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親指のテーピングは効果が?バレーボールやバスケをするときに使う?突き指や腱鞘炎などの巻き方を紹介

親指にテーピングをすれば痛みの軽減や動作の補助として役立ってくれます。でも生活スタイルや競技の種目によってはテーピングの仕方も変わってきて当然です。先ずは、どういった症状でどういった処置が必要かを踏まえた上で、テーピングの仕方を見ていきましょう!



親指テーピングの役割

動作の補助

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親指の痛みがあって思うように手が使えない!外反母趾(内反小指)で足の形が変わって歩く時に色々なところに負担がかかって辛い。など、親指の痛みには色々な悩みが伴うのではないでしょうか?

痛みを軽減させるためにテーピングを行う。日常生活やスポーツなどの運動において関節周りを固定する事によって、手であれば痛みを感じる箇所を補助して腕から手にかけての全体の動作を行いやすくしてくれる働きが期待出来ます。同様に足の親指に関しても、動作をスムーズに行う事で楽な姿勢を取り戻すことに力になってくれると言えます。

また最近では、スポーツなどに特化したテーピングも有り、関節の可動域をスムーズに広げるためのテーピングも行ってくれる整骨院などもあるようです。

動作の抑制

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テーピングの役割として一般的に一番使われる用途としては、関節の動きを抑制することによって、症状の安定を図る役割があります。症状改善のために行われる処置としては、症状の悪化は避ける必要があると言う点が重要と考えられているようです。

関節が緩み過ぎていたり、逆に過度の緊張がみられたりと、可動域をコントロールする必要がある場合に役に立ちます。こう言った処置が、炎症を抑制し、自然治癒力を高める効果として期待が出来るようです。

けがの防止

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けがの状態を安定させるための補助的使い方として、一般的に使用されるテーピングですが、運動による関節などの負担を減らすためにあらかじめテーピングを施す、けがの防止としてのテーピングも良く使われる用法の一つとなります。

特に、一度痛めたことのある個所に関しては、腱が硬い状態であったり、再発の危険性も伴ったりと十分な予防が必要になってきますので、有効なテーピング方法を覚えておくと役に立つと思います。

親指テーピングが必要なとき

日常生活時の痛み

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日常の生活の中で手の親指が痛むと言う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?事故などで手の指を失った場合には、親指は、他の指2本に相当する保険の扱いを受けると言いますが、それだけ重要で使用頻度も多い指と言えます。

当然ですが、それだけ負担も多くかかる箇所になる訳ですから、症状が現れやすいのが親指になります。特に腱鞘炎によって痛みが伴う、力が入らないなど日常生活にも支障が現れる箇所でもありますので、慢性化させないようなケアとしてテーピングによる補助をしてあげるだけでも大きな意味があると思います。

この腱鞘炎を慢性化させると「ばね指」と言って、指の曲げ伸ばしが引っかかるようになっていき、手術が必要となる場合もあると覚えておきましょう。また、その原因となるのは、女性の更年期や妊娠など、女性ホルモンのバランスによって表れているケースもありますので、ご自分の健康面でのチェックや、医療機関での診療も必要と覚えておきましょう。

スポーツ時

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スポーツにおいては、その種目によって負担のかかる間接や部位が違いますが、親指に負担のかかるスポーツと言えば、球技をはじめ道具を使うスポーツでは、特に親指から手首にかけて常に負担がかかってきます。

予防としてのテーピングはもちろんですが、一度痛めると再発するリスクもありますので、関節の動きを抑制するためにテーピングによって固定し、腕全体に力が分散出来れば負担を減らす事が可能になります。

仕事や家事など作業時の負担を減らす

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仕事中に親指を痛める場合は、ケースとして多く考えられるのが、決まった姿勢で作業をする事が多くなり、「気づいたら手首から親指にかけて痛みを感じるようになってきた」と言う、慢性的な疲労だと思います。

身体全体を使っての作業を心がけていても、作業効率を考えて小さな動きになってしまったりもしますし、仕事以外でも、主婦の家事仕事などでは、決まった場所での作業が続けば動きも小さくなっていきます。限られた空間であれば必然でもあります。

そんな場合は、テーピングによって関節の動きを制限する事で、負担を軽減したり、痛みを抑制する働きが期待できますので、有効に活用する事で日常の痛みによるストレスを軽減してあげると良いかもしれません。

日常生活時の親指テーピングの巻き方

付け根が痛い場合

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親指の付け根の関節部分が痛みのポイントになる場合は、関節の可動域を制限するように多少逆方向への力が加わる事が出来るように、伸縮性のある「キネシオテープ」を使用する事をおすすめします。

この箇所を痛めるケースとしては、腱鞘炎を起こしている可能性が大きく考えられます。腱鞘炎は漢字の通り ”腱” を収めている ”鞘(さや)” の ”炎症” と言う事になります。例えるなら、自転車のブレーキで使われるワイヤーケーブルとその外側にあるチューブ状のカバーの関係によく似ています。

つまり、腱と鞘の摩擦による炎症と言う事ですので、なるべく動きを抑制出来るようにテーピングをしてあげる事で、痛みをカバーしたり、負担を軽減する事が可能になると言えます。

第一関節が痛い場合

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親指の突き指の事を「母指MP尺側靱帯損傷」と言います。特に球技などで多いケースですが、側副靭帯と言ってモノを掴んだりする時には内側に向けての力が加わりますが、この内側を痛めてしまうので、特に厄介かもしれません。

単純な突き指と思っても、2週間は患部の安静のために固定が必要だと考えた方が良いと思います。5本の指の中でも使用頻度が多く、掴む動作では特に大きな負担になりますので、なるべく早く医療機関での診察をおすすめします。

足の親指が痛い場合

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ここまで手の親指をメインにご紹介してきましたが、足の親指に関しても触れなければいけないと思います。私自身も、足の悩みをお持ちの方に、オーダーのインソールを提供する店頭販売員としてお手伝いをさせて頂く事がありますが、悩みとしては圧倒的に足の悩みの方が多いと言えます。

最近では「外反母趾」で痛みがあり、歩く事が困難だと言う方も多いのではないかと思います。特に放っておけば、足の指も使わなく筋力がドンドンと衰えて、足裏のアーチがなくなり平らになっていきますので、靴の中で指が色々な角度に当たり続けて変形していきます。

酷くなければテーピングによって矯正が可能な範囲のモノもありますが、身体の全体重を支えている土台になりますので負担をなるべく軽減するために、本来の足裏の形を取り戻すようにしてあげれば、力の分散にもつながり、痛みも軽減できると考えると良いと思います。

動画でご紹介したテーピング

上記の動画でご紹介しましたテーピング2種類をご紹介します。使う用途に合わせて選んでいただければよいかと思いますが、手の親指に使用するのは丁度、第1関節から第2間接の間くらいの25mm幅のテープを使用します。はくり紙がなく手でも切る事が出来るので、片手でも使いやすいのが特徴になります。

足に使うタイプのテープは、50mmと幅の広いタイプを使用すると良いと思います。何枚かあらかじめ用意したり、切り込みを入れたり使いやすいタイプのテープだと思います。

競技別親指テーピングの巻き方

バレーボールの場合

バレーボールは競技上、手首を柔らかく、瞬発的に使うトスや、手首の辺りの広い面を利用してレシーブをしたりしますので、思ったよりもボールの圧で筋肉や腱が引っ張られたりします。競技の特性を考えてテーピングを行う必要があると思いましょう。

今回ご紹介する動画は、上記「日常生活時の親指テーピングの巻き方」の項目でご紹介したyoutubeの動画とよく似ていますが、スポーツを行う上での特性を考えて色々な角度から補強するテーピング方法ですので特にバレーボールなどの競技では参考になると思います。

バスケの場合

バスケットボールは、バレーボールと比べても大きくて重いボールを使用します。ですので指の開き方も大きくなりますし、扱う力の量も大きくなります。ですので見た目にはシンプルでも、しっかりとテーピング効果が必要になってくると考えた方がよさそうです。

まずは、細めで伸縮性のあまりないテープで痛みを感じる関節部分をしっかりと固定します。

その上からキネシオテープで覆うように固定して親指全体をカバーすると機能性も保てるようになると考えられます。注意する点は、血液の流れが止まらないように強さを考えてテーピングする事が大事になります。

野球・ソフトボールの場合

野球やソフトボールなどでボールを受ける場合になると、ボールの大きさからピンポイントに圧がかかり、親指の付け根を痛めてしまう可能性が高くなっていきます。この場合に考えなければいけない点は、力が加わる方向に対して、関節の可動域を制限して負担を減らす事を目的としなければいけないと言う事です。

衝撃に負けないように伸縮性の弱いテープを選んで、しっかりと痛みの出る箇所をカバーしてあげると、衝撃に対しても負けない抵抗力をつける事が出来ますし、ある程度ボールを掴む動作が出来るように、テープの強さも調整して、動かす事が出来る余裕も作っておきましょう。

ボクシング ※番外編

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僭越ながら自身の経験からボクシングにおけるテーピングも加えさせていただきます。プロボクシングの選手、トレーナーとして自身はもちろん、担当する選手の試合の際に、手にはバンテージ(包帯)を巻きました。バンテージは拳や手首をけがから守るための大事な準備でもあるのですが、このバンテージの上からテーピングでさらに固めていきます。

実はただ固めているだけでなく、若干ですが拳を握った時に手の甲が上向くようにして固定しています。これは、拳を握った際に拳がお辞儀してしまうと手首を痛めてしまうので、あらかじめ多少上向きに固める事でけがの防止として行います。どうしても本能的な部分が強く出るスポーツならではなエピソードでもあるかもしれません。

親指テーピングの注意点

絶対にけがをしないわけではない

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テーピングは、けがの予防や痛みの軽減として用いられる方法ですので、「テーピングをしたから大丈夫!」と過信しないようにしましょう。スポーツを行う場合であれば、親指から手首にかけてのトレーニングや柔軟性の強化はもちろんですが、技術面の強化が優先される要素として考える必要があると思いましょう。

絶対にけがが治るわけではない

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このページをご覧いただいている方の多くは、親指の負担を減らすためにテーピングの使用を検討したり、どのようにテーピングをすればよいのか?と訪れた方だと思います。何かしらの不具合を親指に感じているのであれば、その度合いにもよりますが既に負傷して、その対処法として考えておられるのではないでしょうか?

テーピングは負担の軽減を行う一つの手段でしかありません。それによってけがが治ると考えずに、痛みの原因や、姿勢であったり生活習慣も関係してくる場合もあります。けがの治療としては、医師の意見はもちろん、理学療法の目線などもありますので、総合的に捉えて治療を進めていく事をおすすめします。

まとめ

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テーピングと一言で言ってもその用途によって種類も違いますし、巻き方も変わってきます。

痛みの再発を含む予防であったり、痛みの軽減のためや治療の目的として炎症を抑えたりする働きとして一役買ってくれるとは思いますが、あくまでも応急処置としての手段と捉える必要もあると覚えておきましょう。

特に痛めてしまうとなかなか厄介な箇所が親指になると思いますので、より日常の負担をなくし、ストレスの少ない生活が出来るツールとして、使い方を覚えておくと良いのではないでしょうか?