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しらくもって?頭皮も水虫になる?白癬菌などの原因とオロナインなどの薬をつかった治療と予防法を6つ詳細に解説!

しらくもは頭皮(髪の毛)に白癬菌が感染して起こる病気です。柔道などの格闘技選手間やその家族への感染や、ペットからの感染が多く指摘されています。この記事では、しらくもの原因菌やその症状、感染経路、予防法、治療法まで一気にご紹介します。ご自身やお子さんなどご家族、身近な方で、しらくもが心配なあなたに参考にしていただける記事です。



あなたは大丈夫?しらくもについて

しらくもは頭皮(髪の毛)に白癬菌が感染して起こる病気です。頭の水虫と言われるようです。近年では、柔道などの格闘技選手間やその家族への感染や、ペットからの感染が多く指摘されているようです。

この記事では、しらくもの原因菌やその症状、感染経路、予防法、治療法まで一気にご紹介します。ご自身やお子さんなどご家族、部活動の先輩、同輩、後輩など身近な方で、しらくもが疑われる人がいる場合、または実際しらくもになった人がいる場合に、参考にしていただける記事ですので、最後までお読みいただければと思います。

しらくもってどんな病気?

頭皮にできる皮膚の病気

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しらくもは白癬菌(はくせんきん)が髪の毛に寄生して生ずる皮膚病の一種です。白癬菌は人のアカ、毛、爪などの主成分であるケラチンというたんぱく質を食べるカビの一種です。足にできると水虫、股にできるといんきんたむしと呼ばれます。しらくもは頭皮の水虫とも呼ばれているようです。

重症化すると

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頭皮の水虫、しらくもですが稀なケースとして重症化すると、赤く腫れて化膿し脱毛して、リンパ節が腫れ発熱することがあります。このような症状はケルズス禿瘡(とくそう)と呼ばれているようです。また、ペットからの感染の場合では、ペットを抱いてアゴ、胸、顔や手首など他部位への感染についても指摘される例があるようです。

しらくもができる原因とは

白癬菌に感染する

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しらくもの発症の原因は白癬菌に感染することによりますが、原因菌として米国ではトリコフィトン・トンズランスが最も多いとの指摘があります。またミクロスポルムカニスおよびM.オーズイニが多いと言われています。

トリコフィトン・トンズランス は柔道などの格闘技選手間で感染する場合が多く、ミクロスポルム・カニス はペット(特にネコ)から感染する場合が多いとの指摘があります。特にトリコフィトン・トンズランスは、格闘技の選手のみではなく家族内感染によって主婦にもみられることがあると言われています。

また、保菌者であっても発症しないケースも多く感染源を特定するのが難しいケースもあるとの指摘があります。

頭皮の蒸れ

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しらくもの原因である白癬菌は湿気を好むので足の水虫の場合は、汗をかいた場合などは清潔にしてなるべく乾燥させておいたほうが良いと言われますが、しらくもの場合はどうでしょうか。お子さんが柔道をやっている家庭などでの感染例が指摘されていますので、まず練習後にシャワーなどで清潔を保つことは重要だと言われています。

また、柔道着なども洗濯をこまめにすることなどを心がけると良いようです。感染源に一切すれることなく、頭皮が蒸れることだけしらくもになることはありませんので、同じような症状の他の病気が疑われるようです。

しらくもができてしまうとどうなるの?

かゆくなる

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次にしらくもの症状を見て行きましょう。かゆみが出る症状のことを、そう痒(そうよう)と言います。しらくもが出来た場合、あたまにかゆみを感じる(そう痒感がある)との症例があるようです。

フケがたくさんできる

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しらくもになった場合、頭皮が乾燥して鱗屑(せんりつ)が起こるとされています。鱗屑とは、皮膚の最も外側にある角質がフケのようにはがれかかる状態のことを言います。しらくもになった場合は、この鱗屑とよばれる症状が起きるのでフケがたくさん出るように感じるようです。

脱毛の原因になる

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しらくもになった場合、頭の一部に脱毛斑(だつもうはん)と呼ばれる毛が薄くなる状態が発症することがあるようです。脱毛斑の毛は抜けやすく、特にトリコフィトン・トンズランスによるものでは毛が根元で切れてしまい、残った毛が黒い点のように見えることはあります。このような型は黒点型(black dot ring)と呼ばれていて、しらくもの特徴の1つとして挙げられているようです。

頭皮が乾燥する

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フケが出るでご説明した鱗屑(せんりつ)が起こると頭皮が乾燥します。頭皮の乾燥はかゆみにつながり、かいてしまって症状が悪化したり、他の部位に感染したりするリスクがあるようです。

頭皮が臭くなる

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しらくもの症状が進んだ場合、ケルズス禿瘡(とくそう)と呼ばれる症状で皮膚が化膿するようなことがあるとご説明しましたが、そのような場合には頭皮の臭いが気になることもあるかもしれません。しかし、しらくもによって臭いが特に強くなるようなことは、あまり指摘されていないようです。

かさぶたや膿ができる

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上述のとおり、ケルズス禿瘡(とくそう)と呼ばれる症状では、おできのように化膿して盛り上がり痛みも生ずるようです。前述のようにリンパ節の腫れや発熱などの症状も起こることがあります。

人から人に感染するしらくも

お年寄りや子供に多い

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しらくもは白癬菌に髪の毛が感染することで起こりますので人から人に感染します。子供に多いとの指摘があります。前述のとおり柔道などの格闘技の競技者とその家族での感染が特に指摘されているようです。

保菌者でも必ずしも症状が出ない場合もあり感染を広げるケースがあるようです。老人ホームなどの共同で生活する環境では感染び注意が必要かと思われます。

汗をよくかく人は真菌(カビ)に感染しやすく、しらくもの原因のひとつと言われています。

ペットから感染する

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しらくもはペットから感染するこもあるようです。ミクロスポルム・カニスが原因菌となるしらくもについてはペットが感染源になると指摘されています。この原因菌は1970年代にペットとして輸入された犬や猫によって持ち込まれたとされています。現在でも、子供がペットをだっこした時に、あごや胸、顔、手首などに感染するとの指摘があります。

しらくもの予防法と効果のあるお薬

感染した人の寝具を隔離する

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まず、ふとんや枕などの寝具は、感染が確認された人と共有するのは止めましょう。しらくもの原因菌は、角質層(アカ)、毛、爪の中でしか生きることができないと言われていますので、さらに、しらくもになった人が使った寝具と同じ場所に寝具をしまって、毛などがつかないように注意をしたほうが良さそうです。

ペットが感染していないか検査する

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しらくものペットからの感染の原因菌であるミクロスポルム・カニスに、ペット自身が感染していないかを検査することも重要でしょう。ペットが感染源として疑われる場合は、ペットを動物病院で検査してもらうことも必要でしょう。

帽子などはこまめに脱ぐ

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しらくもの予防では、帽子を他人と共用しないことは重要です。帽子やヘルメットなどスポーツなどでどうしても共用しなければいけないものは、こまめに洗って清潔にしておくことはが必要でしょう。アルコールなどで消毒するのも効果的との指摘もあります。いずれにしても長時間、かぶりっ放しにしないようが良さそうです。

髪を毎日洗う

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頭を毎日洗いましょう。ただし、しらくもにすでに感染している場合は医師の指示に従ってください。予防策としては、トレーニング後に抗真菌剤含有シャンプー(コラージュフルフルシャンプー:持田製薬)の使用が推奨されているようです。

また症状が軽い間は、抗真菌剤含有シャンプーで1日おきくらいの頻度で3ケ月使用すればよくなるとの指摘もありますが、少しでも症状が出ている場合は医師の判断のもと実施することをお勧めします。

オロナインを塗る

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次に治療法について見て行きましょう。市販の薬はどうでしょうか。

オロナインはしらくもに効くと、効能・効果に記載があります。その他にも、しらくもとともに、いんきんたむし、ぜにたむし等に効果あるとされる市販の水虫薬があります。ただし、市販の外用薬で炎症を起こして症状が悪化する場合も指摘されていますので、これらの薬を試し症状が進む場合やすでに症状が進んでしまった場合は、早急に皮膚科を受診することをお勧めします。

皮膚科で処方箋をもらう

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しらくもの治療で皮膚科を受診した場合は、外用薬(塗り薬)では菌を殺す効果が薄いため抗真菌剤の内服薬を処方されることが多いようです。デルビナフィン(ラミシール)1錠(125㎎)、イトラコナゾールイトリゾール)2~4錠(100~200㎎)を1日に服用し、2~3ケ月飲み続けるように医師から指示されるようです。

また抗真菌剤入りシャンプーの使用を推奨されるとも指摘されています。家族などが発症して、本人が発症していない保菌者に対してもデルビナフィンを6週間程度、服用することを勧めされるようです。保菌者かどうかは頭髪の検査でわかるようです。こうすることで家族間の感染による再発防止を図ります。

赤ちゃんや小児の場合は、別の薬が処方されるとの指摘もありますので、医師の診断を受けて対処したほうが良いと思われます。また円形脱毛症やフケ症(脂漏性皮膚炎:しとうせいひふえん)と誤診されるケースが指摘されています。そのような場合にステロイド剤の外用薬を処方されるとケルズス禿瘡となってしまうとの指摘もありますので、症状をよく医師に説明するように注意したほうが良いでしょう。

まとめ

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しらくもは、頭皮(髪の毛)に白癬菌がうつって発症する頭皮の病気です。重症化するとおできのように化膿する場合もあります。柔道などの格闘技によって人から人へ、またペットからも感染することがあると指摘されています。

しらくもが発症すると、頭皮が乾燥してフケのように角質がはがれかかる状態が起こったり、毛が抜けやすくなる脱毛斑とよばれる状態になったりするようです。重症化すると熱が出たりリンパ節がはれたりする症状も現れると指摘されています。

しらくもの予防は感染しないようにすることですので、寝具や帽子などを共用せず清潔を保ち、柔道などのあとにはすぐシャワーを浴びて頭を洗うなど気をつけます。またペットが感染していないか動物病院で診察してもらうなどの対策が必要です。

しらくもかもと思ったら、市販の外用薬や抗真菌剤入りのシャンプーを使うなどで改善することもあるようですが、症状が進んでしまった場合は皮膚科を受診することが必要です。

また受診に際しては、しらくもは発見しずらいため円形脱毛症などと勘違いされてステロイド剤を処方されて、ケルズス禿瘡という症状が進んだ状態になることもあるようです。したがって医師に家族の感染の可能性など状況を詳細に説明することが必要です。