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舌から出血!口内炎や歯磨きでもあるの?赤ちゃんも注意が必要!止血などの3つの治療方法や4つの病気を紹介!

口の中の頬を噛んだり、舌を噛んだりしたことは良くあると思います。少しだけ噛んで出血もわずかなら心配になりませんが、深く切ってしまった時は、治るのも大変時間がかかり口内炎などを併発してし、ご飯もとれないこともあります。また噛んでいないのに舌に出血がある時は、深刻な疾患になっていることもあります。ここでは舌の出血について、原因や症状や疾患、治療法と対策などを中心にご紹介していきます。



舌が出血した時に多い5つの理由は?

舌から突然血がでてきたら、大抵の人は驚いてしまいますよね。舌から出血するような場合は、簡単に治ってしまうものがほとんどですが、中には重要な疾患が隠れていたりして、侮れない場合もあります。舌が出血するような時は、どのような場合で出血するのでしょう?ご紹介していきます。

1.食事中などに自分で舌を噛んでしまった

食事中に自分で誤って舌を噛んでしまうことは、大抵の方が経験されていると思います。食事中は、口の中に食べ物が混在していて、噛み砕いている間にふいに食べ物と誤って噛んでしまいます。特に多いのが、お肉などを食べている時です。

舌をざっくり噛んでしまう場合もあり、油断しているととても痛い思いをしてしまいます。合わせて内側の頬も噛んだりして、思いもよらないほど出血することがありますよね。大抵は疲れやビタミンB群の不足などや、寝不足などになると、内側の頬の肉がたるんでくることで食事中の噛み砕く時に邪魔になり、噛んで出血しまうことが多いようです。

2.口内炎

口の中はいつも同じ状態ではありません。ストレスがかかるとそれによって、変な癖がでて歯をゴリゴリとこすり合わせたりしたり、緊張していると口の中が乾いて内側の頬の形が多少変化してきます。

同じように咀嚼を行っていても、つい舌も噛んでしまうことがあるでしょう。

また歯磨きをしている時に、自然とハブラシの毛が舌にあたって、舌の両端が赤くなって、ひどくなると口内炎を起こしたりします。これも大抵は疲れやストレス、ビタミンB群の不足によるもので、飲み薬を飲むと口内炎は次第によくなってきます。または、アフタゾロンという口内炎を治療する軟膏を塗って、ガーゼで押さえてやるという方法もあります。

あとは飲み物で火傷をした際にも、ひどければ口内炎になってしまい、その舌がすり合わさることで出血することもあります。

3.どこかに強くぶつけて舌から出血した

勢いよく走っていたり、スポーツをしている最中に、もみ合って相手のひじが口にあたったりして、舌を強くぶつけて切ってしまうことがあります。格闘技や激しいスポーツでは日常茶飯事なのかもしれません。こう言う時は、勢いがついていますから、深く舌を噛み切ってしまうこともあります。

あらかじめ舌を噛み切ってしまう恐れのあるスポーツは、最初からマウスピースをしてからしますよね。舌の裏側にはたくさんのふとい神経や血管が集中しています。これが切れたら、痛みがひどくて食事もできなくなる可能性もありますから、注意しましょう。

万が一切ってしまったら、出血の状態を確認して、可能な限り清潔なガーゼかティッシュを重ねて厚くして指でしっかり押さえ、止まるまで動かさないようにして止血を行って下さい。ティッシュの場合はくっつきやすいので、できるならガーゼが適切です。5分以上たってもじわじわと血液が流れ出るようでしたら、病院にいって診察してもらうほうが良いでしょう。

4.赤ちゃんや子供が泣きながら舌から出血

可愛い赤ちゃんや小さなお子さんは、自分の舌から出血するとは思ってもいないので、血を見るだけで大泣きしてしまう場合があります。赤ちゃんは歯が生え始めたころ授乳中に、舌を巻き込んであやまって噛んでしまうこともあるようです。はいはいやタッチが始まると、ますます不用意に口をぶつけて、切ってしまうことがあります。

さらに小さなお子さんになると、目を離しているうちに何をしているかわからない状態になりますから、舌を切ってしまうことも多々あると思います。その時に赤ちゃんや小さな子供さんは、泣いてしまって益々血が止まらなくなったりします。

ですが、健康な人なら出血した所を押さえていたりすれば、ほとんどは数分で出血がとまりますので、お母さんは先ず落ち着いてお子さんをなだめてあげて下さいね。

5.知らない間に舌にできる血豆

舌の裏や両サイドに、知らない間に違和感を感じて、舌でそっと触って見ると大きなマメの様なものができていることがあります。これはかなり大きくて、舌で触っても分かるほどです。

そして鏡で舌の状態を見ると、大きなぷくっとした血豆ができていて、見た目が少しグロテスクですし、その大きさにびっくりされることもしばしばあるでしょう。

いつの間にかできているこの血豆は「血腫」と呼ばれるものです。「血腫」については後ほど詳しくご説明します。

舌から出血する時に考えられる4つの疾患

1.血腫

血腫というのは、舌の表面に血豆のような大きな血を含んだ水泡の様なものができている状態を言います。プクッと丸みを帯びた水泡の中に、黒っぽい血が入っているのが特徴で、一見すると舌にこんな大きな血豆ができたことに驚いてしまうほど目立ちます。

血腫の原因は、多くは舌が歯にあたってしまい起こりますが、はっきりした原因は分からないことが多いです。血腫は知らない間にできていますが、見た目が派手なのでつい病気かと思いがちですが、実は放っておいても翌朝には血腫が無くなっていることがありますので、あまり心配はしないでください。

血腫が治っていく経過は、血腫ができた後に水泡が潰れて自然に中の血が流れでてしまいます。水泡が破れると、皮だけになります。その後はそこがそのまま治癒することもありますが、口内炎になることもありさまざまです。多くはこの様な経過をたどり、数日で自然治癒していきます。

こういった経過をたどらない上に、いつまでも治癒しない場合は、違う疾患も考えられますので、病院で診察を受けて下さい。口腔外科や内科、なければ皮膚科でもかまいません。

2.舌癌

舌に出血する場合に注意しなくてはいけないのが、舌癌です。舌癌は舌の中央や先端にできることは非常にまれで、舌の側縁によくおこります。周辺に比べて真っ白で白斑状の病変を伴うことが多く、見た目にも深刻な病気ではないかと思う症状です。

小さかったりすると見落とすこともあり、出血をして口の中を除いてみたら、潰瘍や切れ目や裂け目もあるような場所を見つけることができます。そして持続する痛みや出血、強い口臭が見られます。こう言った症状がある場合は必ず病院で精査をしてもらってください。

舌癌は、口腔内の癌の約90%を占めていて、男女比でいうと男性の方が女性の2倍多くみられます。後発年齢は、50歳代後半ですが中には20~30代の方にもみうけられます。舌癌は飲酒・喫煙など科学的な成分が長期に刺激を起こすことで起こったり、歯並びが悪くて常に舌に歯が当たる機械的な刺激なども原因になるようですが、はっきりした原因は明らかになっていません。

舌癌は早い段階から頸部リンパ節に転移して、たちまち全身に癌が回ってしまうタイプもありますので、怪しいと思ったら、ためらわず精査をしてください。

3.白血病

白血病の場合、全身が出血傾向になるので、舌や歯茎からもわずかなことで出血してなかなか止まらなくなるのが特徴です。舌から出血したからすぐに白血病ということではなく、他に以下の様な症状も伴います。

●出血傾向(血が止まりにくい、発熱や貧血)

●動悸や息切れがしてめまいもする

●全身倦怠感、体重減少、腹部膨満感、寝汗

●リンパ節の腫れ、腹部の腫れ

●骨や関節の痛み

●吐き気や嘔吐

この様な症状に当てはまる場合は、すぐに病院にいって血液検査などをして診察する必要があります。舌が出血すると言うことは、手足などもぶつけただけであざができていたり、歯磨きの時にいつも出血することもありますので全身の不調がどんなものがあるのかも(自覚症状)調べて、診察に臨まれるとなおよいでしょう。

白血病は急性の場合は症状もはっきりでて分かり易いのですが、慢性の場合は上記のような症状が全てはきり自覚できるものではありません。慢性白血病はむしろ体重減少や全身倦怠感、腹部膨満感の症状がほとんどです。その後急性白血病化してきて症状もはっきり表れると言われています。

小児の白血病の場合も同じ症状が現れます。子供は自覚症状を訴えることがあまりないので、高熱がなかなか下がりにくい子だったり、転んで出血するといつも数分たってもまだだらだら出血しているなどの症状があれば、小児科を受診してみてください。

4.血管腫

血管腫というのは、血管に似た細胞が増殖してしまう良性腫瘍をいいます。症状は全身にできるタイプなどさまざまな場所や姿で現れます。なかでも舌が出血しているようにみえるタイプは、口腔内に血管腫ができるもので、頬粘膜や口唇、舌、皮膚などに血管腫があらわれます。

口腔内に発生するものは、淡青色から暗紫色の色で表面に腫瘤状で認められる事が多いです。血豆のように出血するというより、腫瘍がそのままずっと腫瘍が残っていることで鑑別はできます。

小さい腫瘍は経過観察をされる場合もあります。大きいものはレーザーなどで切除する方法や、凍結外科療法、組織硬化剤療法などで切除する方法もあります。

舌に出血がある時の3つの治療法と対策

1.噛んだ部分を押して止血する

舌に出血がある場合は、たいてい噛んだときだと思います。噛んだ場所が少しで、出血も少ない場合は、押さえることで止血されます。特に口腔内を噛んだ場合は、止血の仕方でその後の治癒する期間が変わってきたりしますから、できるだけ早く適切な止血を行ってください。

2.ひどい時はガーゼなどで圧迫して止血

ぐさっと噛んでしまい、皮膚に隆起ができるほど噛んでしまった場合は、出血している部分を、できるだけ綺麗なガーゼで(どうしてもなければティッシュを重ねて小さくたたみそれで押さえて下さい。)しっかり押さえます。もう止まったかな?と思って様子を見るために押さえている手をすぐはずしてしまっては、止血になりません。

押さえてから少なくとも3分程度は押さえて下さい。そうすると正常な方は止血できています。押さえる事で、皮膚の隆起を少しでも抑えることができ、その後また同じ所を噛んだりしないようになります。

口内炎を繰り返すのは、噛んで荒れた皮膚の所をまた噛んでしまうことで繰り返すことがありますから、こう言った止血方法を試して下さい。

3.それでも止まらない時は病院へ!

上記のような止血を試みても、出血が止まらない場合は他の病気も考えられます。止血したまま病院にいってみてもらうようにして下さい。

止血が終わったとしても、押さえていた場所から汗がふきでるように、血がゆっくりながれでるようでしがら、出血傾向の疑いもあります。そう言った場合は、症状を言って必ず診察してもらうようにして下さい。

舌から出血したら、何かにかかるべき?

何科にかかったらいいの?

舌が出血した場合は、多くは自分で止血すれば治ります。しかし止血しても止まらない場合は、心配ですので血が止まらない原因を調べるために病院で診察を受けましょう。その際、単に口腔内が傷ついた時は、歯科か口腔外科へ、癌や腫瘍がある場合は内科、口腔外科で診察してもらうと良いでしょう。

まとめ

舌が出血するという場面は、日常でよくあるのですっかり安心してしまうものですが、意外にも深刻な病気が隠されていることがあります。どれも見逃してしまうと治療がおくれてしまいますので、口の中で異物感のあるできものがある時は、必ず鏡でどうなっているのか観察して下さい。

形態や止血までの時間なども、診察の時に役立つ情報になりますので、ご自分で観察する癖もつけておくとよいでしょう。子供の場合は、とりわけ白血病が心配になります。若い人の癌の中では白血病はまだまだ上位をしめる癌になります。

小児の白血病の発症率は、年間10万人あたり3人程度と言われています。小児の場合は大人が症状をいち早く見つけることで、早期発見になりますので、日ごろから注意して見守ってあげたいですね。