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非定型うつってどんな病気?過眠や過食が起こりやすい?励ますなどの4つの接し方や7つのチェック診断などを紹介

非定型うつは、落ち込むだけでなく、イライラしたり不安になったりします。楽しいと元気にはなるけれど、死にたくなるくらいつらく、傷つくことも多いうつ病です。また、定型うつとは逆で、過眠・過食の症状に襲われてしまいます。さらに、落ち込んだ後、すぐに元気になったりするために、他人からは「甘えている」、「仮病だ」と非難されてしまうこともあります。そんな非定型うつの症状、対処法、接し方を徹底解説します。



甘え?いえ非定型うつ病かも

非定型うつ病というのを皆さんはご存知でしょうか。うつ病には定型うつ病と非定型うつ病があります。定型うつ病は、皆さんがよく知っているように、気分の落ち込み、意欲や食欲・集中力の低下、不眠などがおもな症状となり、常に元気のないイメージ病気です。一方、非定型うつ病は、何か楽しいこと、望ましいことがあると、気分がよくなることもあるうつ病なのです。

また非定型うつ病の場合には、不眠ではなく、過眠になってしまったり、落ち込んだ後にすぐに元気になったりして、仮病や甘えてるなどと否定的な感情を周りの人にもたれる傾向があるともいわれています。

ここでは、なかなか理解してもらえない、非定型うつ病の症状、原因を徹底解説するとともに、その対象法と周りの人の接し方なども詳細解説します。

過剰睡眠は非定型うつの症状

過眠の症状が始まった

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過眠は、非定型うつを診断するうえで重要な症状だといわれています。定型うつでは「眠れない」という睡眠障害に悩まされますが、非定型うつでは「眠り過ぎ」障害に苦しめられるといわれています。過眠とは、1日10時間以上眠る日が、1週間に3日以上ある場合のことをいいます。非定型の眠気は、非難されたりすると気分が落ち込み、それに合わせて眠気が強まってくると考えられています。

しかし、床に入っても夜中に目が覚めてぐっすり眠れず、熟睡していないため、いくら寝ても寝足りない感じがあり、睡眠を十分とっても昼間も眠気がだらだらと続くと考えられています。そして、昼夜を問わず、うつらうつらと過ごすため、睡眠と生活のリズムが崩れ、昼夜逆転の生活となり、日常生活に支障をきたすようになるといわれています。

さらに、昼夜逆転してしまうと、セロトニンやノルアドレナリンの分泌も悪くなり、通常は非定型うつが悪化するといわれています。寝てばかりいると自己嫌悪に陥り、憂うつな気分も強まると考えられています。

過眠以外に過食の症状も

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定型うつでは、食欲不振になり体重が減少してきますが、非定型うつになると、逆に食欲が増して、過食して体重が増加するといわれています。この症状は、不安な気持ちを食べることによって抑えようとする行動だと考えられていて、何かを食べていないと気持ちが落ち着かない、食べずにはいられない状態になります。

過食の定義は、食欲、食事量などによって認められ、まず食欲は、度を越して食べたいと思う衝動が、週に3日以上あり、また過食したと思うことが週5日以上ある場合だといわれています。次に食事量は、うつ状態のときに週に2回以上、度を超して食べることがあるか、またはほとんど1日中食べているか、または1日に何度も間食をしてしまう日が、週に3日以上ある場合だといわれています。

非定型のうつになると、ほとんどの人が甘いものへの欲求が強くなるといわれており、まんじゅう、ケーキ、チョコレートなどの甘いものを無性に食べたくなると考えられています。これは、糖分には、抑うつ感を和らげる作用があるからと考えら、インスリンが分泌されて、脳内のセロトニンが増加し、抗うつ薬を飲んだのと同じ効果がみられるとさえいわれています。

非定型うつは新型うつと呼ばれる

従来のうつ病とは違う症状

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従来のうつ病である定型うつは、数週間から月単位で気分が落ち込んだまま、食欲もなく不眠状態が続くといわれていますが、非定型うつは、気分の変動が激しく、落ち込むことはあるものの、うれしいことや楽しいことが身の回りでおこると、気分がよくなり、元気になるといわれています。また、定型うつと非定型うつでは、落ち込む時間帯にも違いがあります。定型うつでは、朝方がつらいですが、非定型うつでは、夕方から落ち込み、食欲は逆に増してしまい過食になるといわれています。

また、先に述べましたように、定型うつの場合には、不眠かつ食欲減退、体重減少になりますが、非定型では過眠かつ食欲旺盛、体重増加になるといわれています。罹患する年齢層で見ても違いがあり、定型うつは40~50歳代の中高年に多く発症するのに対し、非定型うつは20~30歳代の若い世代に多いのが特徴で、しかも女性に多くみられるといわれています。

症状の違いはあるが共通部分もある

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定型うつと非定型うつには共通部分もあるといわれています。どちらもうつ状態になると、仕事のなどの意欲がでなくなり、喜んだり、笑ったりすることができず、心身ともに疲労感を強く感じ、体が重くなるといわれています。

また、どちらもストレスを感じると睡眠障害(不眠、過眠)になるといわれており、朝、起きるのが苦手になります。さらに、集中力や思考力もなくなり、ひどい場合にはどちらも死について何度も考えることもあるといわれています。

非定型うつ病チェック診断

気分の浮き沈みが激しい

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非定型うつ病の場合の最も顕著な症状として、何か良いことがあれば気分がよくなり、何か嫌なことや悪いことがあれば気分が落ち込むという気分反応性という症状がでるといわれています。気分反応性は、その時々の出来事に敏感に反応して気分が揺れ動き、気分が激しく上がり下がりすることをいいます。

極端な人の場合には嫌なことがあると、突然、気分が激しく落ち込んだり、逆に人に褒められたり楽しいことや嬉しいことがあったりすると、急に元気になるといわれており、その落差が激しいのが特徴だといわれています。。

他人の一言で激しい感情変化

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非定型うつ病になると、相手の何気ない言動に過敏に反応して、軽蔑された、恥をかかされた、バカにされたなどと否定的に解釈して、何日も寝込んだり、家に引きこもったりするといわれています。多くの場合、言葉を口にした相手に悪意などなく、非定型うつ病患者が、否定的に解釈をしている場合が多いといわれています。

また、「境界性パーソナリティ障害」の症状とよく似ているため、診察時においてはしばしば診断に迷う場合があるといわれていますので、治療を進めていく段階で、非定型うつ病なのかパーソナリティ障害なのかを見極める必要があると考えられています。

手足が鉛のように重く感じる

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非定型うつ病になると、手足が鉛のように重く感じる鉛様疲労感という症状になります。この症状になると、手足に鉛が詰まったような重さを感じて、重労働をしたわけでもないのに、立ち上がるのもつらいほどの疲労感に襲われることがあるといわれています。嫌なことがあったり、不安を感じたときなどに起こる症状だと考えられています。

病院で診断を受けても異常がないため、問題なしと診断されたり、怠けている、逃げているなどと非難されることもあります。この状態が悪化すると、朝ベッドから起き上がることも難しくなって、学校や仕事に行けないなど、日常生活に支障をきたすようになるといわれています。

深夜一人で泣くことがある

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非定型うつ病になると、不安・抑うつ発作の症状がでるといわれ、突然、激しい情緒の変化が起こって感情のコントロールができなくなり、訳もなく不意に涙がこぼれ、抑うつ感、悲哀感、孤独感、焦燥感などに襲われるといわれており、深夜に一人で泣くこともあるといわれています。

非定型うつ病では、多くの場合、日暮れから夜間に起こって、数十分から半日近く続き、周囲の目には性格が変わったようにみえると考えられています。発作時には、動悸、心拍数増加、息切れ、めまいなど、様々な身体症状が出るほか、リストカットなどの自傷行為や過食などをおこすおそれもあるといわれています。

甘いものが食べたくなる

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非定型うつ病になると、過食になり、さらにほとんどの場合において甘いものが食べたくなるといわれています。先にものべましたが、まんじゅう、ケーキ、チョコレート、ドーナッツなどの甘いものを無性に食べたくなり、次から次へと食べたくなります。糖分には、抑うつ感を和らげる作用があるといわれています。

これは、インスリンが分泌されて、脳内のセロトニンが増加することで抑うつ感を和らげるためと考えられています。特にチョコレートは脳内の神経伝達物質に作用し、気分をよくするとも考えられています。しかし、甘いものを食べすぎによって、体重の増加を招き、太ってしまったことで自己嫌悪に陥り、気分がまた落ち込むという悪循環になると考えられています。

楽しいことには積極的

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非定型うつ病の場合には、先にのべましたように、気分反応性の症状として楽しいときには積極的になるという症状があるといわれています。例えば、親しい友人とおしゃべりをする、ショッピングに出掛ける、趣味の音楽を楽しむ、欲しかったものが手に入る、海外旅行に行くなど、好きなことや楽しい出来事があれば、気分が良くなって元気になり、体も軽く動き、うつ病が軽快したり消えたりすることもあると考えられています。

しかし、この症状は、いいことばかりではなく、先ほどまで落ち込んでいた人が、手のひらを返したように元気になるために、周囲の人間から仮病だと指摘され、自分勝手、わがまま、なまけ者などと思われ、誤解されることもあるといわれています。

昼夜逆転など生活リズムの乱れ

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非定型うつ病の典型的な症状として、仮眠があります。仮眠になると、夜に床に入っても、目が覚めてぐっすり眠れず、熟睡していないため、いくら寝ても寝足りない感じになるといわれています。また、睡眠を十分とっても昼間も眠くて仕方なくなり、睡眠と覚醒のリズムが崩れ、生活のリズムも崩れ、昼夜逆転の生活となって、日常生活に支障をきたすと考えられています。

また、昼夜逆転してしまうと、セロトニンやノルアドレナリンの分泌が悪くなり、通常はうつ病が悪化するといわれています。さらに寝てばかりいると自己嫌悪に陥り、憂うつ気分が強まると考えられています。

非定型うつ病の原因は?

「いい子」と言われる性格

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非定型うつ病の原因として、小さな頃から「いい子」といわれる性格であったことがあげられることがあります。このタイプの人の場合には、他人からよく思われたいという意識が強く、自分に対する評価が気になるタイプだと考えられています。

また、非定型うつ病の人は、みっともない姿をさらしたくない気持ちが強いため、人前に立つとかえって緊張して手や声が震える対人恐怖症の傾向が、でやすいともいわれています。さらに、周囲に気をつかいすぎ、自分の気持ちを抑え込んでも他人に合わせようとする特徴もあるといわれています。

家庭環境によるもの

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非定型うつ病の場合には、家庭環境も大事であるといわれています。現在の日本では、核家族化が進み、子供も一人っ子の家庭が増え、父親は仕事でほとんど不在の日々が多く、家庭は母親と子供だけになり、その母親も、昼間は働きに出かけ、子供への育児もままならず、食事も満足に食べさせていない家庭も少なくありません。

このような家庭環境では、子供の両親もストレスをかかえて生活し、子供への虐待をする場合や、離婚などが、子供の心に大きな傷となって、強いストレスとなり、非定型うつ病の原因となることがあるといわれています。

生活リズムの乱れ

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非定型うつの場合は、生活のリズムの乱れでも起こるといわれています。昼夜逆転のようなリズムの崩れた生活をしてしまうと、セロトニンやノルアドレナリンの分泌が悪くなり、非定型うつ病になりやすい状態になると考えられています。

さらに、非定型うつ病になると、過眠の症状がでますので通常はさらにうつ病が悪化するといわれています。また、寝てばかりいると自己嫌悪に陥り、憂うつ気分が強まり、憂うつ気分がさらに増強されると考えられています。

ストレス過多によるもの

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ストレスは、非定型うつ病だけでなく、うつ病全般の発症の重要な原因の一つとだといわれています。ストレスは心にも体にも影響して、うつ病に限らずさまざまな病気を引き起こす要因になると考えれています。ストレスといっても、空腹、痛みなどの身体的なもの、悲しみ、怒り、恐れなどの心理的なもの、騒音などの物理的なもの、仕事、人間関係などの社会的なものなど、様々なストレスが原因になると考えられています。

特に、非定型うつ病には、拒絶過敏性という特徴があり、対人関係において拒絶される事に対して過敏にとらえてしまうため、社会生活でストレスを感じやすいと考えられています。

非定型うつの改善方法

生活リズムを整える

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非定型うつの改善方法としては、まずは、生活のリズムを整えることが大事だといわれています。生活のリズムを乱れたままにしておくと、憂うつ、イライラなどの気分や、体の重さといった症状がますます悪化すると考えられています。何よりもまず規則正しい生活を心がけることが重要です。

また、一般的に定型うつでは、休養をとることが必要といわれていますが、非定型うつの場合には、昼間は目的を持って活動し、過眠を防止し、リズムの乱れを改善することが望ましいでしょう。

自分ルールを設定して守る

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生活リズムを守るために自分の中でルールを作り、それを守ることも必要なことだといわれています。朝起きる時間、適度な運動をする、夜は早く寝るなど、まずは生活のリズムを整えることが必要だといわれています。そして、作ったルールを出来るだけ守るようにします。

また、生活のリズムが整ったら、自分ルールの中に、趣味や遊びも盛り込むことも大切だといわれています。ルールを守る楽しみ、ルールを守る大切さ、規則正しい生活を送ることで、非定型うつは改善される可能性があると考えられています。

整理整頓を心がける

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非定型うつの改善方法としては、整理整頓、掃除なども効果があるといわれています。非定型うつになると、掃除などをする際に頭が回転しなくなることがあるといわれていますので、日頃から、整理整頓、掃除を心がけることで、頭の回転を日頃から行うことが望ましいでしょう。

また、掃除や片づけにより適度な運動を行い、リズム調整に役立つといわれています。整理整頓により部屋を綺麗に保つことも生活のリズムにおいて必要なことだと考えられています。

軽い運動で汗を流す

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非定型うつの場合には、適度な軽い運動により体を動かして、汗をかくとことが必要だと考えられています。また、すこしでも外出し、外の光と空気に触れることも大事です。非定型うつなどの病気は、脳内物質のセロトニンが不足していますが、体を動かすことにより、セロトニンの分泌量が増加するといわれています。

さらに、喜怒哀楽などを司る脳の海馬が萎縮することにより、感情のコントロールが難しくなるといわれていますが、 体を動かせば海馬の萎縮を防止し、良好な状態に保つことが可能となり、感情をコントロールしやすくなるといわれています。

太陽の光をしっかり浴びる

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太陽の光を浴びるとセロトニンが活発になるといわれています。精神的に健康を保つためには、ある程度太陽光を浴びる必要があるともいわれています。しかしながら、非定型うつの人は、あまり太陽の光をあびていないゆえに、セロトニンが減少し、分泌されず、気持ちも沈んでしまうといわれています。

また、太陽の光を浴びると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌も抑制するので、太陽が出ている時間帯に、少しでも外に出て、太陽の光を浴びることによって、体内時計がリセットされ、セロトニンが分泌されて心の状態も健康的になると考えられます。

病院で治療が必要?薬は?

非定型うつ病の診断は専門医で

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非定型うつ病の診断は、必ず専門医の診断を受けることが望ましいでしょう。非定型うつ病は、近年増えてきたうつ病の型です。従来からある、定型うつ病とは、同じうつ病であっても、症状や治療法、患者への接し方、対応の仕方などが異なってくるといわれています。

非定型うつ病の治療は、基本的には薬物療法や認知行動療法などの精神療法を中心に行われますが、特に非定型においては生活療法がより重要になってくると考えられていますが、未だ確立しているわけではなく、慎重に正しく行われる必要がありますので、必ず専門医の診断を受ける必要があるといわれています。また、家族や周囲の人は、非定型うつ病についてよく理解を深め、患者を温かく見守ってあげることが必要だといわれています。

精神療法(カウンセリング)中心

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非定型うつ病の場合には、大事な療法は精神療法だといわれています。感情が過敏で、対人関係に悩みやすく、それがきっかけで発病しやすい非定型うつ病にとって、精神療法は非常に有効な治療法だと考えられています。精神療法は、カウンセリングとも呼ばれ、治療者は医師や臨床心理士で、患者の気持ちを受け止めることからはじめます。

精神療法は、主に認知行動療法と人間関係療法(対人関係療法)の二つに分けられるといわれています。認知行動療法は、患者の病気に対するマイナスの見方や考え方を変えていくことに焦点をあて、歪んだ思考を修正しながら問題点を解決していく方法だといわれています。人間関係療法は、問題を人間関係に絞り込んで、その患者にとって最も身近で大事な他者との関係性を改善していくものだといわれています。

通常の抗うつ薬が効きにくい

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非定型うつ病の場合には、従来型の定型うつ病に比べて、抗うつ薬が効きにくいという特徴があるといわれています。そのため、症状の強さや種類によっては、薬物療法と精神療法を併用したり、使い分けたりすることで対応すると考えられます。患者によっては、薬物療法よりも精神療法を用いた方が治療効果をあげる場合もあるといわれています。

気分安定薬による強化療法の併用や、NaSSAやセロトニン1aアゴニストなどの新薬の併用、またクロナゼパム、二環系抗うつ薬を使用する場合などが考えられますが、薬剤に対する反応が悪く治療には長期間を要することが多いといわれています。

気分安定剤で心の強化療法

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非定型うつ病の特徴的な症状である激しい気分の変動や急激にわき起こる怒りなどがある場合には、気分安定剤を使用するといわれています。抗うつ薬と併用することで症状の改善が見られるといわれています。気分安定剤にはいくつかの薬がありますが、この中でバルプロ酸が最も効果的で広く使われています。

もともとはてんかん薬でしたが、最近では双極性障害の治療にもよく使用されており、パニック発作に対しても効果があると考えられています。また副作用には、眠気やめまいなどがあるので気をつけることが望ましいでしょう。

非定型うつの人への接し方

甘えではなく病気だと理解する

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非定型うつの症状には、先にものべましたが、「仕事となると大きく落ち込むが、遊びに行くと元気になる」という気分反応性という症状があり、他人や周りの人からすると、「甘えてる」、「仮病だ」と考えられてしまうことがよくあります。

しかし、これは非定型うつの症状であり、患者本人が意図して行っているわけではないといわれています。非定型うつに接する方は、この症状を理解して接してあげることが大事だといわれています。

少し励ますことが重要

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非定型うつの場合には、少し励ますことが大事だといわれています。定型うつの場合には、周囲の人が励ますと患者本人がかえって自分自身を追い込んでしまうといわれていますが、非定型うつでは、少し励ますほうが奮起のきっかけになると考えられています。また、自分が受け入れられているという安心感を持たせるためのスキンシップも効果的であるといわれています。

成功体験を積み上げる

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非定型うつが治りはじめたら、自立を促すために本人と適度な心理的距離をとりながら、本人ができることは本人にしてもらい、達成できればそれに対して評価するという対処方法が、効果があるといわれています。小さな成功体験を積み上げることが、患者の自信回復へと繋がると考えられています。

衝動行動に注意を配る

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定型うつが多くの場合、絶望感によって自殺を企てる危険があるといわれていますが、非定型うつの場合には、周囲の人に助けを求めるサインとして、衝動的に自殺を企てる可能性があると考えられています。患者の不安感や焦燥感が強いときは、衝動行動をしっかり注意を配ることが望ましいでしょう。

まとめ

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非定型うつ病は、ずっと落ち込んでばかりいるわけではなく、とても判断に迷う病気です。落ち込むだけでなく、イライラしたり不安になることもあり、楽しいと元気にはなるけれど、嫌なことがあると死にたくなるくらいつらく、傷つくことも多い病気です。自分が非定型うつ病かもしれないと思ったら、迷わず医師の診断を受けることが望ましいでしょう。

また、自分の周り、もしくは家族に非定型うつ病の患者がいる場合には本記事で学んだ接し方をぜひ、参考に、仮病や甘えだと認識せず、病気による症状だと認識してあげて、適度な励ましなどで患者の気持ちのコントロールを手助けしてあげるとよいでしょう。また、くれぐれも自殺などの衝動行動には注意をはらう必要があるでしょう。