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ぎっくり腰の治療|病院での治療方法を詳しく解説!即効性があるのは注射?薬?それとも湿布?原因を知ってしっかり予防!

ぎっくり腰の病院での治療方法を詳しく解説します。ぎっくり腰の痛みから今すぐに解放されたい人に、即効性がある治療法は薬なのか?注射?湿布?それぞれの治療効果を解説します。ぎっくり腰の原因と症状を知ることで、しっかりと予防することができます。ぎっくり腰を繰り返さない為に、突然襲って来るぎっくり腰の対処法をしっかり押さえて、もう二度とぎっくり腰を繰り返さないようにしましょう。



ぎっくり腰とはどのようなもの?

「ぎっくり腰」とは、突然「グギっ」と襲われる激しい腰の痛みのことで、病名的には「急性腰痛「椎間捻挫」と診断されます。ぎっくり腰になると立つことも、動くことも、時には寝ている姿勢も痛く、咳やくしゃみでさえも腰に響き、自分の体をどうすることもできなくなります。

軽傷でそこまで強い痛みではないにしても、腰を真っ直ぐ以外に動かすと痛みが走り、前に倒すことも、横をふりむこともできない、と言った状態になることもあります。また、慢性的な腰の痛みを感じている人は、蓄積されていった痛みが爆発するように、激しい痛みに襲われることもあります。

主な原因は、蓄積した筋肉疲労と言われていますが、その原因をはっきりと突き止めることは難しく、一人一人発症の仕方も違えば、原因も違うと言われています。予防、治療も各自の症状、生活習慣、体の特性によって違ってきますので、自分に合った予防法、治療法を見つけ、普段の生活からぎっくり腰予防を心がけて生活することが大切のようです。

ぎっくり腰の原因・6つ

1.筋肉疲労

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ぎっくり腰の一番の要因は、筋肉疲労と言われています。二足歩行の人間が歩き出して、20年、30年すると筋肉に疲労が溜まり、あるときにポキッと、激痛となってその疲労の限界を教えてくるようです。筋肉に疲労が溜まった状態のまま、生活を続けることが原因になりますので、疲労を貯めない生活を心がける必要があるようです。

人間の体に備わった自然治癒力で、毎日の疲れを回復するメカニズムを持っていますが、それを上回る疲労、睡眠不足や不摂生な生活、運動不足や座りっぱなしの仕事、同じ姿勢を長時間続けているなど、毎日の生活の中で、チリが積もるように筋肉疲労は蓄積されていきます。

一日の終わりには湯船につかり、心と体をリラックスさせ、温めて筋肉、靭帯を柔らかくし、しっかりとストレッチをして一日を終わらせるだけで、体の筋肉に蓄積された疲労は、かなりの部分リセットすることができます。毎日の生活を見直してみることが大切です。

2.骨格の歪み

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ぎっくり腰の原因の1つに、骨格の歪みも考えられるようです。骨格が歪んでいるからぎっくり腰になるのではなく、歪んだ骨格は体のバランスを悪くさせ、ある部分の筋肉だけに大きな負担がかかります。バランスを取ろうと、体の他の部分の筋肉にも負荷がかかりますので、徐々に筋肉疲労が蓄積されていきます。これがあるとき爆発を起こし、ぎっくり腰として体に警笛をならすのです。

3.いきなりの過負荷

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一番多いぎっくり腰の発症の原因として言われるのが「重い荷物を持って」ということです。その他にも、高いところから飛び降りたり、勢いよく振り返ったり、勢いよく起き上がったりしたときに「グギっ」とやってしまうということです。

これらは、動きの急激な切り替えの時に、瞬間的に腰に大きな負荷がかかり、筋肉がその瞬間的な負荷に耐えられず、靭帯、骨、関節包などを傷つけてしまうとのことです。腰への負担を軽減するためには、背筋、腹筋、足の筋肉などを鍛え、しっかりと腰の周りの筋肉が支えてあげることが必要となります。

4.生活習慣

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毎日の生活習慣の中にも、ぎっくり腰を起こす要因は沢山あるようです。オフィスワークで長時間同じ姿勢で座っていることや、レジ打ちで同じ動作をずっと繰り返すなど、長時間、同じ姿勢を取ることにより、筋肉を固くさせ血流を悪くしてしまうので、急に体を動かそうとしたときに、固まった筋肉、靭帯が切れたり痛めたりしてしまいます。

継続的に、限られた筋肉した使わない動作が続く場合には、1時間に1回程度は必ず作業を中断し、体の筋肉をほぐし、使わない筋力の低下を防ぐようにしなければいけないようです。

5.体重や筋肉のバランス

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ぎっくり腰になってしまった要因が、もしかしたら20代、30代のころから比べたら、増え続けた体重によるものかもしれません。また、学生時代まで続けていた運動をぱったりしなくなり、10年、20年経過すると筋肉のバランスも崩れてきます。

体重増加や筋肉のバランスが悪くなってくると、体を支えている腰に大きな負担がかかります。増えた体重は、寝ている時にも腰を圧迫しかねません。健康管理と共に体重管理もとても大切です。

6.内臓、脊髄の病気の場合も

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ぎっくり腰を発症して、2,3日の安静期間を経過しても、腰の痛みが引かない、さらに増してくる、発熱や発汗、楽な姿勢がなく、どんな姿勢でも痛みが変わらない、しびれる、力が入らないなどといった症状は、内蔵や脊髄、婦人科系、循環器系、泌尿器科系などの病気も疑われます。

自分の体とよく対話し、大きな病院にある整形外科を受診した後に、内科、泌尿器科、婦人科、循環器科等を受診することが大切のようです。

ぎっくり腰の症状・5つ

1.動作の瞬間に激痛が走り、動けなくなる

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ぎっくり腰の一番多い症状は、ある動作を起こした時に激痛が走り、動けなくなると言ったものです。それは、重い荷物を持った時に起こることもありますし、くしゃみをしただけで激痛が走ることもあります。

体は、常に予測を立てて筋肉を収縮させ、衝撃を和らげたり、筋肉を緊張させたりしながら機能しています。これが、予測できなかった動作に対して、体が防御の準備をすることができずに、想定外の衝撃が加わり、腰を痛めてしまうのが一般的なぎっくり腰の症状のようです。

2.最初は違和感程度で徐々に悪化する

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ぎっくり腰には、腰のあたりに感じる違和感、痛みを感じる予兆、痛みが増していくような予感といった、事前に何かしらのサインがある場合があります。普段から、自分が腰痛持ちであると自覚している人もいるようですし、常に腰の辺りに張りのようなものを感じている人もいるようです。

これらをそのまま対処せずに放置しておくと、それが徐々に悪化し、ある一つのきっかけの動作により、大きな衝撃となり、激痛が走ると言ったこともあるようです。

3.上半身を起こすことができない

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ぎっくり腰は腰を起点として、上半身をどうにもこうにも動かすことが出来ない症状の人が多いようです。寝たら、寝たっきり上半身を起こすことが出来ない。腰に力を入れることが出来ないので、腰から上の上半身を起こすことがとても大変になります。

4.歩行が困難になる

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腰は、体の中心で体を動かす起点になり、力を入れて支えていますので、腰に激痛が走ると足を一歩、前に出すことも大変になります。右足、左足といった、基本的な歩くといった体重移動も難しくなることから、歩行が困難になり、痛みが緩和するまで寝ているしかなくなってしまうのです。

5.くしゃみ、咳で痛みが強まる

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ぎっくり腰には、くしゃみや咳も大敵です。普段何気なくしているくしゃみ、咳が腰に対して衝撃となり激痛を走らせる要因となるのです。くしゃみに対して、普段体はそれほど防御の体制を取っていなのかもしれません。

それゆえ、一つのくしゃみで腰の骨の関節が1つずれたような衝撃、激痛が走るのです。普段の何気ない動作にも気を付けなければいけない、それがぎっくり腰のようですね。

簡単な対処方法・4つ

1.痛みの少ない姿勢を見つけ、安静にする

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ぎっくり腰になってしまったときの、一番最初に行う大切な応急処置は「安静」です。できるだけ痛みの少ない姿勢を見つけて、その姿勢でしばらく安静にすることです。急性な痛みですので、この激しい痛みが引くまで、少しの間は安静を心がけましょう。

2.痛み止めの服用

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急に襲ってくるぎっくり腰の治療には、痛み止めの服用も効果的です。痛みがあることにより、体が緊張し、ストレスがたまり、体中の節々も凝り固まるといった悪循環が生まれます。これを早くに対処する方法として、痛み止めで痛みを軽減させることで、ぎっくり腰自体の回復も早めることができます。

痛みが抑えられることにより、腰に負担をかけない動きが可能になりますので、体を動かし筋肉を動かし、血流を促すことが痛めた筋肉、靭帯の回復を早めることになります。市販されている鎮痛剤で痛みを緩和することができるようです。アセトアミノフェン(解熱鎮痛成分)、筋肉弛緩成分、消炎鎮痛成分などが含まれている薬を服用するといいようです。

3.温める

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ぎっくり腰を起こした直後の激痛には、冷やす対処をすると、痛みが遠のき気持ちよくなるようですが、残念ながら炎症を起こしている箇所を冷やす効果は、その場一時の痛みを感じさせなくなる効果がある程度で、炎症や損傷を直す効果の報告はないとのことです。

激痛を感じ、患部が熱を持っている直後は、冷やして激痛を和らげる対応は良いとされていますが、それが過ぎてからは、温めたほうが治りが早いと言われています。温めることにより血流を促し、血管を通って送られてくる様々な細胞を、修復させる物質の対流を促すことが、回復を早めるためには有効と言われるようになってきたようです。

4.冷やすと回復を遅らせる

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ぎっくり腰には、スーッと冷感作用が気持ちの良い、冷湿布を貼ることが良いと昔から言われていたようですが、「スー」と感じるのはメンソールの成分で、冷たく感じさせるために配合されているだけで、治癒力はありません。

また、冷やしていると思われいる冷湿布の冷却効果はほどんどなく、肌に湿布の水分が触れることにより、冷たさを感じる程度とのことです。冷やすことで、血管が縮まり、血流が悪くなり、血液が滞ることにより回復はどんどん遅れていきます。

筋肉は固く委縮し、修復を始めた靭帯も固いままで、柔軟な動きをすることができません。「湿布をはって冷やしておけば治る」は、一昔前の家庭の治療法で、昨今は回復を遅らせるだけといった認識がされるようになったようです。

病院は何科を受診すればよい?

整形外科・外科

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ぎっくり腰で病院にかかる場合、まずは整形外科にかかるのがいいようです。整形外科では触診、レントゲン、MRIなど骨の異常を調べてもらうことができます。整形外科では検査の他、理学療法士、運動療法の指導が受けられることもあります。

比較的軽傷のぎっくり腰の場合は2,3日安静にしていると、症状が落ち着いてきて動けるようになるようですので、落ち着いてから整形外科を受診し、検査をすることが望ましいようです。また、2,3日たっても症状が改善せず、さらに悪くなっている場合は他の病気も考えられます。

内蔵の病気、脊椎、婦人科系、泌尿器系等の病気から痛みが出ていることがあるようです。できれば、大学病院など大きな病院で整形外科を受診し、何か気になることがあれば、その後、内科、泌尿器科、婦人科、循環器科などにかかることがいいようです。また、整形外科は外科と同じ分野なので、一般外科を受診しても問題ありません。

内科

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ぎっくり腰を起こし、整形外科で検査を受けても特に異常がないと診断されても、足がしびれる、膝を曲げて横向きに寝ても楽にならない、発熱、発汗がある、痛みがどんどんひどくなる、短期間で再発を繰り返す、排便排尿に異常があるなど、何かしら気になることがあれば、内科を受診するのがいいようです。

ぎっくり腰、腰痛は骨や靭帯の異常ではなく、内臓、循環器、泌尿器科系、婦人科系に異常があっても起こるとのことです。自分の体の状態をよく観察し、早い段階で心当たりのある専門科を受診しましょう。

整骨院

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ぎっくり腰で軽傷の場合、整骨院で治療を受けることも可能です。整骨院では、筋肉調整・鍼灸治療と整体矯正等を行うところが多いようです。整形外科で骨の異常がなく、その後の通院が必要無くなっても、ぎっくり腰の再発の不安や、腰痛の不安がある場合には、体を整える意味で整骨院を受診することもいいようです。

カイロプラクティック

http://gty.im/94120010

ぎっくり腰には、カイロプラクティックも有効のようです。海外では西洋医学として医療の一部として行われています。カイロプラクティックは神経の働きを回復させ、自然治癒力を引き出すことを目的として行われる治療です。

基本的な治療は、骨格矯正と筋肉矯正です。脊椎のゆがみを直し、正しい姿勢を取ることにより、筋肉の動きも調整することができるとのことです。東京、横浜には数多くのカイロプラクティック治療院がありますので、評判などを聞き受診することをお勧めします。

病院での治療法・5つ

1.骨盤けん引

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ぎっくり腰(急性腰痛症)の治療で、取り入れられている治療方法に「骨盤けん引」があります。これは、古くから行われている腰痛の治療法で、骨盤を固定し股関節を適度に曲げた姿勢で、肢体の方向に強い力で引っ張り、緩める、また引っ張るを繰り返す治療法です。

骨盤けん引は腰部の筋肉や靭帯を伸ばし、マッサージや刺激効果があるとされています。緊張を和らげ、局所の血行を促進させる効用もあるとされ、一種の運動療法とも考えられているようです。

この治療法は、効果が表れるまでの期間やどういった症状の患者さんに対して有効なのかなど、はっきりとした論文や報告がないため、効果を疑問視する声も少なくないようです。最近では、力をかけて引っ張るのは良くないという考え方もあるようです。

患者さんによって、治療の効き目も様々なようですので、治療を行う際は、患者さんの状態をよく把握することが必要のようです。患者さんが寝ている状態で向きを変えても痛みが出ない、起き上がるときに強い痛みがでないかを確認をすることはもちろん、急性時、炎症、痛みがあるときは、行わないことが大切です。

2.装具療法

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ぎっくり腰の治療として、一番手軽に取り入れられる方法として装具療法があります。整形外科では、急性期の治療法として、コルセットを処方することが多いようです。コルセットはバンド型のものが多く、くるっと腰骨を中心に下腹を支えるように巻き、マジックテープで固定します。

整形外科では、保険が適用されるようですので、整形外科を受診し、症状に合わせたもの処方してもらうことがお勧めです。

コルセットなどの装具を装着することで、炎症を起こしている筋肉の代わりとなり、体を支えてくれるので、痛みがあるときの着用はとても楽になるようです。ただし、コルセットは急性期の筋肉のサポートであり、付けていることにより、ぎっくり腰、腰痛が治ることはないとのことです。

長期に渡るコルセットの装着は、筋肉を衰えさせることになるので、新たな腰痛を誘発する原因ともなると言われています。

日常的にコルセットを着用すると、仕事や家事での腰の負担を補うことができ、予防にもなり、コルセットを着用し続けるほうが良いように思われますが、コルセットは急性期の一時的な対処法として、装着するようにしましょう。長期間の着用は、医師と相談することが大切とのことです。

<コルセットを巻くポイント>

1)お腹を支えて腰の負担を軽くする。

2)骨盤と腰の間に中心がくるようにする。

3)腰骨の中心を通り、下腹をぐっと持ち上げて支える感じで止める。

4)おへそから下を締め付けるように巻く。

3.神経ブロック注射

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痛くて、どうしようもないぎっくり腰の治療法として「神経ブロック注射」があります。ブロック注射とは、ぎっくり腰、腰痛の原因となる神経や、その周辺に局所麻酔薬を注射し、痛みを抑える治療法です。整形外科やペインクリニック科で受けることができます。

炎症を起こしている局部に麻酔薬、ステロイド剤を注入することで、数時間、症状や場合によっては1週間程度、痛みを取ることが可能なようです。痛みが緩和することにより、周りの筋肉の緊張がとれ血流が促されることにより、回復を早める効果もあるようです。

1週間に1回程度、4~5回くらい継続して注射することにより、症状が解消されるのが理想的な効果で、注射をしても一時的にしか痛みが取れない、次の日には痛みが戻ってきてしまうなどの場合は、医師と相談することが必要なようです。

一般的に、痛い注射として知られているようですが、ぎっくり腰の痛みはそれ以上の痛みが数日継続し、生活に支障をきたすことが多いので、数分間の注射の痛みを我慢して、早期の回復を促す神経ブロック注射は、有用であると言われているようです。

<ブロック注射の種類>

・仙骨ブロック(正式名称:仙骨裂孔硬膜外ブロック)

・腰部硬膜外ブロック

・神経叢ブロック

・神経根ブロック

など。

4.温熱療法

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ぎっくり腰にも、有効な腰痛を和らげる治療法の一つに、患部を温めて血液の流れを良くする。「温熱療法(おんねつりょうほう)」があります。ホットパックや温湿布、電気治療(マイクロ波、低周波、高周波などの照射)、超音波・赤外線・レーザーの照射などで、患部を温める治療法です。

ぎっくり腰などの急激な痛みの原因は、衝撃や圧迫などによる、筋肉、靭帯、骨、軟骨(椎間板)、関節、神経が炎症を起こしているからと言われています。これは損傷した靭帯や筋肉、骨などを回復させようと血液を通して様々な物質が患部に集まってきて、修復を試みようとします。これが炎症、腫れ、痛みとなって現れているとのことです。

これは、身体を守るために起きる自然な防御反応です。この痛み、腫れ、炎症を取ろう冷やす行為は、防御反応、治癒力を抑えてしまうことになります。ぎっくり腰直後の激しい痛みは冷やして、痛みを逃がすことが必要となりますが、その後は温めたほうが、治りが早いと言われています。

<温めたほうがよいケース>

温めたほうがいい痛みは「重苦しい鈍い痛み」です。急激で激しい痛みではありません。凝り、張り、だるさ、疲れなどを伴う鈍い痛みの場合は、血流の悪さが原因の場合が多く見られますので、温めて血流を良くすることが痛みが軽減します。

<冷やす>

ぎっくり腰や急性腰痛などの、激しい痛みと患部に熱がある場合は冷やすことが必要です。患部に手を当て、熱を持っていたら冷やしましょう。

<医療機関で行う温熱療法>

・ホットパック:ジェル状の温熱剤が入ったパック。熱湯などで充分に温めてから腰に巻きつけるなどして使う。保冷剤の温熱版のようなもので、長時間温かい状態を維持できる

・電気治療:マイクロ波、低周波、高周波など照射して腰の内部から温める

・超音波、赤外線、レーザー:専用機器から照射して腰の内部から暖める

<自宅でできる温熱療法>

・入浴、シャワー

・蒸しタオル、カイロ、温湿布

・腹巻、サポーター、コルセット

5.薬物療法

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急激な痛みで発症するぎっくり腰には、薬物療法も有効です。急激な痛みを取り除くことにより、体を動かすことができるようになるので、体の回復も早まると言われています。病院、整形外科では飲み薬の他、貼付薬、塗り薬などが処方されるようです。

<処方される薬の種類>

・筋緊張弛緩薬:筋肉を緩めて血行を促進することで、痛みの緩和させる薬です。

・血管拡張薬:血行を促進させることで自然治癒力を高め、症状の改善を目指す薬です。

・ビタミン剤:神経障害の回復を目指す薬です。

・精神安定剤:腰痛による精神的ストレスをやわらげることで筋肉の緊張を抑え、痛みの増長を防ぐ薬です。

・骨粗しょう症治療薬

<処方される薬>

・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):ロキソニン、ボルタレン、エスタックイブ、モービ

ックカプセル、ハイペン、ソレトン、ロルカム、

・アセトアミノフェン:タイレノール

・COX2

高選択的阻害薬:セレコックス

予防方法・2つ

1.腰に疲れをためない

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ぎっくり腰を予防するために、一番大切なことは「疲れを貯めない」ことです。毎日の生活の中で、少しずつ積もっていく疲労が、ある一定の許容範囲を超えた時に爆発して、ぎっくり腰の症状として現れるのです。毎日の生活の中で、いかに腰に負担をかけずに、疲れを貯めずに生活するかが大切になります。

<ぎっくり腰の予防のためのチェックリスト>

・同じ姿勢での長時間の作業はぎっくり腰になる!

・椅子に座りっぱなしはぎっくり腰になる!

・悪い姿勢はぎっくり腰になる!

・習慣的な運動をしていないとぎっくり腰になる!

・太ると腰に負担がかかりぎっくり腰になる!

・腰を冷やすとぎっくり腰になる!

・毎日の生活で疲労を貯めるとぎっくり腰になる!

・重い物を急に持ち上げるとぎっくり腰になる!

2.膝を使って腰の負担を減らす

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ぎっくり腰を予防するには、「腰の負担を減らす」ことです。それには、膝のクッションを使い上手く衝撃を和らげることが大切になります。腰を曲げるのではなく、スクワットのように膝を曲げて、姿勢を低くすることを心がけましょう。

膝を使うことで肢体の筋肉が鍛えられ、腰を支えることができるようになります。毎日スクワットを意識して、膝を使って状態を屈めるようにしましょう。

<ぎっくり腰予防法>

・顔を洗う時は膝を曲げて姿勢を低くする。

・靴下を履くときは腰を曲げずに、膝を曲げて壁に寄りかかる

・靴を履くときは腰を下ろす

・物を拾う時は膝を曲げて拾い上げる

・重い物を持ち上げる時は足を開いて膝を曲げる

まとめ

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ぎっくり腰なんて、二度とやりたくない!というのがみなさんの願いだと思います。一度ぎっくり腰を経験すると、「あ、これヤバい姿勢」「あ、この重さ持ち上げてはダメ」「疲れが溜まってきたから、なんとなく腰が痛い」と、感じられることでしょう。

感じたら、処置、対処を速やかに行いましょう。重いものは持たない、持つときは膝と足をしっかり使って持ち上げる。疲れが溜まったと思ったら、速やかにお風呂に入って寝る。などなど。私は腰に違和感を感じたらホッカイロを腰に貼って温めています。

ちょっとした生活の中での心掛けで、ぎっくり腰を再発させないことはできます。体を労り健康に暮らしましょう!