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うつ病の初期症状?泣くのはリラックス効果がある?チェックしておきたい7つの症状と3つの種類のストレスを説明します

私ってもしかして落ち込んでる…?これって、もしかして、うつ病…?そう思う人は少なくありません。そういう時は、早くうつ病について勉強してみるのがいいでしょう。決して難しいことではなく、これから書くことについて、そういえば、そうだなぁとか、心当たりあるある!と思われた方は、これから気を付けようと思うことから始めませんか?



それうつ病の初期症状かも?

うつ病は、生真面目な人=几帳面だったり、責任感が人より強かったり、人情深く、いつも他人に気をくばり、相手の気持ちを敏感にとらえたりする人がなりやすい病気と言われています。人間関係や、環境の変化、そして慢性の病気に対するストレス、または薬の副作用が引き金になってしまって起こる可能性もあります。

車に例えると、脳の中の神経伝達化学物質が車のガソリンに当たります。うつになりやすい性格の人は、これらのガソリンをバランス良く使うことが出来ず、車のアクセルを踏みすぎてガソリン欠乏を招きます。この様なガソリン欠乏の状態が、抑うつ状態です。今、頑張りすぎてませんか?そういえば、最近・・・と、思ったりする人は、うつ病の初期症状がどんな感じなのか、少し入り込んで一緒に見ていきましょう。

泣くのはうつ病の初期症状かも

意味もなく突然涙がでてくる

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通常の場合は、涙が出たりするのは、副交感神経を刺激して、身体をリラックスさせる働きがあると言います。ストレス発散になるとも言われていますが、これがうつ病の初期症状だとどうでしょうか?気分が滅入ったり、涙もろくなったり、、自然に涙が出てくることがあります。

テレビ、新聞など見る気もなくなり、何もする気がしなくなり、何をやるにも億劫な状態になります。人に会うのも億劫になり、疲れやすくなります。このように、普段なら何でもないことが非常に煩わしく感じるのが特徴です。

涙が止まらなくなってしまう

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更年期障害と間違われやすいですが、うつ病の初期症状も疑います。落ち込んだり、ささいなことで涙が止まらなくなることが多くなったりする場合は、確かに更年期障害の症状でもあり、ホルモンのバランスが崩れると、気分の変化の症状が出たりしやすくなります。しかし、涙が止まらない場合は、やはりうつ病の初期症状の可能性があります。一度診てもらいましょう。

うつ病が進行すると、泣けなくなる

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うつ病が進行すると、感情の抑制症状が出ます。感情をコントロールする脳の機能が低くなり、生き生きとした感情がなくなります。喜怒哀楽もなく、能面のように無表情になり、面白くても笑えず、泣きたくてもなけないという症状がでます。

チェック!うつ病の初期症状

眠れない・目が覚めるなど

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うつ病の身体症状として、ほとんどのうつの人に現れるのが睡眠障害です。睡眠障害には、寝つきが悪い「入眠障害」、夜間に何度も目が覚めてぐっすりと熟睡できない「中途覚醒」、朝早く目が覚めて、そこから眠れなくなる「早朝覚醒」などのタイプがあります。不眠で悩んでいる場合、眠れないことで、日中に何が問題になってくるのか、また身近な人でそういう人がいる場合、注意深く観察したり、話し合いをしてみましょう。

夜の不眠があると、日中の疲れ、不調感、作業中の注意や集中力の低下、一日中気分が冴えない軽い抑うつ状態など、日中の生活の質の低下がみられるようになります。さらに慢性的な不眠症になると、日中のこうしたいろんな症状があるにもかかわらず、昼寝をとったりするのが難しくなってきます。夜も昼も眠れない状態になっていくわけです。

妙に現実的な夢を毎日見る

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私たちは嫌な夢を見たりしますよね。でもそれが毎日、しかもやけに現実的だったりする場合、うつ病の症状かもしれません。たとえば、職場で上司から叱られていたりする夢、あるいは、誰かから自分が追いかけられている夢、死骸が体に降りかかったりする夢といった、臭いや感触を伴った、リアルな夢であったりします。

食欲の減退が起こる

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食欲の低下も、うつ病の人によく見られる症状です。食欲が低下したうつの人は、「何を食べても味がしない」「今まで好きだったものが、おいしく食べられない」とか、また「何を食べてもまずい、砂を噛んでいるよう」「食べないといけないと思うから、無理に食べ物を口に押し込んでいる」といった訴えが多くなります。味覚そのものの変化による場合と同時に、消化器機能の低下が食欲不振を招いているのが大きな要因です。

食欲が低下するために、急激に体重が減少することもあります。これが若い女性の場合、体重が急激に減った理由が摂食障害ではないか、または拒食症ではないかと勘違いして受診される人もいます。でも決して意識的にダイエットして体重を落としているのではなく、うつ病による食欲低下が体重を減らしている原因であることがあります。

過食が起こる

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食欲の減退とは正反対に、症状が進むにつれて体を動かさなくなるため、ほとんど食べていないにも関わらず体重が増加する場合もあります。時には、食欲が旺盛になる過食の状態となり、体重が急増する場合もあります。これは、食べたり飲んだりすることにより、不安やイライラを紛らわそうとするもので、甘いケーキやスナック菓子など、限られた食べ物ばかりを大量に食べる傾向があります。

動悸や微熱が続いている

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自律神経失調症の症状が出ることがあります。動悸、微熱などです。うつになると、精神面だけでなく身体のバランスも崩すため、自律神経の失調が原因で起こる症状がよく見られます。

動悸、微熱などの身体の不調や症状は、他の病気でもよく見られることなので、とりあえずきちんと一般内科等で検査を受けて、検査結果で身体的な異常が見つからなければ、うつ病を疑う必要があります。

頭痛など身体に痛みがでる

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神経系に症状が出ることがあります。頭痛などが代表例です。頭痛は筋緊張性頭痛※の頭痛が多く見られ、原因は不安などからくる緊張で起こると考えられています。

※筋緊張性頭痛とは、頭部(頭蓋骨)の周囲を取り巻く筋群の持続的な緊張によって引き起こされる頭痛。そして、「慢性頭痛」の70%がこの筋緊張性頭痛といわれている。

やる気が出ない倦怠感がある

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うつ病は、やはりどうしても、心身ともにエネルギーが低下している状態なので、疲労感や全身倦怠感を訴えることが多くなってしまいます。ちょっとしたことでもすぐに疲れてしまい、何をするにも億劫で、常にだるさを抱えて訴える状態になってしまうと、生命力やエネルギーの停滞、まさに尽き果ててしまうのです。気力が減退すると、服を着るといった、なんでもない普通のことでもおっくうになってしまいます。

本人は頑張っているにも関わらず、全く能率も上がらず、労働生産性が落ち、日常生活も社会活動もままならなくなってしまいます。

仕事どうする?うつ病の初期症状感じたら

仕事の責務に耐えられるか

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毎日のハード仕事に疲れて、身体は休みたいと思っていても、会社では仕事が山積みで休むわけにはいかない、あるいは他の人に迷惑がかかるから、と無理をして出勤している内に、うつ状態から本当のうつ病になってしまうというようなことが簡単に起こってしまいます。

初めて手がけた仕事が順調に進まない時に、この仕事はうまくいかないだろうと決めつけてしまう場合や、仕事で小さなミスをしただけで、自分に合う仕事じゃなかったんだと短絡的になったり、どんなにきつくても悲しくても、仕事はするべきだ、と無意識に自分を追い詰めたりします。

与えられた仕事の内容がまだ始めたばかりでよくわからなくなり、不安を感じると、「こんなに不安なのだから、きっと難しい仕事に違いない」と思い込んでしまいます。要は、マイナスに考えてしまうのです。うつ病になりやすい人は、完璧主義や責任感が強い人が多く、もしうつ病になってしまった場合、仕事の責務に応えることができるか否かを医者などと一緒に考えていく方がいいでしょう。

うつ病で仕事能力が低下する

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うつ病の人は、仕事上のミスを起こし、社会的な評価を下げてしまうという結果に繋がりやすくなります。うつの人の中には、仕事で大きな失敗をしたりとかの挫折の結果として、うつ病になってしまったという認識をする人がかなりいるということです。

しかしよく考えてみると、原因と結果が逆なのです。現実は、すでにうつ病が潜在的に発症していて、頭がまわらず、いつもはしないようなミスをしてしまったりします。つまり、原因がうつ病で、失敗などは結果なのです。それを努力不足だと思っていた人にとって、病気という診断を受けると、楽になる方も多いようですね。

休職や異動願も検討する

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うつ病と一口に言っても、様々な症状があります。その症状によって、治療方針も変わるので、時間をかけて治していくのが大切と思われます。まず、休暇を取ったり、残業の制限、そして異動や休職などを検討し、職場環境を調整し、ゆっくりと休める環境を作っていくことで十分な睡眠時間も確保します。

そして、精神療法や、薬物療法などによる治療を始めていきます。精神療法では、不安や悩みなどを、プライベートな、職場と関係のない医師に話すことで、負のスパイラルに陥った思考を断ち、気分を楽にしていきます。そして、薬物療法では、抗うつ薬や抗不安薬、そして睡眠薬などの薬を、効果と副作用を理解した上で、症状に応じた薬を処方することで、症状を緩和していきます。

うつ病の原因の大半はストレス

感情などの精神的ストレス

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もともとうつ病は、「感情」の病気です。心の症状=精神症状です。精神症状は、気分の落ち込みなどの精神障害です。気分が落ち込んだり、憂鬱になったり、悲しい気持ちになったりします。希望が持てない人もいます。今まで好きだったことに興味が持てなくなったり、友人や家族との会話が面倒になったり、身だしなみやオシャレに興味が湧かなくなります。

とにかく現代は、ストレス社会と言われるように、防ぎようにも防げない場合があるのです。

たとえば、人員削減により、一人一人の負担が拡大し、月に100時間ほどの残業をしていた人がうつ病になってしまうこともあります。仕事以外でも、子供が独立したり、結婚して家を出て行ったりすると、自分には役割りがないと思い込み、どのように生活をしたらよいかわからなくなり、うつ病にかかってしまうこともあります。

身体の問題の構造的ストレス

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眠れなかったり、夜中に何度も目を覚まし、寝た感じがしないなどです。あと、朝は目覚ましより早く目が覚めたりします。これらを睡眠障害といいます。あとは身体がだるい、重く、疲れが取れなかったり、疲れやすくなります。これらを疲労・倦怠感といいます。そして、食欲がなく、食べるのが面倒になり、おいしくないと感じたりします。ダイエットしていないのに、体重が急に数キロ落ちたりします。これらを食欲の低下といいます。

あとは性欲の減退や生理不順のホルモン系の異常や、その他の症状として、頭痛、肩こり、便秘や下痢、胃の痛み、発汗や動悸、息切れなど、さまざまな症状が出ます。

栄養などの科学的ストレス

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人間の体の中では常に化学変化が起こっています。どういうことかと言うと、食べた栄養素が体の中で化学変化を起こしたり、外界からの刺激でホルモンが流れたりと、化学的な動きが起こります。この化学的な反応が偏ったりすると、体はストレスに感じます。日常生活で言うところの、栄養の過不足や化学物質の取り過ぎがこれにあたります。

栄養素で言うと、ガンマリノレン酸※1・カフェイン・カプサイシン※2・インスタント食品は、 体に非常に化学的なストレスを与えます。また、大気汚染・排気ガス・シンナー・トルエン※3などは、大気中に漂い、肺や皮膚から体の中に入る化学物質もあります。大気中に漂っている臭いの分子が、臭球という臭いを感じる場所から体の中に取り入れることで臭いを感じます。

そのため、臭いのあるものは、食べるのと同じぐらい化学的ストレスに関係します。

その他にも太陽にあたらな過ぎるというのも、体にはストレスになってきます。

※1…γリノレン酸とは、カシス種子油や月見草油に含まれる必須脂肪酸のひとつ。血圧やLDLコレステロール値、血糖値を低下させる効果に加えて、正常で健康な皮膚の構造と機能に役立つとされている。取りすぎに注意。

※2…トウガラシの果皮に存在する辛味成分。

※3…石油化学による重要な製品の一つで、無色の可燃性液体

あの人うつ病?対応と接し方

励ましや責めることはNG

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うつ病の人を励ましたらいけないというのは、その中身に注意する必要があるのです。たとえば、本人の苦痛を減らし、希望を与えるような暖かい励ましは良いのですが、叱りつけるような、叱咤激励はNGなのです。うつ病の人というのは、通常は大抵弱気になり、自分を責めるようになります。そこに、もっとしゃんとしなさい!というような欲求や厳しい励ましをすると、うつ病の人は、余計に自分を責め続けるようになってしまいます。

ですが、逆に周りの人達が、「励ましたらいけない」と、腫れものを触るように遠巻きにすると、うつ病の人は、孤立した状態と同じになってしまいます。ただでさえ苦痛を味わって、絶望に傾きがちな人を、孤独にさせてもNGです。暖かくみまもってあげましょう。

症状のせいだと割り切る

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症状が比較的軽い人の場合、開き直ることも大切かもしれません。うつ病になるような考え方をしないのが一番です。どういった考えがうつ病になるのかを知り、それをできるだけ避けるように意識し、訓練するのがいいでしょう。そして、無理をしないことが大切です。

人間なんて、できないものはできません。はっきり断ることも大切ですし、理想を高く見積もっても、できないことはできない。自分にできることを精一杯やっていくのが、うつ病を回避するにはいいのではないでしょうか。今ここを大切に生きてみる。いっそのこと、価値観を切り捨てちゃいましょう。うつ病になる人には、少し価値観が高い傾向があるようです。

ポジティブな言葉をかける

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周りの方や家族の方は、明るく、優しく接してください。本人の前では、いつもポジティブな言葉を発するようにしてください。人の脳にはミラーニューロンというものがあり、見たものに対し、同じような気持ちを抱く働きがあります。ポジティブな言葉に多く接することで、心がやがてポジティブになっていくものです。

声をかけるとしても、叱咤激励はダメです。本人はすでに心の中で努力をし、頑張り続けているのです。その本人の努力を認め、優しく「応援しているから、一緒に頑張ろうね」という声かけがいいと思います。

まとめ

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うつ病は心の風邪などと言いますが、やはり初期症状といっても気をつけるべきことはあります。やはり、前向きに物事を捉えることが一番大切だと思います。最後に、うつ症状のチェックリストをして、心当たりがあったら、一度診てもらうか、そうでもないか、チェックしてみましょう。少しでもうつの症状が理解していただければ、嬉しく思います。

・物事に興味や楽しみが感じられない

・毎日のように憂うつな気分が続く

・不安を感じる

・食欲が低下し、体重が減る

・毎晩よく眠れない、夜中や早朝に目が覚める

・ふだんの日常動作でも疲れる、体が重い

・自分には価値がないと感じる

・仕事や家事に集中したり、決断することができない

・消えてしまいたいと思うことがある