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お尻が痒い!もしかして痔!?えっ?あれって逆効果だったの?恥ずかしがらずに病院へ!9つの原因と症状や市販薬まで完全公開!

なんだかお尻がむずむずしてしまう、痒いなんてことありませんか?お尻の痒みは様々な原因が考えられます。かぶれや痔、大腸の炎症などなど。良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になってしまうことも。なんだか恥ずかしくてお医者さんに行くのも勇気がいりますよね。けれど重大な病気の可能性なんていうこわーいことも考えられます。ここでは、お尻の痒みの原因や対処法について紹介していきます。



お尻が痒い?肛門が痒い?治らない痒み…悩んでいませんか?

お尻がむずむずしてしまう、おしりが痒いという悩み、実は意外と多いんです。掻いてしまうと傷になったり、過度に消毒してしまうと刺激になり悪化してしまったり。恥ずかしいから自己流で治そうとすると、危険な状態になってしまうことも!そんなお尻のお悩みについて、原因や対処法を紹介していきます。

日常生活で考えられる原因と症状

肛門周囲と内側の便

最も多い原因の1つが、排便のふき残しです。大便をしたあとに、全部出し切ったつもりでも、肛門周囲や内側に便が残っていることがあります。この残ってしまった便が、痒みを引き起こしてしまうのです。お尻に痒みやむずむず感を感じてしまったら、もしかしたら排便のふき残しかもしれません。

汗・下着による刺激

お尻の痒みの原因として、汗や下着による刺激が考えられます。日本は高温多湿と言われており、汗をかきやすく、汗をかいてもかわきにくい環境です。特に夏は汗を非常にかきやすく、蒸れやすい状態になります。

汗の量が増えると、汗腺という汗の通り道がつまってしまい、汗がうまく体の外に出ることができなくなってしまいます。それにより、その周辺が炎症を起こしかゆくなることがあります。特に、お尻のような陰部はさらに蒸れやすい場所です。

さらに締め付けの強い下着や吸水性の無い下着、ナプキン、おむつといった刺激が痒みを起こすことがあります。これは、汗が蒸れやすい環境になるということプラスかぶれてしまうことが原因です。さらに、洗剤や石鹸、お薬などの刺激によるかぶれもあるので注意です。

掻きすぎ&乾燥

おしりが痒くなったり違和感を感じたりしたとき、我慢できなくて掻いてしまうのは大変危険です。手にはいろんなウイルスがついています。その手でお尻をさわってしまうのは、より不衛生な状態にしてしまいます。手でなければいいわけではなく、タオルやトイレットペーパーでごしごいふいてしまうのも危険です。

さらに、お尻を掻いてしまうと、皮膚が乾燥しよりかぶれてしまいます。かぶれはより痒みを引き起こし、刺激をあたえてしまいます。小さな痒みの間違ったケアがだんだん大きな傷になってしまうこともあるので、注意しましょう。

病気から考えられる原因と症状

腸の炎症

■潰瘍性大腸炎

直腸から大腸までの粘膜に炎症が起こってしまう腸の炎症です。原因ははっきりと特定されておらず、近年患者さんが増加している傾向があると言われています。症状としては、血が付いた大便が出たり、下血や下痢、腹痛の症状が続いたりしまいます。

このような症状は、おしりの痒みへとつながります。大量の下痢は肛門を痛めてしまいます。さらに、便のふき残しをしてしまう可能性も高くなります。

■虚血性大腸炎

こちらも原因は不明ですが、腸の粘膜が壊死のような状態に陥ってしまい、大腸が炎症を起こしてしまいます。さらに、若年層の発症も珍しくない病であり、突然腹痛や下痢、下血がおこります。

潰瘍性大腸炎と同様に、この症状はおしりの痒みへとつながっていきます。原因がわからないため、不安を感じた場合はすぐに病院へ行きましょう。

痔核(いぼ痔)、痔ろう(穴痔)

■痔核(いぼ痔)

痔核はいぼ痔ともよばれ、肛門の外や直腸~肛門までの中にいぼが出来ます。これは、便秘や下痢による排便時の「いきみ」が原因です。このいきみにより、肛門の血流が悪くなってしまいます。それにより静脈や毛細血管の一部がうっ血しこぶ状に腫れてしまいます。これがいぼです。

痔核は出血や痛みが出ることが主な症状です。まれに、痛みは出ないけれども、肛門付近を触ってみると、いぼが出ているのを発見することがあります。長時間のドライブやデスクワークといった長時間同じ姿勢をとることや、食生活・生活習慣の乱れにより、痔核になってしまうことがあります。

ひどくなってしまうと、痒みや違和感だけではなく、排便時に必ず痛みを感じたり、常に痛みを感じてしまったりする場合があります。手術が必要な場合もあるので、痔を軽く見てはいけません。

■痔ろう(穴痔)

痔ろうは穴痔と呼ばれており、その名の通り肛門に小さな穴が空いてしまう状態です。痔ろうは肛門と直腸の境目にある肛門小窩から細菌が侵入しおこります。これにより、肛門周囲に膿瘍が形成されてしまいます。

肛門周囲の皮膚に膿が出されたあとに、ろう孔という穴があいてしまいます。この膿がたまっている腫瘍により、穴があいてしまい腫れや痛みが出ます。さらに腫れにより膿が出ることがあります。

蟯虫(ぎょうちゅう)

蟯虫検査という検査を一度は経験したことはありませんか?これは、フィルムを肛門にはり検査しました。最近この検査はなくなる傾向にありますが、子どもに多い病気です。子どもは指しゃぶりなどで感染してしまうことがあります。まれに大人に感染することもあります。

この蟯虫は蟯虫の卵を口に入れることで感染します。おもちゃや食器などから感染することもあるので注意です。蟯虫の卵は肛門付近にうみつけられ、成虫になり夜になると肛門付近に移動することで痒みがでます。夜になるとおしりのあたりが痒くなることがあれば、要注意です。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は、皮膚がかぶれてしまう状態です。肛門のかぶれの原因として考えられるのは、生理中のナプキンやおりものシート、下着、市販薬、トイレットペーパーの摩擦などが考えられます。痒みでウェットティッシュでごしごしふいてもかぶれはひどくなってしまいます。

外陰膣カンジダ症、カンジダ性膣炎

外陰膣カンジダ症やカンジダ性膣炎は、カンジダ菌という細菌によっておこる膣の炎症です。

このカンジダ菌は実は日常にひそんでおり、体に常駐しているとも言われています。ですが、免疫力の低下や体力・抵抗力が落ちてしまったとき、増殖してしまうことがあります。

腟カンジダとは、カンジダ菌という真菌によって起こる腟炎です。 カンジダ菌は、健康な人の皮膚や粘膜にも常在し、何らかの要因によって腟内のカンジダ菌が異常増殖すると、腟カンジダを発症する疾患です。また、腟カンジダは治癒しても、ホルモンバランスの変化や免疫力の低下などの要因によりカンジダ菌が異常増殖すると、再発してしまいます。

このカンジダは、妊娠中や過度の疲労を感じている女性に多く起こりやすいです。膣や性器のあたりが赤くはれてしまったり、痒みがでたります。さらに、おりものの異常が発見されます。このおりものは、チーズやヨーグルトのような、どろっとした臭いを発します。

膣だけではなく、性器周辺に痒みや腫れが広がることもあります。お尻の痒みなのに実は膣カンジダだった!ということも考えられるので注意しましょう。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルス(HPV)に感染することでおこります。このヒトパピローマウィルスは子宮頸がんの原因としても知られています。主に性行為で感染し、性器や肛門付近に薄いピンク色のイボができます。

このイボにより、痒みや痛みを生じてしまうことがあります。ひどくなると、性器や肛門付近がびっしり埋め尽くされてしまうこともあります。同性同士の性交渉でも起こりますので、病院へ行く際は同時にHIV感染の検査を行うこともおすすめします。

お尻&肛門の痒みを日常生活で予防しよう

排便後はやさしくお尻を拭き、清潔にしよう

おしりが不潔だと疾患の原因となります。洗浄機能付便座を使用するなどおしりを清潔に保つようにしましょう。お年寄りや赤ちゃんのおむつかぶれを予防するには、こまめにおむつを交換することが大切です。また、衣類は通気性、吸水性の良い綿のものにして、汗をかかないような室温・湿度に調整してあげましょう。

排便後は、便をしっかりと拭きとる必要があります。しかし、やみくもに拭いていては摩擦によって肛門が傷ついてしまいます。優しく、ていねいに押さえるようにお尻を拭きましょう。

よく便が毛に付着してかゆくなるという場合は、お尻用のウェットティッシュなどで拭くといいでしょう。また、排便の際には内側に便が残らないように、意識して最後まで便を出し切りましょう。

ゆっくりと入浴して肛門の血行を促進させる

おしりを冷やさないようにしましょう:冷やすことで血行が悪くなります。毎日の入浴でおしりの血行がよくなります。長時間同じ姿勢をとらないようにしましょう:立ちっぱなしや座りっぱなしはおしりの血行が悪くなり、痔の原因・症状の悪化につながります。

痔の大きな原因は、肛門の血行不良です。38~40℃くらいのお湯にゆっくりつかったり、シャワーでお尻を温めることで、血行を良くしましょう。また、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしの仕事の人は、時折軽く伸びをしたり、膝を曲げ伸ばしして血行を良くするように心がけましょう。

かぶれの原因となる物質を避ける

かぶれの原因となる物質として考えられるのは、ナプキンやおりものシートです。女性は、おりものが出てしまったときに使用しがちですが、逆にそれでかぶれてしまいおりものがひどくなってしまうこともあります。

さらに、食生活においてもアルコールや刺激物は控えましょう。食生活でかぶれを助長してしまうことがあります。アルコールや辛い物で肛門が腫れて便秘や下痢になってしまうことがあります。食生活から変えていくことで、かぶれの原因をさけることができます。

かぶれ・痒みの対処法

原因を除去する

特定のボディソープや下着、ナプキン、洗剤でかぶれてしまうときは、さけて使用しましょう。その成分や素材により、かぶれを起こしてしまっている場合があります。軽いアレルギー反応を起こしてしまっている場合も考えられるので、注意しましょう。

掻いたりこすったりしない

お尻がむずむずし痒みがでてしまうと、掻いたりこすったりしてしまいたくなると思います。しかし、そんな時に掻いたりこすったりしてはいけません。かぶれがひどくなったり、傷がついてしまったりすることがあるからです。

さらに、清潔にしようと思いすぎるあまり、ボディーソープや石鹸で必要以上に洗ってしまうことがあります。これも逆効果で界面活性剤成分が入っているソープは大変刺激が強いです。

肛門や性器周辺はデリケートな部分なので、デリケートゾーン専用のソープや、ノンアルコール・無香料の刺激が少ないものを選びましょう。一番いいのは、お湯で洗うことです。お湯でこすらずに優しく洗うだけで清潔な状態を保つことはできます。

市販の軟膏やクリームを塗ろう

デリケートゾーン専用の軟膏やクリームが発売されています。塗るタイプだけではなく、服薬する場合もあります。薬剤師さんなどに相談しながら購入しましょう。お湯で洗ってよく乾かし、清潔な状態で薬を塗りましょう。

ですが、市販の薬が合わない場合や、薬を塗ったことによりかぶれてしまったり傷がひどくなってしまったりすることがあります。病院へ行けるときは最初に病院へ行きましょう。薬を買ってもよくならない場合は、絶対に病院へ行くことをおすすめします。

確実に治すには皮膚科を受診しよう

下着をこまめに変えたり、清潔な状態を保ったり、市販薬を塗ったりしてもお尻の痒みが続くときは、病院へいきましょう。かぶれが原因だけではなく、痔・カンジダなど別の病気の可能性も考えられます。その際、泌尿器科・肛門科・皮膚科・婦人科を受診してみましょう。自分だけではなく、パートナーとともに診察してもらうことをおすすめします。

そのつらい痒み…市販の薬を紹介!

オシリア

お尻の痒みや痛みに効果的です。適量をとり、肛門部に1日3回まで塗布できます。べたつきが少なくしつこい痒みを抑えてくれます。

デリケアエムズ

男性向けのデリケートゾーン専用の薬です。特に夏場、汗でむれて痒みが出る箇所におすすめです。クールな爽快感が気持ちいい商品です。

メンソレータムリシーナ

女性のデリケートゾーンにおすすめの軟膏です。痔や痒みにたいして、しっかりおさえてくれます。さらに薬が下着についても水で落としやすい成分が嬉しいです。

まとめ

いかがでしたか?ここでは、お尻の痒みの原因や対処法について紹介していきました。お尻の痒みは誰かに相談するのは恥ずかしいと我慢してしまう方も多いようです。かぶれや痔など様々な原因が考えられますが、別の大きな病気の可能性も考えられます。

排便時などに、もしお尻の痒みを感じてしまったら、清潔な状態を保ち病院へ行きましょう。放っておくと、排便時だけではなく、日常生活に支障が出てしまったり、手術が必要になってしまったりする場合もあるので、注意しましょう。