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腹筋が痛い!筋トレのしすぎ?咳や下痢でも起こるの?盲腸などの7つの原因と便秘などの8つの病気を説明!

激しい運動をした翌日や翌々日に腹筋に筋肉痛が出ることって、だれでも一度や二度は経験したことがありますよね。でも原因が分からないのに腹筋が痛んだり、腹筋の周りに痛みが出た場合は、もしかしたら違う病気の可能性もあります。今回は腹筋部の痛みについて調べてみました。



腹筋が痛む7つの原因

運動のやりすぎ

筋トレなどの腹筋を使う運動を行った後に、筋肉痛が腹部に出るケースです。ちょっとした運動の場合は2,3日もすれば痛みはひいてきますが、筋肉を傷めた程度によっては1ヶ月間も痛みがひかないこともあります。

盲腸

正確には虫垂炎といわれる疾患によって、腹部に痛みが表れるケースです。痛みの場所はお腹全体やおへその周りなど人によって色々あるようです。

便秘

便秘が原因で腹部に痛みが出るケースです。器質的な便秘と、機能的な便秘の二つに大きく分けられますが、一般的には生活習慣など、後者の方が多いようです。

ストレス

ストレスによって、器質的な異常が認められないにもかかわらず便通異常(便秘と下痢を繰り返すこと)や腹痛、膨満感を繰り返す症状が慢性的に続くことがあります。

アレルギー

アレルゲンを含む食物を摂取することで腹痛が起こることがあります。男子テニスの世界ランキング1位のジョコヴィッチ選手が、以前試合終盤になると腹痛が出るので、検査をしてみたらグルテンによるアレルギーが見つかった、というのはテニスファンの間ではよく知られた話です。

胃炎

過度のストレスや疲労、ウィルスなどによる感染やアルコールの摂りすぎなどが原因で、胃に炎症を起こして痛みが出るケースです。

風邪

風邪などの場合に、あまりにも咳やくしゃみを繰り返すことで、腹筋が筋肉痛になることがあります。普段あまり使っていない場合に多く見られます。

腹筋が痛いときに考えられる病気とは?

筋筋膜痛症候群

簡単に言えば筋肉痛です。普段行わない運動や、腹筋のハードなトレーニングを行ったりすることが原因で起こります。通常は2,3日もすれば治ります。腹筋や腕は特に痛くなりやすいようです。

肉離れ

お腹全体ではなくて腹筋の1か所だけが痛むような場合や、運動をしている最中に傷みを発した場合には肉離れの可能性があります。腹筋痛や筋断裂などとも言って、文字通り筋線維が断裂するのでもの凄い痛みがあるのが特徴です。

風邪

風邪やせき喘息などの時に、あまりにも咳やくしゃみを繰り返すことで筋肉痛が生じます。特に子供や筋力の弱い女性などに多く見られるようです。この腹筋運動を強いられることにより、体力が消耗しますので注意が必要です。

便秘

便秘には器質的便秘と機能的便秘の2種類があり、器質的便秘は大腸の癌や腸の癒着によって便が通過しづらくなることで起こります。機能的便秘はさらに習慣性便秘と弛緩性便秘に分けられます。

習慣性便秘とは、便意をもよおしているのに無理に我慢したり、不規則な排便習慣を繰り返すことによって、便が肛門近くまで来ているのにもかかわらず、便意を感じなくなってしまうのが特徴です。

弛緩性便秘とは、大腸の中に便が大量にたまっているのに、便を送る腸の力が弱く、排便にまで至らないのが特徴です。何日も排便がなくお腹が張ってきますが、この便秘の場合には腹痛はあまりありません。

急性虫垂炎

一般的には盲腸といわれているものの内、急性のものです。急性虫垂炎は、虫垂に急性の化膿性の疾患で、発症初期には上腹部の痛みと、吐き気や嘔吐があるので胃炎を間違えられやすいです。痛みがだんだん右下腹部に移動してくるのが特徴です。原因はよく分かっていませんが、なんらかの理由で血行が悪くなった部分が細菌感染を起こしてなるのではないかと考えられています。

逆に患者さんが女性の場合には、骨盤内の婦人科系の疾患や、卵巣膿腫の捻転が右側に出た場合などは、盲腸と間違えてしまうこともあるそうです。

治療法は手術で虫垂を除去するか、抗生剤で散らすかの2つの方法があります。手術の場合は相当悪化していなければ、腹腔鏡による手術が可能です。どんな病気もそうですが、虫垂炎も放置しておくと重篤化するので、おかしいなと思ったら速やかに医療機関を受診するようにしてください。

急性胃炎

ストレスや細菌・ウィルスによる感染、非ステロイド系の抗炎症薬や化学薬品の誤飲、アルコールの摂りすぎなどが原因の胃の急性炎症によって、粘膜が溶けてしまうことによって激しい腹痛や嘔吐、場合によっては血を吐いてしまうこともあります。

このような胃炎の場合には、胃酸の分泌を抑制する薬と、胃の粘膜を保護する薬、胃の運動機能を改善する薬などで治療します。また、生活習慣の改善も大事です。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、お腹の不快感や痛みに加えて、下痢や便秘を慢性的に繰り返すしっかんです。はっきりとした原因は分かっていないのですが、なんらかのストレスで脳下垂体からストレスホルモンが放出されることが関連しているのではないかと考えられるようになっています。

消化器内科で処方された薬で治療してもなかなか治らない場合は、診療内科などによる精神的なケアも必要になってきます。というのは、下痢や腹痛自体が、ストレスの表現であるとも考えられるからです。すなわち、薬で症状を抑えても原因となる問題が解決されなければまた再発してしまうということです。

大腸憩室炎

大腸憩室炎とは、大腸の一部が外へ袋状に出ている部分(憩室)が便秘などの原因で炎症を起こすことで、腹痛や発熱、下血を起こす疾患です。多くの場合が便秘などにより腹圧が上がって起こる後天的なものです。

お腹の中でも右側と左の下腹部に出やすく、症状の初期にはおなかが周期的に軽く痛み、便秘や下痢をおこします。ひどくなってくると出血をともなったり、腹痛や発熱などの症状が出ます。

治療は軽症の場合は食事療法や抗生物質の投与を行いますが、症状に応じては入院の上、絶食する必要があったり、膿がたまっている場合には手術が行われたりします。

腹筋が痛いときの治療法と対処

休息

どんな症状にも言えることですが、睡眠に勝る休養がありません。筋肉痛の場合は痛んだ筋線維がくっつく前にまたトレーニングをすると治癒が遅れてしまいますし、ストレスや疲労が原因の疾患の場合にも休養が必要になってきます。

食事

筋肉痛の場合にはたんぱく質やビタミンB1、クエン酸などが筋肉の早期回復に効果的です。たんぱく質は筋肉のメイン成分ですし、ビタミンB1とクエン酸は乳酸を除去し、疲労回復を高めてくれます。

便秘の場合には水分補給をしっかりと行い、食物繊維を多く含む食品を摂ることが必要となります。また、朝食を含む三食を決まった時間に摂るということも大事です。

生活習慣の改善

現代社会人に襲い掛かる病気のその多くが、ストレスが原因といわれています。病院の検査で原因が分からない場合はたいてい「ストレスたまってませんか?」といわれるのがその一証左です。

仕事や人間関係などの精神的ストレスはもちろん、疲労や睡眠不足や運動不足などの肉体的ストレスもあります。また逆に運動のやりすぎも時にはストレスとなります。

朝決まった時間に目を覚まして、野菜や果物たっぷりの朝食をとり、仕事が終わったら一重気分歩いて帰るなどの工夫をして、お風呂に入ってストレッチをして、リラックスした状態で睡眠に入る。休みの日にはウォーキングや軽いジョギングをする。良い生活習慣が良い体を作ってくれます。

腹筋が痛いときは何科に行くべき?

内科・消化器科

腹筋の痛みが筋肉痛以外の場合は、まず内科か消化器科を受診しましょう。検査の結果、適切な治療を行ったり、違う科の受診が必要なら紹介されることになります。便秘の場合には専門の便秘外来というのもあるので、そちらを受診するのもよいでしょう。

整形外科

筋肉痛や肉離れの場合には整形外科を受診します。「筋肉痛で病院に行ってもいいの?」と思われるかもしれませんが、筋肉痛は正式には筋筋膜痛症候群といって、整形外科の治療の対象となっています。

心療内科

症状がストレス性のもの、特に過敏性腸症候群などは、消化器科で処方された薬を飲んでいても、ストレスそのものがなくならない限りはなかなか治りません。心療内科でのカウンセリングも治療手段の一つです。

まとめ

腹筋が痛いときの症状について見てきましたがいかがだったでしょうか?筋肉痛だと思っていたら盲腸だったなど、腹筋が痛い症状にもいろいろありますよね。どんな症状にも言えることですが、自己判断は危険なので、おかしいなと思ったら早めにお医者さんに診てもらってくださいね。