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急に太る原因とは?生理や更年期など女性特有の症状も!肝硬変・橋本病 といった病気の場合もあるので注意!

飽食の時代、体重管理は世界共通の悩みの一つになっています。病気になると痩せるというのが定説になっていますが、逆に病気のせいで太るということはあるのでしょうか?また、急激に太ったことが引き金となる病気は?食欲があるから元気であるというのは大きな勘違いかもしれません、病気と体重増加の仕組を紐解いていきましょう。



急に太ると良くないの?

「最近急に太ったなぁ…」と感じることはありますか?近頃食べ過ぎているとか、運動不足気味だとか、原因を自覚していれば良いのですが、思い当たるような原因がないと心配になってしまいますよね。

急に太る原因には、身近なものから病気まで幅広く考えられます。あなたが急に太ってしまった原因は何なのか、これから探っていきましょう!

急に太る原因

生理

生理前に体重が増加するという経験をされた方は多いはずです。実際にむくみや体の怠惰感を感じたり、ちょっとしたことにイライラしたり、生理前に女性ホルモンが大きく作用するためです。

排卵日が過ぎ高温期に入ると、黄体ホルモンの分泌量が大幅に増え、生理に備えて体のエネルギーを蓄え始めます。そのために同じような食事を続けていても、体重は増加します。しかしこの現象は月経前症候群といわれ、生理が始まると元の体重に戻るので心配はいりません。

注意が必要なのは食欲増加による過食の場合です。黄体ホルモンの分泌が盛んになると、体内の血糖値が下がってきます。それにより血糖値をあげようと、食欲促進のアドレナリンが分泌されて甘いお菓子を沢山食べたくなるのです。

過食による大幅な体重増加は生理が遅れてしまう原因にもなり、生理が始まってもなかなか体重は元に戻りません。

更年期障害

女性は40代後半から50代後半にはほとんどの人が閉経します。この時期が更年期と呼ばれ、のぼせやうつ症状、更年期太りなどの症状があられます。

更年期は女性ホルモンのエストロゲンというものが減少することによって起こります。これは脂肪を燃やすホルモンなので、エストロゲンが減少すると体の代謝が下がり、更年期太りになってしまいます。またこの時期は加齢による筋肉量の低下も、更年期太りに拍車をかけているようです。

ストレス

急に太る原因は体の変化ばかりではありません。心の作用も大きく関係しているのです。それはストレス太りです。よく聞く言葉ですが、なぜストレスを感じると食欲が増してしまうのでしょうか?

脳がストレスを感じると、体が危険な状態にあると誤認識をし、栄養を蓄えようと指令を出してしまいます。脳はブドウ糖を必要とするので、特にブドウ糖が多く含まれる甘いものを積極的にとるように指令をだし、なかなか自分の意思で我慢するのが難しい状態になります。

ストレス太りが危険なのは、太るサイクルが悪循環するためです。ストレスを感じ食べ過ぎて太ってしまう、それが更なるストレスとなりまた食べ過ぎてしまう。この悪循環に陥らないように、ストレスはこまめに発散しておくことが大切です。

うつ病

うつ病は決して他人事ではありません、誰しもがちょっとした生活習慣の乱れで、心のバランスを大きく傾けてしまうことがあるのです。うつ病は自律神経が正常に機能していない状態なので、すべての事にやる気がなくなり、当然運動量が激減します。代謝が落ち消費されるカロリーが減ってしまいます。

こもりがちになり、いくら食べても食欲が抑えられない過食の傾向は、うつ病によって満腹中枢が上手く働かなくなっているせいかもしれません。そのことにより満腹を感じないために、ついつい食べ過ぎてしまうという状態に陥ってしまうのです。いくら食べても満たされない、そんな時は要注意です。

急に太る病気

甲状腺機能低下症

食事は普通にとっているのになぜか急に太ってしまった、心当たりがない。という場合は大きな病気が関係しているかもしれません。その一つは甲状腺機能低下症です。主なものは橋本病という名でよく知られています。

更年期の女性に起こりやすく症状も似ているために、更年期障害と間違われるケースが多いようです。主な症状は、倦怠感、乾燥や便秘、聴力の低下、体重増加などです。

甲状腺は首の前に存在し甲状腺ホルモンを分泌しているのですが、この機能が低下すると心臓や消化器系の動きを鈍くし、急激な体重増加を招いてしまう原因となります。また低体温になることが多く、このため脂肪を蓄えやすくなってしまいます。

肝硬変

肝硬変も急に太る原因の一つです。肝硬変になると肝臓の機能が低下するため、細胞に水分を蓄えることが出来なくなります。結果皮下にもれた水分が体をむくませ、体重を増加させます。特徴はお腹に水がたまった腹水という症状で早急な治療が必要となってきます。アルコールを多量に摂取している方は、急な体重変化に肝硬変を疑ってみるべきかもしれません。

卵巣の病気

女性特有の病気に卵巣の異常があげられます。卵巣のなかに水分などがたまり、肥大する為に体重が急に増加する「卵巣のう腫」です。なかなか発見されにくく、卵巣の根元がねじれて激痛を伴う茎捻転(けいねんてん)になってはじめて気づくという場合もあります。

下腹部が重く腹痛を感じる、便秘になった、急に体重が増加した場合は検診を受けることをおすすめします。

糖尿病

糖尿病と聞くと、太っている人がかかる病気というイメージですが、実は痩せている人も注意が必要です。糖尿病とは糖の処理をするインスリンが機能せず、糖が尿として出てきてしまうものです。体重は減っていくものですが、初期の場合は逆に体重は増加するのです。

初期はインスリンが出すぎてしまい、糖が足りなくなる低血糖になってしまいます。結果体が糖を欲しがり食欲が異常に増加、体重も増えてしまうのです。

ネフローゼ症候群

聞きなれない名前のネフローゼ症候群とは、腎臓の異状によって血液中のたんぱく質が尿から排出されてしまうものです。顔や手足がむくみ、胸やお腹に水がたまることもあります。これによって体重が急に増加してしまいます。

症状には、だるさや尿の泡立ちなどがあります。尿の中にタンパクが増えると尿の泡立ちがみられることが多いようです。またむくみがあるかどうか判断するには、10秒くらい足の脛(すね)を押さえて、へこみが持続するか否かを調べてみます。

原因はまだよくわかっていないようで、治療をし改善しても再発の可能性も高いようです。

急に太る原因は性別で変わる?

男性女性ほとんど同じ

急に太るのには、性別の違いはないようです。しかし先述したように、女性特有の病気の場合や閉経が原因の場合もあるので、全く同じとは言い切れない部分ももちろんあります。

その他の病気、加齢による代謝の減少やストレスなどは、多くの女性が社会進出している現代において性別を超えて共通した原因となっているのかもしれません。

急に太るとどうなる?

セルライトがつきやすくなる

セルライトは老廃物と水分で作られています。脂肪の多い体は血管が脂肪により圧迫され、血流が悪く老廃物が滞ってしまいます。

時間をかけてゆっくり体重が増加した場合は、体が少しずつ適応したものに変化していくのですが、急激に脂肪が増えてしまった場合は体が適応しきれず、血流が滞り老廃物がたまりやすくなり、結果セルライトがついてしまいます。

セルライトができやすい部位はお腹や太もも、お尻などあまり動かさない筋肉の部分になります。一度ついてしまったセルライトを除去するためには運動やストレッチをおこない、血流とリンパの流れをスムーズにすること、老廃物が溜まらない体づくりが大切になってきます。

腰痛になりやすくなる

体重の負荷が多いほど、腰痛になりやすいものです。立っていても座っていても、さらに寝ているときも腰にかかる負荷はイコール腰の疲れとなって、腰痛を引き起こすのです。

腰椎の周りには、守ってくれる骨がなく筋肉で支えている状態です。急激に太ると、支える筋肉が足りずに衝撃を受けやすくなるばかりか、体重という負荷が脊柱にかかってしまうのです。

まとめ

急に太る原因は多岐にわたります。女性特有の閉経や更年期は避けて通れない関門です。しかし運動やストレスの発散など、自分の意識で急な体重増加を防げるのです。

また急な体重増加はただの食べ過ぎではありません。その裏に隠された病気は、決して侮れないものばかりです。心当たりがあるものは速やかに受診してみてはいかがでしょうか?