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咳のせいで眠れない!頭痛を引き起こすことは?喘息などの6つのタイプとツボを押すなどの6つの止め方を紹介します!

咳が出ると風邪をひいたかな?と思いますよね。でもその咳があまりに長引いていたり、風邪とは違うの咳の出方だったら、何の病気なのか心配になるものです。特に心配なのは長引く咳。風邪の後に長引く咳以外にもいろいろな原因が考えられます。放置していると最悪は肺炎などに発展して、命が危険な状態になることもあるのです。咳の種類を知って、自分の症状はどのタイプかチェックしてみましょう。咳を止める方法もご紹介します。



咳が止まらない!咳の予防と治す方法

咳が続いて眠れないと本当に辛いですよね。咳が出すぎて、腹筋が痛くなってしまった経験がある人もいませんか?ひどい時には肋骨骨折をしてしまう人もいるほど、咳が止まらないと様々な問題をひきおこしてしまいます。また仕事にも支障をきたしたり、他人にも不快な気持ちを与えてしまうようで嫌ですよね。

咳が止まらない時に薬を飲む以外の方法を知っておくと、いざというときに自分で対処できて安心です。咳止めを飲んでも効果が十分でないと咳は止まらないこともあります。そこで、ここでは咳の予防と対処法を中心に紹介していきたいと思います。

咳の種類

咳の種類は医学的に主に次の6つのタイプがあります。それぞれタイプ別に咳の原因になる病気も異なります。どのような種類があるのか確認しておきましょう。

乾性咳嗽

咳のタイプを大きく二つに分けるとき、痰が絡むか絡まないかで分けることができます。このうち、痰がからまない乾いた咳を「乾性咳嗽」といいます。気道の分泌物である痰や、鼻からの鼻水がからまないので乾いた感じのコンコンという咳がでます。

「乾性咳嗽」を起こす病気としては、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流症(逆流性食道炎)、心因性・習慣性咳嗽、かぜの後の蔓延性咳嗽などが挙げられます。また、血圧や心臓の治療に使われるACE阻害剤という種類の薬など、薬剤の副作用として乾いた咳がでることもあります。空咳(からぜき)とも呼ぶことがあります。

乾性咳嗽の場合は、刺激で咳が出やすい状態となっていたり、気管支が収縮しやすい状態になっていることが原因で、病的な咳と考えられます。

湿性咳嗽

「湿性咳嗽」は名前の通り、湿った咳のことです。風邪の時にゴホンゴホンと痰が絡んだような咳がでることがありますよね。湿性咳嗽は、鼻水が鼻から降りてきたり、気道からの分泌物である痰が増加することが原因です。痰が気道に絡むと呼吸がしにくいので、咳をして痰を外にだそうと体が反射的に反応するのです。

湿性咳嗽では、副鼻腔気管支症候群、慢性気管支炎(たばこ気管支炎、COPD)などが挙げられます。

犬吠様咳嗽

子供が声が枯れて、犬吠様咳嗽がでることがあります。名前の通りで、犬がケンケンと鳴く様な咳がしつこく出る状態で、主に小児にみられる「仮性クループ」という病気の症状です。

仮性クループは症状が憎悪すると気道がつまってしまい、呼吸が苦しくなって、窒息に至ることもある怖い病気です。もしお子さんが、ケンケンと犬が吠えているような変な咳をしていたら早めに治療をうけるようにしましょう。

急性咳嗽

急性咳嗽とは3週間未満、咳が持続している場合をいいます。3週間以上8週間未満になると亜急性咳嗽となります。

最もよくある原因はウイルス性上気道炎で、いわゆるかぜ症候群です。この場合は通常は数日で自然軽快することが多いといわれています。その他の頻度の高い原因には、鼻が後ろから気道に降りてくる(後鼻漏)ことによる上気道咳症候群、または肺炎が考えられます。

緊急性が高く速やかに治療を始めなければいけない場合は、緊張性の気胸、重症肺炎、重症心不全、肺血栓塞栓症がなどが挙げられます。これらの病気ではないことがわかり、感染症が疑われる場合には、鎮咳薬を使うことも可能です。しかし、痰が絡むような咳に対して、中枢性の鎮咳薬を使うと、痰を外に出しにくくなるため、感染症を悪化させる可能性があるといわれています。

遷延性咳嗽

遷延性咳嗽というのは長引く咳という意味ですが、臨床的には長引くせきのうち,3週間以上続くせきを遷延性咳嗽と呼んでいます。しかし実際は2週間以上も咳が続いていればかなり体力的にも辛い状態となっていることが多いと思われます。

遷延性咳嗽の場合は、原因が呼吸器の病気か、他の器官の病気によるものか判別する必要があります。また呼吸器の病気でも、感染性か非感染性かどうかを区別しなればいけません。

感染性の咳が一番頻度としては高くなり、かぜをひいた後に長引く咳もこれに当てはまり、「感冒症候群後慢性咳嗽」とも呼ぶことがあります。他にも、マイコプラズマ肺炎や肺炎クラミジアといった病原体、成人の百日咳も最近は増えているようです。肺炎球菌や黄色ブドウ球菌など、または結核、非結核性抗酸菌症といった菌も気をつけなければいけません。

他にもアトピー性の咳や、逆流性食道炎、副鼻腔炎による咳なども考えられます。長びく咳の場合は、レントゲン検査や胸部CT検査などを総合的に判断して診断を下すことになります。

慢性咳嗽

慢性咳嗽は、胸部レントゲン写真や肺機能検査に異常がみられないのに、8週間以上も咳が続く場合をいいます。2週間以上の続く咳嗽では、まず肺結核ではないことを除外する必要があります。 気になる人は胸部レントゲンや喀痰検査をしてもらうようにしましょう。

咳喘息、アトピー咳嗽 、副鼻腔気管支症候群(気管支拡張症・副鼻腔炎)、風邪症候群後遷延性咳嗽、非定型肺炎後の慢性咳嗽 (マイコプラズマ・クラミジア肺炎あるいは気管支炎)、胃食道逆流、タバコ気管支炎、降圧剤の使用(ACE阻害剤、β受容体遮断薬)、心因性咳嗽、喉頭アレルギーなどがあります。

遷延性咳嗽と同じ原因疾患が含まれていますが、期間が長くなると慢性咳嗽と分類されることになるのです。

あらゆる咳の症状

咳といってもいろいろな咳の症状があります。特徴ごとにどんな咳の原因が考えられるのかをまとめてみました。あなたの咳はどの症状に当てはまりますか?

長引く咳の原因

長引く咳の場合は必ず何かしらの原因があると考えられます。まずは、肺がんや結核などの重い病気がないかどうかを検査で確認する必要があります。その結果、特にそのような病気が見られない場合には、「ぜん鳴」があるかないかで、疑われる病気が変わります。ぜん鳴というのは聴診器を当てたときに聞こえる「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音です。

ぜん鳴がある場合にもっとも考えられるのは「ぜん息」です。また中高年以上で特にタバコを吸う人ならばCOPD(慢性閉塞性肺疾患)も原因として考えられます。

もし、ぜん鳴の症状がない場合には多い病気が「咳喘息」です。咳喘息は成人の8週間以上長引くせきの原因のうち、およそ半数を占めているといわれています。咳喘息は、咳だけを症状とするぜん息です。咳喘息は乾いた咳が特徴です。放置していると喘息に進展することがあるので注意が必要です。

夜になると咳が出る原因

夜になると咳がひどくなるという経験はありませんか?昼間は大丈夫だったのに、夜になると咳がぶり返したり、喘息の症状も夜間になると発作が起きる人もいます。これには自律神経の働きが関係しているのです。自律神経というのは意識をせずにコントロールしている神経で、交感神経と副交感神経があります。

睡眠中は自律神経のうち、副交感神経の方が活発になります。副交感神経は休むときに優位になる神経で、筋肉を緩める作用があります。夜間になると寝るために体が休息モードに入ります。これは副交感神経が優位になっているためです。その結果として、気管の筋肉も緩んでしまうので、気道が狭くなってしまいます。

また、寝る時に仰向けになると鼻水が気管に流れ込みやすくなり、咳が出やすくなることも関係しています。他にも寝る時に使う寝具にアレルギー性物質がくっついていて、吸い込んでしまうことでアレルギー性の咳が出てしまう場合もあります。

乾いた咳が出る原因

乾いた咳がでる疾患はいくつかありますが、例えばマイコプラズマ肺炎が代表的な病気の一つとして挙げられます。マイコプラズマというのはウイルスの名前で、このウイルスに感染したことで起きる肺炎のことをいいます。

風邪の時によくみられる鼻水や痰は少ないので、咳は乾いた咳になりやすく、コンコンという咳が特徴です。咳が出ると、なかなか止まらないのも特徴です。初期の症状は、38度位の発熱と咳なので、普通の風邪と見分けるのが難しいといわれています。

また、アトピー咳嗽でも乾いた咳がでることがあります。咳喘息とにた咳がでますが、違いはアレルギーの関与が大きいことです。また、アトピー咳では喘息のような発作を起こすことはありません。

アレルギーが関係していることが大きく、アレルギー性鼻炎や花粉症などアレルギーの病気を持つ人や過去にかかったことがある人では、アトピー咳嗽の可能性も考えられます。アトピー性皮膚炎の人もアレルギー体質であり、アトピー咳嗽を起こすことがあります。

ある特定の時期だけ咳が出たり、喉のイガイガ感を感じるなどの特徴があるのがアトピー咳嗽です。

咳と共にたんが出る原因

痰が気道に絡むと、その痰を追い出そうとして余計に咳が出てしまうものです。痰は、気道から分泌された粘液です。この痰と咳がともに出る病気としては、気管支拡張症、副鼻腔気管支症候群などがあります。

気管支拡張症というのは、気道の壁が損傷を受けて、呼吸管や気道の一部(気管支)が広がったまま元に戻ずひろがった状態となっているものです。最も多い原因は、呼吸器感染症が重症になった場合や、繰り返し症状を起こしていることです。慢性的にたんが絡んだせきがでる場合がほとんどで、早朝と夕方遅い時刻に発作が起こることが多いようです。

また、副鼻腔気管支症候群とは、慢性的にそして何度もくり返し、上気道と下気道に炎症をおこす病気です。上気道というのはのどの奥から鼻腔の間で、鼻から空気が通る部分であり、下気道とは口から呼吸をしたときに空気が肺まで通るときの気道の部分のことです。

副鼻腔気管支症候群では分泌物がからむ咳が特徴で、黄色から緑色の粘り気のある鼻汁や痰がからんだ咳がでることがあります。呼吸困難発作をともなわない湿性咳嗽が8週間以上にわたって続いている場合に疑われます。

咳と共に頭痛がする原因

咳が出ることによって頭痛が引き起こされることがあり、その多くが良性咳嗽性頭痛と呼ばれるものです。特徴として咳によって誘発される突発性の両側性の頭痛で、通常は1分以内におさまることが多いようです。咳以外にも、くしゃみやいきみ、大笑いした時にも頭痛が起きることもあります。

また、咳とともに頭痛がする原因として、アーノルド・キアリ奇形があり、これは小脳や脳幹という場所に脳腫瘍ができて起こる場合もあります。これは咳などに伴って頭蓋内圧が上がったことで頭痛が起こるといわれています。その他にも硬膜下出血、副鼻腔炎などでも咳にともなって頭痛が起こることもあります。

咳の止め方

咳が出て辛い時、薬がすぐに飲めれば良いのですが、飲めないという状況もありますよね。また、薬を飲んだにもかかわらず、咳がいっこうに治らないということもあるでしょう。咳が出るのは体が異物を外に出そうとしているサインであったり、自然な反射なので完全に封じ込めるのは難しいことも多いのです。それでも辛い症状を少しでも和らげられれば楽ですよね。ここでは咳を完全に止めることは難しいかもしれませんが、少しでも楽になる方法をご紹介したいと思います。

嗽をする

風邪の予防にうがいをする人は多いと思いますが、咳が続く時にもうがいは効果的だといわれています。うがいは喉についたウイルスやほこりなどを除去してくれるので、咳が出にくくする効果があります。

ただの水でうがいしても効果はありますが、塩水でうがいする方法もおすすめです。塩には殺菌成分が含まれていて、塩を溶かした水でうがいをして喉を洗うのは、喉の痛みや咳に対して効果的な方法だといわれています。

効果を高めるために、少し温かいお湯に塩を溶かしてうがいをすると、喉を温めながら殺菌、洗浄ができるといわれています。また、喉にやさしい成分としてはハチミツを混ぜたり、生姜をいれて殺菌作用をプラスしてうがいをするのもおすすめです。

はちみつを入れた飲み物を飲む

咳が止まらない時、何か飲み物を飲みたいという場合もあるかと思います。咳止めのお薬を飲む前に、ぜひ試してもらいたいのが、はちみつを入れたホットウォーターです。ハーブティーや好みの飲み物にハチミツを入れても構いません。

ハチミツの中に存在するグルコースオキシダーゼという酵素が、過酸化水素という物質を発生させます。この物質が強力な殺菌作用を持っているので、ハチミツには殺菌作用があるといわれています。

また、はちみつには粘膜を保護してくれる作用もあるのです。また、免疫力を高める作用などもあるといわれていて、風邪の時の咳にはぜひハチミツを取り入れると良いでしょう。

おすすめは暖かいお湯にハチミツをティースプーン1から2杯ほど入れて、すりおろし生姜なども少しプラスしたドリンクです。温める作用もあって、喉を潤してくれるので咳が辛い時におすすめです。

漢方薬を飲む

風邪を引いた後に、だらだらと咳が続いている「風邪の後の長引く咳」では漢方薬が有効なことも多いといわれています。また、気管支喘息やCOPDが原因でなかなか治まらない咳に対しても、漢方薬が効果があることがあります。発作時の咳には即効性は期待できないため他に吸入薬などを使う必要がありますが、予防的に服用を続けるならば漢方薬もおすすめです。

風邪の後の長引く咳は、カラダから水分が奪われている状態と考えられています。漢方でいうところ「水毒(すいどく)」という水分バランスのくずれた状態が起こっているとされています。漢方薬はこの水毒を改善するタイプが使われます。

風邪の後の長引く咳を改善するとされる漢方薬としては、麦門冬湯、麻杏甘石湯、五虎湯、小青竜湯、麻黄附子細辛湯、竹筎温胆湯、参蘇飲などがあります。

また、咳によって体力が消耗している場合には、補中益気湯などを服用して体力をアップさせる漢方薬を使うこともあります。

漢方薬を飲みたい場合には、医師に相談して処方してもらうのがおすすめですが、市販薬で購入することも可能な種類もあり、漢方薬局でも相談して買うことができます。

ツボを押す

咳が辛い時に薬を飲まずに対処したい、薬を飲んでも治らないということもあるでしょう。この時にすぐにどこでもできる対処法としてツボ押しがあります。咳に効果的なツボを3つご紹介したいと思います。

・天突(てんとつ)

左右の鎖骨を結んだ中央部の窪みにあるツボで、指を当て、からだの奥へ向けて静かに押しましょう。のどはデリケートな部分なので、ゆっくり3秒押したら3秒はなすペースで力を入れすぎずに2回くらい刺激するとよいでしょう。

・尺沢(しゃくたく)

尺沢は肘の内側にあるシワの上で、親指側にある筋肉の外側にあるくぼみにあります。肘を曲げた時にできる横ジワのちょうど中央と思ってください。気管支や肺に作用するツボです。この部分を親指などでゆっくり刺激しましょう。

・孔最(こうさい)

掌を上に向けた状態で、肘を曲げて出来る線の外端から指5本分ほど指先の方向にいったところにあるツボです。風邪の時には押すと痛みを感じます。この部分を刺激すると、咳や喉の痛みなどの呼吸器症状に効果的です。自分でお灸をすえる方法もあります。

背中を温める

咳の症状が辛い時、首にネギを巻くといいなんて昔のおばあちゃんの知恵がありますが、これは首を温める作用があるためだと言われています。

咳をしずめるには、首や背中のあたりを温めると良いそうです。特に首の後ろと背中の間の部分を温めると良いといわれています。温める時はくれぐれもやけどに注意しながら、ドライアーの温風を当てたり、カイロや湯たんぽなどを使うとよいでしょう。マフラーやストールを巻くのもおすすめです。

この部分には、風邪や咳によりツボがあるためマッサージをすると、風邪、咳の症状を和らげてくれるといわれています。小さい頃に咳が辛いとお母さんなどが背中をさすってくれたことがあるかもしれませんが、その対応は実は理にかなっていたのです。

病院に行く

咳の症状が辛い時、長引いている時は、原因を確認するためにも病院に行ったほうが良いでしょう。検査などを受けて理由がわかれば、適切なお薬を処方してもらうことも可能です。咳止め薬なども市販で売られているものよりも効果が高いタイプがあります。また市販では手に入らない気管支を広げるお薬や吸入薬なども処方してもらうことも可能です。

咳が長引いてくると、咳が出ていることが当たり前になってしまい、病院へ行くタイミングを逃してしまいがちです。通常は2週間を超える場合には何らかの原因があると考えた方が無難です。もし風邪をひいた後に咳が長引いている場合や、原因不明の咳が続く場合などは病院を受診するようにしてください。

咳の予防法

咳の予防法を知って辛い咳を防いでいきましょう。また、予防法は咳を和らげるための対処法にもなり、風邪をひいたときにも薬を飲まずに対処することも可能です。また、薬を飲んでも効果が十分でないときにも、辛い症状を少しやわらげてくれるサポートをしてくれるでしょう。どのような予防法があるのか確認しておきましょう。

マスクをする

咳が出る時はマスクをした方が楽になることがあります。また、咳をうつさない、他人からうつされないようにする為にもマスクをつけておくと予防になります。

風邪の原因であるウイルスについてはマスクの繊維を通り抜けてしまうので、あまり効果がないという説もあります。しかし、マスクを通して呼吸をすることで、喉が乾燥しにくくなり、ウイルスが喉で繁殖しにくい環境をつくることができます。また、ウイルスが付着したものを触った手で直接鼻や口を触る機会が減るので予防になるのです。

咳がひどい時は日中だけでなく、寝ている間もマスクをしておくと良いそうです。寝ている間は口の中が乾燥しがちになるので、特に湿らせた濡れマスクをつけておくと乾燥を防ぐことができます。

こまめに嗽をする

咳を予防するには、こまめにうがいをする習慣をつけることも大切です。のどや気道にくっついたウイルスやほこりを洗い流す作用があり、こまめに行うことで感染のリスクを抑えることができます。

またうがいをすることで、喉が湿った状態となるので、乾燥を好むウイルスが繁殖して侵入しにくい環境を作り出すことができるのです。

特にうがい薬を使う必要はありません。普通の水でも、塩水でも良いのでこまめにうがいをすることを心がけましょう。特に外出時や、食事の前などはうがいを忘れないようにしましょう。

水分補給を忘れない

水分補給が不足すると体が乾燥しやすくなり、ウイルスが繁殖しやすい状態となってしまいます。ただし、水分摂取には冷たい飲み物や炭酸飲料のとり過ぎなどは控えた方が良いでしょう。飲むならば温かい飲み物がおすすめです。

ただし水分の摂りすぎは逆効果となるのでおすすめできません。長引く咳の場合や痰がからむ咳の場合には、体の水分バランスが崩れていることが多いからです。特に寝てから咳がひどくなる人は、寝る前1時間くらいから水分摂取を控えた方がよいでしょう。また、痰が絡んで出しにくい人は、水分をとって痰をやわらかくして出しやすくすると良いといわれています。

乾燥する季節は加湿する

乾燥する冬場などの季節には加湿をして乾燥を防ぐことが、ウイルス、細菌を増やさないためにも大切です。加湿器を使った加湿がすすめられますが、結露が気になって加湿器を使いたくない人も多いかもしれません。

加湿器を使って結露が起きてしまうのは外気温との温度差が原因です。朝結露した後の室内の空気は水蒸気が少なくなって乾燥しやすくなっています。また、温度が上がる日中はより乾燥がひどくなりやすいのです。夜になると温度が下がるので、相対的に湿度は自然と下がります。

おすすめなのは、日中に加湿器で加湿を十分にしておいて、夜寝る前に空気を入れ替えて、湿度と温度を適切に保つようにすると、結露に悩まされずに十分な湿度を保つことができます。

また加湿器を使わなくても、マスクを着用していると自分の呼気とマスクが加湿器の代わりになります。他にも寝床のすぐそばにコップに水を入れて置いておくのも手軽にできる乾燥対策です。

刺激物を摂りすぎない

刺激物をとると咳が悪化することがあります。例えば、唐辛子の成分であるカプサイシンは、気道を刺激して咳を悪化させる場合があります。他にも酢の物などすっぱい食べ物でむせたことがある人も多いかと思いますが、酢も刺激になります。気道が炎症を起こして敏感な状態のときは、刺激物を避けるようにしましょう。

こまめに掃除をする

咳がでる原因には、ハウスダスト、花粉などのアレルギー物質も関係があります。特にアレルギー体質でなくても、ほこりなどを吸い込むと物理的に気道に張り付いて咳が反射的に出やすくなってしまうと考えられます。

部屋の埃はこまめに取り、ハウスダストが舞わないように掃除をしておくことが大切です。掃除をする時には換気をよくする為に、窓をあけることを忘れないようにしてください。

咳が続く病気

咳が続く場合にはただの風邪ではないかもしれません。どのような病気が考えられるのか、咳を伴う様々な病気をチェックしておきましょう。心当たりのある病気が見つかるかもしれません。

百日咳

百日咳は百日咳菌という細菌が感染して起こる病気で、感染して発症すると苦しい咳が長く続くため百日咳という名前がつけられています。百日咳の特徴は咳の仕方にあります。まず、短い間隔で咳が連続的に出ます。「エホ、エホ」「コン、コン」というような音がします。

続いて、急に息を吸い込んで、笛の音のような音が聞こえます。「ヒュー」という音が特徴です。むかしは乳幼児に多い病気でしたが、最近は成人でもかかることが増えてきています。これは予防接種を受けていないことや、大人になってから免疫が失われて感染しやすくなっていることなどが原因です。

肺炎

肺炎というと、風邪がこじれて肺炎になると思われがちですが、肺炎と風邪は別のものです。肺炎では、細菌やウイルスなどの病原体が原因で、肺に炎症を起こします。

症状として、息切れ、黄色から緑色や鉄さび色の痰が出たり、38度以上の高熱などの症状が長く続くことがあり、一般的なかぜよりも症状が重くなりがちです。息が浅くなる、呼吸が速い、ぐったりするなどの症状は気がつきにくいこともあり、風邪かと思っていて放置していたら肺炎だったというケースも多いようです。

高齢者の死因第3位ともなる肺炎は、死に至ることもある怖い病気です。おかしいなと思ったら放置せずに医療機関を受診するようにしましょう。

気管支炎

風邪と思っていたら咳の原因が気管支炎だった、というケースもあります。気管支炎とは、気管支に炎症の中心があって、咳や痰などを引きおこす病気の総称です。気管支炎には急性と慢性があります。急性に起きる気管支炎の大半はウイルスやマイコプラズマなどの感染が原因です。

一方、慢性の気管支炎は、数週間から数カ月の間咳や痰などの症状が続くことがあります。百日咳、抗酸菌や緑膿菌などの感染症だけでなく、タバコや副鼻腔炎が原因だったり、肺がんなどの病気が隠れていることもあります。

クループ症候群

子供がケーンケーンと犬が鳴くような音で息苦しそうに咳込んでいたら、クループ症候群の可能性があります。風邪と似たような症状がでるので、初めのうちは発熱や咳、のどの痛みなどがあらわれて風邪と勘違いしやすい病気です。仮性クループともいいます。

喉が炎症を起こして腫れて、空気の通り道である気道が狭くなって呼吸しずらくなり、犬吠のような咳がでるのが特徴です。夜間になると症状が悪化することもポイントです。もし子供が呼吸しづらそうにしていたら、早めに医療期間につれていくようにしましょう。

アトピー咳嗽

体質的にアレルギー体質があるという意味である「アトピー」体質で咳がでる場合をアトピー咳嗽といいます。もともと何かしらにアレルギーを持っていたり、アトピー性皮膚炎の人は発症する可能性があります。

症状は喉のイガイガして、空咳がでるのが特徴です。また、寝る前に咳が出やすくなったり、クーラーや冬の外気などの冷たい空気を吸った際にも咳がでることがあります。日中は比較的発作が少ないですが、寝る時や深夜から早朝にかけて、起床時、明け方の順で発作が起こりやすいといわれています。

心因性咳嗽

感染性でもなく、特にレントゲン検査などでも肺や気管支などに問題がみつからないのに、咳が長引くことがあります。それはもしかしたらストレスによる咳という可能性もあります。心因性咳嗽といって、ストレスが原因で咳が出ることがあります。

心因性嗽の場合、日常的に乾いた咳が続き、特に緊張した時や日中に出ることが多く、逆に何かに集中している時や、リラックスしている時、就寝中は咳が出ないのが特徴です。不眠症に伴って症状がでることもあるようです。

過度のストレスを感じると、自律神経が乱れて、ホルモンバランスも崩しがちになります。そして、脳幹にある咳中枢や気道粘膜を刺激することによって、心因性咳嗽が現れるのではないかと考えられています。

対処法としては、咳止め、気管支拡張剤などで様子をみることがありますが、根本的には日常生活を整えて、ストレスを減らすことが必要となります。子供にもみられることがあるので、子供の様子もよく観察してあげるようにしてください。

まとめ

咳が長引くときは何らかの病気や問題が隠れている体のサインと考えて、放置せずに早めにケアするようにすることが大切です。咳が続くと、精神的にも身体的にも非常にストレスとなります。日常生活のパフォーマンスにも影響するので、咳を抑えて、呼吸がしやすい状態を整えることが大切です。