると、刺激が少なく、乾燥して荒れた箇所に重点的につけることもでき、唇の縦じわが最近気になる人にも愛用されています。

また、唇パックとしてもワセリンは大活躍するアイテムです。ワセリン唇パックは、より艷やかでぷっくりした唇になるといわれています。

■ワセリン唇パックの作り方

ハチミツとワセリンを大体1:1の割合で混ぜます。それを唇に塗り、その上からラップをして5~10分待ちます。以上です。

わざわざ唇のパックを買う必要がなく、お手軽にでき、唇もしっとりするので、一度は試してほしい方法です。

また、ワセリンからつくられた、伸びがよく低刺激なリップクリームも販売されています。このワセリンリップクリームはほかのリップクリームと違って、体温で溶けるといった特徴があります。これは温まることでワセリンが溶け、グロスのようなぷるぷる唇になれるということです。保湿効果プラス、女心を刺激するアイテムなんです。

また、唇の下地として使用もできます。ワセリンを塗ったあとに、リップや口紅を塗ると発色やノリが違ってきます。乾燥してカサカサした唇から、下地に潤いを与えて柔らかくした唇になっていると、リップや口紅がピタッと馴染んで色鮮やかになる効果があるというわけです。

ボディの乾燥防止

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ワセリンは顔や唇だけでなく全身に使用することができます。入浴後すぐ、まだ肌の水分が蒸発しておらず潤いが残っている間にワセリンを塗るとよいでしょう。赤ちゃんから大人まで老若男女、使用することができるので、一つは脱衣所に置いておきたいくらいです。

気温・湿度の高い夏ですと、1日1回入浴後にワセリンを塗るだけで問題ないのですが、秋・冬など乾燥がひどくなる季節には、入浴後だけでなく、念には念をで、起床後にも塗るとさらに良いでしょう。この他にも、出勤前や外出前など気になった時に薄く塗っておくと効果的です。

スキンケアの仕上げ

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入浴後などワセリンだけでもよいのですが、普段のスキンケアの最後にさらにワセリンで保護することによって、最初につけたスキンケア成分が蒸発しないように閉じ込めると同時に、睡眠中にも水分が蒸発しにくくなり、眠っている間の乾燥対策になります。

薄く塗れば、ベタベタな感じも気にならないのですが、気になる方は頬や口の周辺・目元など、特に乾燥しやすい部分にだけ塗るようにすると、乾燥が気にならなくなるでしょう。

化粧下地に

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また、化粧水ですら染みてしまう程の敏感肌やアトピー性皮膚炎をお持ちの方は、洗顔後、何もつけない状態でワセリンを塗り、化粧下地にしてみましょう。

外敵から肌を守る皮膚のバリア機能が低下している状態の時は、肌の内部に刺激になってしまう化粧品などの余計なものを染み込ませると、皮膚に負担がかかってしまいます。このような場合は、しっかりと皮膚の表面を守ってくれるワセリンがよいといわれています。

皮膚科などではアトピー性皮膚炎による炎症部位をステロイドで治療したあとに、ワセリンがつかわれることもあるくらいですので、化粧下地にもってこいなのかもしれません。

マメ・靴擦れ防止

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靴と摩擦が起こることによって、マメや靴擦れが起こってしまいます。そのため、摩擦がおこりやすいかかとにワセリンを塗っておくと、靴擦れの防止になるとのことです。。また、ランニングをする時に、足の指に塗り込んでおけば、マメの防止にもつながります。

また、足にたっぷり塗っておくと、ワセリンが潤滑油の代わりになります。すると、足の疲れも軽減させる役割があるので、結婚式等で慣れないヒールの靴を履く場合などにワセリンを利用するとよいでしょう。

花粉症対策

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花粉症で鼻がムズムズするかたは、ワセリンを鼻の中に塗っておくとよいでしょう。すると、ワセリンが空気清浄機でいうところのフィルター代わりとなり、鼻内部の粘膜に花粉がくっついてしまうのを防止してくれます。お風呂から出た後や、外出する前に、綿棒などを使って鼻の穴の中に厚めにワセリンを塗ってからマスクをするとよいでしょう。

日焼け後に

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日焼けの後には肌を保湿しておかないと、肌の角質層の損傷がそのままになってしまいます。

日焼けの跡に、保湿を行うことで、傷ついた角質層が再生されやすくなるといわれています。

どのように行うかというと、いたって簡単で、こちらもワセリンを薄く塗るで大丈夫です。肌に薄い保護膜を作ることで保湿効果が得られます。さらに、ひどく痛む日焼け部分には、ワセリンを塗った上から、ラップで覆うと、皮膚にある神経と空気が遮られるため、痛みを和らげることができます。

革製品のお手入れに

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バッグや財布、コートなどの革製品の保湿剤として、お手入れ用ミンクオイルの代わりとしても使えるといわれています。ただし、目立たない所で試してみて、異常がないことを確認してからお使いください。

染料の液だれを防止

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髪の毛を染めるときに、ワセリンを髪の生え際に塗っておくと、髪の毛の染料が垂れてきたのを予防することができます。

香水の香りが長持ち

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香水をつけた場所にワセリンを上から塗ってみましょう。香水の成分を閉じ込めることができ、香りを長持ちさせることができます。

虫刺されに

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蚊に刺されたところにワセリンを分厚く塗っておきましょう。その上から絆創膏を貼り、ワセリンが取れないようにしておくと、かゆみを和らげることができます。

ワセリンを効果的に使用するためのポイント

オイリー肌、ニキビ肌の人は塗り過ぎに注意する

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今まで、薄く伸ばすようにワセリンを塗るとさんざん言ってきました。このことにこだわる理由ですが、実は、ワセリンを厚く塗ると、かえって皮膚の乾燥を悪化させてしまうことになってしまうからなのです。

皮膚の角質層は、たえず、水分をすこしずつ空気中へ蒸発させています。ゴム手袋などをはめていると、手から蒸発した水分で、水滴がついていることがあり、お分かりかと思います。水分が蒸発する時、角質層にある天然保湿因子も外へ一緒に出ていってしまいます。

ワセリンを薄く塗ることで、角質層が水分を蒸発させる作用を邪魔せず、皮膚の乾燥を防ぐことができます。厚く塗りすぎると、ゴム手袋と同じ現象が起こってしまいます。皮膚の内側から水分と天然保湿因子も蒸発してしまいます。感触もだいぶワセリンのせいでベタベタしてしまい、油っぽいため体がかゆくなることもあるといわれています。

ワセリンはあくまでも薄く使うのがコツなのです。元々オイリー肌やニキビ肌の人は特に塗り過ぎには注意するようにしましょう。ワセリンを塗りすぎてしまうと、肌表面の脂の割合が多くなってしまい、余計に皮脂が目立つようになったり、ニキビが悪化してしまうことがあるといわれています。

ただし、オイリー肌・ニキビ肌の人でも、肌の保湿はとても大切です。塗る場所と量を気を付けて、快適に使えるよう心がけましょう。

アトピー性皮膚炎の人、肌が弱めの人は白色ワセリンを選ぶ

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ワセリンは、大きく分けると白色ワセリンと黄色ワセリンに分けられます。アトピー性皮膚炎の方、赤ちゃんや敏感肌など肌が弱めの人は、特に、精製度が高く、不純物が少ない白色ワセリンを使用するとよいでしょう。

ただ、黄色ワセリンの方が不純物が多いから何か嫌な感じかしら、と思っている方。黄色ワセリンでも、身体に害のあるものが混じっているわけではありません。ただ、「ワセリンの不純物=原料である原油に由来する芳香族炭化水素と呼ばれる化合物」が原因となって、アトピー性皮膚炎の方や肌が敏感な方は刺激を生じる可能性があるといわれています。該当する方や心配な方は白色ワセリンを選ぶとよいでしょう。

酸化したワセリンは使用しない

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ワセリンは一度開封してしまうと、酸化しやすいアイテムであるため、使う前に色と匂いを確認してみて、酸化していないかどうかちゃんと確認してから使用するように心がけましょう。酸化してしまったワセリンは、黄色っぽい色になり、油っぽい匂いが強くなります。

また、ワセリンに記載されてある使用期限をみて、守るようにしましょう。開封した後も、酸化を防ぐために出来るだけ早く使い切るように心がけることが大切だそうです。開封した後の使用期限ですが、明確な規定などはありませんが、ふたをしっかり閉め、日が当たらない場所に置いておくなどしておくと、長持ちするといわれています。

ちなみに、酸化してしまったワセリン、捨てるには惜しいと思われる方もいらっしゃると思います。ボトルタイプのものですと、色が変化した部分だけ、スプーンやヘラのようなもので削ってみましょう。削った部分の色と匂いが問題ないようでしたら、とりあえずは使用することはできるといわれています。

ただし、これは自己責任で行ってください。心配でしたら、やはり新しいものに変えた方がよいでしょう。

誤った使い方に注意

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ワセリンの副作用があまり起こらない理由として、ワセリンは皮膚の上に膜を作るだけで、それ以上のこともそれ以下のこともしないからだといわれています。ワセリンは角質層や毛穴の中にまで入ってくることはなく、もし入り込んだとしても、皮膚に良くも悪くも働きかける成分がなにも入っていないそうです。そのため、炎症やアレルギー反応はまず起きることはないといわれています。

もし問題を起こすとしたら、ワセリンの中にわずかに残っている不純物や、使い続けているうちに入り込んでしまった空気中のホコリや指先の雑菌、そして、塗りすぎのために皮膚を油分まみれにしてしまうことだそうです。

ワセリンは油分ですので、ニキビや皮脂の分泌が異常である場合の皮膚炎には、やはり向かないことが多いそうです。そのため、皮膚の炎症は自己判断してワセリンで治療しようと思わず、皮膚科に相談された方が早く治るでしょう。

また、ワセリンはもし、仮に落とし残しがあったとしても、角質層がターンオーバーし、生まれ変わるとともに、外へ排出されるといわれているので、心配する必要はありません。昔に塗ったワセリンが、皮膚に残っていて、何らかの副作用を起こすことはありません。

また界面活性剤が入ったクリームとは異なり、ワセリンは角質層のバリアを壊さないで、皮膚の上に膜として留まり続けるものです。皮膚の新陳代謝は約28日周期といわれていますので、もし洗い残しがあったとしても古い角質と共にはがれて落ちてしまいます。

それにワセリンはベタベタになるほど塗らなくても、充分な保護効果が期待できます。ぜひ正しく使い、オールシーズン有効に利用するとよいでしょう。

ワセリンを使った赤ちゃんのケア方法

おむつかぶれに

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おむつかぶれは、おむつの中でおしっこや汗、うんちなどが刺激となり炎症が起き、皮膚が赤くなりぶつぶつができることをいいます。そんなおむつかぶれ対策に、赤ちゃんのお尻にワセリンを塗ることで、皮膚を保護し、乾燥予防が行えます。また、うんちやおしっこなどのアルカリ性のものが直接、酸性の肌に当たることを防いでくれるために、かぶれを予防してくれます。

乳児湿疹に

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ワセリンを塗ったからといって、乳児湿疹が治るわけではありませんが、保湿の効果を期待してワセリンを塗ってあげることをおススメします。

乳児湿疹のケアの基本は、清潔と保湿です。皮膚を清潔に保ち、保湿のためにワセリンを塗るのがよいでしょう。逆にいえば、ワセリンは肌を保湿する効果はありますが、清潔にする効果はありません。皮膚を清潔に保つようにしましょう。

しかし、化粧品と同じで、赤ちゃんの肌にワセリンが合わないこともあります。観察を怠らないように気をつけましょう。なぜなら、かゆみを伴っているような乳児湿疹にワセリンを塗っても、かゆみ自体を抑える効果はないそうです。ワセリンはすべての乳児湿疹で効果を得られるわけではなく、ワセリンを塗っても乳児湿疹の症状が改善されない可能性もあるのでご注意ください。

ワセリンを使った副作用は?

皮膚のほてり感覚

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敏感肌の人やアトピー性皮膚炎などの方は、ワセリンで、まれに赤くかぶれたり、痒くなったりし、皮膚がほてった感じがすることがあるので注意してください。

油焼け症状

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ワセリンを塗り続けると、油焼けといって、黒ずみやシミになることがあると言われています。

これは、ワセリンに含まれている不純物によって引き起こされるとのことです。最近は、精製技術も発達し、黄色ワセリンでも不純物がほとんど除去されているそうなので、油焼けの心配は少ないとのことです。

シミ・そばかす

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ワセリンには紫外線が大敵といわれています。紫外線による油焼け症状としてシミ・そばかすがあげられます。肌荒れを治す目的でワセリンを塗っているので日焼けを起こしてしまわないようにしましょう。

夜はワセリンを塗って保湿に心がけ、日中は日焼け止めを塗り、日焼け対策を行うとよいでしょう。ここはぜひとも気を付けておきたいポイントです。

ワセリンの値段は?

黄色ワセリン(ヴァセリン)

ワセリンの魅力はなんといっても低価格なことです。持ち歩きに便利な小さいサイズですと、1個300円以下、大きいサイズの200グラムでも1個700円前後と、他の化粧品と比較してもダントツの安さです。

白色ワセリン

50gで314円、500gで670円と720円があります。100g132円と144円になります。

プロペト

100gで818円です。黄色ワセリン、白色ワセリンと比較して、ちょっと金額が高くなります。

サンホワイト

100gにすると、745円、チューブ入りは50gなので、100g換算にすると、1,964円になります。

サリチル酸ワセリン

5%のものと10%のものがあります。値段を両方記載しておきます。

・軟膏剤 5% 10g 25.80円

・軟膏剤 10% 10g 25.80円

まとめ

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いかがでしたでしょうか?ワセリンは、一つ持っておくと、こんなにも便利な使い方がたくさんあるのです。私もお風呂に入ったあと、薄く、身体や顔、乾かした髪などにつけて寝ます。すると、翌朝、びっくりするくらいしっとりした肌、ととのった髪を実感することができました。それ以来、すっかりワセリンの虜になってしまっています。

乾燥してるなと感じたら、さっとワセリンを出して、ちょちょっと塗ります。それで乾燥が気にならなくなります。そんなワセリンを利用しない手はありません。今日からあなたもワセリンを上手に使って、乾燥知らずになってもらえたらと思います。