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足の裏にしこりが出来た!これは何?もしかして魚の目?3つの代表的な病気の15の原因・症状・治療法まで徹底!

足の裏に違和感が…よく見ると、しこり?何かできているみたい。これは一体何だろう?タコ?魚の目?知らない何か?ほっておいて大丈夫かな?1日中靴を履いていると痛くてキツイ。自分で削ってみてもいいのかな?それとも病院に行かないとマズイかな?自分では治せないのかな?と疑問噴出ですが、足の裏は歩くたびに使う所です。早く治したいですよね。足の裏のしこり、どうすればいいのかという疑問にお答えします。



足の裏のしこり、どうしたらいいの?

ある日足の裏に違和感を覚える、ストッキングが引っ掛かるので気づく、靴を履くたびに痛むので見ると、そこにはしこりがあった!足の裏のしこりに気づくのはこのような感じでしょうか?

足の裏は、歩く時に地面と接触します。そこに不具合があるというのは困りますね。歩かないわけにはいかないので、休ませようとしても、簡単には休めないですし。

すでに痛みがあるのなら、一刻も早く治したいですよね。足の裏のしこりにはどのようなものがあるのか、病気なら何?受診する場合何科に行けばいいのか、を解説していきます。

それは足底線維腫かもしれません

足底線維腫とはどんな病気なの?

足底線維腫とは「そくていせんいしゅ」と読みます。足の裏にしこりができた場合、できた場所が重要です。足底線維腫の場合は、土踏まずにできることが多いようです。歩く時に痛んだり、押さえると痛むなどの症状が出ます。

線維腫というと腫瘍ですからびっくりしてしまいますが、良性の腫瘤です。外からははっきりと見えないこともありますが、エコーを撮って見ると、確認できます。足底線維腫は1~2cmぐらいの大きさです。足指を返すことで腫瘤部分が浮かび上がってきます。

原因は?

原因は、はっきりとした定説は確立していませんが、足底腱膜への微小な繰り返し刺激や、感染などが原因ではないかと言われています。実は手にも似たような疾患があります。手のひらに生じる場合は「デゥピュイトレン病」と言います。

手の場合は指が曲げ伸ばししにくいことがありますが、足底線維腫の場合には、足指の曲げ伸ばしに影響が出ることはありません。

症状は?

その症状は、歩いているだけで足の裏に違和感があり、一歩ごとにしこりが押し込まれるような感覚という人もいます。足底腱膜は足の土踏まずを形成するために伸長性があります。足底線維腫も、足底腱膜が緊張すると痛みが生じます。そのために、土踏まずが痛むというと、まず足底腱膜炎と間違えられることがあるようです。

症状も歩く時に痛んだり、押さえると痛むなど足底腱膜炎と同じ症状がありますが、足底線維腫のしこりを触ると腫瘍は動かずに、かたく緊張した腫瘤が触れるのが足底線維腫の特徴です。

治療方法は?

治療は、エコー検査で、腫瘤の大きさや状態を確かめた上で決めていきます。良性の腫瘍ですから、ごく初期ならば、経過観察をとることもあるようです。痛みやしこりが大きい場合は、医師と相談して切除という事もあります。

痛みの原因は土踏まずが緊張することで生じるので、足底板を足の底にあて、サポーターで巻いておくという方法もあります。現在では、患部にステロイド注射をすることで、腫瘤の縮小と痛みの解消が効果を上げているという療法も行われています。

気づいた時、どうすればいいの?

足の裏のしこり、と言った時、私たちが普通頭に思い浮かべるのは「魚の目」や「タコ」などですよね?「足底線維腫」を思い浮かべる人は少数派だと思います。足の裏には、ツボ押しマッサージがあるくらいですから、体の色々な部位に通じていそうで、このしこりが大病の兆候?と心配になる人もいるのではないでしょうか。

痛みも早く解消したいですよね。足の裏の痛みは、使い続ける部位だけに、悪化すると歩行困難になることもあるので、なおさら心配です。

不安な時や、痛みを伴う症状がある時は、きちんと医師の診断を受けることをおすすめします。「足底線維腫」のように良性のものとわかれば、安心して治療に取り組めますよね。

「血管平滑筋腫」や「ガングリオン」ということも

それはどんな病気なの?

血管平滑筋腫とは「けっかんへいかつきんしゅ」と読みます。大きな血管周り、四肢軟部などの組織にできる腫瘍です。30~50歳の発症が多く、やや女性に多いとされます。初期には筋肉のしこりや腫れがあり、稀ですが、足の裏にできることもあります。

一方、ガングリオンは中にゼリー状の物質の詰まった腫瘤です。手に生じることが多いのですが、身体中の至る所に生じます。稀に足の裏にもできます。若い女性に多く見られるのが特徴です。

原因は?

血管平滑筋腫の原因は、まだはっきりとは解明されていないのです。日本人の羅漢率は低く、珍しい病気といえます。遺伝子的素因、特異的な遺伝子の変異があると考えられています。

ガングリオンは、関節包や腱鞘(腱の周りにある浮き上がり防止の鞘)の部分から発生します。何らかの理由で関節液や腱の潤滑液である滑液が包や鞘に溜まり、濃縮してゼリー状になってできます。

症状は?

血管平滑筋腫の症状は、初期にはしこりや筋肉の腫れがありますが、痛みはないようです。腫瘍が大きくなるにつれ、周囲の組織が圧迫されるようになります。そうすると関節が曲がらなくなったり、ズキズキする痛みを伴うようになります。

ガングリオンは、関節の周辺や腱鞘のある所に、米粒大からピンポン玉大の腫瘤ができます。軟らかいものから硬いものまであります。通常は無症状なことが多いのですが、神経の近くにできると神経を圧迫して、しびれや痛み、運動麻痺などを起こします。

治療方法は?

血管平滑筋腫の治療は、抗がん剤治療や、放射線治療が効きにくいので、外科手術が治療法とされています。血管を通じての転移も考えられますから、周囲の正常組織と共に腫瘍を切除します。

ガングリオンは、腫瘤に注射針を刺してゼリー状の内容物が吸い出せた場合に「ガングリオン」と診断されます。外側から触れない時はMRIや超音波検査などで確認をとります。

ガングリオンは腫瘤のみで、無症状ならば放置しても心配ないとされています。ただし、事前に「放置しても大丈夫」という診断を受ける必要があります。大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて痛みや運動障害があるものは、治療が必要です。

気づいたら、どうすればいいの?

血管平滑筋腫では、初期ではしこりに痛みなどが出ないので、受診を先送りにしがちですが、治療が困難な病気であるだけに、早期発見・早期治療が重要です。異変に気づいたら、すぐに整形外科を受診してください。

ガングリオンも同様です。しこりや痛みがあれば、すぐに整形外科で診断を仰ぎましょう。これまで述べてきたように、聞いたこともない病気である可能性だってあるのです。素人には判断できかねますから、医師に相談して、エコー検査など受けて、正しい診断をしてもらうのが一番安心できます。

足の裏と言えば「魚の目」、本当はどんな病気なの?

魚の目って、どんな病気?

魚の目は、足の指の付け根や指の間、裏側にできる直径5~7mmまでの硬いしこりのことです。しこりの中央に魚の目のような芯があるので、こう呼びます。一方、似た印象のものに、タコがあります。タコは、皮膚が平らな板のように硬くなっています。

どちらも、足の裏にできて、痛みを伴うことがあります。ここでは、特に痛みがあることが多い、魚の目について解説していきたいと思います。

原因は?

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魚の目の原因は、日常生活にあると考えられています。足の形に合っていない靴を無理して履いていたり、つま先から着地するクセがあったり、というものです。歩き方のクセや合わない靴を履き続けていると、足は常に圧迫や摩擦、衝撃を受けていることになります。足の一部に局所的に圧力がかかる状態が続いていると、その部分に魚の目やタコができることがあるのです。

症状は?

足の裏の皮膚の、角質層が硬く厚くなった膨らみの中央に、さらに硬い芯があります。この芯は、先端が尖った円錐形のものが、皮膚の内部深くに入り込んだような状態です。そのため、軽く触れたり歩いたりするだけで、激しく痛みます。汗をかきやすい指の間などには、白くて柔らかくて、痛みを伴わない魚の目ができることもあります。

タコは魚の目と同様に皮膚の角質層が硬く厚くなりますが、芯を持ちません。平らに膨らんだ感じです。靴と擦れやすい親指や小指、体重のかかる足の裏などにみられます。タコは痛みを伴いませんが、放置していると、芯を持つようになり、魚の目に進行することもあります。

治療方法は?

魚の目やタコには、市販薬が販売されています。お風呂上りに塗る軟膏や、2~3日貼ったままにして患部をふやかす絆創膏タイプのものもあります。歩いている時に痛まないように、ドーナツ型のスポンジパッドを貼って患部を守る方法もあります。魚の目は芯が残っていると再発しやすくなるため、皮膚科でレーザーや液体窒素による除去を行う場合もあります。

タコは入浴後などの皮膚が柔らかい時に、市販されている専用のヤスリで削り取ります。どちらも効果が見られない時は、皮膚科を受診し、医師の指示の元で治療を進めましょう。糖尿病の人は、皮膚を傷つけると治りにくいので、必ず皮膚科を受診してください。

魚の目にタコに、気づいたらどうすればいいの?

足の裏のしこりが痛むので、魚の目ができていることに、気づく人が多いのではないでしょうか。タコの場合は靴を履く時の違和感、入浴の際に気づく、といったところでしょうか。それでは気づいた時にはどうすればよいのでしょう?

まず、今履いている靴が自分に合っているかどうか、サイズや横幅、踵のフィット感を再確認してみて下さい。シューフィッターのいるお店でアドバイスを受けるのもいいですね。自宅で、足の裏を削ったり薬を貼ったりすることで、皮膚を傷つけてしまうこともあります。始めから、皮膚科を受診することも考えてみてはいかがでしょう。

自分でできることはあるの?

自分の歩き方を見直してみる

魚の目やタコは、足に合わない靴が原因と考えられています。おしゃれな靴であっても、履いている間中、足に圧力をかけているのなら問題です。つま先から着地する歩き方も足に負担をかけるようです。体重のかかり方が、大きく関係しているのです。

親指が内側に曲がってくる外反母趾になると、魚の目やタコができやすくなります。それは足のアーチが崩れ、足の裏の圧力がかかる部位が変わって、常に同じ所に刺激が加わるためです。先の細いハイヒールは外反母趾と魚の目・タコを助長します。

揉みほぐしてみる

足の裏のツボ押しって効果がありそうですよね?ただ、足の裏のしこりをむやみに刺激するのは考えもの。まず、整形外科や皮膚科を受診して、魚の目なのか、足底線維腫なのかなど、はっきりしてから、医師に、マッサージが適しているか否かを確認する必要があります。

マッサージはリラックスできますから、日頃のストレス解消にも、足全体の疲れにも、よい効果が期待できますね。マッサージをしてくれる施術所は街に溢れていますが、残念ながら技術の高くない施設もあるようです。未熟な人にしこり部分を揉まれるのは危険ですから、施術所選びは慎重に、医師に紹介してもらうのもいいかもしれませんね。

まとめ

足の裏のしこりとひとくちに言っても、腫瘍から魚の目まで、見た目の違いだけでは判別がつかないほど、色々あるようです。症状も、今痛くなくてもいずれ痛みが出てくると思うと、心配ですよね。私たちにできることは、履いている靴、自分の歩き方をチェックすること。きちんと病院を受診すること。

治療が必要なら、何回か通院することになりますが、出来る限りきちんと治してしまうことです。魚の目やタコを自分で治そうと、市販の治療薬を試してみることもあるでしょう。患部を清潔に保つように気を付けてください。

効果に疑問、薬剤が他の場所に触れてしまったなど、順調にいかないようなら、すぐに病院に行くようにしましょう。魚の目やタコのできやすい人は、治療と同時に、靴の専門店で足に負担の少ない靴に調整してもらうといいですね。