TOP > 薬を探す > カロナール300ってどんな薬?インフルエンザにも効果がある?頭痛や生理痛、歯痛などの症状きくことや飲み合わせを紹介!

カロナール300ってどんな薬?インフルエンザにも効果がある?頭痛や生理痛、歯痛などの症状きくことや飲み合わせを紹介!

カロナール300はアセトアミノフェンを主成分とした解熱鎮痛薬です。比較的副作用が少ないとされるカロナール300ですが、どんな薬にも副作用や禁忌はあるものです。一般的に症状によってどれくらい服用することができるのか、また副作用や禁忌について、飲み合わせで注意したい薬剤についてもご紹介します。



カロナール300について

カロナールとはアセトアミノフェンを主成分とした、作用の穏やかな解熱鎮痛薬です。カロナール300は、アセトアミノフェン300ミリグラムを含有している薬剤になります。形状は白い割線の入った錠剤で、口に含むとわずかにメントールのスーっとした感じがして、苦味のある薬剤です。

カロナールの副作用は比較的少ないとされているので、小さな赤ちゃんから子供、妊婦、授乳中の方まで幅広く使われます。薬剤の形状は錠剤だけでなく、坐薬、粉薬、シロップがあります。錠剤が飲めない人には粉薬、小児にはシロップ、赤ちゃんや高齢者で経口での服用が難しい場合には坐薬など色んな場合に対応できるので、幅広い対象者に投薬することができます。

カロナール300の効果

鎮痛

Embed from Getty Images

カロナール300は脳の痛みの感受性を低下させる作用があり、頭痛、耳痛、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、生理痛、分娩後痛、歯痛、歯科治療後の疼痛などの急性疼痛から、変形性関節症、症候性神経痛、腰痛症、がんによる疼痛などの慢性疼痛まで幅広い疼痛に対して用いられます。

慢性疼痛に対しては鎮痛効果を増強できるとされているため、多めの量を用いられることがあります。しかし、リウマチなどの強い炎症を伴う疾患に対しては、カロナール300では消炎作用が弱いので不向きと言われています。また、急性上気道炎に伴う疼痛(喉の痛みや頭痛)や、小児科領域の疼痛にも用いられます。

解熱

Embed from Getty Images

カロナール300は、皮膚の血管を広げて熱を放散させる作用により熱を下げることができます。日本国内においてカロナールは、解熱に用いられることが多く、主に急性上気道炎に伴う疼痛や小児科領域の発熱に対して用いられてきました。

また、インフルエンザの時は他の解熱鎮痛薬よりも安全とされているので、特に小児に対してはカロナールが処方されることが多いです。カゼの発熱時に頓服として処方された場合は、一般に38.5度以上の発熱時に服用します。熱が上昇している時ではなく、上昇しきった時が効果が高い飲み方といわれています。

カロナール300の用法・用量

鎮痛=1回300~1000㎎

Embed from Getty Images

頭痛、耳痛、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症、症候性神経痛、腰痛症、がんによる疼痛などに対する鎮痛を目的としてカロナール300を服用する場合、成人であれば1回300~1000ミリグラムを経口服用します。

300~1000ミリグラムは、カロナール300なら1錠~3錠に相当するのですが、症状や年齢に応じて医師の判断により、最大で1日4000ミリグラム服用することが可能です。カロナール300の場合は最大で1日13錠飲むことかできるということになります。しかし、何錠服用して良いかは医師の判断になりますので、勝手に判断せずに医師指示通りに服用してくださいカロナール300の服用は4~6時間の間隔を空け、服用時は空腹を避けたり、多めの水とともに服用するなどすることで、胃への負担を軽減させることができます。

変形性関節症など慢性疾患の治療のため、1日に1500ミリグラム(カロナール300を5錠)を超える用量を長期服用する場合は、定期的に肝機能検査をおこなうようにします。

解熱/鎮痛=1回300~500㎎

Embed from Getty Images

急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)に対する解熱鎮痛を目的としてカロナール300を服用する場合、成人であればアセトアミノフェンとして、1回300~500ミリグラムを経口服用します。カロナール300だと2錠で500ミリグラムを超えてしまうので、1回に1.5錠までが基本となります。

急性上気道炎に対して用いる場合は、1日2回までとし、最大で1500ミリグラム(最大で5錠)まで投与可とされていますが、この場合も症状や年齢を考慮したうえで医師が判断します。何錠まで服用できるかは医師の指示に従いましょう。

急性上気道炎の時は食欲が低下している場合もありますが、なるべく空腹時を避け、胃への負担を最小限にしたいものです。

小児における解熱・鎮痛=1回10~15㎎/㎏

小児科領域の解熱鎮痛に対してカロナール300を用いる場合、幼児および小児は1回体重1キログラムあたりアセトアミノフェンとして10~15ミリグラムを服用します。総量の限度は体重1キログラムあたり60ミリグラムとされているのですが、成人の用量を超えないことが原則です。

例えば、体重30キログラムの小児に対して用いる場合、体重1キログラムあたり60ミリグラムだと1日に使用できるのは1800ミリグラムになりますが、成人の解熱鎮痛を目的に用いる場合の最大総量は1500ミリグラムなので、小児にもこれを超えないように用いることが原則であるということです。

1日の総量1500ミリグラムを超えないようにすることも重要ですが、1回服用量は500ミリグラムを超えないように注意することも重要です。飲み忘れたからといってカロナール300を2錠飲んでしまうと過量になってしまうので注意しましょう。

服用間隔は4~6時間以上が基本なので、カロナール300を1回に1錠飲むとすると、4時間おきに飲むと1日に6回飲めるわけですが、6回飲んでしまうと過量になってしまいます。医師の処方どおりに服用すればこういったことはないはずですので、勝手に判断して服用しないようにしましょう。

カロナール300の副作用

ショック、アナフィラキシー症状

Embed from Getty Images

ショック、アナフィラキシー症状とは、腹痛、嘔吐、冷汗、顔面蒼白、手足の冷えやしびれ、じんま疹、全身発赤、蕁麻疹、顔や喉の腫れ、強い喘鳴、呼吸困難、めまい、血圧低下、顔面蒼白、意識の混濁などが主な症状です。

即時型のアレルギー反応により発症すると言われており、以前投与した事のある医薬品の再投与時に現れることが多いといいます。一般に医薬品の投与開始から5分~30分後に現れるとされていますが、内服薬ではこれより遅れる場合もあり、坐薬のように吸収が早いものの場合が内服薬より早くに現れると考えられます。

このような症状が現れたら、命に関わる場合もありますので、すぐに医師の診察を受けましょう。

中毒性表皮壊死融解症

Embed from Getty Images

中毒性表皮壊死融解症とは、全身の皮膚の広範囲にわたる発赤、水疱、ただれ、皮膚が擦るだけで剥がれてしまうな状態が認められ、高熱(38度以上)が出ることもあります。皮膚だけでなく眼、口唇、陰部などの粘膜がやられるのが特徴で、初期からのこれらの粘膜に症状が強い場合は中毒性表皮壊死融解症の可能性があります。

薬疹の中では最も重症であるといっても過言ではありません。死亡率は20~30パーセントと高いのです。急激に中毒性表皮壊死融解症の症状が現れる場合(数日から2週間以内)と、投薬後1か月以上経ってから現れる場合もあるので、いつ服用したのかを医師に伝えられるようにしておくと良いかもしれません。

喘息発作の誘発

Embed from Getty Images

薬剤により誘発される喘息発作の症状は特徴的であり、鼻水・鼻詰まりが起こり、次に咳、喘鳴、呼吸困難が出現し、徐々に悪化します。低酸素状態になって意識が消失したり、窒息の危険性もあり、時に顔面の紅潮や吐き気、腹痛、下痢などを伴います。

これらはアスピリン等の非ステロイド系抗炎症薬により誘発されるため、アスピリン喘息とも呼ばれるのです。しかし、カロナール300に含まれるアセトアミノフェンではこのような喘息発作の誘発は極めて少なく、喘息の既往がある人にも使われる薬です。

しかし、服用量が多くなれば喘息の誘発率も上がってきます。1日に1000ミリグラム(1回に300ミリグラム)を超える場合は注意が必要と言われています。喘息の誘発が少ないといわれても、全く起こらないわけではないので、もし上記のような症状が起こった場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸

Embed from Getty Images

薬物のアレルギーにより肝細胞が壊され、肝機能が低下し、AST(GOT)、ALT(GPT)、γGTPが上昇し、黄疸、全身倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、皮膚掻痒感などが現れることがあります。

劇症肝炎とは、高度な肝機能障害と意識障害を特徴とし、予後の悪いのも特徴です。しかし、カロナール300を著しい過量の服用時にみられることがあるようですが、医師の指示通りに服用していれば心配はないとされています。

前述したとおり、1日1500ミリグラム(カロナール300を5錠)以上を長期に服用する場合は定期的に肝機能検査をするようにしましょう。

顆粒球減少症

Embed from Getty Images

顆粒球減少症とは、白血球の中でも顆粒球の減少が見られ感染症に罹りやすくなります。初期症状は咽頭痛や発熱、全身倦怠感と軽い風邪のような症状が出ます。その後、感染症の種類や部位により、肺炎や敗血症など、重篤な感染症を引き起こす可能性もあります。

しかし、顆粒球減少症を起こしやすい消炎鎮痛薬は非ステロイド系抗炎症薬であり、アセトアミノフェンを主成分とするカロナールでは頻度の低い副作用です。しかし、全く起こらないとは言い切れません。特に高齢の女性や腎臓の働きが低下している方に起こる割合が高いようです。

間質性肺炎

Embed from Getty Images

薬剤に対する免疫反応が原因となるもので、多くは医薬品の使用後1~2 週間程度に発症するとされ、主な症状は、息切れ、痰の絡まない咳、発熱の3つです。

間質性肺炎は、肺胞から血液に酸素が取り込むことができず、低酸素血症となり呼吸が苦しくなります。症状が一時的で治る場合もありますが、進行して肺線維症になってしまう場合もあります。いつもは感じないような息切れや咳があるようでしたら医師の診察を受けましょう。

間質性腎炎、急性腎不全

Embed from Getty Images

間質性腎炎とは、腎臓の尿細管やその周囲に炎症を起こす病気で、尿検査では異常を示すことはほとんどなく、腎機能障害で発見されることがほとんどです。医薬品に対する全身性のアレルギー反応が原因で発熱、発疹、関節痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状など、一般的な風邪のような症状もみられます。

進行すると急性腎不全となり、尿量減少や浮腫が現れ、さらに進行すると透析療法が必要となる場合があります。 医薬品の服用後、2 週間以内の発症が多いのですが、1 ヶ月以上経ってから起こる場合もあるので、服薬した時期などをメモしておくと良いかもしれません。

カロナール300との飲み合わせで副作用が表れる薬

リチウム製剤、炭酸リチウム

Embed from Getty Images

非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン,イブプロフェン等)とリチウムとの併用によりリチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒が現れたという報告があるそうです。非ステロイド性消炎鎮痛剤は腎のプロスタグランジン合成を抑制することにより,炭酸リチウムの排泄が減少し,血中濃度が上昇すると考えられている。

リチウムの血中濃度が上昇し中毒量になると、嘔吐、下痢、極端な口渇、体重減少、筋肉のピクピクや異常な動き、言葉のもつれ、眼のかすみ、めまい、意識朦朧、脈拍異常が出現します。しかし、カロナール300の主成分であるアセトアミノフェンのプロスタグランジン合成抑制効果は弱く、腎臓には作用されないと考えられています。

チアジド系利尿薬

Embed from Getty Images

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤(インドメタシン等)で、チアジド系利尿剤の作用を減弱するといわれており、非ステロイド性消炎鎮痛剤は腎のプロスタグランジン合成を抑制することで水や塩類貯留が生じ、チアジド系利尿剤の排泄作用に拮抗すると考えられています。しかし、これも前項同様、アセトアミノフェンのプロスタグランジン合成抑制効果は弱く、腎臓への作用されないと考えられています。

クマリン系抗凝血剤

Embed from Getty Images

ワーファリン(ワルファリンカリウム)で知られる、クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与することが求められます。クマリン系の抗凝血剤を服用している人は、風邪などで病医院に掛かる時は、医師に服用していることを伝えたり、お薬手帳を持参するなどしましょう。

カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン

Embed from Getty Images

抗てんかん薬であるカルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドンを長期に服用している場合は、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告があります。カロナール300を服用しようとする場合は必ず医師にこれらの薬を服用している旨を伝え、医師の処方どおりに服用しましょう。

リファンピシン、イソニアジド

Embed from Getty Images

抗結核薬であるリファンピシン、イソニアジドもまた、これらの薬剤を長期服用している場合は、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告があります。医師にリファンピシン、イソニアジドを服用している旨を必ず伝えましょう。

抗生物質、抗菌剤

Embed from Getty Images

体内に入った細菌に対する治療に使われる抗生物質、抗菌剤ですが、カロナール300とこれらとの併用は過度の体温下降を起こす頻度が高くなることから、併用する場合には周りの人が注意して観察した方が良さそうです。

風邪の場合で一緒に処方される場合は、医師や薬剤師から指示通りに服用すれば問題ないと思いますが、カロナール300を違う診療科で処方されている場合もあるので、必ずカロナール300を服用している旨を伝えるか、お薬手帳を持参しましょう。

カロナール300を内服できない可能性のある人

消化性潰瘍のある人

Embed from Getty Images

消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)の既往歴がある人は、消化性潰瘍の再発を促すおそれがあるので、医師の判断で慎重に投与されます。アセトアミノフェンは胃腸障害が起こりにくいと言われていますが、全く起こらないわけではありません。特に消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)の既往歴がある人は注意が必要です。

重篤な血液異常のある人

Embed from Getty Images

血液の異常又はその既往歴のある人は、血液異常の症状悪化や新たな血液障害を誘発するおそれがあります。特に血小板機能異常が起こることがあるので、出血傾向(アザができやすい、歯肉出血、鼻血など)の人は注意が必要です。

重篤な肝障害のある人

Embed from Getty Images

肝障害又はその既往歴のある人は、肝機能が悪化するおそれがあります。また、アルコールを日常的にたくさん飲む人は肝障害が現れやすくなると言われていますが、絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある人でも肝障害が現れやすいそうです。

重篤な腎障害のある人

Embed from Getty Images

腎障害又はその既往歴のある人は、腎機能が悪化する(尿量が減る、尿が出ない、むくみ等)おそれがあるので重篤な腎障害の場合は使用できない場合があります。

重篤な心機能不全のある人

Embed from Getty Images

心機能異常やその既往がある人は、症状(胸が苦しい、血圧低下など)が悪化するおそれがあるので、使用できない場合があります。

カロナールに対し過敏症の既往歴のある人

Embed from Getty Images

以前、カロナールを服用し過敏症を起こしたことがある人は、再び同じように過敏症が起こる可能性があります。過敏症には少量の発疹のように軽症なものから、命に関わる重症なものまであるので、医師の判断により使用できない場合があります。また、カロナールで重篤な副作用が出たことがある場合も同様です。

アスピリン喘息またはその既往歴のある人

Embed from Getty Images

気管支喘息のある人は、症状が悪化するおそれがあるので使用できない場合があります。特にアスピリン喘息をカロナールで誘発した既往のある人は使用できません。気管支喘息は重症の場合は命に関わることがあります。既往のある人は必ず医師に伝えましょう。

高齢者

Embed from Getty Images

高齢者では副作用が比較的現れやすく、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等が現れることがあり、特に高熱を伴う高齢者には慎重に使用します。1日の総量や1回の服用量などを必要最小限の使用にとどめたり、少量からスタートするなど対応し、投与後の観察を十分に行う必要があります。

カロナール300を服用してから授乳まで開ける時間

服用後5~6時間経てばOK!

Embed from Getty Images

カロナールは主成分がアセトアミノフェンなので、乳児に対する安全性も高く使用可能です。極微量に乳汁に移行すると考えられていますが、薬剤の影響を避けるために授乳を一時的に休止する必要はないそうです。

カロナールの母乳中への移行は、服用後1~2時間をピークに、5~6時間後にはほぼ通常のレベルにまで低下することが確認されているので、どうしても心配という人は、薬の服用の前に授乳を済ませ、次の授乳まで4~5時間程度の時間を空けるという方法があります。

授乳に関しては乳汁への移行は極微量なので安全と言われていますが、妊娠中の投与に関しては安全が確立されていないため、妊婦中または妊娠している可能性のある人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与することになっています。

いずれの場合も勝手に判断せずに医師に指示を仰ぎ、指示されたとおりに服用することが安全だと言えるでしょう。

まとめ

Embed from Getty Images

ここまでカロナール300についてご紹介してきました。子供から大人まで比較的安全と言われているカロナールですが、やはり薬なので副作用もあれば、禁忌もあるのですね。飲み合わせで注意したい薬もあるので、持病などで服薬している場合は、必ずお薬手帳をもって受診した方が良いです。

また、薬などによるアレルギーがある場合も医師に必ず伝えた方が良いでしょう。アセトアミノフェンは市販薬にも含まれている可能性がある成分です。医師が処方したカロナールを服用しているときは市販薬は飲まないようにしましょう。そして、副作用等、いつも違う症状が出たら医師の診察を受けましょう。