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ワセリンの副作用って?ワセリンの特徴と「2つ」の効能や注意点!オススメの「3つ」の使い方など徹底紹介します!

保湿作用の高いクリームとしてひろく使われているワセリン。そんなワセリンにも、肌の状態や肌質によっては副作用がでることもあります。ワセリンの効果と副作用、使用する際の注意とおすすめのワセリンの使い方についてご説明します。



ワセリンにはどんな副作用がある?

薬局などでワセリンを探すときには、「ヴァセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「黄色ワセリン」など様々な種類があります。黄色ワセリンは白色ワセリンに比べ、純度が低く不純物が多めに含まれており、肌あれなどの副作用の可能性も高いと言われています。

しかし市販されているたいていのワセリンは、ほとんど副作用がなく安全と言われていますが、肌の状態によっては、赤みがでたり、かゆみ、ニキビの悪化、油やけによるシミそばかすの原因になったりすることもあると言われています。ここでは、ワセリンの副作用について詳しくご説明します。

ワセリンとはどんなもの?

主原料は石油由来

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ワセリンのもともとの原料となるものは、石油です。石油を精製し、純度を高め不純物を含まないように作られた物がワセリンです。石油は人工物ではなく、数億年前の植物が長い時間をかけて油になったものですので、もとをたどればワセリンは植物由来ともいえます。

顔だけでなく、髪や手足に対しても保湿のためにオイルを使用することがメジャーになってきています。馬油は動物由来、オリーブオイルやホホバオイルなどは植物由来であることが主な違いといえます。

幅広く基材として使われる

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ワセリンは、あらゆる状態の皮膚に対して使用することができます。皮膚科でよく処方される軟膏の原料の1つとしてワセリンが使用されています。ワセリン自体には炎症を抑えたり痛みを抑える医薬品としての効果がありませんが、ワセリンを基材(ベース)として医薬品を混ぜることで軟膏剤となります。

また、医薬品の基材としてだけでなく、リップクリームや化粧クリームなどの化粧品のベースとしても広く使われています。

グリセリンとは違う

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グリセリンはアルコールの一種で、スキンケアに使用されることも多いです。ワセリンとグリセリンの大きな違いといえるのは、ワセリンは油性で油のベールをはることで肌を保護することに対し、グリセリンは水溶性であるため肌に塗って水分を引き寄せることで肌をしっとりさせるという点です。

季節ごとの肌の乾燥度の違いや、肌トラブルや肌質に合わせてグリセリンとワセリンを使い分ける方法もあります。

ワセリンの2つの効能

肌からの水分蒸発を防ぐ

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皮膚は3つの層で構成されています。その3つとは、一番外側から表皮、真皮、皮下組織で、その下には筋層があります。この皮膚の3つの層の中でも、肌の美容を考える際にきちんとケアをする必要があるのは、皮膚表面に近い表皮部分です。

この表皮の厚さは平均0.2mmと大変薄く、ラップ1枚分程度の厚さしかないものの、毎日絶え間なく新陳代謝されて生まれ変わり続けています。表皮の中でも、皮膚表面に一番近い部分である角質層の約70パーセントは水分で構成されており、この部分の水分が蒸発されることで、乾燥肌、敏感肌になってしまいます。

肌の乾燥を防ぐための保湿剤のタイプは、皮膚から水分が失われるのを防ぐタイプと、皮膚の水分を保つタイプの大きく2つに分けられます。ワセリンは、皮膚表面の油のベールとなることで、角質層からの水分蒸発を防ぐ働きをするため、前者のタイプに含まれます。

皮膚を保護する

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ワセリンは皮膚からの水分蒸発を防ぐだけでなく、皮膚を保護する効果もあります。乾燥肌や敏感肌の方は、ちょっとした肌への刺激により炎症や痒みを引き起こす可能性があります。また、擦り傷や切り傷などの皮膚の傷が露出していると、かさぶたが作られづらい状態になってしまいます。

このような時にワセリンが皮膚の上に新たな保護層となることで、刺激から肌を守ったりかさぶたが作られやすい環境を作るのです。

気を付けるべき副作用と使用上の注意

発赤・かゆみ

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ワセリン自体には薬理作用はなく、ただ皮膚の表面に油のベールをはっているだけですが、皮膚がワセリンに反応し接触性皮膚炎を起こしてしまい、その副反応として発赤やかゆみなど引き起こす可能性もありえます。とくに赤ちゃんや敏感肌で皮膚の感度が繊細な方、アトピーの方などはこの可能性が高くなると言われています。

ニキビがある時には使用注意

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ニキビに対してワセリンを使用すると、毛穴を塞いでしまい、ニキビを悪化させてしまう恐れがあります。そもそもニキビとは、角栓によって毛穴が塞がり、その内側で皮脂が溜まりアクネ菌が増殖し炎症を起こすことが原因となるため、ワセリンを使用し毛穴表面を塞ぐことで治りを遅くしてしまうのです。

油焼け(色素沈着やシミそばかす)

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ワセリンの原料は石油です。油が日光に含まれる紫外線を浴びて変質することによって肌に色素沈着することで、シミやそばかすなどの原因となることを油焼けと呼びます。現在は精製技術が進んでいるので油やけの心配はほとんどないと言われていますが、夏場だけでなく一年を通して日光による日焼けはあると言われていますので、日中など陽が当たる時間につけることは避けましょう。

特に太陽に近く焼けやすいボディパーツである顔にワセリンを塗る場合は注意です。

アトピー治療中の方は、処方されているステロイド軟膏のベースとしてワセリンが使われていることも多いようですので、自分の薬をよく確認した後で、塗る時間やタイミングなどに気を付けてください。

量に注意

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ワセリンの欠点として、べとつき感が大きいことが挙げられます。顔に塗るとテカリが目立つkともあるので多量の使用には注意が必要です。乾燥が気になる方は、一回にたくさんの量を塗るのではなく、適切な量を複数回にわけて塗るとよいでしょう。こうすることで、長い期間に継続的に乾燥を防ぐことができるため、効果的です。

おすすめの3つの使い方

メイクに

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一般的なメイクの下地には、界面活性剤や保存料などの人工成分が含まれていることが多く、肌トラブルがあるときに使用すると更に悪化してしまう可能性があります。不純物が入っておらず皮膚の保護作用のあるワセリンは、メイク下地としては最適です。

また、指で少量のワセリンをとり、薄く伸ばして唇に塗ることで、リップクリームのように保湿効果があるだけでなくグロスを塗ったようなツヤ感を出すこともでき、一石二鳥です。

花粉症対策に

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花粉症の方は、ワセリンを綿棒で少しとり、鼻の穴の入り口付近に塗りこんでみてください。

ワセリンが鼻の粘膜を保護し、穴に入ってきた花粉を吸着し、奥の方への侵入を防いでくれます。また、花粉の季節はたくさん鼻をかみ、鼻の下が乾燥してひりひりする場合があると思います。それを防ぐためにも鼻と口の間にワセリンを薄く塗ることで、乾燥を防ぎヒリヒリ感を抑えてくれます。

傷や皮膚の保護に

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さきほどご説明したように、ワセリンには皮膚の上の保護層となることで外の刺激から皮膚を保護する作用があります。この作用を利用して、靴擦れや虫さされなどの傷ついた皮膚や、日焼け後の軽いやけどを負った皮膚に対して湿潤療法として用いることもできます。

この場合は、特定の皮膚の部分に少し厚めにワセリンを塗り、ラップなどで覆います。この湿潤療法によって、痛みの軽減や早めの治癒を促進する効果が期待できます。

まとめ

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乾燥肌の方の大きな味方であるワセリンの効果や副作用、使用上の注意についてご説明しました。大事な肌にぬるものですから、自分の肌の状態や肌質にあったワセリンの使いわけを心がけてくださいね。