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カロナールと同じ成分の市販薬って?子供でも授乳中でも服用できる!含まれている成分の7つの特徴と薬局で買える薬3選!

風邪や頭痛で通院すると、処方されることが多いのが解熱剤のカロナールです。大人から子供まで処方されますが、これと同じ成分の薬を薬局で買えたらうれしいですよね?そんな市販薬は果たしてあるのでしょうか。カロナールが一体どのようなお薬なのか、調べてみたいと思います。



市販の解熱剤や鎮痛剤はどれも同じ?

突然の頭痛や発熱が起こった時、病院に行くと必ず処方されると言っていいほど有名な薬カロナール。副作用が穏やかだったりするところが魅力的な薬ですが、同じような成分の薬を薬局で買えたらいいと思いませんか?先ずはカロナールというお薬についてしっかりした知識を持ってから、市販で買える薬についてみていくことにしましょう。

「カロナール」ってどんな薬?

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内科や小児科に行ったときに、頓服として「カロナール」が処方されることがよくあります。

大人から子供まで処方される薬剤ですが、一体どのような薬なのでしょう。その主な成分は「アセトアミノフェノン」と呼ばれる有効成分です。これが、解熱や痛みを抑えてくれます。

アセトアミノフェノンの特徴とは

頭痛、解熱、寒気の緩和

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アセトアミノフェノンが効く仕組みはまだよく解明されてはいません。ですが、脳に作用して体温を調節する中枢神経に直接働きかけて、熱を放散させることにより、解熱や鎮痛効果を発揮すると考えられています。寒気がする時にも熱が上がっている場合が多いので、その緩和に期待が出来ます。

アセトアミノフェノンは、様々な診療科で処方され、頭痛や解熱の他、歯痛、変形性関節症や腰痛、歯の痛み止めとしても使われます。飲み薬と坐薬があり、効果は大体4~6時間持続するのが一般的です。

最も安全性に優れている頭痛薬なの?

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一般的に、病院などで処方されたり市販されている痛み止めは「非ステロイド性抗炎症薬」(NSAIDs)と分類されるものがほとんどです。これらは、痛みだけでなく炎症を軽減する効果もあります。短期間であれば問題はないのですが、長期にわたる服用の場合、重篤な副作用が起こることがあります。

主なものは、消化器官に対する悪影響、出血のリスクが挙げられます。また、非常に稀にですが腎機能に障害を起こし、そのまま使用し続けると腎臓病へ移行する恐れがあります。更に長期の使用や多量に使用すると、心臓発作や脳卒中などのリスクも増します。

アセトアミフェノンは、この「非ステロイド性抗炎症薬ではない」薬剤です。炎症に対する効果はほとんどないものの、出血のリスクや胃への悪影響もほとんどありません。そのため、非常に安全な薬剤だと認識されています。

副作用が穏やかです

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解熱鎮痛薬として広く使われている非ステロイド性抗炎症薬は、インフルエンザの際に使用するとインフルエンザ脳症という合併症を引き起こすことが知られています。しかし、カロナールの有効成分であるアセトアミノフェノンは、そういった副作用が少ないことで知られています。また、解熱鎮痛薬によく見られる胃の痛みもアセトアミノフェノン系は出にくいと言われています。

しかし、副作用が穏やかであっても薬であることには変わりません。そのため、稀に蕁麻疹のような発疹やアナフィラキシーショックなどといった、薬でよく見られる副作用が存在します。さらに解毒作用があることで知られる肝臓に負担がかかるために、肝臓が弱っている方には特に注意が必要です。空腹時にはできるだけ摂取を控えることや、大量摂取には十分気をつけましょう。

乳幼児でも服用できます

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アセトアミノフェノンは、イブプロフェンと並び、安全性が高い解熱剤として最も利用されています。内服薬と座薬があり、一回につき、体重1kgあたり10~15mgの主成分としての摂取量が目安です。1日の総量としては、60mg/kgが限度とされています。

授乳中でも服用できます

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授乳中には、摂取できる薬は限られています。これは母乳に薬の成分が出るためで、その量は母体が摂取した量の1%はこえないとされています。実際には、乳児への影響はあまりないと考えられますが、その中でもアセトアミノフェノンは数少ない、使用できる薬の一つです。

妊娠中でも服用可能です

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妊婦でも、アセトアミノフェノンは使用することが出来ます。通常、普通のウィルス感染など、数日で熱が下がる場合には不用意に解熱剤を使用する必要はありません。しかし、中には発熱が収まらなかったり、高熱による胎児への影響などから、解熱が必要な場合があります。その時に処方されるのがアセトアミノフェノンです。

妊娠中に非ステロイド性抗炎症薬の摂取は禁止されております。アセトアミノフェノンは、胎盤を通過しますが、普通の用量であればとても安全な解熱薬として世界的にも使用されています。

しかしながら、妊娠後期のアセトアミノフェノンの摂取の副作用と見られるものに、胎児の動脈管収縮を起こした例が3例認められています。これは、動脈管が早期に閉鎖をして、新生児遷延性肺高血圧症を発症する危険性もあるということです。妊娠後期には、注意をする必要がありそうです。

解熱鎮痛効果は低いです

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アセトアミノフェノンは、その安全性が高い分、効果も低いと言われています。大体、非ステロイド性抗炎症薬の「アスピリン」と同程度の効果と言われております。

「カロナール」と同じ成分の市販薬「3選」

それでは、このカロナールと同じ成分の市販薬は売られているのでしょうか。はい、売られています。アセトアミノフェノンの単一処方のものや、他の成分と合わせて入っている総合感冒薬のようなものもあります。例えば、頭痛薬として昔から知られている「ノーシン」などは、アセトアミノフェノンのA、カフェインのC、エテンザミドと呼ばれる鎮痛解熱作用のある薬剤のEを配合する、ACE処方として知られています。

タイレノールA

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この薬は薬局で市販されている、カロナールと同じ、アセトアミノフェノンによる解熱鎮痛剤です。空腹時にも飲むことができる、胃に優しい薬です。それは、胃壁を胃酸から守るために出すプロスタグランジンにほとんど影響を与えないためです。空腹時に摂取することにより、素早く小腸に届いて吸収され、効果を発揮します。ただし、悪寒や発熱がある時にはなるべく空腹を避けて摂取してください。

1錠中に300mgのアセトアミノフェノンが含まれています。これは、カロナール300の1錠と全く同じ成分量となりますが、使用量は異なります。タイレノールAは一日に最大摂取出来るのは3錠までで、カロナール300は13錠となっています。これは、医師による適切な処方があるかないかの違いです。

ラックル

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こちらも市販されている、アセトアミノフェノンの薬品です。含まれるアセトアミノフェノンの量は300mgで、やはりカロナール300と同じ成分量です。内容としてはタイレノールAやカロナール300と同じですが、腰痛薬として売り出しているのが特徴です。これは腰痛自体を治すわけではなく、鎮痛剤として機能するということです。

速溶錠ということで、口の中で溶かしたり噛んだりすることが出来ますが、それから水を飲む必要があるようです。もし、腰痛のためにこの薬品を摂る場合には、同時に腰痛の原因を取り除く治療も必要と考えられます。

小児用バファリンチュアブル

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15才以下の子供用には、小児用バファリンチュアブルがあります。チュアブルということで、

口の中で噛んだり溶かしたりして摂取します。薬の苦みが少なく、子供でも飲みやすいオレンジ味になっています。3才から服用可能です。アセトアミノフェノンの含有量は1錠あたり50mgで、3歳の場合は1回に2錠、一日最大6錠までとなります。

まとめ

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アセトアミノフェノンは、市販もされており使用しやすい解熱剤です。しかし、抗炎症作用がないために、他の成分と一緒に入って効果を高めてる場合も多い薬剤です。そのため、アセトアミノフェノンが含まれている薬は実に100種類以上の市販薬に含まれていると言われています。知らずに風邪薬や解熱剤を一緒に飲んだりして、重複して飲んでしまうことがあります。

安全な薬ではありますが、摂り過ぎて中毒症状を起こしてしまう場合もあります。市販薬で摂取する場合、必ず成分内容を読み、正しく摂取するようにしましょう。