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胃が腫れている症状とは?吐き気やガスがたまったりする?ピロリ菌などの5つの原因や食事などの3つの予防法を徹底解説

胃はみぞおちの辺りにあります。食事後でなければ胃はへこんで、張ったりもしていないのですが、なぜか膨らんでいる、膨らんでいる気がする。場合によっては吐き気を伴ったり、腹痛を伴っている場合もあるなどがあります。今回は気になる胃の腫れについてまとめました。



胃が腫れる原因とは?

胃の病気は暴飲暴食や喫煙が多いようです。心当たりはありませんか?

1.大動脈が瘤(コブ)状に膨らんだ?

外から胃を触って腫れていると確認できる場合に多い症状として胃の周辺を通っている大動脈が腫れている事があげられます。これは腹部大動脈瘤と呼ばれる病気です。

大動脈に外からわかるぐらいの動脈硬化が出来ているのは怖いですね。

2.生活習慣による胃の中の炎症?

現代人の生活習慣は乱れがちです。ストレスを受け続けている、暴飲暴食、濃度の高いアルコールをたくさん飲む、よくタバコを吸っているなど心当たりはありませんか?

ストレスを受け続けていると自律神経が乱れて上手く胃をコントロールできなくなり、胃酸が普段よりも多く分泌されてしまう場合が。胃の粘膜は胃酸に溶かされないように粘液を分泌する機能がありますが、胃酸が多すぎると粘液が胃の壁を守り切れなくなり胃の粘膜を傷つけ、胃の粘膜が急性の炎症を起こします。

また、暴飲暴食、濃度の高いアルコールをたくさん飲む、よくタバコを吸っていても胃酸が普段よりも多く分泌されてしまいます。ストレスで自律神経が乱れた時のように、胃の粘膜が急性の炎症を起こします。

3.ピロリ菌が胃の膜を攻撃している?

ピロリ菌は正式にはヘリコバクター・ピロリ菌と言い胃酸の中でも生きていられる菌です。ピロリ菌が粘膜を傷つける方法はまだ詳しくわかっていません。複数の方法があると考えられています。

現在分かっている事は慢性胃炎の原因としてピロリ菌が分泌するアンモニアが胃の粘膜を常時傷つける事が大きな原因とされています。

4.胃に腫瘍が出来ている?

胃の粘膜部分に腫瘍が出来ている場合があります。良性ならばいいのですが、悪性であれば癌と診断されます。お腹が腫れている感じがする(腹部膨満感)は粘膜部分に腫瘍が出来ている場合の初期症状です。

お腹が腫れている感じがする以外にも初期症状として上腹部に痛みや違和感を感じる、消化不良、胸やけ、胃の慢性的な痛み、食事をすると食道の奥の方でつっかえる感じがするなどがあります。

胃の粘膜奥深くに腫瘍が出来ている場合があります。この場合無症状の事が多いのですが、違和感などを感じる場合があります。喫煙している、肉や脂質を多く食べている、塩分が多い、ストレスを感じている事が腫瘍大きな原因のようです。

5.胃が膨らむ?

胃が急激に膨満感を感じる事を指す言葉が急性胃拡張です。何らかの理由で胃の中に食べ物が停滞している、ガスが溜まる、胃の蠕動運動(食ベ物を胃に送る運動)が悪くなると起こります。

胃の中に食べ物が停滞している、ガスが溜まる症状は胃がんに伴って現れる事があるようです。胃の蠕動運動が悪くなる事は糖尿病によって起こる事飲んでいるお薬によって引き起こされる場合もあるそうです。

胃だけではなく、腸が拡張してもこのような症状が起こるそうです。

6.ガスがたまっている?

重いものを持つ時に歯を噛みしめる事があると思います。それを無意識に日常的にしている、そんな心当たりはありませんか?歯を噛みしめる事は物を飲み込む時の動作の一つです。何も口に入っていない時にこの歯を噛みしめと飲み込みを行うと唾液と空気が飲み込まれます。

唾液と空気は食道に溜ります。空気はゲップとして出たりもしますが、胃に入り大腸まで到達する場合もあります。歯を噛みしめを多くする人はガス(空気)がたまっているかもしれません。

胃が腫れている感じがあるときに考えられる病気とは?

胃が腫れている・腫れている感じなだけなのに重い・治療がしにくい病気になっている場合も。

1.胃ではなくて血管?腹部大動脈瘤

大動脈が膨らんでコブ状になる原因としては90%以上は動脈硬化とされています。

残りの可能性として梅毒、サルモネラ菌などの感染症、高安動脈炎、ベーチェット病などの炎症を引き起こす病気、ケガやマルファン症候群、エーラス・ダンロス症候群などの生まれつきの病気が考えられます。

2.粘膜が傷つく急性胃炎や慢性胃炎

胃が腫れた感じがする病気として暴飲暴食やストレス、食中毒、アレルギーなどで起こりやすい急性胃炎があります。胃酸の分泌が自律神経の乱れや暴飲暴食で多くなったり、食中毒、アレルギーが胃の粘膜を傷つけたりして起こります。ウイルス、ピロリ菌の感染が原因で起こる事も。

胃が腫れたような感じになったり吐き気やみぞおちが突然痛んだり、下痢になったりします。

ひどい場合は嘔吐や吐血、下血(いわゆる血便)を起こす事もあります。ピロリ菌の感染の場合慢性胃炎になる事もあります。慢性胃炎の原因は8割がピロリ菌だと言われています。

慢性胃炎の症状は腫れている感じがする(膨満感)以外にも胃痛、胸やけ、吐き気、げっぷが日常的に症状として現れます。

3.なかなか気づかない胃がん

胃がんの初期症状は分かりにくいものが多くあります。胃の腫れた感じもその1つです。

吐き気やゲップ、倦怠感やふらつき、息切れも胃がんの初期症状に含まれます。疲れている時や日常生活の中でよく起こる症状なので、なかなか気づけません。胃の腫れた感じ、吐き気やゲップが長く続くようであれば医療機関を受診しましょう。

胃の腫れた感じが初期症状として出るがんに胃粘膜下腫瘍という病気があります。胃粘膜下腫瘍は胃壁内の中でも深い部分にある粘膜下層、筋層、漿膜下層などに腫瘍ができるがんです。胃の腫れた感じ以外にも腹痛を伴う事もあります。ただ良性のしこりの場合もあります。

この他に初期症状がほとんど見る事のできない「スキルス胃がん」があります。胃がん全体の10%ほどを占めています。がんの部分が粘膜層の下にある為初期症状が表われにくく、表面からも見えないので胃カメラでも見逃される事があります。少しの体調の変化に気付き、医療機関を受診してください。

胃がんは見つけにくいので年に1度はがん検診を受けるように心がけましょう。

4.急性胃拡張というひどいお腹が腫れた感じを伴う病気

急性胃拡張は胃に食べ物が停滞する、又はガスが溜まるなどにより急に胃又は腸が拡張する病気です。初期の症状には胃の腫れた感じ、吐き気、嘔吐、があります。

5.心因からくる噛みしめ呑気症(空気嚥下症)

噛みしめ呑気症(空気嚥下症)は噛みしめを多く行い、空気が胃や腸に多く溜まっていしまった状態を指します。健康な人でも噛みしめで空気を飲み込むのですがこの病気の場合、日常生活の妨げるほど胃や腸に空気が溜まってしまいます。

噛みしめ呑気症(空気嚥下症)の症状には胃の腫れの他に頭痛や肩こり、こめかみの痛み、吐き気、げっぷ、胃部の不快感、などがあります。ストレスがかかっている、姿勢が悪い、噛みしめる習慣が多い人にかかりやすい病気です。

胃が腫れる・腫れた感じがするときの治療法と対策

上記の病気の場合医療機関を受診しないと治療が進まないものですので、医療機関を受診しましょう。特に急性胃拡張の場合はすぐに溜まっている内容物をチューブで吸引しなければいけないので医療機関に行きましょう。

1.胃に優しい消化の良いものを食べ安静にする

急性胃炎の場合、食事を少なめにし、症状にあわせた薬を飲みます。食事は激しい症状の場合、胃を休ませるために食事をとらず番茶又は微温湯を飲むようにします。

少し回復して来たら流動食(おかゆなど)を少量ずつ何度かに分けて摂ります。徐々に通常食に戻しますが、1週間はいに優しいものを中心に食べましょう。

お薬は胃の機能を取り戻すタイプ、胃酸の分泌を抑えるタイプ、消化を助けるタイプ、胃酸の酸性度を抑えてくれるタイプ、消化を助けるため副交感神経を良くするタイプ、傷ついた胃を治すタイプがあります。医師と相談し、あったお薬を飲んでください。急性胃炎は早く治るとはいえきちんと医療機関を受診してください。

慢性胃炎は刺激物がが多く含まれる食事や脂肪が多く含まれる食事を避けます。バランス良い食事を心がけ、食事と食事の間に運動するなそ健康的な生活を心がけましょう。こちらもきちんと医療機関を受診してください。

2.原因から排除する為手術する!

胃がんには化学療法なども治療方法としてありますが、腹部大動脈瘤や胃がんなどは基本的に手術が治療方法です。

3.ストレスを少なくする

急性胃炎や噛みしめ呑気症(空気嚥下症)はストレスが原因となっている物が多く、心療内科などでストレスを和らげる治療をする、日常からストレスを発散するように心がけるなどしてみましょう。

胃が腫れている・腫れた感じがするときは何科に行くべき?

消化器科に行きましょう

胃が腫れている・腫れた感じがするときは消化器科に行きましょう。もし、消化器科に行っても何も悪くない場合は腹部大動脈瘤や噛みしめ呑気症(空気嚥下症)を疑い血管外科か心療内科に行ってみましょう。

まとめ

胃が腫れている・腫れた感じがする場合は大きな病気の初期症状かもしれません。早めに医療機関を受診しましょう。