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中手骨骨折とは?手の甲の骨折のこと!気がつかないこともあるって本当?その3つの種類と治療法について詳しくご紹介!

中手骨(ちゅうしゅこつ)骨折とは手の甲の骨折のことです。スポーツ中や転倒した際に手をついて打撲したときに、なかなか痛みがひかず大きく腫れたのでどうしたのかと思ったら骨折だったということも多いようです。この記事では手の甲の骨の呼び名から骨折の種類、治療法までを詳しくご紹介します。手の甲の骨折かと思ったあなたに、この記事が一助になれば幸いです。



実は骨折?!中手骨が折れる!

中手骨(ちゅうしゅこつ)骨折とは手の甲の骨折のことです。スポーツ中や転倒した際に手をついて打撲したときに、なかなか痛みがひかず大きく腫れたのでどうしたのかと思ったら骨折だったということも多いようです。

この記事では手の甲の骨の呼び名から骨折の種類、治療法までを詳しくご紹介します。手の甲の骨折かと思ったあなたに、この記事が一助になれば幸いです。最後までお付き合いくださいね。

中手骨ってどこの骨?

手の甲を構成する骨

中手骨は手の甲にある骨のことです。外側から見えずらく目立たないために骨折などのケガが見落とされがちですが、ケガをしやすい部位であるとの指摘があります。

片手で5本

親指の根元のほうにある骨が第一中手骨です。第一から第五まで親指の眼もとから小指のの根元の部分まで5本あります。

中手骨の骨折には種類がある?!

中手骨骨幹部骨折

中手骨の骨折の種類を見て行きましょう。まず中手骨自体も部分部分に呼び名が付いていますので、それを説明します。指に近い部分(手を上に向けたときの一番上の部分)から順に、骨頭部(こっとうぶ)、頚部(けいぶ)、骨幹部(こっかんぶ)、基部(きぶ)と呼ばれています。

中手骨骨幹部骨折とは、中手骨のちょうど真ん中にあたる骨幹部が折れる骨折のことです。中手骨骨幹部骨折は、さらにその折れ方によってさらに分類されており、斜めに折れることを斜骨折(しゃこっせつ)、骨を横断するように真横に折れることを横骨折(おうこっせつ)と言うようです。

斜骨折の場合は骨折した後でも骨の軸がずれることは少ないため、外見上の異常がわからない場合が多いと指摘されています。自転車に乗っていて転倒して手をついた、スポーツ中に転倒したなどの理由で、骨幹部骨折をしてしまうことがあるようです。

中手骨頚部骨折

中手骨の頚部(手を上に上げたときに中手骨の一番上である骨頭部のやや下にあたる部分)の骨折を、中手骨頚部骨折と言います。こぶしを何かに強く打ち付けた時に、小指の下の中手骨頚部(第五中手骨頚部)を骨折してしまうことがあるようです。

母指CM関節脱臼骨折

母指CM関節脱臼骨折は、母指(親指)の中手骨(第一中手骨)の下の部分(基部)の骨折です。第一(親指の中手骨)から第五までの中手骨の底と手首を構成する手根骨(しゅこんこつ)との間に関節があります。この関節のことをCM関節と言います。

母指CM関節脱臼骨折は、親指の根元のCM関節が脱臼して中手骨基部が骨折する症状のことを言います。ボクシングなどのスポーツ中の事故などで、母指CM関節脱臼骨折を起こす場合があると指摘されています。

中手骨が骨折したらどうなるの?

腫れる

中手骨骨幹部骨折が原因となる腫れでは、症状として腫れが強い傾向があると言われています。外見上は手の甲がぷっくりと腫れて、こぶしを握ったときに指と指の間の窪みがわからなくなるように腫れる場合が多いようです。

第五中手骨頚部骨折が原因となる場合も、症状として小指のやや下の部分が大きく晴れると指摘されています。また母指CM関節脱臼骨折が原因となる場合も、親指の下から手首にかけてが大きく腫れる症状がでると指摘されています。

痛みが長引く

中手骨骨幹部骨折が原因とされる痛みでは、痛みが長引くような症状を確認できると指摘されています。最初は打撲だと思うのですが、痛みが長引き腫れも引かないので骨折ではと思い受診される方も多いようです。

母指CM関節脱臼骨折が原因とされる痛みの場合は、しっかり治療しないと脱臼したままの状態が残ってしまうことにより、痛みが慢性化する恐れがあるとの指摘もあります。

指が曲げづらくなる

第五中手骨頚部骨折が原因となる場合、症状としてオーバーラップと言って小指を曲げると手のひらの内側に巻き込まれれるような向きになり、小指と薬指が重なってしまうような握り方になってしまうことがあるようです。

また第四中手骨骨幹部骨折でも薬指が中指側に倒れてオーバーラップする症状が指摘されています。このように中手骨骨折が原因で、指が曲げづらくなる症状も起こるようです。

どうやって治療するの?

手術

骨折の治療法は手術によるものと、保存療法と呼ばれる医師の手で骨やじん帯をケガをする前の状態に戻し(この方法を徒手整復と言います)、ギプスなどで固定して骨がつながるのを待つ方法があります。中手骨折のそれぞれの治療法を見て行きましょう。まず手術の場合はどうでしょうか。

中手骨骨折の手術で骨幹部を骨接合術(プレートで固定する)場合は、30分程度の時間がかかるとの指摘があります。骨折の治療で手術を行う場合は手術方法や症状によりかかる時間や、全身麻酔が必要かどうかなどケースにより様々です。

全身麻酔の場合は入院が必要になりますので、入院できる環境の病院でないと手術できないようです。入院となると費用も相応にかかりますので、医師と十分に相談することが必要でしょう。

ギプスで固定

では完治するまでギプスなどで固定する保存療法ではどうでしょうか。ギプスをしてから、だいたい2~4週間で完治する例が多いようです。ただ徒手整復を行った後にギプスで固定しても、時間の経過で骨やじん帯がずれてしまうこともあります。

従って、施術後も放置することなく定期的に医師の診断を受け、レントゲン撮影などを実施して経過を観察する必要があります。実際に経過観察後に手術療法に移行される症例も指摘されていますので、通院して医師と良く話をし状況を把握することが重要でしょう。

リハビリテーション

手術後あるいは保存療法を実施中にリハビリテーショんを行います。中手骨骨折に限らず骨折の場合はリハビリを早期に開始することが重要と言われています。

中手骨骨折の場合は、術後4週目くらいまでは第三関節を固定するテーピングなどの装具をつけて、日常生活でどのように作業するかの方法や固定されていない関節を動かすなどを行い、腫れが出ないかなどを理学療法士の指示に従いながら行うようです。

4週目以降に、医師の診断結果(骨の融合状況)を確認しながら、徐々に固定する装具を外して関節を動かすなどのリハビリを実施すると指摘されています。

リハビリを怠って関節が固まってしまい後遺症が残ることも心配されますが、無理に動かして骨やじん帯がすれて再手術になることも心配されますので、理学療法士の指示に従って正しい知識のもとリハビリを進めるようにすることが重要なようです。

まとめ

  • 中手骨は手の甲にある骨のことです。片手に5本あります。親指のほうから第一から第五まであります。
  • 中手骨折には、骨幹部骨折、頚部骨折、母指CM関節脱臼骨折などの骨折があります。
  • 症状は骨折した部分が強く腫れて痛み、関節が曲がらなくなるなどが現れると指摘されています。
  • 治療法は手術と保存療法(医師の手による徒手整復後のギプス固定など)があります。
  • 手術、保存療法とも、治療にかかる時間、費用などは骨折の種類により様々です。
  • 術後はなるべく早く、理学療法士の指示のもとリハビリを開始することが重要なようです。

中手骨骨折は、打撲かと思ったらなかなか痛みや腫れがひかずに骨折だったというケースも多いようですが、放置すると関節が元のとおり曲がらなくなるなどの後遺症の心配もありますので、気になる方は早目に受診をお勧めします。